「斬り抜ける」の版間の差分
Tokugawa08 (会話 | 投稿記録) |
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|6||女が道を変えるとき||11月7日||横光晃||永井啓之進:[[富川澈夫]]<br />浪人:暁新太郎、[[馬場勝義]]、[[渡辺憲悟]]、[[大井進]]<br />警護兵:丸尾好弘、横堀秀勝、伊波一夫、広田和彦<br />藩士:[[原田逸夫]]、[[橋本和博]]、[[小泉一郎 (俳優)|小泉一郎]]、美鷹健児<br />田島玄斎:[[小笠原良知]]、高野重兵衛:藤川準<br />梢:[[弓恵子]] |
|6||女が道を変えるとき||11月7日||横光晃||永井啓之進:[[富川澈夫]]<br />浪人:暁新太郎、[[馬場勝義]]、[[渡辺憲悟]]、[[大井進]]<br />警護兵:丸尾好弘、横堀秀勝、伊波一夫、広田和彦<br />藩士:[[原田逸夫]]、[[橋本和博]]、[[小泉一郎 (俳優)|小泉一郎]]、美鷹健児<br />田島玄斎:[[小笠原良知]]、高野重兵衛:藤川準<br />梢:[[弓恵子]] |
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|7||男は待っていた||11月14日||國弘威雄||大熊邦也||みね:[[千原しのぶ]]、大橋半蔵:[[五味龍太郎]]<br />吉岡つや:[[川口敦子]]、三沢市之助:[[柴田侊彦]]<br />松岡主計頭:[[阿木吾郎]]、町人:[[赤井タンク]]、[[泉裕介]]<br />側用人田岡:[[松岡与志雄]]、 |
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役人:馬場勝義、渡辺憲吾、大井進、橋本和博<br />吉岡敬一郎:[[早川保]] |
役人:馬場勝義、渡辺憲吾、大井進、橋本和博<br />吉岡敬一郎:[[早川保]] |
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2021年6月10日 (木) 05:02時点における版
斬り抜ける | |
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ジャンル | 時代劇 |
脚本 |
大工原正泰 横光晃 松田司 ほか |
監督 |
佐伯孚治 太田昭和 工藤栄一 ほか |
出演者 |
近藤正臣 和泉雅子 岸田森 火野正平 ほか |
オープニング | 作曲:鈴木淳 |
エンディング | ザ・ブレッスン・フォー「この愛に生きて」 |
製作 | |
プロデューサー |
山内久司・杉本宏(朝日放送) 佐相惣一郎(松竹) |
制作 | 朝日放送、松竹 |
放送 | |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | 1974年10月4日 - 1975年2月13日 |
放送時間 | 木曜21:00 - 21:55 |
放送分 | 55分 |
回数 | 20 |
特記事項: 第15話から最終回はタイトルが『斬り抜ける・俊平ひとり旅』。 |
『斬り抜ける』(きりぬける、第15話から『斬り抜ける・俊平ひとり旅』(きりぬける・しゅんぺいひとりたび)に改題)は、朝日放送(ABC)と京都映画撮影所(現・株式会社松竹京都撮影所)が制作し、TBS系(詳細は下述)で放映された時代劇。1974年10月3日から1975年2月13日まで、毎週木曜21:00 - 21:55(JST)に放映された。全20回。
作品内容
作州(現在の岡山県北部)津山松平藩藩士・楢井俊平は、藩の命令により、友人であり同僚である森千之助(岩崎信忠)を殺害したが、のちにその理由が俊平を愕然とさせてしまう。藩主である松平丹波守が千之助に対し、千之助の妻・菊を藩主の妾にせよという密命を、千之助が拒絶したためである。
俊平は藩主に反発し、菊と一人息子・太一郎(岡本崇)を連れ、藩主の非道を幕府に訴えるため江戸に旅立った。丹波守は、俊平を不義者だとして千之助の父=菊の義父・嘉兵衛と異母弟・伝八郎に俊平と菊の殺害を命じ、松平姓を名乗る各藩に二人の手配書“松平廻状”を出した。
制作の背景
本作は、前番組で、プロデューサーをはじめ、必殺シリーズのスタッフで製作された『おしどり右京捕物車』とほぼ同じ作品の主題―逆境の中で芽生える愛―をさらに強調したとされている。しかし、視聴率は苦戦を強いられた。チーフプロデューサーの山内久司は当時のインタビューで敗北を宣言した(出典:朝日新聞東京本社版1974年11月19日付夕刊の芸能面)。
さらに追い討ちをかけるかのように、放送開始から約1ヵ月半後の1974年11月19日、制作局の朝日放送は、それまでネットしていたTBSから、翌年3月31日をもって、NETテレビ(現・テレビ朝日)系列へ変更することを発表〈腸捻転ネットワークの解消。ちなみに毎日放送(MBS)はNETからTBSへ変更〉。このことと直接の関係があったかは不明だが、中盤から内容を大幅に変更。タイトルも『斬り抜ける・俊平ひとり旅』に改題、毎回大物俳優が次々とゲスト出演するも視聴率はさらに低迷。木曜9時枠の制作をTBSに明け渡し、事実上撤退した。のちに金曜9時枠に移動し現在に至る。
キャスト
- 楢井俊平 … 近藤正臣
- 森菊 … 和泉雅子(第1~14話) ※ただし、最終回までクレジットされている(第15話以降はバンクフィルムのみの登場)。
- 多一郎 … 岡本崇
- 森伝八郎 … 岸田森
- よろずやの弥吉 … 火野正平
- 道家鋭三郎 … 志垣太郎(第1-7話、9話-12話)
- おしん … 田坂都(第1-3話、5話-7話、9話-12話)
- 松平丹波守 … 菅貫太郎(第1話、第15話、第20話)
- 森嘉兵衛 … 佐藤慶(第15話まで、但し第16話では声のみの出演)
- ナレーション
- 語り … 江守徹
- 作 … 池田雅延
主題歌
- 「この愛に生きて」
- 作詞:悠木圭子 作曲:鈴木淳 編曲:京建輔 歌:ザ・ブレッスン・フォー
- 発売:RCAレコード(現・Ariola Japan)
※第8話では、俊平の激流下りのシーンに使用され、そのままエンディングまでフルバージョンが使われたが、後に発売されたレコードバージョンのそれとは歌い方が微妙に異なっている。
スタッフ
- プロデューサー:山内久司、杉本宏(朝日放送)・佐相惣一郎(松竹)
- 脚本:大工原正泰、横光晃、松田司、國弘威雄、安倍徹郎、早坂暁、佐々木守
- 音楽:鈴木淳
- 殺陣:楠本栄一、美山晋八
- 監督:佐伯孚治、太田昭和、松野宏軌、大熊邦也、工藤栄一、田中徳三、西村大介、倉田準二、家喜俊彦
- 制作協力:京都映画株式会社(現・株式会社松竹京都撮影所)
- 制作:朝日放送、松竹株式会社
放映リスト(サブタイトルリスト)
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
話数 | サブタイトル | 放映年月日 | 脚本 | 監督 | ゲスト |
---|---|---|---|---|---|
1 | 不義者俊平 | 1974年 10月3日 |
大工原正泰 | 佐伯孚治 | お相撲徳:大前均、為五郎:丹古母鬼馬二、家老:西山辰夫 井本兵庫:不破潤、目付:入江慎也、寺内源之進:浜伸二 留吉:滝譲二、文造:北野拓也、赤岩の子分A:暁新太郎、 |
2 | 松平はずし | 10月10日 | 横光晃 | おたみ:高森和子、儀十:長谷川弘 深編笠の浪人:千葉敏郎、下足番:千葉保 覆面の武士:堀北幸夫、宿の番頭:笹吾朗、女郎:内田真江 旅人A:藤川準、旅人B:橋本尚友、初老の旅人:真木祥次郎 駕籠店の者:美鷹健児、駕籠かき:三木昭八郎、用人:山内八郎 子分:丸尾好弘、東悦次、扇田喜久一、橋本和博 | |
3 | お札くずれ | 10月17日 | 大工原正泰 | 太田昭和 | 伊助:小島三児、本間十蔵:根岸一臣 荒谷庄兵衛:阿藤海、川野作次郎:岩尾正隆 刀屋主人:沖時男、おちよ:飯塚明美 喜八:松尾勝人、清吉:伊波一夫 おみね:香月京子、おこと:朝比奈潔子、おもん:和田かつら |
4 | 女が峠を越えるとき | 10月24日 | 横光晃 | たか:横山リエ みき:倉野章子、ゆう:笠原玲子 ちせ:宮前ゆかり、女中:小柳圭子 女衒:森章二、野盗首領:堀北幸夫、関所役人:花岡秀樹 ふさ:三笠敬子、駕籠かき:広田和彦、美鷹健児 女郎:渥美智里、常磐茂子、入江須恵子、服部明美 行商人:柳沢真一 | |
5 | 女が命を燃やすとき | 10月31日 | 松田司 | 松野宏軌 | 甚吉:江幡高志 お紺:三島ゆり子、田中勘三:木村元 細兵衛子分:加茂雅幹、東悦次、広田和彦 番頭:北見唯一、女中:柴田和子 斬られる女:井上明子、介添役:横堀秀勝 からくり細兵衛:金田龍之介 |
6 | 女が道を変えるとき | 11月7日 | 横光晃 | 永井啓之進:富川澈夫 浪人:暁新太郎、馬場勝義、渡辺憲悟、大井進 警護兵:丸尾好弘、横堀秀勝、伊波一夫、広田和彦 藩士:原田逸夫、橋本和博、小泉一郎、美鷹健児 田島玄斎:小笠原良知、高野重兵衛:藤川準 梢:弓恵子 | |
7 | 男は待っていた | 11月14日 | 國弘威雄 | 大熊邦也 | みね:千原しのぶ、大橋半蔵:五味龍太郎 吉岡つや:川口敦子、三沢市之助:柴田侊彦 松岡主計頭:阿木吾郎、町人:赤井タンク、泉裕介 側用人田岡:松岡与志雄、 役人:馬場勝義、渡辺憲吾、大井進、橋本和博 |
8 | 女が愛にゆれるとき | 11月21日 | 横光晃 | 工藤栄一 | 船頭:牧冬吉 源七:田中弘史、棺桶屋:伝法三千雄 番頭:沖時男、番人:松尾勝人、番人:伊波一夫 山男:横堀秀勝、鈴木義章、小泉一郎、日下弥一 たき:加茂さくら |
9 | 男は耐えていた | 11月28日 | 大工原正泰 | 玄庵:上田忠好 茂兵衛:池田忠夫、おみよ:近江輝子、 与助:吉田良全、捨吉:下元年世、村人:家野繁次、広岡善四郎 | |
10 | 女が炎になるとき | 12月5日 | 横光晃 | 田中徳三 | けい:賀川雪絵、とせ:桜井浩子、 武士:出水憲司、花岡秀樹、宮川珠季、 りく:丘夏子、さき:内田真江 |
11 | 女が闘うとき | 12月12日 | 大工原正泰 | 作左衛門:富田浩太郎 小寺甚内:中井啓輔、おかつ:九重ひろ子 おその:福田真知子、おもん:中塚和代、おたみ:和田かつら 村人:古川ロック、千代田進一、乃木年雄 武士:田中直行、加茂雅幹、美樹博 作太郎:星田知則、村人:扇田喜久一、役人:広田和彦 はな:入江若葉 | |
12 | 男は賭けた | 12月19日 | 安倍徹郎 大工原正泰 |
西村大介 | 横川庄十郎:入川保則、水田内膳:垂水悟郎、 鬼塚鉄之助:丹古母鬼馬二、お弓:絵沢萠子、黒木:不破潤 |
13 | あなたが欲しい | 12月26日 | 早坂暁 | 松野宏軌 | 勝呂勘右エ門:稲葉義男、城戸多聞:加藤和夫、姉小路:楠田薫 源左衛門:森秀人、羽倉:北原将光、堀田:下元年世 老中:永田光男、溝田繁、武周暢 水野越前守:鈴木瑞穂 |
14 | 愛と死と… | 1975年 1月2日 |
佐々木守 | 庄屋:奥村公延、鉄:遠藤征慈 城戸多聞:加藤和夫、老中阿部:武周暢 | |
15 | 城中乱入[1] | 1月9日 | 大工原正泰 | 田中徳三 | 祭文の辰造:須賀不二男、桂木筑後:永野達雄 多十:志賀勝、丑松:吉田良全、 |
16 | 城代暗殺 | 1月16日 | 横光晃 | 大熊邦也 | 大久保高安:外山高士、たね:末広真樹子、 |
17 | 綾姫御殿 | 1月23日 | 倉田準二 | 綾姫:国景子、黒木玄蕃:伊達三郎 くに:小山明子 | |
18 | 死地突入 | 1月30日 | 大工原正泰 | 家喜俊彦 | おみの:水原英子、矢来の竹熊:成瀬昌彦 銀次:沖田駿一、佐平:阿藤海、伊三:大竹修造 竜:中村敦夫 |
19 | 黄金振舞 | 2月6日 | 横光晃 | 太田昭和 | 亀吉:嵐堪忍、木村:藤尾純 せん:中村玉緒 |
20 | 作州炎上 | 2月13日 | 大工原正泰 | 大熊邦也 | 桂木筑後:佐々木孝丸、若林主膳:棟方巴里爾、 |
題字ならびに毎回のサブタイトルは、竹内志朗(株式会社シュプール代表取締役社長)が手がけた。
ソフト化情報
再放送
- 制作局の朝日放送がNETテレビ(現:テレビ朝日)系列にネットチェンジした直後の1975年には、同系列局の広島ホームテレビが平日15:00 - 15:55枠で放送した[2]。
- 2007年5月下旬から6月中旬まで時代劇専門チャンネルにて放映された。
- 2012年11月から2013年4月までは、TOKYO MXで再放送された。
この他、テレビ東京やサンテレビ、CSのホームドラマチャンネルで再放送されている。
備考
- 他の時代劇作品と一線を画す試みとして、刀の扱いが挙げられる。相手を切った刀は血脂や刃こぼれのために切れ味が悪くなり、連続して切れるのは二人まで、というものであった。また、刀が折れ、何本もの刀を取り替えたり、相手から奪ったりして使う、もしくは他の武器を使う、といった描写もよく見られた。リアリティを追求するためにとられたアイデアだったが、第6話以降はこのルールは無視され、他の作品と同様の描写となった。
- 最終回の撮影終了後に行われた打ち上げパーティーの席上、同話の脚本を手掛けた大工原正泰は「数ある時代劇の中で、この作品ほど役者・スタッフが一丸となって『時代劇にリアリティーを』と言う初志を貫徹したドラマはなかったと思う。生涯忘れる事が出来ない作品だ」と語っている[3]。
- 前述の通り、『斬り抜ける・俊平ひとり旅』にタイトルを変更した第15話以降、第16話の藤田まこと(『必殺仕置人』、『暗闇仕留人』)、第17話の小山明子(『助け人走る』)、第18話の中村敦夫(『おしどり右京捕物車』)、第19話の中村玉緒(『必殺仕掛人』)、20話(最終回)のジュディ・オング(『おしどり右京捕物車』)と、主に朝日放送・松竹・京都映画制作作品の出演俳優のゲスト出演が相次いだ。中でもジュディ・オングは、最終回の演出を手掛けた大熊邦也監督の意向により、早くからキャスティングがなされている。
必殺シリーズへの影響
- 近藤正臣演じる俊平の衣装はデニム(ジーンズ)で出来ている。時代劇でジーンズという異色の衣装は、後に『翔べ! 必殺うらごろし』で和田アキ子が演じた「若」と、『必殺仕事人』シリーズで三田村邦彦が演じた飾り職人の秀の衣装へ引き継がれていく。
- 近藤は、後に必殺シリーズ第11作『新・必殺からくり人』、第29作『必殺剣劇人』で主役を務めた。
- 火野正平は、第10作『新・必殺仕置人』と第12作『必殺商売人』で正八役として、第14作『翔べ! 必殺うらごろし』では正十役としてレギュラーを務めている(主水、鉄らアクの強いキャラに挟まれた正八よりも、押さえつけるキャラのいない『~うらごろし』の正十の方が弥吉のイメージに近い)。
註
TBS系 木曜21時台(ここまでABCの制作枠) | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
斬り抜ける
斬り抜ける・俊平ひとり旅 |