「富士根駅」の版間の差分
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|画像説明 = 駅舎(2018年4月) |
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|よみがな = ふじね |
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|ローマ字 = Fujine |
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2020年2月15日 (土) 08:26時点における版
富士根駅 | |
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駅舎(2018年4月) | |
ふじね Fujine | |
◄CC03 入山瀬 (2.4 km) (1.3 km) 源道寺 CC05► | |
所在地 | 静岡県富士市天間782 |
駅番号 | CC 04 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | 身延線 |
キロ程 | 8.0 km(富士起点) |
電報略号 | フネ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
448人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1913年(大正2年)7月20日 |
備考 | 駅員無配置駅 |
富士根駅(ふじねえき)は、静岡県富士市天間にある、東海旅客鉄道(JR東海)身延線の駅である。駅番号はCC04。
概要
富士根駅は富士市の天間地区に位置し、1日あたり約400人の乗車客がある無人駅である。1913年(大正2年)に私鉄の富士身延鉄道によって開設されたが、国有化・国鉄の分割民営化を経て1987年(昭和62年)よりJR東海の運営になっている。JR移行後身延線では特急「ふじかわ」が運行されているが、当駅は普通列車のみの停車駅であり特急は通過している。
駅の近くを富士市と富士宮市の境界線が通っている。駅名にある「富士根」は富士市側ではなく、この境界線を越えた富士宮市側にある地域名である。
歴史
現在のJR身延線を建設した富士身延鉄道が、1913年(大正2年)に最初の区間となる富士駅 - 大宮町駅(現・富士宮駅)間を開業させた際、その中間駅の一つとして富士根駅は新設された。
富士身延鉄道の当初の計画では、富士郡富士根村(現・富士宮市富士根地区)の小泉字笠井田に駅を設置する予定であった。だが勾配が険しく工事が困難という理由で、富士身延鉄道は駅の開設地を隣の鷹岡村(現・富士市)天間に変更する。これを知った富士根村側では富士身延鉄道に当初の計画に戻すように要求し、その結果、所在地は鷹岡村だが駅名は「富士根」とする妥協案に1913年3月に変更された。
年表
- 1913年(大正2年)7月20日:富士身延鉄道の駅として開業。旅客・貨物営業を開始[1]。
- 1927年(昭和2年)6月20日:富士 - 身延間の電化に伴い、駅構内を電化。
- 1938年(昭和13年)10月1日:富士身延鉄道を国が借り上げ、国有鉄道身延線となる[2]。
- 1941年(昭和16年)
- 1980年(昭和55年)10月1日:専用線発着の車扱貨物の取扱を廃止し、貨物営業を終了[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東海が継承[1]。
- 1998年(平成10年):無人駅となる。
- 2010年(平成22年)3月13日:ICカードTOICAの利用が可能となる。
-
旧駅舎(2006年3月)
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅である。線路はほぼ南東から北西に走っており、ホームの南側は下り列車が使用する1番線、北側は上り列車が使用する2番線である。
1番線の南側から駅の入山瀬方にかけて側線が1線あり、保線車両用の車庫がこの側線上に設置されている。
駅舎は1番線の南西側に開設されている。開業当初からの木造平屋建て瓦葺での駅舎であり、待合所部分の天井が高いのが特徴である。かつては駅員が配置されていたが1998年(平成10年)に無人駅となり、駅舎内にあった窓口は壁で覆われている。当駅には自動券売機などは設置されていないため、当駅で切符を購入することはできない。駅の管理は、管理駅の富士宮駅が担当している[3]。
かつては当駅でも貨物営業を行っていたが、1980年(昭和55年)に廃止されている。「昭和45年版専用線一覧表」[4]によれば、東洋インキ製造(現・トーヨーカラー)が保有する全長約1kmの専用線が駅に接続していた。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 身延線 | 下り | 身延・甲府方面[注釈 1] |
2 | 上り | 富士方面[注釈 1] |
利用状況
「静岡県統計年鑑」及び「富士市統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1993年 | 780 |
1994年 | 757 |
1995年 | 754 |
1996年 | 728 |
1997年 | 679 |
1998年 | 625 |
1999年 | 508 |
2000年 | 489 |
2001年 | 不明 |
2002年 | 〃 |
2003年 | 〃 |
2004年 | 〃 |
2005年 | 428 |
2006年 | 419 |
2007年 | 433 |
2008年 | 444 |
2009年 | 413 |
2010年 | 409 |
2011年 | 393 |
2012年 | 397 |
2013年 | 427 |
2014年 | 427 |
2015年 | 424 |
2016年 | 443 |
2017年 | 448 |
駅周辺
住宅地・工場などが多くにぎやかな市街地に位置する駅。富士宮市との境界に近い。駅の近くでは南東から、潤井川、県道176号、身延線、県道414号(旧国道139号)がほぼ並行する形で走っており、駅前と県道176号とを県道397号が結んでいる。県道176号は駅の北西側で進路を変え、身延線を渡ってから駅の北約800mの権現交差点で県道414号に接することとなる。
駅の付近には丸富製紙富士根工場、王子特殊紙東海工場富士宮製造所、トーヨーカラー富士製造所など製紙会社を中心に工場が多く立地する他、富士市立天間小学校、富士市天間公民館、富士根郵便局などがある。
隣の駅
脚注
注釈
出典
参考文献
- 森信勝 『静岡県鉄道興亡史』 静岡新聞社、1997年