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また、写真家の薮田修身が海外レコーディング時のメンバーを捉えた写真を用いたインスタレーション『THERE WILL BE NO MIRACLES HERE』が東名阪3都市で行われる<ref>{{Cite web|url= https://natalie.mu/music/news/399257|title= Mr.Childrenの海外レコーディングに密着した写真展を東名阪で開催、カメラマンは薮田修身|publisher= 音楽ナタリー|date= 2020-10-05|accessdate= 2020-12-02}}</ref>。
また、写真家の薮田修身が海外レコーディング時のメンバーを捉えた写真を用いたインスタレーション『THERE WILL BE NO MIRACLES HERE』が東名阪3都市で行われる<ref>{{Cite web|url= https://natalie.mu/music/news/399257|title= Mr.Childrenの海外レコーディングに密着した写真展を東名阪で開催、カメラマンは薮田修身|publisher= 音楽ナタリー|date= 2020-10-05|accessdate= 2020-12-02}}</ref>。

== ライブパフォーマンス ==
;Brand new planet
* 2020年12月2日、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系列『[[2020 FNS歌謡祭|2020FNS歌謡祭]] 第1夜』』に出演しテレビ初披露をした<ref>{{Cite news2|url=https://www.oricon.co.jp/news/2176594/full/|title=『FNS歌謡祭』出演第1弾43組発表 嵐は初の2週連続 聖子20年ぶり ミスチル6年ぶり|newspaper=ORICON NEWS|publisher=oricon ME|date=2020-11-12|accessdate=2020-11-12}}</ref>。
;The song of praise
* 2020年11月25日、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系列『[[日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト|Best Artist]] 2020』に出演し、フル歌唱によるテレビ初披露をした<ref>{{Cite web |url=https://www.ntv.co.jp/best-artist/|title=BestArtist2020|website=BestArtist2020公式サイト|date= |accessdate=2020-11-25|publisher=日本テレビ}}</ref>。




== 収録曲 ==
== 収録曲 ==

2020年12月2日 (水) 12:19時点における版

Mr.Children > SOUNDTRACKS
SOUNDTRACKS
Mr.Childrenスタジオ・アルバム
リリース
録音 RAK Studios英語版
Sunset Sound
ジャンル J-POP
ロック
時間
レーベル トイズファクトリー
プロデュース Mr.Children
Steve Fitzmaurice
Ken Masui
Mr.Children アルバム 年表
重力と呼吸
2018年
SOUNDTRACKS
(2020年)
-
『SOUNDTRACKS』収録のシングル
ミュージックビデオ
「Brand new planet」
「Documentary film」
- YouTube
テンプレートを表示

SOUNDTRACKS』(サウンドトラックス)は、日本バンドMr.Childrenの20枚目のオリジナルアルバム2020年12月2日トイズファクトリーより発売された。全編海外でレコーディングされており、グラミー賞受賞の経験もあるスティーヴ・フィッツモーリスプロデューサー/エンジニアに迎えられた。

背景

Mr.Childrenが2019年に開催したドームツアー『Mr.Children Dome Tour 2019 "Against All GRAVITY"』で、桜井和寿は次のように明かしていた[1]

「ツアーが終わったらロンドンへレコーディングに行きます」

そしてアルバム制作は、ドームツアー終了後の2019年7月より始まった[2]。制作前当初は、桜井が自身のコンピューターで作ったデモ音源が数曲存在しており、その時点で歌詞も付けていたが[注 1]、アルバムに関しては特に明確なヴィジョンやコンセプトはなく、またどういうサウンドにするかというイメージもまったくなかったという。その中で、田原健一が最初に海外レコーディングを提案した[3]。「サム・スミスのような温かくてシンプルな音像を作れるエンジニアと一緒にやってみたい」という提案もあり、桜井もそれを快諾。「最初から『全曲やってみよう』ではなくて、まず「Documentary film」「others」を録って、もし合わなかったらそのときに考えればいい」という形ではじめたという。結果的に、「素晴らしい音が撮れた」ということで、全曲海外で録音するに至った[4]。海外でのレコーディングは2000年発売の9thアルバム『Q』以来20年ぶりで、全曲海外でレコーディングされたアルバムは今作が初となる。

タイトル、アートワーク

「SOUNDTRACKS」というアルバムタイトルについて桜井は、「Mr.Childrenは世の中に訴えたいことやメッセージを吐き出したいバンドではなくて、聴いてくれる人たちの人生のサウンドトラックになりたいという気持ちが強い」「歌の主人公はあくまでもリスナー」と語り、特に今回のアルバムは、「これまで以上に日常がベース」になっていたため、「起伏のない日々が少しでもカラフルに見えるようなサウンドトラックになればいいなと思って、このタイトルを付けました。」とその背景を振り返った[5]

アートディレクター常田大希 (King Gnu) が主宰するクリエイティブチーム・PERIMETRONが務めており、本作のジャケットデザインやミュージックビデオなどを手掛けた[2]

制作と録音

レコーディングはロンドンRAK Studios英語版ロサンゼルスSunset Soundで行われた。制作には、シールサム・スミスなどのアーティストの作品を手掛けグラミー賞受賞経験もあるスティーヴ・フィッツモーリスが共同編曲/プロデュースで参加し、ビョークジャミロクワイの作品を手掛けてきたサイモン・ヘイルブラス/ストリングスのアレンジを手掛けた。また、マスタリングはSterling Soundのランディ・メリル英語版が担当。レコーディング・エンジニアもスティーヴが務めている。

制作の過程は、まずプリプロダクションを日本のスタジオで作りその時点でアレンジを固め、それをあらかじめスティーヴに送って、彼がバンドで鳴らした音像をより膨らませたり、無駄なところは省いたりという作業を行った。そして、バンドが現地に行ってからは全部を任せていたという。今作では、バンドのサウンドに加え、編曲家のサイモンがストリングスブラスのアレンジを施しているが、その際スティーヴがバンドの音を(桜井曰く、バスドラの革が揺れてる音がするほど)生々しく録音していたことで、それが骨格になり、弦をふんだんに使ってもバンド感を損なわずに済んだという。桜井は特にサイモンのアレンジを絶賛しており、インタビューでは「本当にすごいです。涙が出るくらい。デモ音源の中で鳴っている弦の編成、ラインを入れていて、それをサイモンが膨らませてくれたり、曲によってはイメージを遥かに超えるニュアンス、和音の響きを加えてくれて。ショックに感じるくらいよかったですね。」と語った[4]

本アルバム及びその制作について桜井は、「今回はバンドサウンドのことよりも、もうちょっと、ソングライティングに重きを置いて作ってたものが多いかもしれない」[6]Mr.Childrenがスタジアムとかアリーナで鳴らすことを前提として作ってない」[7]とコメントしている。歌詞については「若さってものがなくなっていくこととかに対して『重力と呼吸』はすごい抵抗しようって頑張ったアルバムだと思うけど(笑)、それを、もうすんなり受け入れるというか」と語っている[6]

リリース、プロモーション

アルバムは、初回限定盤A・B、通常盤、初回生産限定アナログ盤の全4形態で発売された。なお、デジタル配信ストリーミングは、リリース時点では未解禁。初回限定盤AはCD+DVD、初回限定盤BはCD+Blu-ray、通常盤はCDのみで、初回生産限定アナログ盤は180g重量盤Vinyl1枚。アナログレコードでのリリースは今回が初となり、カッティングはアビー・ロード・スタジオのマイルズ・ショーウェルが手掛けている[2]。また、各インターネットサイトや店頭で、各店舗限定のクリアファイルやステッカーが特典として付属される。

アルバム発売の発表と同時に、アルバムの公式Twitterアカウントが開設された。前作ではテレビの出演は一切行われなかったが、今回は複数の番組に出演している(後述)。また、アルバム発売に際して、雑誌ロッキング・オン・ジャパンの巻頭表紙に約2年2か月ぶりに登場。『SOUNDTRACKS』についての山崎洋一郎によるロングインタビューが掲載された[8]。また11月30日には、桜井が日本テレビ系news zero」に登場し、櫻井翔との「サクライ」対談が実現。対談ではコロナ禍での音楽への向き合い方、本作『SOUNDTRACKS』に込めた思いなどを桜井が語った[9]。また、アルバムリリースに際して、Mr.Childrenがタワーレコードの「マンスリー・タワー・プッシュ」に選出された。対象店舗では、コラボポスターと同時に告知ポスタージャック、店頭DAY、さらに購入者限定で特別レシートも用意された[10]。発売日には、アルバムジャケットに包まれたマイクロバス「SOUNDTRACKS号」が渋谷周辺を徘徊した[11]

また、写真家の薮田修身が海外レコーディング時のメンバーを捉えた写真を用いたインスタレーション『THERE WILL BE NO MIRACLES HERE』が東名阪3都市で行われる[12]

ライブパフォーマンス

Brand new planet
The song of praise


収録曲

CD, Vinyl

  1. DANCING SHOES [3:38]
    歌詞にサルバドール・ダリが登場する。
  2. Brand new planet [4:23]
    • 弦編曲:Simon Hale
    カンテレフジテレビ系ドラマ『姉ちゃんの恋人』主題歌[15]
    桜井は「身体を縮まらせるように過ごした2020年。その終盤に明るく健やかな未来への兆しを感じながら、『姉ちゃんの恋人』を観たいなぁ。新しい「欲しい」までもうすぐ!!」とコメントした[16]
    ドラマの初回放送日10月27日に、初回限定盤DVD, Blu-rayに収録される映像「『Brand new planet』from "MINE"」がYouTube公式チャンネルにて公開された[17]
  3. turn over? [3:25]
    8th配信限定シングル。
  4. 君と重ねたモノローグ [7:32]
    • 弦編曲:Simon Hale
    38thシングル。
  5. losstime [2:26]
    • 管編曲:Simon Hale
  6. Documentary film [4:40]
    • 弦編曲:Simon Hale
    ミュージック・ビデオが制作され、アルバム発売前の11月18日22時よりYouTube公式チャンネルにて公開された[18]。監督はOSRIN (PERIMETRON) で、南出凌嘉南琴奈が出演している。
    桜井はレコーディング中に涙を流したという[19]
  7. Birthday [4:37]
    • 弦編曲:Simon Hale
    38thシングル。
  8. others [5:59]
    • 管・弦編曲:Simon Hale
    キリンビール「麒麟特製ストロング」CMソング[20]
    CMの出来に桜井は「あまりにも映像と音楽の相性が良くて、それだけで気持ち良く酔えます。ありがとうございます」とコメントしている[20]
  9. The song of praise [4:30]
    日本テレビ系列朝情報番組『ZIP!』2代目テーマソング[21]
    桜井は「1日の始まり テレビに映し出される誰か。その姿を観た別の誰かが『あなたがそうであるなら私も』と希望や勇気で心を強くする。そんなイメージで出来上がった曲です」と語っている[21]
  10. memories [4:00]
    • 弦編曲・ハープ・パーカッションアレンジ:Simon Hale
    桜井は「企画もので、名前もMr.Childrenでもないし、桜井和寿でもないし、楽曲だけ提供するみたいな気持ちで作ったもの」と語っている[7]

初回限定盤付属DVD, Blu-ray

  1. "MINE" LIVE & Documentary of SOUNDTRACKS
    1. OPENING
    2. DANCING SHOES
    3. Documentary of SOUNDTRACKS I
    4. Brand new planet
    5. Documentary of SOUNDTRACKS II
    6. Documentary film
    7. Documentary of SOUNDTRACKS III
    8. others
    9. END ROLL
  2. Documentary film (MUSIC VIDEO) (Extra)

参加ミュージシャン

  • Mr.Children:Backing Vocals (#6, #9)
  • Joby Burgess:Timpani (#7), Percussion (#10)
  • Darren Heelis:Additional Drum Programming (#1 - #4, #6 - #9), Percussion (#9)
  • Steve Fitzmaurice:Additional Drum Programming (#7, #8)
  • Will Fry:Percussion (#1 - #3), Djembe (#5)
  • Marek Demi:Additional guitar (#9)
  • Simon Hale:Piano (#2, #6, #9, #10), Wurlitzer (#2, #6, #9), Keys (#8)
  • Henry Bowers-Broadbent:Keys (#1), Rhodes (#4), Hammond (#3 - #6, #9)
  • Everton Nelson:String Leader (#1, #2, #4 - #8, #10)
  • Tina Guo:Cello (#5)
  • Camilla Pay:Harp (#10)
  • Jon Carnac:Bass clarinet (#1, #5)
  • Phil Todd:Tenor Saxophone (#8)
  • Phil Cobb:Trumpet (#5)
  • Tom Ress-Roberts:Trumpet (#8)
  • Richard Watkins:Horn (#5)
  • all staff team:Backing Vocals (#6, #9)

テレビ出演

番組名 日付 放送局 演奏曲
日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト2020 2020年11月25日 日本テレビ The song of praise
2020 FNS歌謡祭 2020年12月2日 フジテレビ Brand new planet
第71回NHK紅白歌合戦 2020年12月31日 NHK

『ベストアーティスト』に出演するのは6年ぶりで[22]、『NHK紅白歌合戦』へは12年ぶり2度目の出場となった[23]

脚注

注釈

  1. ^ これまではバンドでアレンジしたあとで歌詞を付けることが多かった

出典

  1. ^ 【Mr.Children ライヴレポート】『Mr.Children Dome Tour 2019“Against All GRAVITY”』2019年5月20日 at 東京ドーム”. OKmusic (2019年6月3日). 2020年12月1日閲覧。
  2. ^ a b c Mr.Childrenが全曲海外レコーディングの新作発表、アートワークはPERIMETRON”. 音楽ナタリー (2020年10月1日). 2020年10月1日閲覧。
  3. ^ 『ROCKIN'ON JAPAN』ロッキング・オン、2020年12月号、56頁
  4. ^ a b ミスターチルドレン『SOUNDTRACKS』インタビュー 1/3”. 音楽ナタリー. 2020年12月2日閲覧。
  5. ^ ミスターチルドレン『SOUNDTRACKS』インタビュー 2/3”. 音楽ナタリー. 2020年12月2日閲覧。
  6. ^ a b ROCKIN'ON JAPANロッキング・オン、2020年12月号、68頁
  7. ^ a b 『ROCKIN'ON JAPAN』ロッキング・オン、2020年12月号、67頁
  8. ^ 『ROCKIN'ON JAPAN』次号表紙巻頭にMr.Childrenが登場!”. rockin'on.japan (2018年10月30日). 2020年12月1日閲覧。
  9. ^ Mr.Children桜井和寿が嵐・櫻井翔と“サクライ”対談、日テレ「news zero」で”. 音楽ナタリー (2020年11月27日). 2020年12月1日閲覧。
  10. ^ Mr.Children 12月のマンスリー・タワー・プッシュに決定!”. タワレコ オンライン (2020年11月25日). 2020年12月1日閲覧。
  11. ^ MC_SOUNDTRACKSのツイート(1333671059128606722 )
  12. ^ Mr.Childrenの海外レコーディングに密着した写真展を東名阪で開催、カメラマンは薮田修身”. 音楽ナタリー (2020年10月5日). 2020年12月2日閲覧。
  13. ^ "『FNS歌謡祭』出演第1弾43組発表 嵐は初の2週連続 聖子20年ぶり ミスチル6年ぶり". ORICON NEWS. oricon ME. 12 November 2020. 2020年11月12日閲覧
  14. ^ BestArtist2020”. BestArtist2020公式サイト. 日本テレビ. 2020年11月25日閲覧。
  15. ^ Mr.Children新作収録曲が有村架純主演ドラマ「姉ちゃんの恋人」主題歌に”. 音楽ナタリー (2020年10月21日). 2020年10月21日閲覧。
  16. ^ 編集部. “ミスチル、新曲「Brand new planet」有村架純主演ドラマ主題歌に決定”. MusicVoice. 2020年10月21日閲覧。
  17. ^ Mr.Childrenがフル尺パフォーマンス、ドラマ「姉ちゃんの恋人」主題歌映像公開”. 音楽ナタリー (2020年10月27日). 2020年12月2日閲覧。
  18. ^ Mr.Children新曲「Documentary film」のMV公開、PERIMETRON所属のOSRINがディレクション”. 音楽ナタリー (2020年11月18日). 2020年11月18日閲覧。
  19. ^ 『ROCKIN'ON JAPAN』ロッキング・オン、2020年12月号、62頁
  20. ^ a b Mr.Children、新曲「others」がキリンビール「麒麟特製ストロング」CM曲に”. 音楽ナタリー (2020年4月6日). 2020年10月1日閲覧。
  21. ^ a b Mr.Children、日テレ「ZIP!」に新テーマ曲提供「今を生きる自分達を讃え合えるよう」”. 音楽ナタリー (2020年3月23日). 2020年10月1日閲覧。
  22. ^ 日テレ「ベストアーティスト」全出演者解禁!BTS、DISH//、TXT、IZ*ONE、三代目JSBら追加”. 音楽ナタリー (2020年11月21日). 2020年11月21日閲覧。
  23. ^ ミスチル12年ぶり2回目の紅白!映画やドラマの主題歌などコロナ禍でも活躍”. 中スポ (2020年11月16日). 2020年11月16日閲覧。

外部リンク