落合駅 (北海道)
落合駅 | |
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駅舎(2017年8月) | |
おちあい Ochiai | |
◄T36 幾寅 (9.4 km) | |
所在地 | 北海道空知郡南富良野町字落合 |
駅番号 | ○T37 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■根室本線 |
キロ程 | 108.2 km(滝川起点) |
電報略号 | オチ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
5人/日(降車客含まず) -2015年- |
開業年月日 | 1901年(明治34年)9月3日 |
廃止年月日 | 2024年(令和6年)4月1日 |
備考 |
無人駅 路線廃止に伴う廃駅 |
落合駅 | |
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おちあい Ochiai | |
(16.8 km) 新内► | |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 根室本線(旧線) |
廃止年月日 | 1966年(昭和41年)10月1日 |
備考 | 線路付け替えにより廃止。 |
落合駅(おちあいえき)は、北海道空知郡南富良野町字落合にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線の駅(廃駅)である。駅番号はT37。電報略号はオチ。事務管理コードは▲110408[1]。
歴史
[編集]1966年までは根室本線が現在の新狩勝トンネル経由ではなく、狩勝トンネル経由の急勾配ルートだったため、狩勝峠を越えるために機関車をこの駅に配置していた[2]。旧線時代新得駅との間には狩勝信号場と新内駅があった。
年表
[編集]- 1901年(明治34年)9月3日:北海道官設鉄道十勝線旭川 - 当駅間開通に伴い、同線の終着駅として開業[3]。一般駅。落合機関庫設置[3]。
- 1905年(明治38年)4月1日:官設鉄道に移管[3]。
- 1907年(明治40年)9月8日:当駅 - 帯広間開通により途中駅となる[3]。
- 1913年(大正2年)
- 1919年(大正8年)5月1日:当駅含む山部駅 - 新得駅間の管轄を旭川管轄から釧路管轄とする[5]。
- 1921年(大正10年)8月5日:線路名称変更により、根室本線の駅となる[4]。
- 1923年(大正12年)4月1日:当駅含む山部駅 - 新得駅間の管轄を釧路管轄から再び旭川管轄とする[5]。
- 1946年(昭和21年)3月31日:跨線橋を復元[6]。
- 1949年(昭和24年)12月1日:当駅含む布部駅 - 新得駅間の管轄を旭川鉄道管理局管轄から再び釧路鉄道管理局管轄とする[5]。
- 1966年(昭和41年)
- 1967年(昭和42年)3月20日:構内に跨線人道橋設置[6]。
- 1982年(昭和57年)11月15日:貨物・荷物扱い廃止[7]。
- 1986年(昭和61年)4月1日:無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる。
- 1994年(平成6年)4月1日:釧路支社と本社鉄道事業本部の境界を布部駅の富良野駅方(施設キロ 61km 000 m地点)から上落合信号場手前(施設キロ114 km 700 m地点)に変更し、当駅の管轄を本社鉄道事業本部に移管[8]。
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)3月28日:前年の台風の影響による列車代行バスの運行形態を変更。東鹿越駅 - 新得駅間の運行が基本とされ、十勝方面への往来が可能になる[JR北 2]。
- 2024年(令和6年)4月1日:富良野駅 - 新得駅間の廃止に伴い廃駅[9][JR北 3]。
駅名の由来
[編集]和名であり、空知川本流(シーソラプチ川)とルウオマンソラプチ川が同地で合流することに由来する[10][11]。なお、この地名は駅名が初出であり、のちに市街地名、原野名、広域地区名として使われるようになった[11]。
なお、シーソラプチ、ルウオマンソラプチそれぞれのアイヌ語での原義は、「シソラㇷ゚チ(si-sorapchi)」(本流の・空知川)、「ルオマンソラㇷ゚チ(ru-oman-sorapchi)」(道が・〔奥の方へ〕行っている〔=交通路である〕・空知川)である[12]。
接続
[編集]- 1922年(大正11年)8月:トマム森林鉄道開設[13]。当駅に隣接して貯木場設置[13]。最長時23キロ[14]
- 1928年(昭和3年):落合森林軌道開設[13]。最長時(1930年)24キロ[14]。トマム森林鉄道廃止[13]。
- 1929年(昭和4年):落合森林軌道に機関車が導入されて落合森林鉄道となる[15]。
- 1943年(昭和18年):落合森林鉄道廃止[13][注釈 1]。
駅構造
[編集]廃止時点では島式ホームと単式ホーム2面3線のホーム及び木造駅舎を持つ地上駅であった。2016年3月25日までは午後に滝川駅・富良野駅と当駅を結ぶ折り返し列車があった。富良野駅管理の無人駅で、木造駅舎が残っていた。ホーム間の移動は跨線橋で連絡していた。廃止直前のホームや線路は手入れがされていなかった。
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改修前の駅舎と跨線橋 (2011年8月)
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待合室(2012年10月)
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不通前のホーム(2012年10月)
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停車中の列車代行バス(2017年8月)
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不通後のホーム(2022年6月)
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下のとおりであった。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
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年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1992年(平成 | 4年)(13.0) | [16] | 1日平均乗降客数26人 | ||
2012年(平成24年) | 4 | [JR北 4] | 以下、1日平均はJR北海道の同年の特定の平日の調査日の数値 | ||
2013年(平成25年) | 5 | ||||
2014年(平成26年) | 4 | ||||
2015年(平成27年) | 5 | 4.5 | |||
2016年(平成28年) | - | 同年度から東鹿越 - 新得間被災によりバス代行。データなし。 | |||
2017年(平成29年) | - | [JR北 5] | |||
2018年(平成30年) | - | [JR北 6] | |||
2019年(令和元年) | - | [JR北 7] | |||
2020年(令和 | 2年)- | [JR北 8] | |||
2021年(令和 | 3年)- | [JR北 9] | |||
2022年(令和 | 4年)- | [JR北 10] | |||
2023年(令和 | 5年)- | [JR北 11] |
駅周辺
[編集]小市街地になっている。
- 北海道道1117号落合停車場線
- 国道38号
- 富良野警察署落合駐在所
- 落合郵便局
- 南富良野町立落合小学校
- 南富良野町立落合中学校
- 占冠村営バス「落合駅前」・南富良野町営バス「落合多目的センター」・南富良野町営循環バス「落合診療所前」
- ノースライナー「落合」停留所(国道38号沿い)
隣の駅
[編集]- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■根室本線
- 上落合信号場 - 新得駅間は、石勝線開通後は石勝線との重複区間であったため、根室本線廃止後も石勝線単独区間として供用。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 『北海道の文化 74』では1945年(昭和20年)となっているが、ここでは営林署の記述に従う。
出典
[編集]- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、232頁。doi:10.11501/1873236 。2023年7月21日閲覧。
- ^ 『北海道630駅』1993年6月 小学館発行 P110,111。
- ^ a b c d e 『北海道鉄道百年史 下巻』1981年3月 日本国有鉄道北海道総局 編集・発行。第5編資料/1年表。
- ^ a b c d 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 I』1998年10月JTB発行、P248。
- ^ a b c 『釧路鉄道管理局史』日本国有鉄道釧路鉄道管理局、1972年10月14日、25頁。doi:10.11501/12757877。
- ^ a b 『釧路鉄道管理局史』1972年10月発行
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』1998年JTB発行、P876。
- ^ 『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』北海道旅客鉄道株式会社釧路支社、2001年12月25日、129頁。
- ^ 『北海道旅客鉄道株式会社の鉄道事業の一部を廃止する届出及び本届出に係る公衆の利便の確保に関する意見の聴取について』(PDF)(プレスリリース)国土交通省北海道運輸局、2023年3月31日。オリジナルの2023年3月31日時点におけるアーカイブ 。2023年3月31日閲覧。
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、121頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ a b “アイヌ語地名リスト エン~オニシ P21-30P” (PDF). アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2014年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月20日閲覧。
- ^ 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 別巻〉、2018年11月30日。ISBN 978-4-88323-114-0。
- ^ a b c d e 『旭川営林局史 第一巻』 1960年(昭和35年)12月 旭川営林局発行、L.管内地方機関/15.幾寅営林署。
- ^ a b 河野哲也「北海道の森林鉄道,殖民軌道」『鉄道ピクトリアル』No.733
- ^ 『北海道の文化 74』2002年(平成14年)3月 北海道文化財保護協会発行、P10。
- ^ 宮脇俊三、原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、111頁。ISBN 4-09-395401-1。
JR北海道
[編集]- ^ 『一連の台風による石勝線・根室線の災害復旧の状況について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2016年10月13日。オリジナルの2018年9月5日時点におけるアーカイブ 。2018年9月5日閲覧。
- ^ “根室線 東鹿越駅〜新得駅間 バス代行輸送の実施について” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2017年3月22日). 2017年5月16日閲覧。 代行バス運行中のダイヤ掲載あり
- ^ 『根室線(富良野・新得間)の鉄道事業廃止届の提出について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2023年3月31日。オリジナルの2023年3月31日時点におけるアーカイブ 。2023年3月31日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員(2016)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道株式会社. p. 2 (2017年12月8日). 2018年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月17日閲覧。
- ^ “根室線(富良野・新得間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2018年7月2日). 2018年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月18日閲覧。
- ^ “根室線(富良野・新得間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “根室線(富良野・新得間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人未満の線区(「赤色」「茶色」5線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月4日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月9日閲覧。
関連項目
[編集]- 日本の鉄道駅一覧
- メリクリ - BoAの2004年のヒット曲。この駅でプロモーションビデオのロケを行った。
外部リンク
[編集]- 落合|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company