「上磯駅」の版間の差分
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2020年2月15日 (土) 07:26時点における版
上磯駅 | |
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南口(2019年4月) | |
かみいそ Kamiiso | |
◄sh08 清川口 (1.2 km) (8.8 km) 茂辺地 sh06► | |
所在地 | 北海道北斗市飯生2丁目7番6号[1][2][3] |
駅番号 | ●sh07 |
所属事業者 | 道南いさりび鉄道 |
所属路線 | ■道南いさりび鉄道線 |
キロ程 | 8.8 km(五稜郭起点) |
電報略号 | イソ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面3線[1][2] |
開業年月日 | 1913年(大正2年)9月15日[4][5][1][3] |
備考 | 無人駅(自動券売機 有) |
上磯駅(かみいそえき)は、北海道北斗市飯生(いなり)2丁目7番6号[1][2][3]にある道南いさりび鉄道線の駅。電報略号はイソ。駅番号はsh07。
旧・上磯町(現在は北斗市の一部)の代表駅であり、道南いさりび鉄道線の中間の主要駅でもある。同線を走る定期旅客列車の約半数は、上磯駅を函館駅からの終着駅あるいは函館駅への始発駅としている[6]。日本国有鉄道(国鉄)時代には急行「えさし」「松前」の停車駅だった。北海道旅客鉄道(JR北海道)時代にも津軽海峡線の快速「海峡」が停車していた。
歴史
- 1913年(大正2年)9月15日:国有鉄道上磯軽便線の五稜郭駅 - 当駅間開通に伴い[8]、同線の駅として開業[4][5][1][3]。一般駅。
- 1915年(大正4年)4月6日:北海道セメント工場(現在の太平洋セメント)への専用線使用開始[9]。
- 1922年(大正11年)9月2日:上磯軽便線が上磯線に改称。
- 1928年(昭和3年)頃:木古内駅までの延伸第1期工事に伴い、構内を拡張。
- 1930年(昭和5年)10月25日:上磯線の当駅 - 木古内駅間延伸開業に伴い[8]、新ホーム使用開始。
- 1936年(昭和11年)11月10日:上磯線が江差線に改称[8]。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に移管。
- 1960年(昭和35年)10月1日:準急「えさし」の停車駅となる[8][10]。
- 1980年(昭和55年)10月1日:急行「えさし」「松前」廃止に伴い、優等列車の停車がなくなる[10]。
- 1981年(昭和56年)5月28日:専用線発着を除く車扱貨物の取扱を終了。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取扱を終了。
- 1985年(昭和60年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)に承継。当駅を含む江差線の五稜郭駅 - 木古内駅間が自動閉塞化(CTC化)。
- 1988年(昭和63年)3月13日:海峡線(津軽海峡線)開業に伴い[11]、当駅を含む江差線の五稜郭駅 - 木古内駅間が電化(交流20,000V・50Hz)。快速「海峡」の停車駅となる。
- この開業に伴い、貨物列車の待避などを考慮して駅構内の有効長を拡大(構内の待避線を延伸)するなどの工事が実施される。これによって、当駅開設以来の旧1番ホーム、専用線ヤードが撤去されたほか、駅舎が改築されて橋上駅となる。
- 1998年(平成10年)4月1日:業務委託駅となる[1]。
- 2002年(平成14年)12月1日:快速「海峡」廃止に伴い、定期列車は普通列車のみの停車駅となる[報道 1]。
- 2014年(平成26年)10月1日:業務委託先のジェイ・アールはこだて開発が北海道キヨスクに吸収合併され、法人格消滅[報道 2]。
- 2016年(平成28年)3月26日:北海道新幹線新青森駅 - 新函館北斗駅間開通に伴い[報道 3][報道 4]、当駅を含む江差線の五稜郭駅 - 木古内駅間がJR北海道から経営分離され、道南いさりび鉄道に移管[報道 5]。江差線は「道南いさりび鉄道線」に改称され[報道 6]、当駅はこれに合わせて無人駅となる[12]。
駅名の由来
アイヌ語の「カマ・イソ」(波をかぶる岩)に由来するという説と、北海道ではかつて西側のことを上と呼び、当地が函館市から見て西側(=上)の海岸(=磯)であることに由来するという説がある[1]。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を持つ地上駅で、橋上駅舎を備える。なお、1番のりばは折り返し専用の行き止まり式のホームとなっており、このホームのみ非電化である。
JR時代は五稜郭駅の管理下にあり、ジェイ・アールはこだて開発が業務を受託する業務委託駅だったが、早朝・夜間は駅員が不在であった。みどりの窓口(営業時間7時45分 - 17時35分)、自動券売機が設置されていた。なお、道南いさりび鉄道への移管後は無人駅となるが、同社仕様の自動券売機が設置される[12]。
かつては、駅の西側にある日本セメント(現・太平洋セメント)上磯工場への専用鉄道があったが、1985年(昭和60年)3月頃に廃止された。また、上磯工場と峩朗鉱山(石灰石鉱山)及び万太郎採掘場(粘土採掘場)を結ぶ鉱山鉄道もあったが、1989年(平成元年)に廃止された。これらの鉄道についての詳細は日本セメント上磯鉄道を参照。
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | ■道南いさりび鉄道線 | 下り | 函館方面 | 当駅始発 |
2 | 上り | 木古内方面 | ||
3 | 下り | 函館方面 |
-
南口(JR時代、2014年9月)
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駅舎外観(2019年4月)
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跨線橋(2018年6月)
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待合室(2018年6月)
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ホーム(2018年6月)
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1番線駅名標(2018年6月)
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2・3番線駅名標(2018年6月)
駅周辺
北斗市役所を含む北斗市中心部は、東へ1駅隣の清川口駅が最寄り駅である。
- 北海道道530号上磯停車場線
- 国道228号
- 函館中央警察署北斗交番
- 北斗郵便局
- 道南うみ街信用金庫北斗支店
- 新函館農業協同組合(JA新はこだて)上磯支店
- 上磯郡漁業協同組合上磯支所、上磯漁港、貝鮮焼 北斗フィッシャリー[13]
- 北斗市商業活性化センターエイド'03[2][新聞 1]
- 函館商工信用組合北斗支店(エイド'03内、2003年(平成15年)4月7日開店)[新聞 2]
- 太平洋セメント上磯工場
- 函館バス「上磯駅前通」停留所(国道228号線沿い)[2]
- 函館バス「上磯駅前」停留所(商店街通り沿い)[2]
- ハセガワストア上磯店[14]
- スーパーとうかい北斗店(2011年(平成23年)10月20日開店)[新聞 3]
- ラッキーピエロ北斗飯生店[15]
隣の駅
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h 『さよなら江差線』 155頁
- ^ a b c d e f 『上磯駅』 道南いさりび鉄道
- ^ a b c d 『上磯駅バリアフリー情報』 JR北海道
- ^ a b 『日本鉄道旅行地図帳―全線・全駅・全廃線―』1号・北海道 26頁
- ^ a b 『写真で見る北海道の鉄道』 上巻 国鉄・JR線 311頁
- ^ 道南いさりび鉄道 時刻表(2019年7月14日閲覧)。
- ^ 『上磯町史』下巻 20頁
- ^ a b c d 『写真で見る北海道の鉄道』 上巻 国鉄・JR線 158-159頁
- ^ 『地方鐵道及軌道一覽』
- ^ a b 『日本鉄道旅行歴史地図帳 全線全駅全優等列車』1号・北海道 35-36頁
- ^ 『写真で見る北海道の鉄道』 上巻 国鉄・JR線 164-165頁
- ^ a b “道南いさりび鉄道 ご利用者説明会” (PDF). 道南いさりび鉄道 (2016年1月). 2016年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月26日閲覧。
- ^ イベント情報 7/14(日)北斗フィッシャリー感謝祭北斗市観光協会(2019年7月14日閲覧)。
- ^ ハセガワストア 店舗案内(2019年7月14日閲覧)。
- ^ ラッキーピエロ 店舗紹介(2019年7月14日閲覧)。
報道発表資料
- ^ "平成14年12月ダイヤ改正について" (Press release). 北海道旅客鉄道. 20 September 2002. 2002年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2002年10月10日閲覧。
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は無視されます。 (説明) - ^ "道南いさりび鉄道の開業日について" (PDF) (Press release). 道南いさりび鉄道. 16 September 2015. 2015年9月22日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2015年9月22日閲覧。
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は無視されます。 (説明) - ^ "鉄道事業許可申請について" (PDF) (Press release). 道南いさりび鉄道. 27 March 2015. 2015年4月2日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2015年3月30日閲覧。
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新聞記事
- ^ “夏まつりでマチ活性化*あすから、上磯*特産品直売やゲーム”. 北海道新聞(フォト海道) (北海道新聞社). (2003年8月13日). オリジナルの2016年5月31日時点におけるアーカイブ。 2016年5月31日閲覧。
- ^ “<道南ファイル>駅前活性化の一助に商工信組支店が移転”. 北海道新聞(フォト海道) (北海道新聞社). (2003年4月9日). オリジナルの2016年5月31日時点におけるアーカイブ。 2016年5月31日閲覧。
- ^ “商店街通に新築移転*上磯駅前のスーパーとうかい*あす開店*地域密着を強化”. 北海道新聞(フォト海道) (北海道新聞社). (2010年10月19日). オリジナルの2016年5月31日時点におけるアーカイブ。 2016年5月31日閲覧。
参考文献
書籍
- 田中和夫(監修)『写真で見る北海道の鉄道』 上巻 国鉄・JR線、北海道新聞社(編集)、2002年7月15日、158-159,164-165,311頁頁。ISBN 978-4-89453-220-5。ISBN 4-89453-220-4。
- 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳―全線・全駅・全廃線―』 1号・北海道、新潮社、2008年5月17日、26頁。ISBN 978-4-10-790019-7。ISBN 4-10-790019-3。
- 今尾恵介・原武史(監修) 著、日本鉄道旅行地図帳編集部(編集) 編『日本鉄道旅行歴史地図帳 全線全駅全優等列車』 1号・北海道、新潮社〈新潮「旅」ムック〉、2010年5月18日、35-36頁。ISBN 978-4-10-790035-7。ISBN 4-10-790035-5。
- さよなら江差線編集委員会(編集) 編『さよなら江差線』北海道新聞社、2014年6月21日、155頁。ISBN 978-4-89453-743-9。
- 鐵道省監督局(編)『地方鐵道及軌道一覽』鐵道同志會、1932年12月。
- 上磯町『上磯町史』 下巻、上磯町、1997年3月、20頁。
関連項目
外部リンク
- “上磯駅”. 道南いさりび鉄道. 2016年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月5日閲覧。
- “上磯駅バリアフリー情報(JR北海道時代)”. 北海道旅客鉄道. 2015年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月3日閲覧。