入山瀬駅
入山瀬駅 | |
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駅舎(2018年4月) | |
いりやませ Iriyamase | |
◄CC02 竪堀 (2.8 km) (2.4 km) 富士根 CC04► | |
所在地 | 静岡県富士市鷹岡本町1-1 |
駅番号 | CC 03 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | ■身延線 |
キロ程 | 5.6 km(富士起点) |
電報略号 | イリ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
798人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1913年(大正2年)7月20日 |
備考 |
入山瀬駅(いりやませえき)は、静岡県富士市鷹岡本町にある、東海旅客鉄道(JR東海)身延線の駅である。駅番号はCC03。
概要
[編集]入山瀬駅は富士市の鷹岡地区(旧・鷹岡町)に位置し、1日当たり約700人の乗車客がある有人駅である。普通列車のみの停車駅であり、身延線で運行される特急「ふじかわ」は通過する。
1913年(大正2年)の開設当初は私鉄富士身延鉄道が運営していた。その後同鉄道の国有化を経て、1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化によりJR東海に移管された。
歴史
[編集]- 1913年(大正2年)7月20日:富士 - 大宮町(現・富士宮駅)間開通時に、富士身延鉄道の駅として開設[1][2]。旅客・貨物取扱開始[2]。
- 1927年(昭和2年)6月20日:富士 - 身延間電化に伴い、駅構内を電化[3]。
- 1938年(昭和13年)10月1日:富士身延鉄道を国が借上げ。同鉄道線は鉄道省身延線となる[1]。
- 1941年(昭和16年)5月1日:富士身延鉄道が正式に国有化[1]。
- 1972年(昭和47年)9月20日:貨物取扱廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる[2]。
- 2010年(平成22年)3月13日:ICカード「TOICA」の利用が可能となる[4]。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地上駅である。ホーム南側が1番線、北側が2番線であり、1番線を下り列車、2番線を上り列車が使用している。
木造平屋建ての駅舎は構内南側にあり、内部には自動券売機やJR全線きっぷうりばがある。ホームと駅舎間の移動用に、ホーム竪堀側の端から駅舎まで屋根の無い跨線橋が設置されている。JR東海交通事業の係員が業務を行う業務委託駅であるが、日中のみの係員配置であり夜間は無人駅となっている。駅の管理は管理駅の富士宮駅が担当している[5]。
かつては当駅でも貨物取扱を行っていたが、1972年(昭和47年)に廃止されている。「昭和45年版専用線一覧表」[6]によれば、富士加工製紙(王子特殊紙の前身)や鉄工所の専用線が駅に接続していた。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 身延線 | 下り | 身延・甲府方面[注釈 1] |
2 | 上り | 富士方面[注釈 1] |
-
改札口(2022年9月)
-
ホーム(2022年9月)
-
跨線橋(2022年9月)
利用状況
[編集]「富士市統計書」「静岡県統計年鑑」によると、2021年度(令和3年度)の1日平均乗車人員は798人である[7][8]。
1993年度(平成5年度)以降の推移は以下の通り。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
1993年(平成 | 5年)1,108 | [8] |
1994年(平成 | 6年)1,068 | |
1995年(平成 | 7年)1,001 | |
1996年(平成 | 8年)955 | |
1997年(平成 | 9年)884 | |
1998年(平成10年) | 847 | |
1999年(平成11年) | 816 | |
2000年(平成12年) | 788 | |
2001年(平成13年) | 762 | |
2002年(平成14年) | 767 | |
2003年(平成15年) | 786 | |
2004年(平成16年) | 735 | |
2005年(平成17年) | 714 | |
2006年(平成18年) | 754 | |
2007年(平成19年) | 727 | |
2008年(平成20年) | 695 | |
2009年(平成21年) | 691 | |
2010年(平成22年) | 655 | |
2011年(平成23年) | 619 | |
2012年(平成24年) | 636 | |
2013年(平成25年) | 707 | |
2014年(平成26年) | 750 | |
2015年(平成27年) | 786 | [9][8] |
2016年(平成28年) | 831 | |
2017年(平成29年) | 925 | [7][8] |
2018年(平成30年) | 941 | |
2019年(令和元年) | 964 | |
2020年(令和 | 2年)767 | |
2021年(令和 | 3年)798 |
駅周辺
[編集]駅前には駅前広場が整備されている。駅周辺には、王子製紙グループ王子特殊紙等の製紙工場が多数ある。
駅南側に隣接する入山瀬公園にはD51形蒸気機関車(D51 943)が静態保存されているほか、オハ35形客車(オハ35 441)が内部を改装され富士市立図書館の「でごいち文庫」として使用されている。
- 王子特殊紙東海工場第一製造所
- 日本フイルコン 静岡事業所
- 静岡県中央自動車学校
- 富士市立鷹岡小学校
- 静岡県道414号富士富士宮線(旧・国道139号)
バス路線
[編集]「鷹岡保育園入口」停留所にて、富士急静岡バスが運行する路線バスが発着する。
- 富士駅
- 曽比奈
- ふじやまくすの木学園前
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 1』 JTB、1998年
- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、88頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「飯田線・身延線・小海線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第3号、朝日新聞出版、2009年7月26日、22頁。
- ^ 『平成22年3月 TOICAがますます便利になります!!』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2009年12月21日。オリジナルの2020年12月19日時点におけるアーカイブ 。2020年12月19日閲覧。
- ^ 東海旅客鉄道 『東海旅客鉄道20年史』 東海旅客鉄道、2007年
- ^ 『トワイライトゾーンMANUAL 12』 ネコ・パブリッシング、2003年
- ^ a b “運輸・通信” (PDF). 富士市統計書令和4年(2022年)版. 富士市. p. 142 (2023年6月15日). 2024年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月21日閲覧。
- ^ a b c d “6.鉄道運輸状況(JR)” (xls). 長期時系列【統計年鑑編】(県・市町村の変遷~商業). 静岡県. 2024年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月21日閲覧。
- ^ “運輸・通信” (PDF). 富士市統計書令和2年(2020年)版. 富士市. p. 159 (2021年6月). 2024年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月21日閲覧。