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「石川県立小松高等学校」の版間の差分

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2022年10月6日 (木) 21:31時点における版

石川県立小松高等学校
地図北緯36度24分42.7秒 東経136度26分49秒 / 北緯36.411861度 東経136.44694度 / 36.411861; 136.44694座標: 北緯36度24分42.7秒 東経136度26分49秒 / 北緯36.411861度 東経136.44694度 / 36.411861; 136.44694
過去の名称 (小松中)
石川県第四中学校
石川県立第四中学校
石川県立小松中学校
(小松高女)
能美郡立実科高等女学校
石川県能美郡高等女学校
石川県立小松高等女学校
(小松市立高女)
小松実科高等女学校
小松市立高等女学校
国公私立の別 公立学校
設置者 石川県の旗 石川県
学区 全県一学区
併合学校 石川県立小松中学校
石川県立小松高等女学校
小松市立高等女学校
校訓 自主自律 文武両道
設立年月日 1899年10月1日
創立記念日 10月1日
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
理数科
学期 3学期制
学校コード D117220300030 ウィキデータを編集
高校コード 17107H
所在地 923-8646
石川県小松市丸内町二の丸15番
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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石川県立小松高等学校の位置(石川県内)
石川県立小松高等学校

石川県立小松高等学校(いしかわけんりつ こまつこうとうがっこう、: Ishikawa Prefectural Komatsu High School)は、石川県小松市丸内町二の丸にある県立高等学校である。通称は「松高(まつこう)」。

設置学科

  • 普通科 - 生徒各人の志望進路により2年次より「文系クラス(人文科学コース含む)」と「理系クラス」に分かれる。
    • 人文科学コース - 「いしかわニュースーパーハイスクール」に指定されたことに伴い、平成24年度(2012年)入学生より導入された、「学力の伸長」「探求力の育成」「地域の教育力活用」を基に、難関大学入試への対応やグローバル社会で活躍する人材の育成を目的とした普通科文系クラス。
  • 理数科 - 「野外実習」や「課題研究」、「国際科学交流」などの特色あるカリキュラムを通じて、課題を発見し、主体的・協働的に考え、生涯にわたり継続的に学び続ける『探究心』を育成することを目的としている。

概要

文部科学省により2006年度以降スーパーサイエンスハイスクールに、また石川県より「いしかわスーパーハイスクール」に指定されている。

「文武両道」を標榜し、運動部では野球部・ボート部・水泳部など、文化部ではESS部・理化部・かるた部などで全国大会への出場経験がある。

旧校舎時代から国の助成により窓ガラスは二重の防音窓で、冷暖房が完備している。

教育方針

校訓

「自主自律」を掲げ、また「文武両道」を標榜している。実際「運動部」に所属する生徒が多い。

生徒清規

生徒会1953年に制定。

「われらは石川県立小松高等学校生徒であることに幸福を感じ、常に誇りをもって平和的な国家及び社会の中核となるに必要な資質を養い、併せて民主的にして質実善美な校風を樹立するため、ここに清規を定めその実践を期する。」

  • 真理を尚び自発的学習によって、知性を高め、情操を陶冶する。
  • 正義を愛し、自主自律の精神を養い、真の自由を理解し、責任を重んずる。
  • 個人の価値を尊び、自己を自覚し、個性の確立をはかる。
  • 保健に留意して合理的な自ら生活規範を実践し、積極的に体育活動に参加して、旺盛な体力と気魄を養う。
  • 容儀は端正を旨とし、いやしくも華美にわたらず、言語の適正、話題の高尚につとめ、且つ一切の行動は良識に訴えて、品位を保持する。
  • 常に敬愛の念を忘れず、師長上を尊敬信頼し、長幼市如真髄を求める。
  • 啓発切磋のためにつとめて交友を広め、和して同ぜず、特に異性間においてはたがいに敬重協力して、純潔を旨とする。
  • 環境の浄化を重んじて、清浄美化につとめ、かねて勤労愛好の習慣を培う。
  • 真の自治を体得して、生徒会の運営に積極的に協力し、その健全な振興をはかり、自発的精神を養う。
  • 国の法規、校規校則の遵守は勿論、社会道徳全般にわたり率先垂範を期する

教育目標

  • 自主自律、明朗誠実な生活態度を養う
  • 個性を伸張し、正しく豊かな人間関係を培う
  • 知性を高め、情操を陶冶し、文化創造の意欲と資質を培う

周辺環境

開校以来校地の移転がない。校内には三代目加賀藩主前田利常の隠居城小松城にある天守閣石垣が残る。また学校創設時に建てられた木造校舎が記念館として保存され、毎年秋には同窓生集う会が催されている。近接する芦城公園や小松市役所は共に小松城の遺構の上にあり、小松市の中心部にあたる。

校舎新築

2000年より旧校舎の段階的取り壊しと並行して新校舎の工事が行われた。2005年に全てが完成し、2006年5月18日新校舎落成式が行われた。第1期工事(2000年度 - 2001年度)では理科や芸術などに関する特別教室棟や体育館(兼講堂)など、第2期工事(2002年度 - 2003年度)では校長室や職員室などのほか普通教室が入る管理教室棟、第3期工事(2004年度 - 2005年度)では図書館や視聴覚室などが入る生活学習センター棟の工事が行われた。

沿革

石川県立小松中学校(前身校)

  • 1898年明治31年)- 前身となる石川県第四中学校が創立される。
  • 1899年(明治32年)- 10月1日現校地に新築移転、この日を創立記念日とする。
  • 1901年(明治34年)- 石川県立第四中学校に改称。
  • 1907年(明治40年)- 石川県立小松中学校に改称。制帽改正、校旗制定。

石川県立小松高等女学校(前身校)

  • 1911年(明治44年)- 能美郡立実科高等女学校創立。
  • 1921年大正10年)- 石川県能美郡高等女学校に改称。
  • 1923年(大正12年)- 石川県立小松高等女学校に改称。

小松市立高等女学校(前身校)

  • 1925年(大正14年)- 小松実科高等女学校創立・併置。
  • 1943年昭和18年)- 小松市立高等女学校に改称。

石川県立小松高等学校

  • 1948年(昭和23年) - 学制改革により石川県立小松高等学校設立。
  • 1949年(昭和24年) - 総合制となり定時制を併置。
  • 1951年(昭和26年) - 体育館竣工。
  • 1952年(昭和27年) - 全日制普通科となる。
  • 1959年(昭和34年) - 記念図書館竣工(60周年同窓会記念事業)。
  • 1963年(昭和38年) - 寺井分校を併置。
  • 1964年(昭和39年) - 昼間定時制の辰口分校・根上分校を併置。
  • 1965年(昭和40年) - 寺井・辰口・根上の各分校及び定時制が分離独立、石川県立寺井高等学校が開校。
  • 1968年(昭和43年) - 理数科併置。
  • 1969年(昭和44年) - 講堂復元(70周年同窓会記念事業)、 第1体育館竣工。
  • 1979年(昭和54年) - 第2体育館・同窓会館(80周年同窓会記念事業)竣工。
  • 1987年(昭和62年) - 雨天練習場(野球部が主に使用)竣工。
  • 1989年平成元年) - 「青雲の小径」造成(90周年同窓会記念事業)。
  • 1999年(平成11年) - 記念館改修(100周年同窓会記念事業)。
  • 2000年(平成12年) - 校舎改修工事起工式。
  • 2003年(平成15年) - 石川県より「いしかわスーパーハイスクール」に指定される。
  • 2006年(平成18年) - 新校舎落成式、文部科学省より「スーパーサイエンスハイスクール」に新規指定される(5年間、2011年・2016年・2021年にも継続指定)。
  • 2009年(平成21年) - 記念館整備等(110周年同窓会記念事業)。
  • 2012年(平成24年) - 石川県より「いしかわニュースーパーハイスクール」指定。
  • 2013年(平成25年) - 普通科に人文科学コース設置。

基礎データ

アクセス

象徴

制服

  • 冬服 - 男子は黒色の学ラン、女子は藍色のセーラー服(線などがない、スカーフは茶色の三角巾)。
  • 夏服 - 男子は白シャツ(胸元に校章あり)、女子はベストとシャツと、白セーラー服がある。また、女子の夏服が一部変更された。変更後、女子はブラウスになり、後ろに三角の襟。襟に校章が入っている。
  • 体操服など - 「体操着」(ジャージ上下やTシャツ)「運動靴」「スリッパ」などを入学初年度に購入。各学年ごとに「藍」「緑」「エンジ」の順に指定色が続いている。(例:3年生が「緑」、2年生が「エンジ」、1年生が「藍」の年度があると、3年生が卒業した翌年度の新1年生の指定色は「緑」である。)

校章

1949年、全校生徒より募集。当時2年生であった秋山宏(高校3回)が、1位に当選し現在の校章となった。図案は3つの松葉の組み合わせ、真中の六角は蛍雪を象徴、逆三角の頂点は三つの白山をアレンジ、全体としては小松の「小」に似せてデザインしたものという。

校歌

  • 石川県立小松高等学校校歌 - 作詞:北村喜八、作曲:飯田信夫
  • 石川県立小松中学校校歌 - 作詞:北村喜八、作曲:前坂重太郎
  • 石川県立小松高等女学校校歌 - 作詞:春日政治、作曲:田中寅之助
  • 小松市立高等女学校校歌 - 作詞:山先清一、作曲:柴田富美代

学校行事

校内ボートレース大会(7月)

1学期期末考査後、全学年各クラス対抗で行われる。選手は各ホームよりボート部員を除いた乗員5名から成る数チームが編成され、ボート部員の指導を受ける。近辺を流れる梯川の河口で行われている。

創立記念祭(9月)

ちなみに創立記念日は10月1日である。保護者ら関係者以外の観覧はおおむね自由だが、平日開催のため外部からの参加者は少ない。1年生は文化祭舞台の「出し物」と体育祭の応援パートの練習。2年生は文化祭模擬店と一部が体育祭応援リーダー活動。3年生は大多数が体育祭の幹部と応援リーダー活動。さらに各個人は所属する部活動での発表や、バンド活動をする者など記念祭準備において複数のパートを掛け持ちする者が多い。各人は夏期休暇中の補習授業の合間をぬって並行して準備を行っている。

9月初旬に「文化祭」(午前中より講堂での出し物、午後から教室棟での模擬店が行われた)「体育祭」2日間にわたって行われた(2009年)2010年度からは、8月末から9月初旬にかけて「(オープニングステージ)」「(文化祭)」「(体育祭)」と3日間にわたり行われている。かつては9月中旬に「体育祭」「文化祭」「模擬店」と3日間にわたり行われていた。

体育祭

各学年複数クラスに分かれて「赤団・青団・緑団・黄団」と全校を4チームに分けて対抗戦を行う。運動会の競技にとどまらず「マスコット(巨大看板)」「アトラクション(寸劇)」「衣装」「応援パフォーマンス(ダンス)」などと得点審査基準は多岐にわたり各チームの総合企画コンセプト力が問われる。チームカラーを基にして、2・3年生の幹部・リーダーの衣装作成や応援看板の作成は夏休み中から行われたり、団員全員参加による応援歌や応援パートの練習が通常時間の昼休みに行われるなど祭前から全校的に機運が盛り上がる。各団の組織は各人がオリジナル衣装をまとった3年生数名の「幹部」、その他の3年生ほぼ全員と2年生数名が「応援リーダー」(基本はお揃いだが、各人アレンジを加えている)となり、この幹部と応援リーダーで「アトラクション」を演舞する。残りの下級生達も学校の体操服姿であるが、ほぼ全員が競技に参加する。最後の「閉会式」では参加者全員が肩を組んでの「校歌斉唱」が行われる。部活動が終了した3年生にとっては学習面以外で最後の「松高生活」の集大成と捉える向きがあった。また各団には有名大学の校歌や応援歌をモチーフにした伝統的な「団歌」が存在する。初秋の風物詩の伝統的な体育祭との認識があり、近隣の中学校の運動会において関係者による応援パートの移植が見受けられている。マスコットは、作成可能日・時間が定められており、過去にはその規則を破った団が全種目最下位というペナルティを浴びたこともあった。

文化祭

各文化部の舞台や演奏、1年生各クラスによる「舞台出し物」もしくは「レクリエーション」、学生の有志バンドによる「ライブ」が講堂にて行われる。またその他の文化部による展覧会や研究発表会が教室棟にて行われる。野球部によるゲリラライブは既にお馴染み。

模擬店

2年生各クラスによる「模擬店」が特別教室棟(理科棟)、生徒玄関外(東玄関外)にて行われる。

校内マラソン大会(10月)

同じ小松市内にある木場潟の周回路で行われる。全学年対抗で「男子の部」(約10Km)と「女子の部」(約7Km)が行われる。直前の体育の授業では大会の練習として長距離走を集中して行う。

生徒会活動・部活動など

生徒会

生徒全員を「生徒会員」とした「生徒総会」により代表者を選出した「執行委員会」と各学年各ホーム代表者による「代議員会」を上部団体とし、下部組織に「専門委員会」として、こちらも各ホームより選出した各委員会が存在する。

  • 執行委員会 - 生徒総会により選出
  • 代議員会 - 各学年各ホームより選出
  • 専門委員会 - 「会計部」を兼務する
    • 公安委員会 - 各ホームより選出
    • 環境美化委員会 - 各ホームより選出
    • 保健委員会 - 各ホームより選出
    • 文化委員会 - 各ホームより選出
    • 図書委員会 - 各ホームより選出
    • 新聞委員会 - 各ホームより選出
    • 体育委員会 - 各ホームより選出
    • 応援委員会 - 各ホームより選出、特に高校総体や夏の甲子園県予選の応援リーダーを務める
    • 選挙管理委員会 - 各ホームより選出
    • 部運営委員会 - 各部の主将が自動的に就任

運動部

文化部

同好会

  • 天文・数学同好会
  • 郷土同好会

所在地

〒923-8646 石川県小松市丸内町二の丸15番

著名な出身者

学術

文化・芸術・芸能

メディア・マスコミ

政治・官僚

経済

その他

関連項目

外部リンク