コンテンツにスキップ

「豊栄駅」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
→‎歴史: 出典追加
Cewbot (会話 | 投稿記録)
259行目: 259行目:
; 東日本旅客鉄道(JR東日本)
; 東日本旅客鉄道(JR東日本)
: {{Color|#f387b7|■}}白新線
: {{Color|#f387b7|■}}白新線
:* 特急「[[いなほ (列車)|いなほ]]」・快速「[[らくらくトレイン|らくらくトレイン村上]]」停車駅
:* 特急「[[いなほ (列車)|いなほ]]」・快速「[[信越 (列車)|らくらくトレイン村上]]」停車駅
:: {{Color|red|□}}快速「[[べにばな (列車)|べにばな]]」・{{Color|red|■}}快速
:: {{Color|red|□}}快速「[[べにばな (列車)|べにばな]]」・{{Color|red|■}}快速
::: [[新潟駅]] - '''豊栄駅''' - [[新発田駅]]
::: [[新潟駅]] - '''豊栄駅''' - [[新発田駅]]

2021年4月24日 (土) 02:47時点における版

豊栄駅*
南口(2008年5月)
とよさか
Toyosaka
早通 (3.5 km)
(3.0 km) 黒山
地図
所在地 新潟市北区白新町[1]一丁目1-35
北緯37度55分11.05秒 東経139度12分56.3秒 / 北緯37.9197361度 東経139.215639度 / 37.9197361; 139.215639座標: 北緯37度55分11.05秒 東経139度12分56.3秒 / 北緯37.9197361度 東経139.215639度 / 37.9197361; 139.215639
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 白新線
キロ程 15.0 km(新潟起点)
電報略号 トサ
駅構造 地上駅橋上駅[1]
ホーム 2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
3,578人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1952年昭和27年)12月23日[1]
備考 業務委託駅
みどりの窓口[1]
* 1976年に葛塚駅から改称[1]
テンプレートを表示

豊栄駅(とよさかえき)は、新潟県新潟市北区白新町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)白新線である[1]

概要

新潟市北区の中心地、旧豊栄市の中心にある。

特急「いなほ」をはじめ、全ての旅客列車が停車する(一部の臨時列車を除く)。また普通列車は新潟 - 豊栄間が昼間20分間隔で運転されており、毎時1 - 2本が当駅で新潟方面へ折り返している。当駅以東の豊栄 - 新発田間は終日約20 - 60分間隔での運転となっている。

歴史

橋上駅舎への改築

当駅は市街地側に面した南側を出入口としてきたが、1970年代から駅北側の宅地開発が急速に進捗したことから、次第に駅南北の往来に支障を来たし始めた。駅東側には線路南北をアンダーパスする市道が通っていたが、高さ・幅員とも小さく、次第に増加する通行量を処理しきれなくなったことから、1991年(平成3年)に歩道を併設したアンダーパスが新たに開通した。また駅周辺には踏切が元々少なかった上、安全性に問題のある小規模な踏切(特に警報機・遮断機が不備なもの)が次々と廃止されたこともあり、非常に不便であったため、市民からはかねてより「北口を開設してほしい」という意見が数多く寄せられていた。また当駅の駅舎自体も、開業時のものを幾度か改修しながら使用し続けていたが、築半世紀を越えて老朽化が著しい上、全体的に狭隘であったため、近年の乗降客増加に対応しきれない状況が続いていた。

このため旧豊栄市とJR東日本は、駅舎を自由通路を内包する橋上駅舎として改築することを決定[14]2004年(平成16年)秋から改築工事に着手、2006年(平成18年)3月25日にオープンした。現駅舎はエレベーター、エスカレーター、多機能トイレなどを備えた、バリアフリーを考慮した構造に設計されている。駅内の自由通路は自転車も通行できるほか、新潟市の第三セクターが運営するコンビニエンスストアも設けられている。駅舎完成後、南北双方の駅前広場が整備された。

駅構造

自由通路を併設した橋上駅舎を有する地上駅[1]単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線の計2面3線のホームがある[1]

新潟駅管理の業務委託駅となっている。以前は直営駅だったが2018年7月よりジェイアール新潟ビジネスが出札・改札業務を行う、業務委託駅となった。改札口には自動改札機が3通路設置されており、全通路でSuica等のICカードが利用できる。有人改札横には、みどりの窓口と多機能券売機1台・指定席券売機1台が設けられている。

改札口周辺には、コンビニエンスストア(ヤマザキショップ豊栄駅店。新潟市などによる第三セクターまちづくり豊栄」運営。Suicaショッピングサービス利用可)、自動販売機、待合室(改札内)などがある。コンビニエンスストアでは冬季を除き無料のレンタサイクルの取り扱いが行われている[15]

バリアフリー対策として、改札口正面には音声案内装置や触地図を備えた周辺地図が設けられている。南口・北口のエントランス部と両ホームにはエレベーターエスカレータ、誘導チャイムが設置されている。南口・北口ともエントランス部は階段と上下エスカレータ(自動運転方式)が並行して設けられている。また改札内には、オストメイトに対応した多機能トイレが設けられている。改札外のトイレは南口駅前(送迎用駐車場・駐輪場そば)と北口1階(多機能トイレあり)に設けられている。

白新線の単線区間の駅構内は全駅一線スルー方式となっており、貨物列車などの通過列車は1番線を使用する。また、ホームの有効長は1・2番線が10両まで、3番線が4両までの対応となっている。

改札口・券売機および自由通路(2019年5月)

のりば

番線 路線 方向 行先 備考
1 - 3 白新線 上り 新潟方面[16] おもに1番線
下り 新発田方面[16]

利用状況

JR東日本によると、2019年度(令和元年度)の1日平均乗車人員3,578人である[利用客数 1]

近年の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 3,285 [利用客数 2]
2001年(平成13年) 3,302 [利用客数 3]
2002年(平成14年) 3,318 [利用客数 4]
2003年(平成15年) 3,250 [利用客数 5]
2004年(平成16年) 3,163 [利用客数 6]
2005年(平成17年) 3,157 [利用客数 7]
2006年(平成18年) 3,160 [利用客数 8]
2007年(平成19年) 3,275 [利用客数 9]
2008年(平成20年) 3,406 [利用客数 10]
2009年(平成21年) 3,461 [利用客数 11]
2010年(平成22年) 3,581 [利用客数 12]
2011年(平成23年) 3,674 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 3,725 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 3,844 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 3,732 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 3,761 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 3,719 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 3,681 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 3,678 [利用客数 20]
2019年(令和元年) 3,578 [利用客数 1]

駅周辺

南口

南口駅前

元々のエントランスである南口側は、北区豊栄地区の中心地。駅前は駅開業にあわせた都市計画により造成された[17][18]白新町」、その奥には旧北蒲原郡葛塚町時代からの旧市街地が広がり、公共施設などが多く立地する。タクシーはロータリー内に終日常駐している。

北口

北口駅前

北口側は主に新興住宅地である。1970年代末期[19] から開発が始まり、現在も開発が進められている。タクシーは昼間は常駐、早朝・深夜は概ね列車発着前後のみ待機している。

バス

2020年4月現在、下記の路線バスコミュニティバスが運行されており、駅の南北それぞれのロータリー内に停留所が設けられている。いずれも新潟交通グループが運行する路線バスとコミュニティバス「北区区バス」「おらってのバス」が発着する。

南口

バス停名 路線名 系統番号・行先
豊栄駅前
(ロータリー内)
新潟交通 E4 大形線 E45 早通駅前・大形本町経由 新潟駅前・万代シテイ
新潟交通観光バス 月岡温泉シャトルバス 急行】 月岡温泉
新潟交通 イベント臨時バス 臨時 柳原団地経由 新潟競馬場
※中央競馬開催日・場外発売日のみ運行
豊栄駅南口
(ロータリー内)
区バス
(太郎代浜ルート)
北01 太郎代浜
北01 北区文化会館
※土曜・休日・年末年始は全便運休
住民バス「おらってのバス」
(葛塚ルート、1.5往復/運行日)
北51 新崎駅北口・太夫浜上 行
北51 北区文化会館 行
※土曜・休日・年末年始は全便運休

新潟交通グループと区バスで停留所名が異なるが、いずれも駅前広場のロータリー西側に設置されている。

北口

バス停名 路線名 系統番号・行先
豊栄駅北口
(ロータリー内)
新潟交通 芋黒線 芋黒 尾山ニュータウン経由 新潟医療福祉大学
※土曜・休日・年末年始は全便運休
区バス
(太郎代浜ルート)
北01 太郎代浜
北01 北区文化会館 行
※土曜・休日・年末年始は全便運休
住民バス「おらってのバス」
(葛塚ルート、1.5往復/運行日)
北51 新崎駅北口・太夫浜上 行
北51 北区文化会館 行
※土曜・休日・年末年始は全便運休

このほか、新潟医療福祉大学敬和学園高等学校、南浜病院など周辺諸施設のスクールバスや送迎バスが北口周辺を発着する。

ギャラリー

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
白新線
快速「べにばな」・快速
新潟駅 - 豊栄駅 - 新発田駅
普通
早通駅 - 豊栄駅 - 黒山駅

脚注

記事本文

注釈

  1. ^ 「くづづか」「くずづか」「くづつか」などと誤記されることもあった[3]
  2. ^ これは地元からの要望によるものである[6][7][8]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 『週刊 JR全駅・全車両基地』 14号 長野駅・新津駅・高田駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月11日、27頁。 
  2. ^ 『広報とよさか』第534号 p.21 ふるさととよさか今と昔 その6 国鉄葛塚駅 (PDF) (2004年10月15日)
  3. ^ 『葛塚町報』第26号 p.2 白新線工事進む 開通は12月15日 (PDF) (1952年10月20日)
  4. ^ 『豊栄広報』第130号 p.8 駅前舗装やこ線橋など 難問をかかえる葛塚駅 (PDF) (1972年12月20日)
  5. ^ 『豊栄広報』第168号 p.6 葛塚駅のこ線橋完成 (PDF) (1975年6月20日)
  6. ^ 『豊栄広報』第120号 p.6 道路舗装や駅名について (PDF) (1972年3月22日)
  7. ^ 『豊栄広報』第122号 p.2 駅名改称などを陳情 (PDF) (1972年6月15日)
  8. ^ 『豊栄広報』第180号 p.7 『豊栄駅』誕生で祝賀行事を計画 (PDF) (1976年3月20日)
  9. ^ "平成16年11月27日(土)新潟駅で自動改札使用開始!" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道新潟支社. 27 November 2004. 2006年1月8日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2021年1月8日閲覧
  10. ^ 『広報とよさか』第537号 p.14 豊栄駅に自動改札機導入 (PDF) (2005年1月15日)
  11. ^ "2006年1月21日(土)新潟エリアSuicaデビュー!" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道新潟支社. 21 September 2005. 2006年1月5日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2021年1月8日閲覧
  12. ^ "「指定席券売機」が新たに4駅に登場!" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道新潟支社. 12 February 2010. 2010年5月9日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2021年1月8日閲覧
  13. ^ 『unify』第40号(通巻224号)”. 東日本ユニオンNIIGATA (2018年3月14日). 2020年4月29日閲覧。
  14. ^ 『広報とよさか』第524号 pp.10-11 豊栄駅橋上化事業いよいよスタート (PDF) (2003年12月15日)
  15. ^ 北区めぐりにご利用ください!無料レンタサイクル貸出中”. 新潟市北区. 2020年4月29日閲覧。
  16. ^ a b 時刻表 豊栄駅”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月12日閲覧。
  17. ^ 『葛塚町報』第24号 p.2 葛塚町都市計画の解説 (PDF) (1952年9月10日)
  18. ^ 『豊栄広報』第7号 p.3 土地区画整理完工! (PDF) (1958年7月1日)
  19. ^ 『豊栄広報』第214号 p.6 駅裏団地の造成始まる (PDF) (1978年4月20日)

利用状況

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月13日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月21日閲覧。

関連項目

外部リンク