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利用には「'''みまもりほっとライン'''」<ref>[http://www.mimamori.net/index.html みまもりほっとライン] - 象印マホービン</ref>の契約が必須でポットはレンタル品である。設置後5日以内に通信不可が判明した場合は無条件で解約が可能である。
利用には「'''みまもりほっとライン'''」<ref>[http://www.mimamori.net/index.html みまもりほっとライン] - 象印マホービン</ref>の契約が必須でポットはレンタル品である。設置後5日以内に通信不可が判明した場合は無条件で解約が可能である。


本製品の発売は[[2001年]]3月で、[[アップル (企業)|アップル]]の[[iPod]](アイポッド)は2001年11月の発売である。「i-Pot」は第4578151号、「みまもりほっとライン」は第4350528号ほか1件、で象印マホービンが商標登録している。
本製品の発売は[[2001年]]3月で、[[Apple]]の[[iPod]](アイポッド)は2001年11月の発売である。「i-Pot」は第4578151号、「みまもりほっとライン」は第4350528号ほか1件、で象印マホービンが商標登録している。


== 宣伝戦略 ==
== 宣伝戦略 ==

2021年5月20日 (木) 11:12時点における版

象印マホービン株式会社
ZOJIRUSHI CORPORATION
本社(1 - 4階に入居)
本社(1 - 4階に入居)
種類 株式会社 (日本)
市場情報
略称 象印、ZOJIRUSHI
本社所在地 日本の旗 日本
530-8511
大阪市北区天満1丁目20-5
設立 1948年昭和23年)12月29日
(株式会社協和製作所)
業種 電気機器
法人番号 5120001059655 ウィキデータを編集
事業内容 魔法瓶・家庭用調理器具等の製造販売
代表者 代表取締役社長執行役員 市川典男
資本金 40億2,200万円
発行済株式総数 7,260万株
売上高 連結:79,110百万円
単体:67,926百万円
営業利益 連結:5,444百万円
単体:3,304百万円
純利益 連結:4,082百万円
単体:3,218百万円
純資産 連結:71,078百万円
単体:59,847百万円
総資産 連結:91,507百万円
単体:75,882百万円
従業員数 連結:1,357[1,524]人
単体:505[100]人※1
決算期 11月20日
主要株主 市川典男 11.5%
クリアストリーム・バンキング 11.1%
和幸株式会社 5.4%
宝英商事有限会社 4.0%
象印共栄持株会 3.4%
モルガンスタンレーアンドカンパニーインク(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) 2.4%
財団法人市川国際奨学財団 2.2%
三菱UFJ信託銀行株式会社(常任代理人日本マスタートラスト信託銀行株式会社) 2.1%
市川尚孝 1.8%※2・※3
主要子会社 象印ファクトリー・ジャパン 100%
関係する人物 市川金三郎、市川銀三郎(創業者)
外部リンク https://www.zojirushi.co.jp/
特記事項:経営指標は 2011年11月 第66期 有価証券報告書
※1:従業員数は、当社グループからグループ外への出向者を除いた就業人員であり、従業員数欄の[ ]は、臨時従業員の年間平均雇用人員である。
※2:大株主上位10位より自己株式5,001千株(発行済株式総数に対する所有株式数の割合6.8%)は除外している。
※3:象印共栄持株会は取引先持株会である。
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象印マホービン株式会社(ぞうじるしマホービン、: ZOJIRUSHI CORPORATION)は、大阪府大阪市北区天満に本社を置く、魔法瓶を中心に炊飯器電気ポットホットプレートなどの調理器具の製造販売を行う企業みどり会の会員企業で、三和グループに属している[1]

現在のコーポレート・スローガンは「日常生活発想」である。

概要

市川金三郎・市川銀三郎兄弟が1918年大正7年)、大阪で魔法瓶を製造する「市川兄弟商会」を創業し、魔法瓶の内瓶を製造した。1948年(昭和23年)に法人改組した後、本格的に魔法瓶の製造と販売を開始した。

現在は魔法瓶、炊飯器、電気ポット、ホットプレートなど家庭用調理器具、空気清浄機、業務用炊飯器、保温ジャーなどを製造し、IH炊飯器とジャーポットの市場占有率は日本国内1位である[2]

社名のは、創業当時は東南アジアなどへの輸出を重視しており、日本語の通じない海外でも一目で自社製品だと伝わるシンボルマークが必要だったため、象が現地の人にも親しみやすく、神聖視されていることや寿命が長く家族愛も強いことから採用に至ったとしている[3][4]。そのため、1958年まで象に王冠を載せたロゴマークと「ELEPHANT&CROWN」を商標登録していた[3][4]

沿革

  • 1918年大正7年)5月10日 - 魔法瓶の内瓶の製造を目的に市川兄弟商会を創業する。
  • 1948年昭和23年)12月29日 - 株式会社協和製作所を設立。魔法瓶の製造・販売を開始する。
  • 1953年(昭和28年)6月 - 商号を協和魔法瓶工業株式会社に変更する。
  • 1961年(昭和36年)11月20日 - 商号を象印マホービン株式会社に変更する。
  • 1972年(昭和47年)12月 - 営業販売部門を独立し、象印株式会社を設立。
  • 1986年(昭和61年)
    • 6月23日 - CIを導入し、現在のロゴである ZOJIRUSHI に変更する。従来の「象」マークは簡略化したものにマイナーチェンジされるが、2009年夏頃からCIロゴに添付される。
    • 9月25日 - 大阪証券取引所市場第2部に上場する。
  • 2013年平成25年)7月16日 - 大阪証券取引所と東京証券取引所との現物株市場統合に伴い、東京証券取引所第2部に上場する。
  • 2016年(平成28年) - アンテナショップ「象印食堂」の展開を開始[5]
  • 2018年(平成30年)
    • 2月5日 - 東京証券取引所第1部に上場する[6]
    • 5月10日 - 創業100周年を迎える。

事業所

まほうびん記念館[7]

企業博物館として本社1階に設置されている。完全予約制である。

その他の支店などは事業所一覧を参照。

取扱商品

など。

魔法瓶タイプの電気ポットに付記するVEマーク (Vacuum Electric) は、競合他社のタイガー魔法瓶と共有する登録商標 日本第4713275号である。

i-Pot

(アイポット)

通信機能付きの電気ポット。給湯などの使用状況をメールで通知し、過去1週間分の状況は専用ウェブサイトで確認できる。2008年5月21日にFOMAネットワークを使用してVE電気まほうびんを採用した後継機種が発売された。 利用には「みまもりほっとライン[9]の契約が必須でポットはレンタル品である。設置後5日以内に通信不可が判明した場合は無条件で解約が可能である。

本製品の発売は2001年3月で、AppleiPod(アイポッド)は2001年11月の発売である。「i-Pot」は第4578151号、「みまもりほっとライン」は第4350528号ほか1件、で象印マホービンが商標登録している。

宣伝戦略

1998年には社名にかけた、7頭のが会議をするテレビCM「VE真空電動ポット・パオー 開発会議篇」を放映した。なおこのCMは会議室となる部屋に実際に7頭の象を集めて撮影された。15秒分のCM撮影に計28時間を要したという[10]

2020年5月から「きょうを、だいじに。象印」をキャッチコピーに掲げ新CMシリーズ放映を開始。新イメージキャラクターに安藤サクラ奈緒箭内夢菜を起用。三姉妹という設定で「象印姉妹」を演じている。また、俳優の滝藤賢一を三姉妹の叔父さん役に迎え「象印姉妹」TV-CMシリーズのスピンオフ企画として、WEB動画「象印叔父さん」シリーズを公開[11][12]。三女の彼氏役には青木柚を起用した[13]

過去に栗原小巻竹下景子楠田枝里子石原真理(当時・真理子)、小林千登勢小林亜星、桂三枝(現・六代目桂文枝)、左とん平前川清西城秀樹タモリ三浦洋一千昌夫ジョーン・シェパード夫妻(当時)、萬田久子矢崎滋賀来千香子川越美和岩下志麻桃井かおり杉本哲太[14]木村文乃尾野真千子[15]などを起用した。

企業キャラクター

企業キャラクターは社名と同じくを採用している。1923年の商標登録以降、都度デザインが変更されて現在はイラストレーター安斎肇がデザイン[16]したものである。

歴代のキャッチフレーズ

  • 暮らしの夢をあたためる象印マホービン
  • サーモテクノでくらしを創る象印マホービン
  • 多彩な生活快感を提案します 象印
  • 日常生活発想 ZOJIRUSHI
  • ずっと もっと 象印らしく 100 ZOJIRUSHI(創業100周年を迎えた2018年のみ)

スポンサー番組

現在(主に30秒)

過去

モータースポーツ

2005年より中嶋悟率いるナカジマレーシングを支援する。2014年から中嶋の息子でレーシングドライバー中嶋一貴大祐兄弟のパーソナルスポンサーも務めている。

脚注

  1. ^ メンバー会社一覧 - みどり会(2019年12月14日閲覧)
  2. ^ 2010年9月5日放送TBSテレビ番組『がっちりマンデー』より[リンク切れ]
  3. ^ a b 大阪に「市川兄弟商会」を創立”. 象印マホービン株式会社. 2020年9月25日閲覧。
  4. ^ a b オーナー様からのギモン・質問にお答え!~「象印マホービン」編~”. 象印マホービン株式会社 (2020年1月27日). 2020年9月25日閲覧。
  5. ^ 象印食堂 全国4カ所で期間限定オープン 東京・表参道では10月25日(金)から10日間限定で実施象印マホービンのニュースリリース(2019年10月1日)2019年12月14日閲覧
  6. ^ “東証、象印を市場1部に変更 2月5日付……”. 日本経済新聞. (2018年1月15日). https://r.nikkei.com/article/DGXLASFL15HZ1_V10C18A1000000?s=5 2020年3月28日閲覧。 
  7. ^ まほうびん記念館
  8. ^ 電気ポット>VE電気まほうびん(商品情報) - 象印マホービン
  9. ^ みまもりほっとライン - 象印マホービン
  10. ^ 別冊宝島430号『よいこの広告 テレビCMが10倍面白くなる本!』宝島社、1999年、48頁。ISBN 4-7966-9430-7
  11. ^ 安藤サクラさん、奈緒さん、箭内夢菜さんが三姉妹となって、象印の新TV-CMに登場 新TV-CMシリーズ「象印姉妹」 5月16日(土)よりオンエア スピンオフのWEB動画では滝藤賢一さんが「象印叔父さん」に扮して熱演”. 象印 (2020年5月15日). 2020年5月21日閲覧。
  12. ^ 象印姉妹 特設ページ”. 象印マホービン (2020年5月15日). 2020年5月21日閲覧。
  13. ^ 象印姉妹メイキング”. 象印マホービン. 2020年6月21日閲覧。
  14. ^ 2014年、桃井と共演。さらに過去に風間杜夫間寛平との共演バージョンがあった
  15. ^ 象印マホービンの新イメージキャラクターに女優の尾野 真千子(おの まちこ)さんを起用
  16. ^ (2ページ目)吉田豪インタビュー:安齋肇「僕はタモリさんの横にいる人って評価で十分」(1)”. デイリーニュースオンライン (2016年10月1日). 2016年10月3日閲覧。
  17. ^ 1975年3月まで。現在はTBS系列。
  18. ^ 1975年4月から。
  19. ^ a b 両局とも日本テレビ系列。
  20. ^ 2010年4月改編に伴い番組の放送時間帯が月曜19時へ移動し、提供枠も30秒に縮小。残る30秒は『ひみつの嵐ちゃん!』へ同時期から新規提供。同年10月改編で『フレンドパーク』『ひみつの嵐ちゃん!』ともに降板。

関連項目

外部リンク