「IPad 2」の版間の差分
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2021年5月21日 (金) 02:28時点における版
iPad 2 (白) | |
製造元 | Apple |
---|---|
種別 | タブレット型メディアプレーヤー/コンピュータ |
世代 | 2nd |
発売日 |
2011年3月11日
2011年3月25日
|
OS | iOS 4.3.3(初期搭載)→iOS9.3.5(CellularモデルのみiOS 9.3.6) |
CPU | Apple A5 デュアルコア system-on-a-chip 1GHz |
メモリ | 512MB LPDDR2 (1066 Mbit/s[要出典]) RAM[1] |
ストレージ |
フラッシュメモリ 16, 32, & 64 GB |
ディスプレイ | 画面解像度 1024x768 px (XGA), 132 ppi, LEDバックライト,IPS LCD display |
グラフィック | Power VR SGX543MP2 2コア(A5に内蔵) |
入力機器 | マルチタッチタッチスクリーンディスプレイ, ヘッドセットコントロール, 近接センサーとローキー照明センサー, 3軸加速度計, デジタルコンパス |
デジタルカメラ |
バックカメラ:HDビデオ撮影(720p、最大30fps、オーディオ入り)、静止画(5倍デジタルズーム) |
外部接続 |
Wi-Fi (802.11a/b/g/n), Bluetooth 2.1+EDR, USB 2.0/ドックコネクタ 3G モデルは以下も含む: micro-SIMスロット(CDMA を除く), 4バンドGSM 850 900 1800 1900 MHz GPRS/EDGE, 4バンドUMTS 850 900 1900 2100 MHz HSDPA, 2バンドCDMA2000 800 1900 MHz EV-DO Rev. A ※データのみ |
電源 |
3.75V,25Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリー 最長10時間のバッテリー駆動 |
オンラインサービス | iTunes Store, App Store, iBooks Store, iCloud, Game Center, Safari |
サイズ |
9.50 in (241 mm) (height) 7.31 in (186 mm) (width) 0.346 in (8.8 mm) (depth) |
重量 |
Wi-Fi モデル: 1.32 lb (600 g) Wi-Fi + 3G(GSM) モデル: 1.35 lb (610 g) Wi-Fi + 3G(CDMA) モデル: 1.34 lb (610 g) |
前世代ハード | iPad |
次世代ハード | iPad (第3世代) |
関連商品 | iPod touch, iPhone |
ウェブサイト | www.apple.com/jp/ipad |
iPad 2(アイパッドツー)は、Appleが開発、販売していたタブレット型コンピュータで、iPad シリーズの第2世代にあたる機種。
iPad 2 には、Wi-Fiによる無線LAN機能付きと、Wi-Fiと携帯電話事業者が提供する通信網である第3世代移動通信システム (3G) の両機能を搭載した2つのモデルがあり、日本では初代のiPadと同様にソフトバンクモバイルより発売されていた。
概要
2010年に販売された初代iPadの後継モデル。初代iPadと比較し、本体重量の軽量化を行い、Wi-Fiモデルでは680gから601gと79gの軽量化。Wi-Fi+3Gモデルでは730gから613gと127g軽量になった。また、本体の薄型化を行い13.4mmから8.8mmと4.6mm薄型になった。おおむねiPadより33%薄く15%軽くなったとされる。
CPUは、シングルコアのApple A4からデュアルコアのApple A5に変更され、先代モデルと比較して処理能力は2倍に、グラフィックス性能は9倍に向上した[2]。このCPUは、発売当初は45nmプロセスのラインで製造されていたが、2012年モデルで32nmプロセスに変更された。これによりプロセッサチップのダイ面積は約半分となり、消費電力・販売価格が抑えられた(これ以降のiPhone 5、iPad mini、iPad第4世代のプロセッサもすべて32nmプロセスに統一して製造されることになり、45nmの旧製造ラインは閉じられることになった。このため45nmプロセスのプロセッサを持つiPad第3世代は、iPad 2の後継機であったが発売からわずか半年あまりで姿を消し、その前世代のiPad 2は販売を継続されることになった)[3][4]。
3軸ジャイロ、直線加速度、環境光の各センサを追加したほか、前面にVGA画質の、背面にHDビデオ撮影と960×720ピクセルの静止画撮影に対応したカメラを搭載、いずれもビデオ通話機能「FaceTime」に対応した。オーディオチップも変更され、ヘッドホン端子の解像力が増しており、また、本体側面のミュート/ディスプレイ回転固定スイッチの動作が設定で選択できるようになった。
3GモデルはこれまでのGSM/UTMSモデルだけでなく、CDMAモデルも用意され、アメリカでベライゾンのネットワークを使用したCDMA2000による通信が可能となった。
日本市場では、当初は欧州諸国やメキシコと同様に3月25日販売予定だったが、同年発生した東日本大震災の影響で販売延期が決定[5]。改めて、4月28日に販売開始された[6]。なお香港、韓国、マレーシアなどと同じ日である。
2012年に販売された後継モデルiPad (第3世代)の販売後も、16GBについては継続販売されていた[7]が、2014年3月18日にiPad (第4世代)の16GB版に置き換えられる形で販売が終了した。
iOSサポート
2016年6月14日(日本時間)に行われたWWDC 2016で発表となったiOS 10には対象外となり、iPad (第3世代)と共にiOS 9系(iOS 9.3.6)が最終バージョンとなった。iOS 7以降からコントロールセンターなどの透明効果のあるものは、実際には透明効果では表示されず、薄い黒色と、灰色で表示される。また、iOS 5新機能のSiriも、本製品は非対応だった。
沿革
- 2011年3月2日(米国時間) - サンフランシスコで開かれた製品発表会でスティーブ・ジョブズより発表された。この発表会では3月11日にアメリカ合衆国で先行発売し、3月25日に各国で発売する予定とされた。
- 2011年3月11日 - アメリカ合衆国で発売を開始。
- 2011年3月16日 - 東日本大震災の影響で日本市場での販売延期を決定。
- 2011年3月25日 - ヨーロッパ諸国などで販売を開始。前述のとおり当初は日本でもこの日に発売予定だった。
- 2011年4月28日 - 日本でもApple Store、ソフトバンクなどで販売を開始。
- 2012年3月7日 - iPad (第3世代)の販売に伴い、16GBのみ価格改定。継続販売する。
- 2013年5月31日 - 日本国内における価格改定[8]。値上げ理由は、日経などの取材で「円安ドル高による改訂」としている[9]。アメリカ市場では値段は据え置かれている[10]。
- 2014年3月18日 - iPad 2の発売を終息させると発表。以後はiPad (第4世代)をその代替として16GBモデルの生産を再開する[11]。
価格
アメリカ合衆国と日本での本体価格
2011年3月発売当時
モデル | 16 GB | 32 GB | 64 GB |
---|---|---|---|
iPad Wi-Fi | US$499(¥41,417) | US$599(¥49,717) | US$699(¥58,017) |
iPad Wi-Fi + 3G | US$629(¥52,207) | US$729(¥60,507) | US$829(¥68,807) |
- 日本での価格[13]
モデル | 16 GB | 32 GB | 64 GB |
---|---|---|---|
iPad Wi-Fi | ¥44,800 | ¥52,800 | ¥60,800 |
モデル名 | iPad 2 Wi-Fi + 3G(プリペイドプラン) | ||
---|---|---|---|
フラッシュメモリの容量 | 16 GB | 32 GB | 64 GB |
一括販売時の価格 | ¥56,640 | ¥64,800 | ¥72,720 |
月額分割支払金(24回) | ¥2,360 | ¥2,700 | ¥3,030 |
分割支払い時の総額 | ¥60,960 | ¥69,120 | ¥77,040 |
2012年3月改訂後
モデル | 16 GB |
---|---|
iPad Wi-Fi | US$399(¥33,915) |
iPad Wi-Fi + 3G | US$529(¥44,965) |
- 日本での価格[15]
モデル | 16 GB |
---|---|
iPad Wi-Fi | ¥34,800 |
iPad Wi-Fi + 3G | ¥45,800 |
2013年5月改訂後
モデル | 16 GB |
---|---|
iPad Wi-Fi | US$399(¥40,299) |
iPad Wi-Fi + 3G | US$529(¥53,429) |
- 日本での価格[8]
モデル | 16 GB |
---|---|
iPad Wi-Fi | ¥39,800 |
iPad Wi-Fi + 3G | ¥53,800 |
アクセサリ
- iPad 2 Smart Cover
- 画面保護用カバーであり、折り畳むことで卓上スタンドも兼ねる。iPad 2の左側面にあらかじめ内蔵される磁石とカバー側の磁石によって互いに吸着し安定するため、カバーは本体の右側から開くことになる。iPad 2の内蔵磁気センサーにより、カバーが閉じられるとスリープし、開くとスリープが解除されるしくみを備え、右側にも磁気センサー用も兼ねた弱い磁気吸着力がある。ポリウレタン素材[注 4]は5色の、イタリア製のレザー素材は5色のバリエーションがある[16]。
- iPad 2 Dock
- 立て掛けた状態でシンク/充電用のDockコネクタポートとの接続やオーディオケーブルでスピーカーとも接続できる。Apple Digital AVアダプタやiPad Camera Connection Kitなどにも対応する。
その他
iPadモデルの変遷
(横スクロールできる画像です)
脚注
注釈
出典
- ^ Siegler, MG. “TechCrunch Review — The iPad 2: Yeah, You’re Gonna Want One”. Tech Crunch. 10 March 2011閲覧。
- ^ 「iPad」「iPad 2」徹底比較! どこが変わった速くなった? - ASCII.jp 2011年5月13日
- ^ The iPad 2,4 Review: 32nm Brings Better Battery Life
- ^ iPad miniと第4世代iPad発表の裏に隠された半導体プロセスの移行
- ^ iPad2、日本での発売が延期に(Appleの声明を追記) - 週アスPLUS 2011年3月16日
- ^ ソフトバンクがiPad 2の価格プラン発表 - 「iPad 2 for everybody」も実施 - マイナビニュース 2011年4月27日
- ^ 新型iPadをAppleが発表、「新次元に到達したデバイス」に - Gigazine 2012年3月8日
- ^ a b アップルがiPadを最大1.3万円ひっそり値上げ 比較表で見る新旧価格(追記) - 週アスPLUS 2013年5月31日
- ^ アップル 円安でiPad値上げ - 日経 2013年5月31日
- ^ a b 円安でiPadなど最大1万6000円値上げ 「駆け込み需要」で売り切れも続出 - J-CASTニュース 2013年5月31日
- ^ アップル、iPad 2の販売を終息,PC Watch,2014年3月18日
- ^ Apple、薄型化/720pカメラ搭載した「iPad2」-9.7型IPS液晶は継承。日本では25日発売 - AV Watch
- ^ ソフトバンクモバイル、「iPad 2」を4月28日午前9時から販売 - ITmedia 2011年4月27日
- ^ 新型iPadをAppleが発表、「新次元に到達したデバイス」に - Gigazine
- ^ アップルがiPad 2を値下げ――3万4800円から - ITmedia 2012年3月8日
- ^ iPad 2 アクセサリ編 - PC Watch impress社 2011年5月6日
外部リンク
先代 iPad (第1世代) |
iPad 第2世代 |
次代 iPad (第3世代) |