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「上磯駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 07:26時点における版

上磯駅
南口(2019年4月)
かみいそ
Kamiiso
sh08 清川口 (1.2 km)
(8.8 km) 茂辺地 sh06
地図
所在地 北海道北斗市飯生2丁目7番6号[1][2][3]
北緯41度49分11.5秒 東経140度38分29.8秒 / 北緯41.819861度 東経140.641611度 / 41.819861; 140.641611 (上磯駅)
駅番号 sh07
所属事業者 道南いさりび鉄道
所属路線 道南いさりび鉄道線
キロ程 8.8 km(五稜郭起点)
電報略号 イソ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面3線[1][2]
開業年月日 1913年大正2年)9月15日[4][5][1][3]
備考 無人駅(自動券売機 有)
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北口(2019年4月)

上磯駅(かみいそえき)は、北海道北斗市飯生(いなり)2丁目7番6号[1][2][3]にある道南いさりび鉄道線電報略号イソ。駅番号はsh07

旧・上磯町(現在は北斗市の一部)の代表駅であり、道南いさりび鉄道線の中間の主要駅でもある。同線を走る定期旅客列車の約半数は、上磯駅を函館駅からの終着駅あるいは函館駅への始発駅としている[6]日本国有鉄道(国鉄)時代には急行えさし」「松前」の停車駅だった。北海道旅客鉄道(JR北海道)時代にも津軽海峡線快速海峡」が停車していた。

歴史

1976年昭和51年)の上磯駅と日本セメント上磯工場(当時)及び専用電気鉄道(鉱山鉄道)、周囲約1.5km範囲。左が江差方面。右手に当駅があり、当駅から左へ直進するのは工場へ向かう専用線。本線は工場を大きく迂回してループを描いて江差へ向かう。元々江差線の母体となった上磯線は、この1892年明治25年)に操業を開始したセメント工場の物資輸送を大きな目的として敷かれた[7]。このため構内は最初は駅舎前の単式ホームと工場用の留置線群だけであり、後に木古内まで延長することになって駅裏側の島式ホームが設置されたためにこの様な形になった。
専用線は海側の旧出荷場を通り抜けて北へ90°曲がって新出荷場へ向かっている。工場からは左上へ2つの原料鉱山、峩朗石灰石採掘場及び万太郎沢粘土採掘場に向けて、本線の下を潜って電気鉄道が敷かれている。写真左上で少しずつ2手に分かれているが、左へ向かうのが万太郎沢線、右が峩朗線。この内峩朗線は左手に並走するコンベアに1973年(昭和48年)から主力の座を奪われ、補助的な運用になっている。工場から海側へ突き出しているのは1970年(昭和45年)に新設されたタンカー積出用ドルフィンへのコンベア。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

アイヌ語の「カマ・イソ」(波をかぶる岩)に由来するという説と、北海道ではかつて西側のことを上と呼び、当地が函館市から見て西側(=上)の海岸(=磯)であることに由来するという説がある[1]

駅構造

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を持つ地上駅で、橋上駅舎を備える。なお、1番のりばは折り返し専用の行き止まり式のホームとなっており、このホームのみ非電化である。

JR時代は五稜郭駅の管理下にあり、ジェイ・アールはこだて開発が業務を受託する業務委託駅だったが、早朝・夜間は駅員が不在であった。みどりの窓口(営業時間7時45分 - 17時35分)、自動券売機が設置されていた。なお、道南いさりび鉄道への移管後は無人駅となるが、同社仕様の自動券売機が設置される[12]

かつては、駅の西側にある日本セメント(現・太平洋セメント)上磯工場への専用鉄道があったが、1985年(昭和60年)3月頃に廃止された。また、上磯工場と峩朗鉱山石灰石鉱山)及び万太郎採掘場(粘土採掘場)を結ぶ鉱山鉄道もあったが、1989年(平成元年)に廃止された。これらの鉄道についての詳細は日本セメント上磯鉄道を参照。

のりば
のりば 路線 方向 行先 備考
1 道南いさりび鉄道線 下り 函館方面 当駅始発
2 上り 木古内方面
3 下り 函館方面

駅周辺

北斗市役所を含む北斗市中心部は、東へ1駅隣の清川口駅が最寄り駅である。

隣の駅

道南いさりび鉄道
道南いさりび鉄道線[注釈 1]
茂辺地駅 (sh06) - (矢不来信号場) - 上磯駅 (sh07) - 清川口駅 (sh08)

脚注

注釈

  1. ^ 下り順・駅ナンバリング順に記載。道南いさりび鉄道線の旅客列車は全て函館駅発着であるが、JR北海道函館本線でなく道南いさりび鉄道線としては清川口方の五稜郭駅が起点である。

出典

報道発表資料

  1. ^ "平成14年12月ダイヤ改正について" (Press release). 北海道旅客鉄道. 20 September 2002. 2002年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2002年10月10日閲覧 {{cite press release2}}: 不明な引数|deadlinkdate=は無視されます。 (説明)
  2. ^ "連結子会社2社の合併に関するお知らせ" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 28 February 2014. 2014年8月26日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2014年8月26日閲覧 {{cite press release2}}: 不明な引数|deadlinkdate=は無視されます。 (説明)
  3. ^ "平成28年3月ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 18 December 2015. 2015年12月18日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2015年12月18日閲覧 {{cite press release2}}: 不明な引数|deadlinkdate=は無視されます。 (説明)
  4. ^ "2016年3月ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道. 18 December 2015. 2015年12月18日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2015年12月18日閲覧 {{cite press release2}}: 不明な引数|deadlinkdate=は無視されます。 (説明)
  5. ^ "道南いさりび鉄道の開業日について" (PDF) (Press release). 道南いさりび鉄道. 16 September 2015. 2015年9月22日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2015年9月22日閲覧 {{cite press release2}}: 不明な引数|deadlinkdate=は無視されます。 (説明)
  6. ^ "鉄道事業許可申請について" (PDF) (Press release). 道南いさりび鉄道. 27 March 2015. 2015年4月2日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2015年3月30日閲覧 {{cite press release2}}: 不明な引数|deadlinkdate=は無視されます。 (説明)

新聞記事

  1. ^ “夏まつりでマチ活性化*あすから、上磯*特産品直売やゲーム”. 北海道新聞(フォト海道) (北海道新聞社). (2003年8月13日). オリジナルの2016年5月31日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160531034831/http://photodb.hokkaido-np.co.jp/detail/0090306289 2016年5月31日閲覧。 
  2. ^ “<道南ファイル>駅前活性化の一助に商工信組支店が移転”. 北海道新聞(フォト海道) (北海道新聞社). (2003年4月9日). オリジナルの2016年5月31日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160531035440/http://photodb.hokkaido-np.co.jp/detail/0090219909 2016年5月31日閲覧。 
  3. ^ “商店街通に新築移転*上磯駅前のスーパーとうかい*あす開店*地域密着を強化”. 北海道新聞(フォト海道) (北海道新聞社). (2010年10月19日). オリジナルの2016年5月31日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160531035838/http://photodb.hokkaido-np.co.jp/detail/0020534646 2016年5月31日閲覧。 

参考文献

書籍

関連項目

外部リンク