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* [[1959年]](昭和34年)[[2月18日]] - 線路名称再編。京都本線の当駅 - 天神橋駅間が千里山線に、十三線が京都本線とされる<ref name=ikuta/>。
* [[1959年]](昭和34年)[[2月18日]] - 線路名称再編。京都本線の当駅 - 天神橋駅間が千里山線に、十三線が京都本線とされる<ref name=ikuta/>。
* [[1967年]](昭和42年)[[3月1日]] - 千里山線が千里線に改称される<ref name=ikuta/>。
* [[1967年]](昭和42年)[[3月1日]] - 千里山線が千里線に改称される<ref name=ikuta/>。
* [[1969年]](昭和44年)[[12月6日]] - [[大阪市高速電気軌道堺筋線|大阪市営地下鉄堺筋線]]開業に伴い、北千里駅・高槻市駅までの相互直通運転開始。
* [[1969年]](昭和44年)[[12月6日]] - [[Osaka Metro堺筋線|大阪市営地下鉄堺筋線]]開業に伴い、北千里駅・高槻市駅までの相互直通運転開始。
* [[2008年]]([[平成]]20年)9月 - 高架化工事着工。
* [[2008年]]([[平成]]20年)9月 - 高架化工事着工。
* [[2019年]](平成31年)[[3月16日]] - JR[[おおさか東線]]の[[JR淡路駅]]が開業し、乗換駅となる。
* [[2019年]](平成31年)[[3月16日]] - JR[[おおさか東線]]の[[JR淡路駅]]が開業し、乗換駅となる。

2020年3月23日 (月) 14:33時点における版

淡路駅
東口(2019年11月現在)
あわじ
Awaji
地図
所在地 大阪市東淀川区東淡路四丁目17番8号[1]
北緯34度44分19.83秒 東経135度30分59.38秒 / 北緯34.7388417度 東経135.5164944度 / 34.7388417; 135.5164944
駅番号 HK-63
所属事業者 阪急電鉄
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
(特定日)33,688人/日
-2017年-
乗降人員
-統計年次-
(通年平均)32,849人/日
-2017年-
開業年月日 1921年大正10年)4月1日
乗入路線 2 路線
所属路線 京都本線
キロ程 4.2km(十三起点)
大阪梅田から6.6 km
HK-62 崇禅寺 (1.0 km)
(2.1 km) 上新庄 HK-64
所属路線 千里線
キロ程 3.5 km(天神橋筋六丁目起点)
HK-87 柴島 (1.3 km)
(0.9 km) 下新庄 HK-88
乗換 JRおおさか東線JR淡路駅)但し阪急は乗換案内のアナウンスされていない
テンプレートを表示
東口(2007年8月3日)
東口(2007年8月3日)
西口(2007年8月3日)
西口(2007年8月3日)

淡路駅(あわじえき)は、大阪府大阪市東淀川区東淡路四丁目に所在する、阪急電鉄駅番号HK-63

通勤特急以外の全種別が停車する。当駅構内で京都本線千里線平面交差するため、両路線の乗換駅としても機能している。また、2019年3月16日には西日本旅客鉄道(JR西日本)おおさか東線が延伸開業し、JR淡路駅が設けられたことで、阪急とJR線の乗換駅にもなった。(阪急側はJR線の乗換案内アナウンスされていない)

2019年現在高架化工事中で、高架化完成後は京都本線と千里線は上下2層構造の立体交差に改良される(詳しくは後述する)[2]

歴史

駅構造

島式2面4線のホームを有する地上駅で、列車の待避が可能。京都河原町寄りの東西双方に改札口が設けられており、各ホームは地下道で連絡している。

長らくホーム・改札口間の移動には、原則として階段を昇り降りしなければならなかったが、2006年3月に地下道とホームを結ぶエレベーターが設置された。

発車案内は上り・下り共にLED式のものが設置されている。2007年9月5日に更新されたもので、それまでは反転フラップ式のものが運用されていた。また、下りホーム(4・5号線)では朝のラッシュ時発車ベルが使われており、4号線は高音タイプ、5号線は低音タイプが鳴動される。各線の起・終点駅以外で使われている唯一の駅である。

のりば

号線 路線 方向 行先
2・3 京都本線 上り[注 1] 茨木市高槻市京都河原町嵐山方面
千里線 吹田山田北千里方面
4・5 京都本線 下り[注 2] 十三大阪梅田方面
千里線 天神橋筋六丁目日本橋天下茶屋方面
備考
  • 信号機上では、外側の2号線と5号線が主本線となっている(一般的な阪急各駅とは逆の組み合わせ)。
  • 京都本線と千里線は、進行方向ごとにホームを共有している。ただし天神橋筋六丁目方より入る列車は、構造上2号線には進入できないため、原則として2号線が大阪梅田方から、3号線が天神橋筋六丁目方からの列車が入線する。
  • 1号線は欠番で、2号線の向かい(現在駅舎のある場所)にあった。古くは十三駅 - 当駅間が「十三線」と称する支線で、その頃に同線専用のホームとして存在していたが、1954年に撤去された[1]
  • 番号を修正していないのは、のりばが現行でも4つあり、案内に混乱が発生すること、平面交差(後述)による事故を防止するためとされている。1号線の廃止直後には、P-5形電車2両が事務所の代わりとして留置されていたこともある[1]

配線図

淡路駅構内配線略図
吹田北千里方面

大阪梅田十三方面
淡路駅構内配線略図
京都河原町嵐山方面
天神橋筋六丁目天下茶屋方面
凡例
出典:川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第7巻 大阪エリア - 神戸駅』ISBN 978-479420498-1 12p、
講談社、2009年

※ オーバークロスしている青線はおおさか東線


平面交差について

京都本線と千里線は、写真のように平面交差している。上下線共にホーム手前に複雑な分岐があり、駅構内では50km/h(または30km/h)以下の速度制限がかかる。当駅を唯一通過する通勤特急は、カーブが連続する上新庄駅 - 十三駅間でも特に速度を落とさなければならない場所となっており[注 3]、京都本線のダイヤ上の最大のネックでもある。

千里線の列車は、上下線共に早朝・深夜を除くほとんどの列車が京都本線の列車と到着時刻が近接している関係で、本線の列車を先に通すため、交差手前で信号待ちによる停車を余儀なくされている。

その一方で、上り同士・下り同士の普通対面接続が終日行われている。このため、本線と千里線を跨いで移動する場合、乗車駅で直通列車に乗ることができなくても当駅で容易に乗り換えることができる[注 4]。なお、駅と路線の成り立ちの関係(#歴史を参照)から、京都本線と千里線が直交するのではなく、京都本線の十三駅から千里線の北千里駅へ向かう線路と、京都本線の京都河原町駅から千里線の天神橋筋六丁目駅へ向かう線路とがそれぞれ直線的な配線となっている。

自動放送について

阪急電鉄では、通常は丸子由美(女声)が大阪梅田方面行きを、片山光男(男声)が反対の神戸三宮神戸本線)・宝塚宝塚本線)・京都河原町方面行きの自動放送を担当している。

しかし淡路駅では、ホームが狭く、また同時に入線するダイヤが多いため、外側主本線(2号線・5号線)を片山(男声)が、内側待避線(3号線・4号線)を丸子(女声)が担当している。

これは阪急で唯一の例で、従って通常とは逆方向の担当者による放送を耳にすることができる。

利用状況

2017年(平成29年)度のある特定日乗降人員33,688人である。

各年度の1日平均乗降・乗車人員数は下表の通り。

年度別1日乗降・乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 特定日 1日平均
乗車人員
出典
京都本線 千里線
乗降人員 乗車人員 乗降人員 乗車人員
1990年 30,010 14,881 19,518 9,912 28,305 [* 1]
1991年 - - 32,186
1992年 29,315 14,198 18,036 9,477 29,258 [* 2]
1993年 - - 29,171
1994年 - - 27,880
1995年 27,751 13,367 17,045 8,865 26,911 [* 3]
1996年 27,937 13,741 16,695 8,417 27,624 [* 4]
1997年 29,826 15,337 16,531 8,175 26,063 [* 5]
1998年 28,514 14,476 16,642 8,144 24,821 [* 6]
1999年 - - 24,270
2000年 26,872 13,380 15,755 7,899 22,934 [* 7]
2001年 25,400 12,652 15,631 7,724 22,436 [* 8]
2002年 24,691 12,361 14,737 7,185 21,625 [* 9]
2003年 24,330 12,160 14,299 6,886 21,369 [* 10]
2004年 23,341 11,645 12,706 5,387 20,958 [* 11]
2005年 23,705 11,794 13,796 6,624 18,973 [* 12]
2006年 22,815 11,380 13,365 6,324 19,943 [* 13]
2007年 23,558 11,718 13,542 6,381 19,927 [* 14]
2008年 22,967 11,471 13,426 6,282 20,432 [* 15]
2009年 22,270 11,029 13,191 6,031 19,036 [* 16]
2010年 22,759 11,363 12,771 5,637 18,536 [* 17]
2011年 22,768 11,362 12,647 5,508 19,060 [* 18]
2012年 21,322 10,540 11,967 5,217 18,632 [* 19]
2013年 21,152 10,453 11,597 5,011 17,800 [* 20]
2014年 21,116 10,417 11,613 4,987 17,560 [* 21]
2015年 21,722 10,850 11,889 4,999 17,500 [* 22]
2016年 21,123 10,485 11,682 4,900 17,789 [* 23]
2017年 21,652 10,822 12,036 4,994 17,448 [* 24]

駅周辺

東西共に駅前は商店街で、その周辺に住宅街が形成されている。

JRおおさか東線と京都河原町・北千里方の平面交差の北側で立体交差している。同線のJR淡路駅は北へ約300m(東淡路商店街を通過し、徒歩5分程度)の距離にある。

阪急京都線・千里線連続立体交差事業

建設中の千里線高架区間(2012年12月撮影)

京都本線の3.3km崇禅寺駅付近 - 上新庄駅付近)と千里線の3.8km(柴島駅付近 - 吹田駅付近)にわたる区間を高架化して、当駅構内の両路線の平面交差を解消すると共に、区間内の17箇所の踏切を除去する事業[4]が進められている。事業主体は大阪市で、2008年(平成20年)9月に着工。2024年度末の高架切替を予定している[5]

新駅舎は4階建てで、現在の駅より若干南東側に移動する。駅の構造は、2階が改札とコンコース、3階が上りホーム、4階が下りホームとなる[6]。これにより京都本線と千里線は立体交差化され、前述のダイヤ上のネックも解消される。両路線に加えて、当駅の北側に位置する築堤のJRおおさか東線[注 6]・同線を高架橋で跨ぐ東海道新幹線と立体交差する必要があるため、駅舎は近年に同様の構造で高架化された京急蒲田駅の24mを超える約30mの高さになる。

主たる区間において、既存の線路を仮線に移動した土地に高架線を構築するのではなく、既存線を跨ぐ構造の「直上高架方式」が採用されている[7]

またこの事業に関連して、大阪市では駅の主に東側周辺で土地区画整理事業を進めている[8]。これは駅周辺に密集した老朽木造建物や狭い道路が多く防災上問題があったため、駅の高架事業を機に周辺を区画整理し、駅前に相応しい街と道路を整備するものである。

新大阪方面との関係

大阪市の新幹線のターミナル駅である新大阪駅に乗り入れていない阪急は、当駅や神戸本線神崎川駅・十三駅から新大阪駅にアクセスする『阪急新大阪連絡線』を構想し、免許を取得していた。しかし、当駅や神崎川駅からの区間については2002年(平成14年)12月6日に免許を失効させた。

ただ、地元住民から新大阪へのアクセス改善を望む声が多かったため、阪急バスにより2006年5月から当駅と新大阪駅を結ぶコミュニティバスあいバス』を運行していたが[9]、「利用者の増加が見込めない状況にある」ことを理由として2008年3月31日で廃止された。一応補足はすると、南方駅で降り、御堂筋線に乗るという方法が当時の最短となる。

なお、前述の通り2019年3月16日にJRおおさか東線が開通し、JR淡路駅が開業したことで淡路地区から新大阪へのアクセス問題は改善された。

隣の駅

阪急電鉄
京都本線
快速特急A
大阪梅田駅 (HK-01) - 淡路駅 (HK-63) - 桂駅 (HK-81)
快速特急
十三駅 (HK-03) - 淡路駅 (HK-63) - 桂駅 (HK-81)
通勤特急
通過
特急・快速急行
十三駅 (HK-03) - 淡路駅 (HK-63) - 茨木市駅 (HK-69)
快速・準急
南方駅 (HK-61) - 淡路駅 (HK-63) - 上新庄駅 (HK-64)
普通
崇禅寺駅 (HK-62) - 淡路駅 (HK-63) - 上新庄駅 (HK-64)
千里線
準急(堺筋準急)
天神橋筋六丁目駅 (K11) - 淡路駅 (HK-63) - 上新庄駅(京都本線)(HK-64)
普通
柴島駅 (HK-87) - 淡路駅 (HK-63) - 下新庄駅 (HK-88)
  • 括弧内の英数字は駅番号を示す。
  • 春・秋の行楽シーズンには、神戸本線西宮北口駅方面からの「直通特急」も運行され、当駅に停車する。停車駅等の詳細は阪急京都本線を参照のこと。

脚注

注釈

  1. ^ 運行上は上りだが、正式には十三ならびに天神橋筋六丁目が起点である。
  2. ^ 運行上は下りだが、正式には十三ならびに天神橋筋六丁目が起点である。
  3. ^ 特に京都河原町行はダイヤの都合上、副本線の3号線(天下茶屋発北千里行普通が発車後、大阪梅田発普通が2号線で待避)を通る列車がある。
  4. ^ 例:千里線北千里駅から地下鉄天下茶屋駅へ向かう場合、大阪梅田行に乗車しても、当駅で天下茶屋行の列車に容易に乗り換えられる。
  5. ^ 国鉄EH10形電気機関車61号機が静態保存されている。EH10形の保存機としては唯一である。
  6. ^ 城東貨物線として開通した当初より築堤であり、現在は京都線・千里線ともにおおさか東線の下を通っている。

出典

  1. ^ a b c 『阪急ステーション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 4〉、2001年、90・130頁頁。ISBN 4-89485-051-6 
  2. ^ 阪急淡路駅に上下2層の巨大高架橋 | 日経 xTECH(クロステック)
  3. ^ a b c d e f g h i 生田誠『阪急京都線・千里線 街と駅の1世紀』彩流社〈懐かしい沿線写真で訪ねる〉、2013年、4-6・14-15頁頁。ISBN 978-4-7791-1726-8 
  4. ^ 阪急電鉄京都線・千里線(淡路駅付近)連続立体交差事業
  5. ^ 阪急電鉄京都線・千里線連続立体交差事業の事業期間の見直しについて”. 大阪市 (2015年10月13日). 2015年10月13日閲覧。
  6. ^ 阪急京都線・千里線連続立体交差事業パンフレット3 (PDF, 563.78 KiB)
  7. ^ 阪急京都線・千里線連続立体交差事業パンフレット4 (PDF, 789.95 KiB)
  8. ^ 淡路駅周辺地区土地区画整理事業
  9. ^ 「あいバス」が5月13日に運行を開始します (PDF)

利用状況の出典

私鉄の統計データ
大阪府統計年鑑

関連項目

外部リンク