浜釧路駅
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浜釧路駅* | |
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はまくしろ Hamakushiro | |
◄釧路 (3.8 km) | |
所在地 |
北海道釧路市黒金町(初代)[1] 釧路市幸町[1]4丁目(2代目) |
所属事業者 | 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所属路線 | 根室本線貨物支線 |
キロ程 | 3.8 km(釧路起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1917年(大正8年)12月1日[1] |
廃止年月日 | 1989年(平成元年)8月1日[1] |
備考 | 釧路 - 浜釧路間の廃止に伴う廃駅 |
* 釧路駅移転に伴い旧駅の跡地に開業。1962年に移転。 |
浜釧路駅(はまくしろえき)は、かつて北海道釧路市幸町4丁目[2]にあった日本貨物鉄道(JR貨物)根室本線支線上に存在した貨物駅である。1989年(平成元年)8月1日に廃止された[1]。事務管理コードは▲110471[2]。
歴史
[編集]年表
[編集]- 1901年(明治34年)7月20日:北海道官設鉄道釧路線の釧路駅(初代)として開業(一般駅)[1][3][4]。
- 1905年(明治38年)4月1日:北海道官設鉄道が、逓信省鉄道作業局に移管。
- 1917年(大正6年)12月1日:鉄道院釧路本線(→根室本線)釧路駅 - 浜厚岸駅間延伸に伴い次のように変更[5][3][4]。
- 釧路駅(初代)を現在駅(営業キロベースで大楽毛駅から5.8M≒9.3 km)に移転し、旅客・手荷物・小荷物を移管。
- 当駅は一般大貨物のみ扱いとし、浜釧路駅(初代)となる。営業キロ上は釧路起点1.1M(≒1.8 km)。客貨車区などは当駅に残存。
- 1942年(昭和17年)4月1日:小荷物(特別扱雑誌)の扱いを開始[6]。
- 1954年(昭和29年)9月1日:小荷物(特別扱雑誌)の扱いを廃止[6]。
- 1959年(昭和34年)10月26日:釧路客貨車区が当駅から宝町に移転[1]。
- 1962年(昭和37年)10月15日:当駅が黒金町から幸町の釧路川沿いに移転し浜釧路駅(2代目)となる[1][4]。移転後の釧路駅 - 当駅間の営業キロは3.8km[4]。旧駅には釧路工場(釧路車両所→釧路運輸車両所の前身のひとつ)の機能が残存。
- 1965年(昭和40年)10月1日:コンテナ貨物取扱い開始。
- 1974年(昭和49年)10月1日:小荷物扱い開始[6]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:小荷物扱い廃止[6]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、日本貨物鉄道(JR貨物)に継承[6]。
- 1989年(平成元年)8月1日:新富士駅(現・釧路貨物駅)に機能を移転、貨物支線と当駅を廃止[1][4]。
駅名の由来
[編集]駅跡
[編集]初代駅
[編集]現在の幸町6 - 12丁目に相当し、釧路車両所の撤退後に釧路市こども科学館などの敷地に転用された。釧路プリンスホテル西側に記念碑が立っている。
二代目駅跡
[編集]北海道立釧路芸術館となっている。
隣の駅
[編集]- 日本国有鉄道
- 根室本線(貨物支線)
- 釧路駅 - 浜釧路駅
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i 釧路市地域史研究会 『釧路市統合年表:釧路市・阿寒町・音別町合併1周年記念』 釧路市 、2006年10月。
- ^ a b 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、234頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ a b c 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日。ASIN B000J9RBUY。
- ^ a b c d e 宮脇俊三、原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日。ISBN 4-09-395401-1。
- ^ 内閣印刷局, ed (1917-11-27). “鉄道院告示 第84号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (1596) .
- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、885頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
参考文献
[編集]- 今尾恵介 編『日本鉄道旅行地図帳1号「北海道」』新潮社、2008年。ISBN 978-4-10-790019-7。
- 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』JTB、1998年。ISBN 4-533-02980-9。