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音別駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
音別駅
駅舎(2018年9月)
おんべつ
Ombetsu
K42 厚内[* 1] (15.0 km)
(16.0 km) [* 2]白糠 K47
地図
所在地 北海道釧路市音別町本町1丁目
北緯42度53分20.59秒 東経143度55分54.36秒 / 北緯42.8890528度 東経143.9317667度 / 42.8890528; 143.9317667座標: 北緯42度53分20.59秒 東経143度55分54.36秒 / 北緯42.8890528度 東経143.9317667度 / 42.8890528; 143.9317667
駅番号 K45
所属事業者
所属路線 根室本線
キロ程 128.8 km(新得起点)
電報略号 オン←ヲン
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
39人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1903年明治36年)3月1日[1]
備考 無人駅[JR 1][JR 2][新聞 1]
  1. ^ この間に直別信号場(新得起点121.0 km)、尺別信号場(同起点125.0 km)が存在。
  2. ^ この間に古瀬信号場有り(当駅から9.7 km先)。
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音別駅(おんべつえき)は、北海道釧路市音別町本町(もとまち)1丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)根室本線である。電報略号オン事務管理コードは▲110430[2]駅番号K45

歴史

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1977年の音別駅と周囲約750m範囲。右が根室方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

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所在地名(旧町名)より。アイヌ語の「オムペッ[注釈 1]」(川尻・塞がる・川)に由来するとされる[7]

駅構造

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2面2線の相対式ホームを有する地上駅。ホーム同士は、中央の構内踏切で結ばれている。上下線ともに駅舎側の本線である1番線を使用し、行き違いがある場合のみ副本線の2番線を使用する。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1・2 根室本線 下り 釧路方面
上り 帯広新得方面

かつて停車した夜行特急「まりも」が廃止されたため、現在は普通列車のみ停車する。当駅始発の釧路行きが3本、釧路発当駅止まりが2本設定されている。

貨物駅

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2019年に取り扱いを終了したJR貨物の駅は旅客駅南側にあり、1面1線のコンテナホーム(全長約200メートル)がある。荷役線のほか1本の側線もある。荷役線・側線の両端は本線から分岐しているが、着発線にはなっていない。

当駅はコンテナ貨物の取扱駅で、12フィートコンテナのみを取り扱っていた。専用線はなく、主に大塚製薬工場釧路工場から出荷される清涼飲料水を取り扱っていた[6]

廃止直前まで、1日2回の貨物列車入換作業が行われていたが、出荷量が2012年度から半減していたことから、2019年3月16日ダイヤ改正において貨物取り扱いが廃止された。しかし釧路市はJR貨物に対して再開を求めて協議する方針で、JR貨物側も廃止届の提出を当面見合わせている[6]

利用状況

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旅客

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「釧路市統計書」によると、近年の年間乗車人員の推移は下記のとおりである。

年度 乗車人員
(百人)
乗車人員
(一日平均)
出典
普通 定期
2006年(平成18年) 108 342 123 [8]
2007年(平成19年) 89 265 97
2008年(平成20年) 93 254 95
2009年(平成21年) 84 223 84
2010年(平成22年) 77 229 84
2011年(平成23年) 83 200 77 [9]
2012年(平成24年) 68 183 69 [10]
2013年(平成25年) 62 131 53
2014年(平成26年) 46 149 53
2015年(平成27年) 45 117 44
2016年(平成28年) 36 105 39
2017年(平成29年) 43 85 35 [11]
2018年(平成30年) 40 98 38 [12]
2019年(令和元年) 37 106 39 [13]

貨物

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「釧路市統計書」によると、近年の貨物発着の推移は下記のとおりである。

年度 年間貨物トン数 出典
発送 到着
2006年(平成18年) 21,606 8,270 [8]
2007年(平成19年) 25,013 9,800
2008年(平成20年) 22,651 9,055
2009年(平成21年) 19,310 8,630
2010年(平成22年) 23,165 8,910
2011年(平成23年) 28,407 9,725 [9]
2012年(平成24年) 30,457 9,210 [10]
2013年(平成25年) 29,434 9,551
2014年(平成26年) 24,577 9,182
2015年(平成27年) 22,030 10,495
2016年(平成28年) 16,634 9,270
2017年(平成29年) 18,081 7,885 [11]
2018年(平成30年) 14,806 4,760 [12]

駅周辺

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隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
根室本線
厚内駅 (K42) - (直別信号場) - (尺別信号場) - 音別駅 (K45) - *波若信号場 - (古瀬信号場) - 白糠駅 (K47)
*:打消線は廃止信号場(波若信号場廃止時点では古瀬信号場が未開業)

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、880頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、233頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ 音別町史 昭和60年12月発行 p.737。
  4. ^ a b 音別町史 p.706。
  5. ^ 藤島, 茂「JR北海道における130km/h高速化」『鉄道と電気技術』第8巻第4号、日本鉄道電気技術協会、1997年3月、68-71頁、doi:10.11501/3314045ISSN 0915-9231 
  6. ^ a b c 石川孝織 (2019-06). “2019年3月改正で廃止された根室本線尺別駅と直別駅”. 鉄道ピクトリアル (株式会社電気車研究会(鉄道図書刊行会)) 69 (6(通巻960)): pp.122-124. ISSN 0040-4047. 
  7. ^ アイヌ語地名リスト オニシベキタ”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室. pp. 31 - 40 (2007年). 2017年10月19日閲覧。
  8. ^ a b 平成23年釧路市統計書” (PDF). 釧路市. p. 125 (2011年). 2018年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月30日閲覧。
  9. ^ a b 第10編 運輸・通信・電気・ガス・水道” (PDF). 平成28年釧路市統計書. 釧路市. p. 113 (2016年). 2018年2月9日閲覧。
  10. ^ a b 第10編 運輸・通信・電気・ガス・水道” (PDF). 平成29年釧路市統計書. 釧路市. p. 115 (2017年). 2018年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月30日閲覧。
  11. ^ a b 第10編 運輸・通信・電気・ガス・水道” (PDF). 平成30年釧路市統計書. 釧路市. p. 115 (2018年). 2019年4月22日閲覧。
  12. ^ a b 第10編 運輸・通信・電気・ガス・水道” (PDF). 令和元年釧路市統計書. 釧路市. p. 115 (2019年). 2020年4月19日閲覧。
  13. ^ 第10編 運輸・通信・電気・ガス・水道” (PDF). 令和2年釧路市統計書. 釧路市. p. 115 (2020年). 2021年4月28日閲覧。

JR北海道

[編集]
  1. ^ a b 来春のダイヤ見直しについて』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2020年12月9日。オリジナルの2020年12月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201209060401/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20201209_KO_kaisei.pdf2020年12月9日閲覧 
  2. ^ a b 2021年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2020年12月18日。オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201218050637/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20201218_KO_Daikai.pdf2020年12月18日閲覧 
  3. ^ ツインクル旅行券取扱箇所の拡大についてお知らせ” (PDF). 旅行センターの閉店に伴う各種取扱いについて. 北海道旅客鉄道 (2021年1月25日). 2021年1月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月5日閲覧。

新聞記事

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  1. ^ a b “音別駅「駅員さん、ありがとう」 13日から無人化”. 北海道新聞. (2021年3月12日). オリジナルの2021年3月12日時点におけるアーカイブ。. https://archive.ph/mm0iG 2021年3月12日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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