「祖父江町」の版間の差分
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2020年4月12日 (日) 09:49時点における版
そぶえちょう 祖父江町 | |||||
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廃止日 | 2005年4月1日 | ||||
廃止理由 |
編入合併 旧稲沢市、祖父江町、平和町→稲沢市 | ||||
現在の自治体 | 稲沢市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 中部地方、東海地方 | ||||
都道府県 | 愛知県 | ||||
郡 | 中島郡 | ||||
市町村コード | 23401-0 | ||||
面積 | 22.12 km2 | ||||
総人口 |
22,964人 (2004年10月1日) | ||||
隣接自治体 | 尾西市、稲沢市、中島郡平和町、海部郡佐織町、八開村、岐阜県羽島市、海津市 | ||||
町の木 | イチョウ | ||||
町の花 | キク | ||||
町の鳥 | ウグイス | ||||
祖父江町役場 | |||||
所在地 |
〒495-8511 愛知県中島郡祖父江町大字上牧字下川田454 | ||||
ウィキプロジェクト |
祖父江町(そぶえちょう)は、かつて愛知県西部にあった町。西側にある岐阜県との県境を木曽川が流れており、岐阜県羽島市及び海津市(旧海津郡海津町)と境界を接していた。2005年(平成17年)4月1日、隣接する平和町とともに稲沢市へ編入した。これによって中島郡は消滅している。銀杏(ぎんなん)の生産量は日本一だった。
地理
祖父江町は木曽川の傍流に取り巻かれた土地である。酸化鉄を含む赤茶色の水が流れる川があり、現在も大雨の後に名残が見られる。この赤茶色の水を「そぶ水」と呼んだことが祖父江という名称の由来とされている。河川に囲まれる土地柄であり、輪中や水屋といった特殊な地形や建物が築かれた。
善光寺東海別院がある。
町の西部は木曽川に面している。東部は日光川が稲沢市との境界となっていた。また、町の中央を領内川が流れている。天気が良いと北西に伊吹山が見える。
山崎地区では銀杏(ぎんなん)の生産が盛んであり、イチョウの黄葉の美しさでも知られている。毎年11月下旬にはそぶえイチョウ黄葉祭りが開催されている。
町内にある国営木曽三川公園「ワイルドネイチャープラザ」、県営木曽川祖父江緑地公園、市営祖父江ワイルドネイチャー緑地という三つの公園を総称してサリオパーク祖父江という。木曽川祖父江緑地公園の近くには木曽川によって作られた河畔砂丘である祖父江砂丘があり、合併後も十月中旬に稲沢サンドフェスタというイベントが行われている。
河川
歴史
愛知県の人口上位自治体(1921年末)[1] | |||||
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# | 自治体 | 人口 | # | 自治体 | 人口 |
1 | 名古屋市 | 633,274 | 11 | 渥美郡高師村 | 14,405 |
2 | 豊橋市 | 65,033 | 12 | 丹羽郡古知野町 | 13,965 |
3 | 岡崎市 | 41,684 | 13 | 渥美郡田原町 | 13,831 |
4 | 一宮市 | 30,558 | 14 | 海部郡津島町 | 13,772 |
5 | 東春日井郡瀬戸町 | 23,092 | 15 | 中島郡祖父江町 | 13,300 |
6 | 碧海郡安城町 | 19,607 | 16 | 西加茂郡挙母町 | 12,317 |
7 | 知多郡半田町 | 17,141 | 17 | 渥美郡福江町 | 12,256 |
8 | 幡豆郡西尾町 | 15,511 | 18 | 宝飯郡蒲郡町 | 12,120 |
9 | 知多郡亀崎町 | 15,170 | 19 | 東春日井郡小牧町 | 12,101 |
10 | 幡豆郡一色町 | 15,114 | 20 | 碧海郡矢作町 | 11,345 |
江戸の宝暦時代に行われた宝暦治水、明治時代にヨハニス・デ・レーケが行った三川分流工事などが町史に載っている。
沿革
- 1889年(明治22年) - 下祖父江村、三拾町野村が合併し、祖父江村発足。
- 1896年(明治29年)8月17日 - 町村制施行により、祖父江村が祖父江町となる[2]。
- 1906年(明治39年) - 丸甲村、領内村、牧川村、山崎村と合併。
- 1916年(大正5年)1月11日 - 中島郡祖父江町立実習補習学校(後の愛知県立祖父江高等学校、現・愛知県立杏和高等学校)が設立される[2]。
- 1956年(昭和31年) - 長岡村と合併。
- 1971年(昭和46年) - 祖父江町役場が新築される[2]。
- 1979年(昭和54年) - 『祖父江町史』刊行[2]。
- 2005年(平成17年) - 稲沢市に編入合併。
行政
- 町長:友松隆利
経済
伊吹おろしに対する防風林と銀杏(ぎんなん)の食用を兼ねて、祖父江町にはイチョウが多数植えられている[4]。1900年ごろからは商業的なぎんなんの生産が盛んとなり、品質の高さを求めて品種改良も行われている。銀杏は接ぎ木で増やすため、現在も親しまれている藤九郎などの品種は祖父江町発祥とされる。それにちなんで、遅くとも2002年(平成14年)にはそぶえイチョウ黄葉祭りが初開催されている。祖父江町には樹齢100年を越えるイチョウの大木が多数ある[4]。
教育
高校
- 愛知県立杏和高等学校
- 愛知県立祖父江高等学校と愛知県立平和高等学校が合併し、2005年に杏和高校が誕生した。「杏和」(きょうわ)という名は、祖父江町の名産品である銀杏(ぎんなん)と、平和町に由来する。また、校章にあしらわれた「KHS」の文字には「Kyowa High School」のほか「KYOWA・HEIWA・SOBUE」の意味もなす。