「吉野口駅」の版間の差分
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:* 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。 |
:* 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。 |
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:** 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。 |
:** 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。 |
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!colspan="10"|年度別利用状況(近鉄吉野口駅) |
!colspan="10"|年度別利用状況(近鉄吉野口駅) |
2021年8月8日 (日) 12:26時点における版
吉野口駅* | |
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![]() 駅舎(2004年3月) | |
よしのぐち Yoshinoguchi | |
![]() | |
所在地 | 奈良県御所市古瀬442 |
所属事業者 |
西日本旅客鉄道(JR西日本) 近畿日本鉄道(近鉄) |
電報略号 | ヨノ(両社とも) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 3面5線 |
乗車人員 -統計年度- |
(JR西日本)605人/日 (近鉄)757人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1896年(明治29年)5月10日[1] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 |
![]() |
キロ程 | 24.9 km(王寺起点) |
◄掖上 (4.0 km) (6.6 km) 北宇智► | |
所属路線 | F 近鉄吉野線 |
駅番号 | F48 |
キロ程 |
9.5km(橿原神宮前起点) 大阪阿部野橋から49.2 km |
◄F47 葛 (1.6 km) (1.7 km) 薬水 F49► | |
備考 |
共同使用駅(JR西日本の管轄駅) JR西日本:直営駅 POS端末設置 * 1903年に葛駅から改称。 |
吉野口駅(よしのぐちえき)は、奈良県御所市古瀬(こせ)にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・近畿日本鉄道(近鉄)の駅である。
乗り入れ路線
両社の共同使用駅で、JR西日本が管轄している。JR西日本の王寺鉄道部と近鉄の下市口駅が共同で管理している。
歴史
- 1896年(明治29年)
- 1903年(明治36年)5月15日 - 吉野口駅に改称[2]。
- 1904年(明治37年)12月9日 - 南和鉄道の路線を関西鉄道が承継、同社の駅となる[1]。
- 1907年(明治40年)10月1日 - 関西鉄道が鉄道国有法により国有化、帝国鉄道庁の駅となる[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称が制定され、和歌山線の所属となる[1]。
- 1912年(大正元年)10月25日 - 吉野軽便鉄道(現在の近鉄吉野線の前身)が当駅 - 吉野駅(現在の六田駅)間で開業[1]。同社と国有鉄道の共同駅となる。
- 1913年(大正2年)5月31日 - 吉野軽便鉄道が吉野鉄道に社名変更[1]。
- 1923年(大正12年)12月5日 - 吉野鉄道が橿原神宮前駅(初代)まで延伸[3]。同線においても途中駅となる。
- 1929年(昭和4年)8月1日 - 大阪電気軌道が吉野鉄道を合併[3]。国有鉄道と大軌(吉野線)の駅となる。
- 1941年(昭和16年)3月15日 - 大阪電気軌道と参宮急行電鉄が合併、関西急行鉄道が発足[3]。同社と国有鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 戦時合併により関西急行鉄道が近畿日本鉄道に改組[3]。同社と国有鉄道の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道と近鉄の合同駅となる[1]。
- 1989年(平成元年)5月18日 - 近鉄の特急停車駅になる[4]。
- 2007年(平成19年)4月1日 - 近鉄吉野線でICカード「PiTaPa」の利用が可能となる[5]。
- 2018年(平成30年)
駅構造
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f6/Yoshinoguchi_Station_sign_20180924.jpg/200px-Yoshinoguchi_Station_sign_20180924.jpg)
単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線、合計3面5線のホームを持つ地上駅で、開業時からの古い木造駅舎が現在も残っている。うちJRは2面3線、近鉄は2面2線の使用となっているが、島式ホームのうち1面はJRと近鉄の共有となっている。そのため、JRと近鉄は改札内での乗換えが可能であり、更に特定の場合同一ホーム上での乗換えが可能という特異な構造となっている(後述)。駅舎は東側にあり、島式ホームとは地下道で結ばれている。列車の本数は近鉄が多く、現在停車する最長編成はJRと近鉄ともに4両である。
駅名標は近鉄線のホームも含めてJR西日本の仕様に統一されているが[6]、近鉄線ホームのものはJRロゴがない代わりに近鉄仕様の駅番号が表記されている[7]。
2番・3番のりばの待合室内に自販機がある。トイレ(汲み取り式)は1番のりばにある。
JR西日本の直営駅であるが、マルス端末の設置はなく、窓口でのJR乗車券の発券はPOS端末を用いて行っている。そのためみどりの窓口は設置されていない。指定席券については一時期取り扱っていなかったが、2021年6月時点では、近隣地区発の発売区間が複雑でないものを手書きの補充券で発売している。
近鉄の乗車券については、後述の自動券売機の他に普通回数券や券売機で購入できない区間の普通乗車券をJR窓口で委託販売しているが、近鉄の端末が設置されていないため、いずれも自動改札を利用できない手書きの補充券となる。特急券は窓口で販売されていないが、大阪阿部野橋行きのみホーム上の自動券売機で購入することができるものの、インターネットで予約した特急券の受け取り以外は直近の列車のみ発売となる[8][9]。また、定期券の購入は窓口・予約販売のいずれも不可能となっている[8]。
改札外にはJR・近鉄それぞれの自動券売機が設置されている。交通系ICカードについては近鉄側改札口にICカード用の簡易改札機が設置されている。当駅からICカードでJR和歌山線に乗車する場合は乗り換え改札機にタッチしなければならない。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | F 近鉄吉野線 | 下り | 下市口・吉野方面 |
2 | 上り | 橿原神宮前・大和八木・大阪阿部野橋方面 | |
3 | ![]() |
下り | 五条・橋本方面 |
4・5 | 上り | 高田・王寺方面 |
1番のりばのみが単式で、残りのホームは島式である。JR線の高田・王寺方面行き列車については通常4番のりばに発着し、一部の列車が5番のりばに停車する。なお、1番のりばから大阪阿部野橋方面への折り返しも可能であり、5番のりばは高田方面と五条方面の両方向の入線・発車に対応している。
2番のりばの大阪阿部野橋方面と3番のりばの五条方面は、相互に同一ホーム上での乗換えが可能である。直通運転を行なっていないJRと大手私鉄が同一ホーム上で乗り換えられるのは、全国的に珍しい。近鉄と同様の設備が存在する駅として、柏原駅が他にある[10]。
近鉄吉野線は吉野鉄道によって開設された路線で、当駅で吉野杉の貨物受渡し(貨車直通)を行うために国鉄のレール幅に合わせて建設された。また、近鉄吉野線の壺阪山駅 - 下市口駅間のルートが距離の短い直線ルートではなく、西側の御所市にある当駅を一旦経由するルートになっているのは、そのような事情もあったからである。和歌山線で貨物輸送が行われていた時には片町線徳庵駅にある近畿車輛で製造された近鉄車両(主に南大阪線用の狭軌車両)を当駅まで甲種輸送を行い、この駅で近鉄へ引き渡されて、古市工場まで搬入したことがある。なお、1982年10月の工場移転により以降は陸送に変更されたため、近鉄から甲種輸送は廃止された。
停車列車
- 和歌山線
- 大和路線直通の快速も含めた全列車が停車する。
- 近鉄吉野線
- 特急列車も含めた全定期旅客列車が停車する[9]。
- 橿原神宮前駅 - 当駅間の区間運転列車が設定されており、夕方に当駅終着が平日2本と土休日1本、早朝と平日夕方に当駅始発が各1本設定されている[9]。
- 近鉄吉野線においては両隣の駅がどちらも棒線駅のため、当駅での列車交換が頻繁に行われている[9]。
駅弁
長らくみどりの窓口はないが駅弁は販売しているという、現在のJRとしては珍しい駅になっており、売店が閉店した2018年6月時点では奈良県内のJR線において唯一の駅弁販売駅となっていた。販売されていた駅弁は下記の通り[11]。
- きぬ巻時雨寿司
- 鮎ずし
- 柿の葉寿し
- 柿の葉寿しミックス
2018年9月下旬にホーム上の売店が完全に撤去されたので、2018年10月現在駅構内で駅弁を購入することはできない。但し、駅弁業者自体は駅近くの本社で引き続き営業している。
利用状況
- JR西日本
- 奈良県統計年鑑によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
- 862人(2005年度)
- 860人(2006年度)
- 752人(2007年度)
- 722人(2008年度)
- 636人(2009年度)
- 623人(2010年度)
- 590人(2011年度)
- 583人(2012年度)
- 近畿日本鉄道
- 近年における当駅の1日乗降人員の調査結果は以下の通り[12]。
- 2018年11月13日:1,327人
- 2015年11月10日:1,357人
- 2012年11月13日:1,483人
- 2010年11月9日:1,628人
- 2008年11月18日:1,707人
- 2005年11月8日:2,187人
- 吉野口駅(近鉄)の利用状況の変遷は下表の通り。
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す[13]。年度間の比較に適したデータである。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
- 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年度別利用状況(近鉄吉野口駅) | |||||||||
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年度 | 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 | 乗降人員調査結果 人/日 |
特記事項 | ||||||
通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合 計 | 調査日 | 調査結果 | ||||
1982年(昭和57年) | ←←←← | 11月16日 | 2,695 | ||||||
1983年(昭和58年) | ←←←← | 11月8日 | 2,441 | ||||||
1984年(昭和59年) | ←←←← | 11月6日 | 2,680 | ||||||
1985年(昭和60年) | ←←←← | 11月12日 | 2,485 | ||||||
1986年(昭和61年) | ←←←← | 11月11日 | 2,605 | ||||||
1987年(昭和62年) | ←←←← | 11月10日 | 2,599 | ||||||
1988年(昭和63年) | ←←←← | 11月8日 | 2,376 | ||||||
1989年(平成元年) | ←←←← | 11月14日 | 2,534 | ||||||
1990年(平成2年) | ←←←← | 11月6日 | 2,473 | ||||||
1991年(平成3年) | ←←←← | ||||||||
1992年(平成4年) | ←←←← | 11月10日 | 2,659 | ||||||
1993年(平成5年) | ←←←← | ||||||||
1994年(平成6年) | ←←←← | ||||||||
1995年(平成7年) | ←←←← | 12月5日 | 2,588 | ||||||
1996年(平成8年) | ←←←← | ||||||||
1997年(平成9年) | ←←←← | ||||||||
1998年(平成10年) | ←←←← | ||||||||
1999年(平成11年) | ←←←← | ||||||||
2000年(平成12年) | ←←←← | ||||||||
2001年(平成13年) | ←←←← | ||||||||
2002年(平成14年) | ←←←← | ||||||||
2003年(平成15年) | ←←←← | ||||||||
2004年(平成16年) | ←←←← | ||||||||
2005年(平成17年) | 335,640 | ←←←← | 60,549 | 396,189 | 11月8日 | 2,187 | |||
2006年(平成18年) | 337,290 | ←←←← | 52,933 | 390,223 | |||||
2007年(平成19年) | 293,940 | ←←←← | 54,388 | 348,328 | |||||
2008年(平成20年) | 267,420 | ←←←← | 53,821 | 321,241 | 11月18日 | 1,707 | |||
2009年(平成21年) | 235,620 | ←←←← | 48,478 | 284,098 | |||||
2010年(平成22年) | 146,340 | ←←←← | 21,679 | 168,019 | 11月9日 | 1,628 | |||
2011年(平成23年) | 190,686 | ←←←← | 25,254 | 215,940 | |||||
2012年(平成24年) | 190,620 | ←←←← | 46,095 | 236,715 | 11月13日 | 1,483 | |||
2013年(平成25年) | 198,960 | ←←←← | 47,209 | 246,169 | |||||
2014年(平成26年) | 192,840 | ←←←← | 60,803 | 253,643 | |||||
2015年(平成27年) | 193,440 | ←←←← | 104,190 | 297,630 | 11月10日 | 1,357 | |||
2016年(平成28年) | 205,260 | ←←←← | 101,844 | 307,104 | |||||
2017年(平成29年) | 195,270 | ←←←← | 98,114 | 293,384 | |||||
2018年(平成30年) | 182,790 | ←←←← | 93,357 | 276,147 | 11月13日 | 1,327 |
駅周辺
駅前は一軒の商店があるのみとなっている。
バス路線
御所市コミュニティバスと大淀町よどりタクシー(乗合型デマンド交通、登録済みの大淀町住民が対象)が発着している。
隣の駅
脚注
- ^ a b c d e f g h i 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月16日、20-21頁。
- ^ 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 8 関西1、新潮社、2008年、41頁。ISBN 978-4-10-790026-5。
- ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 3号 近畿日本鉄道 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月29日、26-27頁。
- ^ “18日からダイヤ改正 近鉄 今川駅の追抜設備完成で”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1989年5月16日)
- ^ "平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります" (pdf) (Press release). 近畿日本鉄道. 30 January 2007. 2016年3月6日閲覧。
- ^ 和歌山線のホームはラインカラーに対応したものに更新されている。
- ^ 同様にJR西日本が近鉄と改札内を共用している柏原駅(大和路線)の近鉄道明寺線ホームは近鉄仕様の駅名標が設置されている。
- ^ a b 近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.70 - p.87
- ^ a b c d 近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.232 - p.258・p.388 - p.413
- ^ 同様に高架化前の武蔵境駅も直通運転を行なっていないJR(中央線)と大手私鉄(西武鉄道)が、高尾方面行きと是政方面で同一ホーム上の乗り換えができていた。
- ^ 『JR時刻表』2017年3月号、交通新聞社、2017年、324頁。
- ^ 駅別乗降人員 吉野線 - 近畿日本鉄道
- ^ 奈良県統計年鑑
関連項目
外部リンク
- 吉野口駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
- 駅の情報|吉野口 - 近畿日本鉄道