「それいけ!アンパンマン 恐竜ノッシーの大冒険」の版間の差分
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|作品名=それいけ!アンパンマン<br />恐竜ノッシーの大冒険 |
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2020年5月20日 (水) 09:10時点における版
それいけ!アンパンマン 恐竜ノッシーの大冒険 | |
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監督 | 永丘昭典 |
脚本 | 岸間信明 |
原作 | やなせたかし |
製作総指揮 | 加藤俊三 |
出演者 |
戸田恵子 中尾隆聖 TARAKO |
音楽 |
いずみたく 近藤浩章 |
主題歌 | 『ノンノンノッシー』 |
撮影 | 長谷川肇 |
編集 | 鶴淵和子 |
製作会社 |
日本テレビ 松竹富士 東京ムービー新社 フレーベル館 バップ |
公開 | 1993年7月17日 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
前作 | それいけ!アンパンマン つみき城のひみつ |
次作 | それいけ!アンパンマン リリカル☆マジカルまほうの学校 |
『それいけ!アンパンマン 恐竜ノッシーの大冒険』(それいけアンパンマン きょうりゅうノッシーのだいぼうけん)は1993年7月17日公開の、映画『それいけ!アンパンマン』シリーズ通算第5作。同時上映作品は『かいけつゾロリ まほう使いのでし・大かいぞくの宝さがし』。
全日本私立幼稚園連合会、社会福祉法人日本保育協会推薦作品。キャッチコピーは「救え!恐竜の国、ぼくらの地球。」。
概要
アンパンマン生誕20周年記念映画として制作。恐竜の国の住人ノッシーとアンパンマン達との触れ合いと光の玉をめぐる冒険を描いている。また、メロンパンナが初めて劇場版に登場するのもこの作品からである[注釈 1]。
脚本は前作『つみき城のひみつ』を担当した岸間信明。音楽は1992年に亡くなったいずみたくが製作した音楽に加えて、本作よりいずみの弟子であり、アンパンマンシリーズで数々のキャラクターソングの編曲を受け持った近藤浩章が担当。近藤はこの時点ではテレビシリーズの音楽製作担当ではなかったが、公開後のテレビシリーズでは本作の劇伴の多くが流用されている。
TVシリーズのサブキャラクターがピクニック参加者として多数登場する(ただし台詞があるのは一部のキャラクターのみ)。 本作では、アンパンマンたちが敵の攻撃によって石化の危機に陥る。
この作品から、劇場版では周囲の仲間たちが状態変化(動物や物体に姿を変えられる強制変身、汚染や石化光線等で動けなくなってしまう固め)で絶体絶命の危機に陥るようになる。そして、残された主要キャラクターが壁を乗り越える展開になるのが定番となる[1]。
エンディング終了後、メロンパンナを筆頭に『アンパンマン』のレギュラーおよび準レギュラーキャラクター達が総登場し、アンパンマン生誕20周年を祝う映像が挿入されている。
第2作以降の劇場版では唯一『アンパンマン』以外の作品と同時上映され、長編のみ制作されている[2]。
あらすじ
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
ある日、SLマンが引く列車に乗ってピクニックに出かけたアンパンマン達。しかし、ばいきんまんとドキンちゃんがいわおとこをけしかけて邪魔をしてきた。何とか追い払ったものの、その直後全員異次元空間に巻き込まれてしまう。
異次元空間を抜けるとそこは恐竜の国。アンパンマン達はケガをしていた子供の恐竜ノッシーを助けて仲良くなる。
話を聞くと、恐竜の国は「命の木」が枯れかかっており破滅の危機に陥っているのだった。アンパンマン達とノッシーは命の木を救うことができる「光の玉」を探しに行くのだが、ばいきんまんの妨害に遭ってしまう。しかも、苦労して見つけた光の玉がいわおとこの体内に入ってしまい、いわおとこは怪獣ゴロンゴラに変身してしまう。
果たしてアンパンマン達は、ばいきんまんとゴロンゴラをやっつけて恐竜の国を救うことができるのか。
登場キャラクター(キャスト)
詳細はアンパンマンの登場人物一覧を参照。
レギュラーキャラクター
- アンパンマン
- 声 - 戸田恵子
- ばいきんまん
- 声 - 中尾隆聖
- ジャムおじさん
- 声 - 増岡弘
- バタコさん
- 声 - 佐久間レイ
- めいけんチーズ
- 声 - 山寺宏一
- ドキンちゃん
- 声 - 鶴ひろみ
- メロンパンナ
- 声 - かないみか
- 劇場版初登場であることもあり、本作では活躍シーンが多く、ゴロンゴラとの戦いではノッシーとともに完全石化を免れた(ただしマントなどは石化された)。
- しょくぱんまん
- 声 - 島本須美
- 異次元に飛ばされてアンパンマン達とはぐれたため、しばらく出番がなかったが、ブラン湖でSLマンに乗ってアンパンマンたちに合流。
- カレーパンマン
- 声 - 柳沢三千代
- しょくぱんまん同様、アンパンマン達とは別の場所に飛ばされていたが、翼竜の谷でアンパンマン達と合流した。
- SLマン(エスエルマン)
- 声 - 富山敬
- しょくぱんまんと同じく、異次元に飛ばされてアンパンマン達とはぐれたため、しばらく出番がなかったが、ブラン湖でしょくぱんまん達を乗せて、アンパンマンたちに合流。
- ホラーマン
- 声 - 肝付兼太
- 当初はアンパンマン達を追いかけていたが、恐竜の国でばいきんまん達に会ってからは彼らと行動することになった。前作では未登場であったが、本作以降の作品には毎回登場するようになる。
- どんぶりまんトリオ
- おむすびまん
- 声 - 京田尚子
- メイン作品に登場した作品は本作が最後となる。
- こむすびまん
- 声 - 林原めぐみ
- メイン作品登場は本作が最初で最後だった。
- かぜこぞう
- 声 - 鈴木みえ
- みみせんせい
- 声 - 滝沢ロコ
- カバオくん
- 声 - 山寺宏一
- ウサ子(ウサこ)
- 声 - 中村ひろみ
- らーめんてんし
- 声 - 中村ひろみ
ゲストキャラクター
- ノッシー
- 声 - TARAKO
- 性別 - 男
- 恐竜の国に住んでいる竜脚下目の黄色い恐竜の男の子。少々臆病だが心は優しい。枯れかけてしまっている命の木を蘇らせるため、アンパンマンたちと共に光の玉を探す旅に出る。
- しわしわ竜(しわしわりゅう)
- 声 - 八奈見乗児
- 性別 - 男
- 恐竜の国の物知りな指導者であるパラサウロロフスの長老。名前の通りかなりしわくちゃで、首を支え棒で支えてもらっている。
- ドタゴン
- 声 - 滝口順平
- 性別 - 男
- ブラン湖の底の貝殻の城で真珠の玉を守っている番人。恐竜ではなくジュゴンの姿をしている。体はとても大きくて力も強い。口癖は「お仕置きだど」。
- いわおとこ
- 声 - 屋良有作
- 性別 - 男
- 岩の巨人。TV版とは姿が違い別人。筋肉のような岩をまとい、あまりしゃべらない。ばいきんまんの命令を聞いて悪事をして登場するが、メロンパンナのメロメロパンチを受け、アンパンマン、カレーパンマン、しょくぱんまんのトドメのトリプルパンチで胴体がバラバラに破壊された。
- 恐竜たち(きょうりゅうたち)
- 声 - 鈴木みえ、柳沢三千代、屋良有作、肝付兼太、三ツ矢雄二
- 性別 - 男、女
- 恐竜の国の町民。
- 翼竜のお父さん(よくりゅうのおとうさん)
- 声 - 富山敬
- 性別 - 男
- 子供が産まれるのを楽しみに、光の玉に似た卵を守っている翼竜の父親。
- 翼竜のお母さん(よくりゅうのおかあさん)
- 声 - 滝沢ロコ
- 性別 - 女
- 子供が産まれるのを楽しみに、光の玉に似た卵を守っている翼竜の母親。
- 翼竜の赤ちゃん(よくりゅうのあかちゃん)
- 性別 - 不明
- 光の玉に似た卵から産まれた赤ちゃん。
その他のキャラクター
全てピクニック参加者で、アンパンマンたち共々恐竜の国に迷い込んだ。テレビアニメで後に共演した際には、ピクニックを共にしたにも関わらず、初対面に設定されている回もある。
- ピョン吉(ピョンきち)
- ネコ美(ネコみ)
- クマ太(クマた)
- ブタお
- ちゅうしゃき先生(ちゅうしゃきせんせい)
- はみがきまん
- あかちゃんまん
- オープニングではパンの戦士4人と共にいわおとこと戦闘を繰り広げる。翼竜の谷でも活躍するが、台詞はない。
- 鉄火のマキちゃん(てっかのマキちゃん)
- みるくぼうや
- ヤギ画伯(ヤギがはく)
- ゲンコツくん
- りんごちゃん
- クレヨンマン
- カレンダーマン
- ピザパイむすめ
- カメラのパチリくん
- バケルくん
- かきくけこちゃん
- くろべえ
- ポテトン
- ピーナッツブラザーズ
-
- ナッツ
- ラッカー
- ほうたいまん
- ほのおくん
- りんりん(ジングル山)
- にんにくこぞう
- かみなりピカタン
- マドモアゼル・クレープ
- シュガーぼうや
- かんたんシスターズ
-
- プラちゃん
- マイちゃん
用語
- 恐竜の国(きょうりゅうのくに)
-
- 恐竜の町(きょうりゅうのまち)
- 命の木(いのちのき)
- 翼竜の谷(よくりゅうのたに)
- ブラン湖(ブランこ)
- ゴロンゴラ高原(ゴロンゴラこうげん)
乗り物と道具
- アンパンマン号(アンパンマンごう)
- 光の玉(ひかりのたま)
- ゴロンゴラ高原のピラミッドにある宝玉。枯れた命の木を蘇らせる能力を持っている。
バイキンメカ
- バイキンUFO(バイキンユーフォー)
- ドキンUFO(ドキンユーフォー)
- バイキンバード
- 翼竜型のロボット。高速での飛行が可能。光の玉を奪うために作られた。翼竜の谷で、住人の翼竜たちにアンパンマンたちを悪者と思い込ませ、その合間に大切に安置された卵を光の玉と間違えて奪い逃走を図るが、カレーパンマンとメロンパンナに取り返される。最後はおむすびまん、あかちゃんまん、らーめんてんし、ノッシーたちが落とした氷柱で大破させられ、ばいきんまんとドキンちゃんはボロボロのバイキンUFOで撤退した。
- イカロボット
- イカ型の潜水メカ。墨を吐いて相手の目をくらませたり、足で締め付けたりして攻撃する。胴体と足が分離可能で、胴体にはバイキンUFOが仕込んである。ブラン湖でアンパンマン号とドタゴンを襲い、真珠の玉を光の玉と間違えて奪って逃走を図るものの、トリプルパンチに敗れる。
スタッフ
- 製作総指揮 - 加藤俊三
- 企画 - 武井英彦
- 原作 - やなせたかし「きょうりゅうノッシーのだいぼうけん」(フレーベル館刊)
- 脚本 - 岸間信明
- 音楽 - いずみたく、近藤浩章
- 主題歌 - 三木たかし
- キャラクター・デザイン、作画監督 - 前田実
- 美術 - 横山幸博
- 撮影 - 長谷川肇
- 音響監督 - 山田悦司
- 音楽監督 - 鈴木清司
- 編集 - 鶴渕和子
- 文芸 - 小野田博之
- 制作担当 - 小林辰与
- 絵コンテ- 永丘昭典、川越淳、矢野博之、篠原俊哉
- 助監督 - 川越淳
- アシスタントプロデューサー - 小沢十光
- プロデューサー - 伊藤響、尾﨑穏通
- 監督 - 永丘昭典
- 制作協力 - スタジオジュニオ
- 配給 - 松竹富士
- 製作 - 日本テレビ、松竹富士、東京ムービー新社、フレーベル館、バップ
楽曲
- オープニング『アンパンマンのマーチ』
- エンディング『勇気りんりん』
- 作詞:やなせたかし、作曲:三木たかし、編曲:大谷和夫、歌:ドリーミング
- 挿入歌
- 『ノンノンノッシー』
- 作詞:やなせたかし、作曲:いずみたく、編曲:近藤浩章、歌:ドリーミング、コーラス:恐竜の国のなかまたち
- 『ハ行で笑うばいきんまん』
- 作詞:やなせたかし、作曲:宮崎尚志、編曲:近藤浩章、歌:中尾隆聖
- 『入り口のない国』
- 作詞:やなせたかし、作曲:菅井えり、編曲:近藤浩章、歌:ドリーミング
脚注
注釈
- ^ 当時その日はジュラシック・パークが公開されブームになった時期でもあって、それに合わせて公開された可能性がある。