「ドラえもん のび太と雲の王国」の版間の差分
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| 作品名 = ドラえもん<br/>のび太と雲の王国 |
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2021年9月6日 (月) 06:53時点における版
ドラえもん のび太と雲の王国 | |
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Doraemon: Nobita and the Kingdom of Clouds | |
監督 | 芝山努 |
脚本 | 藤子・F・不二雄 |
原作 | 藤子・F・不二雄 |
製作総指揮 | 藤子・F・不二雄 |
出演者 |
レギュラー 大山のぶ代 小原乃梨子 野村道子 たてかべ和也 肝付兼太 ゲスト 伊藤美紀 村山明 小林清志 |
音楽 | 菊池俊輔 |
主題歌 | 雲がゆくのは…/武田鉄矢 |
編集 | 岡安肇 |
制作会社 | シンエイ動画 |
製作会社 |
シンエイ動画 テレビ朝日 小学館 |
配給 | 東宝 |
公開 | 1992年3月7日 |
上映時間 | 97分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
配給収入 | 16億8000万円[1] |
前作 | ドラえもん のび太のドラビアンナイト |
次作 | ドラえもん のび太とブリキの迷宮 |
『ドラえもん のび太と雲の王国』(ドラえもん のびたとくものおうこく)は、藤子・F・不二雄によって執筆され、『月刊コロコロコミック』1991年10月号から1992年1月号に掲載された大長編ドラえもんの1作品、および、この作品を元に1992年3月7日に公開されたドラえもん映画作品である。大長編シリーズ第12作目、映画シリーズ第13作目に当たる。またコロコロコミック創刊15周年記念作品でもある。
第10回ゴールデングロス賞優秀銀賞受賞作[2]。同時上映は『21エモン 宇宙いけ! 裸足のプリンセス』『トキメキソーラーくるまによん』。
概要
原作は藤子・F・不二雄で、映画版では製作総指揮・脚本も務めた。地上人の環境破壊への報復として、地上文明を大洪水によって滅亡させようと計画する天上人と、それを阻止しようとするドラえもんとのび太達の戦いを描いた作品。環境破壊に対する「自然の怒り」を天上人という概念を介して描いている。
『月刊コロコロコミック』連載時は藤子の体調不良のため、ラスト2回が描かれず、藤子プロによる絵物語「のび太と雲の王国 完全ビジュアル版イラストストーリー」が掲載された。自身の都合により連載を終えられなかった藤子は『(結末は)漫画で描かなきゃ意味がない』という思いが強く[3]、その後の1994年3月、『ドラえもんクラブ』に完結篇が掲載され、映画上映から2年を経て原作は正式に完結を迎えた。このため、原作の単行本は次回作『ドラえもん のび太とブリキの迷宮』のそれよりも後に発売された。絵物語と映画版とでは結末がやや異なる(例として絵物語ではドラえもんが重体になっていない、ドラえもんの頭突きは存在しないなど)。監督の芝山努は完結篇が映画版を踏襲した内容となっていた事が嬉しかったとしている[4]。
シリーズで初めて、主人公であるドラえもんが故障するという危機的状況が描かれた。その後のシリーズ作品でも何度かドラえもんが故障することがあるが[注 1]、1エピソード中に2回も故障したのは本作のみ[注 2]。また、未確定の未来として描写されているものの、人類の文明世界が滅亡した描写が明確になっているのも本作が唯一である。
テレビ朝日版の放送開始以来、野比のび助を演じてきた加藤正之が公開1年後に降板・死去したため、本作は加藤が出演した最後のドラえもん映画となった。
大長編の中でも、通常漫画と大長編が完全にリンクしているという、稀有な特徴がある。かつてゲストとして登場したキャラクター達が、天上人に関わる形で登場している。映画内でもテレビアニメの映像を引用・流用している。
あらすじ
難破して無人島で助けを待つ少年タガロとその家族は「すぐに船でこの島を離れろ、さもなくば大雨によってこの島は溶けて流れる」という何者かの警告を受ける。その夜、島を覆うような黒雲が大雨を降らせ、島を沈めてしまった。
同じ頃、雲の上には天国があると信じてそれをからかわれたのび太に、ドラえもんは雲の上に自分たちで天国(理想の王国)を作ろうと提案する。途中で資金難に陥るも、仲間たちの資金協力を募る「株式王国」というアイデアによって「雲の王国」は完成、楽しい時間を過ごすのび太達。しかし、気流に流された王国が槍ヶ岳の頂上に引っかかった際、極寒の山中に絶滅動物グリプトドンとその背中に乗ったまま気絶したタガロを発見する。陽が落ちたのでタガロを眠らせたまま帰宅した5人だが、その夜、王国に円盤が飛来してタガロを連れ去っていった。
翌日、消えたタガロを探す為に槍ヶ岳に戻った5人は、豊かな自然に恵まれ地上では絶滅した動物が多数生息する謎の雲に迷い込む。そこは本物の天上人が住む「天上世界」の「絶滅動物保護州」だった。友好的な態度の保護管理員パルパルに連れられて管理施設を案内される5人。しかし、天上人は地上人に警戒心と偏見を持っており、5人を宿泊施設に監禁してしまう。その処遇に反感を持った5人はタケコプターで脱出を図るも天上人の操る黒雲の雷により墜落。しずか、ジャイアン、スネ夫の3人は天上世界の首都「中央州」へ移送されてしまう。一方、のび太はドラえもんと合流するも、ドラえもんの電子頭脳は雷撃で故障して狂っていた。途方に暮れるのび太だが、保護州には以前ドラえもんと共に助けた小人『ドンジャラ村のホイ』やタガロが住んでおり、彼らの協力を得て保護州からの脱出に成功する。
地上の大気汚染に苦しむ天上界では、動植物と地上人をあらかじめ避難させたうえで大洪水で地上文明を破壊する「ノア計画」が実行されようとしており、しずか達3人は地上人の代表として計画の実行開始を決める法廷へ立たされることになる。しずかの痛切な訴えと同情したパルパルの弁護により審議を延期させることは出来たが、同じく地上人代表として拉致されていた密猟者たちが円盤を盗んで脱走し、地上人への反感はますます強くなってしまう。一方、のび太達は雲の王国からどこでもドアで家に戻ったが、東京は既に大洪水に襲われており、野比家も今まさに沈みゆく最中だった。偶然によりドラえもんが復活して雲の王国へ戻る事には出来たものの、もう人類は終わりだと絶望しかけるのび太。しかし、人類が20世紀で滅ぶならばドラえもんが存在するはずがないというタイムパラドックスから、どこでもドアにセットした時差調整ダイヤルが10日後になっていた事と、大洪水の発生が未確定の未来だと気付く。ドラえもんは未来を変える為、天上世界を消滅させる事が可能な「雲戻しガス」を抑止力として天上人と交渉しようと考える。
その夜、密猟者たちの円盤が雲の王国に墜落し、翌朝には円盤の大編隊が雲の王国を包囲する。ガス発射用の主砲で威嚇しながらも平和的解決を図るドラえもん達に対し、密猟者は私欲と復讐心から攻撃を主張。ドラえもんやのび太、交渉に訪れたしずか達3人とパルパルを縛り上げて王国を乗っ取り、勝手に攻撃を開始してしまう。主砲の第一射で「エネルギー州」が消滅し、更に多数の住人がいる中央州への攻撃が迫る中、責任を感じたドラえもんは自らが犠牲になることを決断。全速力の頭突きで雲戻しガスのタンクに特攻し、雲の王国を消滅させることで攻撃を阻止した。
ガス爆発により完全に故障したドラえもんと4人は再び法廷に立たされたが、ドラえもんの犠牲的精神を評価したパルパルや、かつてのび太に助けられたホイやモア、ドードーが彼らを弁護する。更に天上人移住交渉のため植物星から派遣されていた大使が法廷に現れ、自身の正体が以前のび太によって知性を与えられた苗木『キー坊』だった事を明かす。彼はドラえもんを修復した後、地球人の中に自然環境を省みる者が現れていることを訴え、環境が再生するまで天上人の移住を受け入れる事を発表。こうしてノア計画は撤回された。パルパルによって学校の裏山に戻された5人は、自然環境の再生と天上人たちとの再会を誓い、日常へ戻っていくのだった。
舞台
雲の王国
高高度から落下したのび太を救うため、ドラえもんが雲固めスプレーを使用して作った雲の大地である。そこへ他のひみつ道具を用いて作った王国。1株100円の株式制を採用した「株式国家」。総工費のうちほとんどをスネ夫が出した(スネ夫・3万円=300株につき大株主。静香は100円で1株、ジャイアンは50円で半株)。小さな国であるが、山、谷、川、滝、湖など基礎的な自然物があり、レストラン、図書館、ゲームセンター、野球場、テニスコートなどの施設が充実している。労働力・遊び相手として、雲の切れ端にロボッターを入れて作った雲ロボットが多数いる。
役職としては、のび太が国王、しずかが王妃、ドラえもんが総理大臣、スネ夫がナンデモ大臣、ジャイアンが召し使い、となっているがほぼ肩書だけである。
ノア計画によって地上文明を滅ぼそうとしている対天上連邦の対策として、後に「雲戻しガス」を応用した主砲が開発され、雲の上に存在する天上連邦側にとっては最大の脅威となっている。また、元々王国自体が多少の攻撃では無傷である事もあって、まさに無敵の機動要塞と呼べる代物となったが、天上連邦への報復を目論む密猟者達に王国を占拠されてしまった為、最終的にはドラえもんの捨て身の特攻によって、王国の雲戻しガスが凝縮されたガスタンクが破壊され、王国は崩壊の末路を迎えた。
天上世界(天上連邦)
12の雲から成り立つ連邦国家。大統領を頂点にした州制度を用い、首都は中央州中央市。宇宙との交流が盛んであり、テクノロジーは地上よりもはるかに高い。ここに住む人間は天上人と呼ばれるが、生物学的には地上のヒトと同種。外見も同一だが、元首、要人、役人等は皆背中に羽の生えた衣服を身に着けており、その羽で空を飛ぶことが可能。創世神話によれば、戦争により高地に逃れた古代人が、彗星落下によって発生した特殊なガスにより、固体化した雲に乗ることを発見、移住した末に発展した国家であることが示唆されている。
事実上地上資源が使えないために、酸素・水等から合成した食料および太陽光によるクリーンエネルギーの技術が発展。地上との接触を避けつつ、太古から絶滅危惧種の保護に力をいれ、結果として地上で絶滅した動物・植物が生き残っている。
一見すると地上社会から隔絶された楽園のように思えるが、実際は地上世界の環境破壊が原因で年々人口が減少し続けており、彼らの多くは地上人を激しく敵視している。
ノア計画への対抗のためにドラえもんが用意した雲戻しガスの主砲が密猟者たちに強奪された結果、エネルギー州が壊滅してしまうが、ドラえもんの捨て身の特攻によって主砲を設置していた雲の王国が崩壊したことから、天上世界そのものの滅亡は免れた。ドラえもんの犠牲的行為への評価と植物星大使キー坊の説得によりノア計画の中止が決定され、天上連邦の人々は地球環境が回復するまで植物星へ移住する事になった。
- 中央州
- 天上連邦の首都。巨大な空港、公園、ホテル、裁判所、シティホールなどが立ち並ぶ大都会。
- エネルギー州
- 天上連邦で用いるエネルギーのほとんどを生産する州。北海道ほどの広さで、その一面に無数のソーラーパネルが設置されている。ここで作られたエネルギーは、マイクロ波に変換して他の州に送られている。
- 絶滅動物保護州
- 地上で絶滅した動物(画面に登場したのは新生代のもの)、および絶滅危惧種の動物を集め、保護している。作中に登場した動物としては、マンモス、モア、ドードー、フクロオオカミ、クアッガ、ジャイアントモア、メガテリウム、スミロドン、ネッシー、グリプトドン、ムカシダイダラアホウドリ(後述)、フォルスラコスがいる。
声の出演
- ドラえもん - 大山のぶ代
- のび太 - 小原乃梨子
- しずか - 野村道子
- ジャイアン - たてかべ和也
- スネ夫 - 肝付兼太
- のび太のママ - 千々松幸子
- のび太のパパ - 加藤正之
- 先生 - 田中亮一
ゲストキャラクター
- パルパル
- 声 - 伊藤美紀
- 天上世界の絶滅動物保護州管理員の女性。優しい女性だが、天上世界の厄災の元になっている地上人を敵視している点は他の天上人と同様。その非人道性を承知しながらノア計画を正当化するが、しずか達と交流を深めるうちに少しずつ思いを改めていく。終盤では天上人を救ったのび太らを弁護する側に回った。
- グリオ
- 声 - 村山明
- 天上世界の絶滅動物保護州管理員の男性。常に仮面をかぶっており素顔は不明で劇中で顔は明かされなかった。パルパル以上に地上人を敵視している。ドラえもん達が行方不明になった時は彼らの安全を確保するため捜索に向かっているが、反面ドラえもんたちがノア計画に感づいた際は「地上人は狡猾で油断がならない」と警戒し、リアリストの一面を見せる。
- 大統領
- 声 - 屋良有作
- 天上世界の大統領。ノア計画の実行が議会で可決された場合、地上に大雨を降らすためのスイッチを押さなければならないという使命を負っている。計画の非人道性を認識しており、苦悩する様子も見られた。
- タガロ
- 声 - 高乃麗
- 漁の途中で船が難破し、無人島にいたところをノア計画の実験に巻き込まれ、天上人によって父親(声 - 池水通洋)や祖父(声 - 松岡文雄)と共に天上世界に吸い上げられた少年。雲の上で暮らす天上人を神様だと思い込み地上での暮らしへの未練を完全に失っている祖父とは異なり、天上人に強い不信感を抱いている。地上に残してきた母を案じ、仲良くなったグリプトドンと共に天上世界脱出を試みる。大長編では終盤の動向は不明だが、映画ではパルパルの台詞により、無事に地上の故郷へ送り届けられたことが語られる。
- ホイ
- 声 - 松尾佳子
- てんとう虫コミックス35巻収録『ドンジャラ村のホイ』に登場した、小人族の少年。ドラえもんとのび太に移住させてもらったアマゾン奥地にも開発の手が及び、天上人によって天上世界の絶滅動物保護州へと移住した。後にノア計画を阻止しようとしたドラえもんらを弁護した。名の由来は童謡「森の小人」の歌詞からで、初出話のアニメでもこの歌が流れた。
- ホイの父
- 声 - 山崎たくみ
- ホイの母
- 声 - 速見圭
- ネッシー
- 絶滅動物保護州に生息するUMA。のび太達が訪れた前日にネス湖から連れて来られた。ホイの友達。
- ムカシダイダラアホウドリ
- 天上世界の絶滅動物保護州に保護されていた巨大なアホウドリとして登場。現在ではこの絶滅動物保護州のみに生息している。作中の様子から岩場に生息しているようで、人間2人が乗ってもビクともしないほどの大きさをもつ。のび太曰く翼だけで5〜6mはあるとのこと。うち1羽がホイに捕獲され、「万能手綱」で操作可能にした状態にしたうえでドラえもんとのび太を乗せて天上世界を脱出した。その飛行速度もかなりのもので、飛び立ってすぐに天上人のバリヤーを突き抜けている。長い間飛び続けてから雲の王国で使用されていた「迷子探し機「ごはんだよー」」の煙の臭いに誘われ、のび太たちを王国へ帰還させる。その後お礼のエサを食べ、絶滅動物保護州へと返された。
- モア、ドードー
- てんとう虫コミックス17巻収録『モアよドードーよ永遠に』に登場した、現在は絶滅した種類の鳥。初出話ではのび太が「タイムとりもち」で捕獲した後、孤島で仲間と暮らしていたが、その後に天上人が天上界へ連れて行ったと思われる。法廷では、自分たちを保護し生きる場を与えたドラえもんらを弁護する側に立った。
- キー坊
- 声 - 丸山詠二
- てんとう虫コミックス33巻収録『さらばキー坊』に登場した進化植物。元々は宅地開発予定地に生えていた小さな苗木で、のび太により助けられ、ドラえもんのひみつ道具「植物自動化液」によって知性を得る。地球から植物星へ留学して大使(映画版では外務大臣と大使両方の名称が使用されている)となり、ノア計画検討会議のオブザーバーとして天上世界へとやってきた。のび太と一緒に暮らしていた時は子供だったが、現在は立派な成木となっており、葉の口髭が生えている。密猟者達による天上界の破壊を阻止したために傷ついたドラえもんを救い、自身の生い立ちを語った後に自らの説得でノア計画の中止を決定づけた。
- 代表
- 声 - 岸野一彦、藤本譲
- ノア計画検討会議における天上人の代表。地上人による環境破壊を大々的に告発し、ノア計画の必要性を強く主張する。
- ポリス
- 声 - 飛田展男
- TVアナウンサー
- 声 - こおろぎさとみ
- 案内嬢
- 声 - 岩坪理江
- 中央州を訪れたしずか、スネ夫、ジャイアンに記念品として指輪を贈呈した女性。しかし、指輪には監視用の発信機が仕込まれており、外せない仕組みになっている。
- 密猟者
- 声 - 小林清志(リーダー)、島香裕、山崎たくみ
- アフリカのケニアでゾウを密猟していたところ、天上世界へと吸い上げられた地上人4人。全員がサングラスを掛けており、悪知恵ばかりが働く悪党。後に和平を望むのび太達の隙を突いて雲の王国を乗っ取り、天上界を破壊して絶滅動物を手にいれ売りさばこうと企み、事態の悪化を招くもドラえもんの特攻で阻止された。ラストシーンでようやく自分達の行いを悔やむ表情をみせた。なおリーダーの声を担当した小林は「天国の誕生」のナレーション及び本作の予告編ナレーションも担当している。
ひみつ道具
- ・タケコプター
- ・植物元シリーズ
- ・ロボッター
- ・雲の国王冠
- ・飛行スカーフ
- ・自動万能工事マシン
- ・雲よせ機
- ・雲かためガス
- ・うき水ガス
- ・雲ローラー
- ・どこでもドア
- ・ゴーゴーカザグルマ
- ・マジックドーム
- ・宇宙完全大百科
- ・お医者さんカバン
- ・ソーラーカー
- ・通りぬけフープ
- ・ソーラーボート
- ・迷子探し機「ごはんだよー」
- ・雲もどしガス
- ・?(びっくり人形)
スタッフ
- 制作総指揮・原作・脚本 - 藤子・F・不二雄
- 作画監督 - 富永貞義、渡辺歩
- 美術設定 - 川本征平
- 美術監督 - 沼井信朗
- 録音監督 - 浦上靖夫
- 音楽 - 菊池俊輔
- 効果 - 柏原満
- 撮影監督 - 高橋秀子
- 監修 - 楠部大吉郎
- プロデューサー - 別紙壮一、山田俊秀 / 小泉美明
- 監督 - 芝山努
- 演出 - 塚田庄英、平井峰太郎
- 動画検査 - 原鐵夫
- 色設計 - 野中幸子
- 仕上検査 - 松谷早苗、堀越智子
- 特殊効果 - 土井通明
- 美術補 - 工藤剛一
- オープニング演出 - 渡辺三千成
- コンピューターグラフィック - 亀谷久、八木昭宏 / 末弘孝史、水端聡
- エリ合成 - 古林一太、渡辺由利夫
- 編集 - 井上和夫、渡瀬祐子、佐多忠仁
- 文芸 - 滝原弥生
- 制作事務 - 古井俊和、大福田富美
- 制作進行 - 和田泰、中村守、星野匡章
- 制作デスク - 市川芳彦
- 制作協力 - 藤子プロ、ASATSU
- 制作 - シンエイ動画、小学館、テレビ朝日
主題歌
- オープニングテーマ「ドラえもんのうた」
- 作詞 - 楠部工 / 作曲 - 菊池俊輔 / 唄 - 山野さと子(コロムビアレコード)
- エンディングテーマ「雲がゆくのは…」
- 作詞・唄 - 武田鉄矢 / 作曲 - 深野義和 / 編曲 - 山中紀昌(ポリドール株式会社(現・ユニバーサルミュージック))
脚注
注釈
- ^ 次作『のび太とブリキの迷宮』、『のび太のねじ巻き都市冒険記』など。
- ^ 1回目は落雷の影響。2回目はガスタンクの爆発によるもの。
出典
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)514頁
- ^ “過去のゴールデングロス賞 - 全国興行生活衛生同業組合連合会”. Japan Association of TheaterOwners.. 2020年3月25日閲覧。
- ^ “藤子・F・不二雄ミュージアムの「ドラえもん×コロコロコミック 40周年展」は大長編ドラえもん全作品を満喫できる”. GIGAZINE. 2020年9月7日閲覧。
- ^ “芝山努監督インタビュー:「ドラえもん映画祭」開催によせて”. INTRO : オルタナティブな視点で映画を愉しむ映画情報サイト. 2020年9月7日閲覧。
関連項目
- ドラえもん映画作品
- 映画ドラえもんのひみつ道具
- アニメーション映画
- ノア (聖書)
- ノアの方舟
- ドラえもん のび太と緑の巨人伝 - 2期の映画版。キー坊にフォーカスが当たる。『さらばキー坊』の後日談が『雲の王国』、『さらばキー坊』のリメイク長編化が『緑の巨人伝』。
外部リンク
- 漫 - 原作漫画、大長編漫画等の執筆者の頭の1文字または略記号。藤=藤子不二雄。F=藤子・F・不二雄。1987年の独立前のみ「藤」と記載した(ただし『ドラえもん』は連載開始時から藤本単独作)。FP=藤子プロ。それ以外は作画者を記載。括弧付きは藤本以外が執筆した外伝、短編など。詳細は大長編ドラえもん#作品一覧(併映作品は各作品のページ)を参照。