「母恋駅」の版間の差分
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|画像説明= 駅舎(2011年8月) |
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|ローマ字= Bokoi |
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2020年2月15日 (土) 09:12時点における版
母恋駅 | |
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駅舎(2011年8月) | |
ぼこい Bokoi | |
◄M34 御崎 (1.7 km) (1.1 km) 室蘭 M36► | |
所在地 | 北海道室蘭市母恋北町一丁目 |
駅番号 | ○M35 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■室蘭本線 |
キロ程 | 5.9 km(東室蘭起点) |
電報略号 | ホコ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1935年(昭和10年)12月29日 |
備考 | 簡易委託駅 |
母恋駅(ぼこいえき)は北海道室蘭市母恋北町1丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線の駅である。駅番号はM35。電報略号はホコ。
歴史
昭和9年に住民から簡易駅開設の請願が出された[1]。
年表
- 1935年(昭和10年)12月29日:鉄道省の駅として開業。旅客・手荷物取扱い[2]の簡易駅でガソリンカーのみ停車[3]。
- 1940年(昭和15年)6月10日:旅客駅に昇格[3]。荷物取扱い[2]。
- 1980年(昭和55年)5月15日:荷物取扱い廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)4月1日:簡易委託駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承[2]。
- 1999年(平成11年):委託業務開始。
駅名の由来
所在地名より。知里真志保による説ではアイヌ語の「ポクセイオイ(poksey-o-i)」(ホッキ貝・群生する・ところ)が略された「ポコイ(pok-o-i)」に由来するとされる[4]。
このほか、アイヌ語の「ポクオイ(pok-o-i)」(陰になる所)に由来するという説もある[4]。この場合、当地全体が沢であったため付けられたとする[5][6]。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する複線区間の地上駅。転轍機を持たない棒線駅となっている。互いのホームは両ホーム東側を結んだ跨線橋で連絡している[7]。
東室蘭駅管理の簡易委託駅(駅舎内で発券)となっている。毎年5月に「母の日記念乗車券」(東室蘭ゆき。同駅でも発売)を、「母恋駅記念入場券」(硬券)を通年発売している。職員配置時代から「母の日記念入場券」が5月に発売されていたが、1984年に簡易委託化された際、当時簡易委託駅では入場券を発売しない原則があったことから「母の日記念乗車券」を代替発行した[注釈 1][8]。その後、「観光旅行記念」として前述の入場券が通年発売されるようになった(発売開始時期不明)。改札業務は行っていない。開業時からの駅舎[5]が利用されており、構内の南側(室蘭方面に向かって左側)に位置しホーム南側に接している。駅舎内にトイレを有する[5]。かつては駅舎内に売店も存在していた(1993年(平成5年)時点では営業中であった[7])。駅は地元のコミュニケーションの場として活用され、駅舎内でイベントが行われている[5]。
かつては「黒百合咲く大黒島」と記載された駅スタンプが存在したが[7]、2008年(平成20年)時点では無くなっている模様[5]。
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ホーム(2011年8月)
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跨線橋(2017年9月)
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駅名標(2017年9月)
利用状況
駅弁
主な駅弁は下記の通り[10]。
駅周辺
- 国道36号(室蘭新道) - 高架の自動車道で、駅のすぐ後方にある。
- 室蘭警察署母恋交番
- 母恋駅前郵便局
- 室蘭信用金庫母恋支店
- 日本製鋼所室蘭製作所
- 日鋼記念病院
- 日鋼記念看護学校
- 母恋マンションデパート
- アルファマート母恋店
- 沼倉商店
- 室蘭市立地球岬小学校
- 室蘭市立星蘭中学校
- 北海道福祉教育専門学校
- 地球岬
- 母恋富士
- 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター水圏ステーション室蘭臨海実験所
- 道南バス、北海道中央バス(高速むろらん号)「母恋駅前」停留所[11][12]
隣の駅
脚注
注釈
- ^ 硬券時代は室蘭ゆきだったが、2015年現在は東室蘭ゆきの大型券が発売されている。
出典
- ^ 国立公文書館 デジタルアーカイブ 「室蘭市母恋町ニ簡易停車場設置ノ件」。
- ^ a b c d 停車場変遷大事典 国鉄・JR編 JTB 1998年出版。
- ^ a b 新室蘭市史 第5巻 年表。
- ^ a b “アイヌ語地名リスト ヒラタ~ホロナ P111-120”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2018年1月3日閲覧。
- ^ a b c d e 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)130ページより。
- ^ 書籍『ミニブックシリーズ 北海道駅名』(発行出版社、発行年月日不明(1980年代))14ページより。
- ^ a b c d 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)85ページより。
- ^ 『交通公社のガイドシリーズ・405、国鉄きっぷ全ガイド』(著:近藤喜代太郎、日本交通公社出版事業局(現:JTBパブリッシング)、1987年1月発行)243ページより。出典掲載当時は室蘭生活協同組合が受託していた。その後受託者は何度か変わっている。
- ^ 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)79ページより。
- ^ 『JR時刻表』2017年3月号、交通新聞社、2017年、683頁。
- ^ “母恋駅前”. NAVITIME. 2019年10月13日閲覧。
- ^ “母恋駅前 のりば地図”. 北海道中央バス. 2019年10月13日閲覧。