「きまぐれオレンジ☆ロード」の版間の差分
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: 実は過去への[[タイムリープ]]で小学生のまどかに恭介がプレゼントしたもの。それが奇しくも第一話で恭介にプレゼントされた(返された)。最終話でひかるの手を経てまどかに返され、帰国したまどかがかぶって現れた。 |
: 実は過去への[[タイムリープ]]で小学生のまどかに恭介がプレゼントしたもの。それが奇しくも第一話で恭介にプレゼントされた(返された)。最終話でひかるの手を経てまどかに返され、帰国したまどかがかぶって現れた。 |
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; 100段階段 |
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: 本シリーズの最初と、最後に描かれた階段。モデルは[[富山県]]高岡市にある[[高岡古城公園]]の階段であるが<ref> |
: 本シリーズの最初と、最後に描かれた階段。モデルは[[富山県]]高岡市にある[[高岡古城公園]]の階段であるが<ref>{{Cite web2 |url=https://www.info-toyama.com/doc/loculture/vol05/page03.html |title=きまぐれオレンジ★ロード 高岡古城公園と作品構想 |publisher=とやま観光ナビ |language=ja |df=ja |accessdate=2022-10-08 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20210524164841/https://www.info-toyama.com/doc/loculture/vol05/page03.html |archivedate=2021-05-24 }}</ref>、段数についてはファンにより富山県氷見市の[[朝日山公園]]の97段あるとされる階段もモデルであるとする説や、OVA第2話ラストで鮎川家の住所は神奈川県横浜市という描写があるため、横浜市の階段もモデルと推測されいくつかの候補が挙げられているが関連は不明である。 |
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:竹山南公園 35.49301,139.561、なかよし坂 35.467042, 139.586607、35.447768, 139.602084、35.467696, 139.586339 |
:竹山南公園 35.49301,139.561、なかよし坂 35.467042, 139.586607、35.447768, 139.602084、35.467696, 139.586339 |
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;高陵学園 |
;高陵学園 |
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;Abcb - アバカブ - |
;Abcb - アバカブ - |
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:鮎川がアルバイトをしている喫茶店。店のマスターを含め恭介、鮎川、ひかるらの様々な物語が繰り広げられる。 |
:鮎川がアルバイトをしている喫茶店。店のマスターを含め恭介、鮎川、ひかるらの様々な物語が繰り広げられる。 |
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:モデルは富山県高岡市にあるレストランABABである<ref>{{Cite news2 |url=https://news.yahoo.co.jp/articles/7230b50f48c4990bd9593a54f38ef67df1df2b7e |title=ヒロインと出会う運命の石段【とやま聖地巡礼】8 |date=2021-11-02 |publisher=北日本新聞 |language=ja |df=ja |accessdate=2022-10-08 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20211102175025/https://news.yahoo.co.jp/articles/7230b50f48c4990bd9593a54f38ef67df1df2b7e |archivedate=2021-11-02 }}</ref>。 |
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:モデルは富山県高岡市にあるレストランABABとされる。 |
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;中川駅 |
;中川駅 |
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:恭介や鮎川やひかるらが使う最寄りの駅。 |
:恭介や鮎川やひかるらが使う最寄りの駅。 |
2022年10月8日 (土) 01:48時点における版
きまぐれオレンジ☆ロード | |||
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ジャンル | 少年漫画 | ||
漫画 | |||
作者 | まつもと泉 | ||
出版社 | 集英社 | ||
| |||
掲載誌 | 週刊少年ジャンプ | ||
レーベル | ジャンプ・コミックス | ||
発表号 | 1984年15号 - 1987年42号 | ||
発表期間 | 1984年 - 1987年 | ||
巻数 | 単行本 全18巻 愛蔵版 全10巻 文庫版 全10巻 | ||
話数 | 全158話(本編156話+特別編2話) | ||
アニメ | |||
監督 | 小林治 | ||
シリーズ構成 | 寺田憲史 | ||
キャラクターデザイン | 高田明美 | ||
音楽 | 鷺巣詩郎 | ||
製作 | 東宝 スタジオぴえろ | ||
放送局 | 日本テレビおよび系列局 | ||
放送期間 | 1987年4月6日 - 1988年3月7日 | ||
話数 | 全48話 | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | 漫画・アニメ | ||
ポータル | 漫画・アニメ |
『きまぐれオレンジ☆ロード』は、まつもと泉による漫画また、それを原作としたアニメ作品。『週刊少年ジャンプ』で1984年15号から1987年42号まで全156話が連載された(ただし、1986年42号から1987年11号まで休載)。また、特別編157話「パニックin 銭湯!の巻」が『スーパージャンプ』1996年10号に、158話「ほんでもって とーめー恭介!の巻」が『週刊プレイボーイ』1999年44号に掲載された。2020年10月時点でシリーズ累計発行部数は2000万部を記録している[1]。
あらすじ
超能力一家の長男春日恭介は、父の隆、双子の妹まなみとくるみの4人家族。超能力が使えることは春日家だけの秘密事であり、超能力がバレるたびに春日家は転居を繰り返していた。くるみが以前の中学校で超能力を使い100メートルを3秒で走ったため、春日家は7度目の転居で新しい町にやってきた。
恭介が散歩がてらに石段を登っていると、真っ赤な麦わら帽子が飛んで来る。超能力でキャッチすると、その持ち主は少し大人びた美少女だった。恭介は石段の数を巡り女の子と軽い口論になるが、間をとるということで落着。別れ際、その帽子を「あげる、なかなか似合ってるよ」といわれ、名前も知らない彼女に恭介は一目惚れしてしまう。
後日、転校先の学校に向い教室の空席に座ろうとすると、そこは学校一の不良少女鮎川まどかの席だと注意される。放課後、部活を見学に行ったくるみが校舎裏で女の子たちに絡まれているのを知った恭介は、心配になって様子を見に行くと、そこには昨日出会った少女と檜山ひかるという少女がタバコを吸っており、くるみは2人を注意したのだった。昨日出会って一目ぼれした少女との予期せぬ再会に、昨日のことを話しかけようとするが、彼女は恭介のことを「知らない」と隠そうとする。ひかるが彼女にかける言葉で彼女が『鮎川まどか』であるとわかり、恭介は超能力で煙草の火を消し、「丈夫な赤ちゃんが産めなくなるぜ」と注意するが、まどかから頬を平手打ちされてしまう。恭介は麦わら帽子の女の子と不良少女まどかが同じ女の子だとは思えず戸惑うばかりだった。
まどかはクラスでも浮いた孤高の存在であった。容姿も良く、頭脳明晰、体育の授業ではまどかは運動神経の良さを見せ、他の生徒から一目置かれるものの、不良とみられ孤立していた。
男子の体育のバスケットボールの授業に参加した恭介はまどかの前でいいところを見せようとするが、超能力を使ってズルをするのを躊躇い超能力を使わなかった結果、シュートを外してしまう。それが原因で試合に敗北して、恭介は体育館で一人落ち込む。そこへたまたまタバコを吸いに来たひかるが体育館裏に現れる。「こんなのは超能力さえ使えば幾らでも入れられる」と、恭介が超能力で反対側のゴールに超ロングシュートを放つところをひかるが密かに目撃してしまい、憧れの気持ちから恭介に一目惚れしてしまう。
こうして、恭介、まどか、ひかるは微妙な三角関係となってしまう。ひかるはまどかと恭介が両片思いのような状態だとは知らずにまどかに相談を持ちかけ、まどかは妹のようなひかるを思う気持ちと気になる恭介の間で悩まされることになる。恭介はまどかに惹かれながらも、根が素直で可愛らしいひかるを邪険には扱えず、優柔不断な態度を余儀なくされる。
恭介は自分と同じ超能力者の祖父と過去にタイムスリップした際、小学生のまどかに赤い麦わら帽子を渡したのが自分だと知る。まどかの初恋の相手は恭介だった。
バンドでのテレビ出演やバイトが学校にばれて自宅謹慎中のまどかは、両親のいるロサンゼルスに旅立つことを決める。ひかるはまどかの初恋の相手が恭介と知ってショックを受ける。恭介はまどかにひかるへの気持ちを「Like or Love?」と聞かれ「ひかるちゃんはlike、鮎川は、あいしてる」と告白する。まどかが旅立つ日、空港に駆けつけたひかるは、自分のために身を引かないでくれと泣きながらまどかと抱き合い再会を願う。
翌年の春、大学に進学し石段を上る恭介の前に帰国したまどかがあらわれる。恭介が「Like or Love?」と聞くとまどかは「like!ただし限りなくLOVEに近い…ね」と答え、恭介と口づけを交わす。
登場人物
声の項は、テレビアニメシリーズ版、OVAシリーズ版、劇場版 / ジャンプスペシャルアニメ版 / ラジオドラマ版の順。なお、1人しか記載されていない場合はテレビアニメ版のみに登場したキャラクター(もしくはOVA版のみに登場したキャラクター)、の声優とする。
主要人物
- 春日 恭介(かすが きょうすけ)
- 声 - 古谷徹 / 水島裕 / 堀川亮
- 1969年11月15日生まれ。本作の主人公であり、超能力一家・春日家の長男。ごく普通の男子に見えるが、超能力者である。以前通っていた学校で、妹の超能力が生徒達に公然となってしまったのがきっかけで、家を引越し、高陵学園中等部3年に転校してきた。引越し後の初登校前日に自宅近辺の外を散策している時、長く続く階段で鮎川まどかに出会い、一目惚れした。高陵学園入学後まどかと同じクラスになりまどか日々の交流で益々惹かれていくが、その後まどかの幼馴染で後輩の檜山ひかるに好意を持たれ、人目を憚らないひかるの猛アプローチを受けるようになる。三角関係自体を良しとはしていないが、恭介がいずれか一人を選べば、まどかとひかるの長年来の友情に亀裂が生じることは避けられず、微妙な三角関係が形成されてしまうことになる。
- 優柔不断な性格だが、困っている人間を見たら男らしい行動もとるなど基本的に正義感が強い。 反面、下戸であり、酒に弱く、酒癖もかなり悪い方である。
- 使える代表的な超能力は、サイコキネシス(念動力)、テレポーテーション(瞬間移動、人・物)、クレヤボヤンス(遠隔透視)、プレコグニション(予知夢)、ヒュプノシス(自己催眠)、タイムリープ(過去、未来、場合によってはパラレルワールドへ移動。ただ自分の意志通りには使えず、偶発的に発動される)など。自身や他人がピンチになると、これらの超能力を使って乗り切ってしまうことがある(かえって裏目に出ることもある)。このようにさまざまな超能力が使えるが、テレパシー(精神遠隔感応)は使えず、他人の心を読むことは出来ない。ただし、自身が持つこれらの超能力は普段は出来るだけ使わないよう心がけており、ピンチに陥った時や人助けなどに使用することが多い。超能力は恭介の母方家系から代々伝わった能力であり、春日一族が代々超能力を受け継ぐ一族だということは世間に知られてはいけない秘密事である。祖父母は超能力一族の秘密の島の近くに住んでいる。
- 後に、まどかの初恋は年上の命の恩人で、ファーストキスもその相手なのだと知らされ、その男にジェラシーを抱く。落ち込む恭介に、「買い物にいくから誘いにきた」と言う祖父の超能力で、過去と知らずにタイムリープさせられてしまう。タイムリープ後、公園でまどからしき女性が見知らぬ男とキスをしている場面に遭遇して動揺。傷心の中その場から走り去ろうとすると、公園の中でサッカーボールを持ち、ショートカットに短いデニムを穿いたボーイッシュな少女に出会う。キスしていた女性は、その少女の姉だと判明する。公園の『樹』が友達だと言うその小学生の少女のサッカーの相手をするが、「女の子ならもっと女の子らしくしないともてないよ将来。女の子はもっとこう、髪が長くて色っぽくて…」とからかうように少女に対して発言する。その際、少女が蹴ったボールが樹の枝に引っ掛かかってしまい、彼女が樹に登って落ちそうになってしまう寸前で恭介が自分が下敷きになって助ける。彼女を助けた恭介は、街中の店でその少女が前から欲しかったという『赤い色の麦わら帽子』をその場で買ってプレゼントする。まどかからもらった赤い麦藁帽子みたいだとデジャブを感じながらも少女と公園に戻り、日が暮れるも祖父が見つからず、元の時代に帰れないと樹にもたれて途方に暮れて目を伏せる恭介に、その少女がキスをする。そして、「鮎川まどか」だと名乗り、過去のまどかだったことが判明する。その恭介と小学生のまどかの様子を見ていたボブカットの少女に「男の子みたいな女の子が好みなのか」と問われる。その少女の右目下にホクロがあり、過去のひかるだと判明する。この原作終盤のエピソードで、その後まどかとひかるの外見の嗜好が入れ替わったことと、最初の出会いでまどかが恭介にプレゼントした赤い麦わら帽子が、実は恭介がまどかにプレゼントしたものだと判明する[注 1]。
- まどか、ひかる、双子の妹達と恭介の母方の祖父母の実家に遊びに来た際に、祖父母の実家近くの湖に浮かぶ小さい無人島に恭介は興味を持ち、まどかとボートで渡ろうとする。その島が「超能力者以外が渡ろうとすると、島の番人に一刀両断されるという古い言い伝えがある島」と知らず、二人は島の番人による試練(実は恭介の祖母が島の番人であり、彼女が試練を仕掛けた)に遭い、危機に合いながらも二人で協力して乗り越えた。その後恭介の母親の墓参りに来たときに、恭介の母のあけみはまなみとくるみを産んだ後すぐに亡くなったことが明かされた。このとき、恭介は「もし俺が超能力者だったらどうする?」とそれとなくまどかに超能力について打ち明けるが、「同じ春日君だからどっちでもいいよ」とまどかは意に介さなかった。島に渡る前日には、「想い人が決まったら、その娘に渡したらいい」と恭介の母の形見であるペンダント(貧しかった隆が婚約指輪のかわりにプレゼントしたもの)を祖父から貰っており、そのペンダントは島に渡る途中のボートの中で、恭介がまどかに渡した。
- 終盤、まどかが従兄弟のバンドの代役で出たオーディション大会がきっかけでまどかの元に芸能事務所からのスカウトが押し寄せ、学校前は大騒ぎになっていた事と、アバカブでのアルバイトが原因で停学処分になった(後にまどか自身が休学を申し出ており、停学は誤解と判明)ことで事態が急展開する。答えの出ない三角関係に悩み、恭介を避けるようにまどかが行方不明になったことがきっかけに、平行して恭介の想い人を知っていたまなみがひかるに全てを話し、ひかるは恭介とまどかの本当の気持ちを知ってしまう。その後、恭介はまどかを見つけ優柔不断を返上すると宣言し、まどかに「あいしている」と告白。だが、まどかは既に音楽学校への留学のため渡米を決めていた。
- 最終話でまどかが渡米する空港で、まどかや見送りにきた恭介の友人や妹達の前で、ひかるに土下座し今までの優柔不断を謝罪する。
- 後、大学合格後、帰国したまどかに「100段階段」で再会し、「LIKE OR LOVE」と尋ね、「like! 限りなくloveに近い…」と回答を得て、口づけを交わした。コミックス版ではこのシーンで終了したが、『愛蔵版』『文庫版』では、自分は「超能力者」だということをまどかに明かそうとする寸前のような恭介の台詞で終わっている。
- テレビアニメ最終話では原作の長編ストーリーの2つを組み合わせた、アニメオリジナルの展開になっている[注 2]。まどかの父の病気でアメリカに行かなければならないまどかに「ずっと待ってる」と約束し、恭介と過去のまどかが初めて出会いファーストキスを交わした二人の想い出の場所となった樹の下で口づけを交わした。
- 鮎川 まどか(あゆかわ まどか)
- 声 - 鶴ひろみ / 島津冴子 / 桜井智
- 1969年5月25日生まれ。本作のヒロイン。初登場時、高陵学園中等部3年。ロングストレートヘアの、ミステリアスな美少女。恭介とはクラスメイト。性格は大人っぽく落ち着いているが、つかみ所がなく若干気まぐれなところがある。頭脳明晰でスポーツ万能、料理、裁縫などもうまく、さらには非常に高い音楽的素養を持つという、多方面への才能を持つが、幽霊や怪談が苦手という一面を持っている。歩けば道行く人が振り返り、アイドルの早川みつるに「芸能人にもいない」と認められるほどの顔もスタイルも抜群。世界的著名な音楽家の両親は海外に住んでおり、年の離れた姉と2人暮らしであったが、自身が中学三年時に姉が結婚してからは一人で大きな洋館に住んでいる。両親もしくはいずれかが、まどかを渡米させようと説得の為に来日しているが、頑なに拒否している。喫茶店「abcb(アバカブ)」でウェイトレスのアルバイトをしている。
- 恭介が引越ししてきた初日に「100段階段」で初対面の恭介に赤い麦藁帽子をあげた。恭介に麦藁帽子をあげた翌日校内で恭介と再会した時には、階段で出会った時に見せた印象が全く違い、不良少女で喫煙していたが、恭介から「丈夫な赤ちゃんが生めなくなる」という言葉を受けて以降は全く吸わないようになり、不良っぽい面もほぼ無くなり、徐々に本来の優しさを取り戻す。不良っぽい行動が無くなった後も学内では不良と誤解されており、孤高に近い存在。恭介との交流から恭介に好意を抱くようになるが、幼馴染で妹のように可愛がるひかるも恭介に好意を持ってしまい、二人の間で悩まされることになる。
- 幼い頃はパーカーに太股上のデニムの短パン、ショートカット、サッカーボールで常に遊んでいるボーイッシュな外見であったが、過去にタイムリープした恭介の発言がきっかけで、女の子らしい服を着るようになり、髪を伸ばし女の子らしく振る舞うようになっていった。赤い麦藁帽子はまどかが小学6年生の時に過去にタイムリープした恭介から買ってもらった物で、後に初対面となる未来の恭介にあげるまでとても大切にしていた。また初恋の相手もファーストキスの相手も過去にタイムリープした恭介である。
- 原作では終盤、従兄弟のバンドのヴォーカルの代役で出場したオーディション大会で芸能関係者の目にとまったことで、学校にも芸能関係者やマスコミが押し寄せるようになっていた。この事や校則で禁止のアルバイトをしていたことも学校に公然となり、学校に迷惑をかけたことを理由に「謹慎させて欲しい」と一方的に休学し、行方不明になるが、答えの出ない三角関係に悩んだ末の行動でもあった。恭介からは渡米前日に愛の告白を受けるが、音楽の勉強の為渡米することを明かす。渡米当日に見送りに来たひかるとは、全てを知った後でも絆は変わることはなかった。
- 翌春、帰国し、恭介に「like! 限りなくloveに近い…」とまどからしい回答をし、口づけを交わす。
- テレビアニメ最終話では原作の長編ストーリーの2つを組み合わせた、アニメオリジナルの展開になっている。父の病気でアメリカに行かなければならないまどかを恭介は「ずっと待ってる」と約束し、恭介と過去のまどかが初めて出会いファーストキスを交わした二人の想い出の場所となった樹の下で口づけを交わした。
- 檜山 ひかる(ひやま ひかる)
- 声 - 原えりこ / 小粥よう子 / 今井由香
- 1971年11月15日生まれ。初登場時、高陵学園中等部1年。右目下にある泣きボクロとボーイッシュな栗色ショートヘアが特徴の、底抜けに明るい性格の少女。恭介、まどかとは2学年下でまなみとくるみの同級生。まどかの幼馴染であり、一人っ子であるためまどかを姉のように慕っている。火野勇作も二人の幼馴染みで幼少期は三人でいることが多かった。
- 恭介と初めて出会ったのは校内でまどかと喫煙中の時であり初対面では恭介に全く興味はなかったが、後日、恭介が人の気配がない体育館の中で超能力を使ってバスケットゴールにスーパーロングシュートを決める姿を体育館裏で偶然見かけたことで、スーパースポーツマンという誤解から恭介に好意を抱くようになる。恭介を「先輩」または「ダーリン」と呼び、恭介へのアプローチも非常に積極的で、所構わず抱きつく。交換日記を恭介に強要しようとしたり、くまのぬいぐるみ「くまゴロー」を大切にしていたことなど性格的に幼さがあり、本人も「幼い」と言われることを気にしていた時がある。
- 初対面時に恭介がまどかを知っている様子だったのに対して、まどかが「こんなヤツ知らない」と答えたのを真に受けており、二人が惹かれあっているとは夢想だにしておらず、恭介との交際について相談を持ちかけるなどしてまどかを悩ませている。また幼馴染みの火野が昔からひかるに片思いしている気持ちにはまったく気づいていない。
- まどかとは見た目も性格も正反対のタイプであり、単純素直で明朗活発、場を明るくするムードメーカー的なところもある。まどか同様最初は不良だったが、恭介に出会ったことで時々、啖呵を切るなど不良っぽい言動は出るものの、改心した。その明るい性格から小松や八田、くるみなど、恭介の周辺人物からも気に入られている。幼少のころはスカートをはき、肩までのボブカットの女の子らしい外見であったが、過去にタイムリープした恭介と出会い、恭介とまどかがキスする場面を目撃したことがきっかけで、ショートカットヘアのボーイッシュな容姿へと変わった。
- ヴォーカル・バンドのオーディション大会が開催された際に一人で出場しており、可愛らしいと好評だったものの、歌が音痴と判明する。同じくオーディションに出たくるみと二等賞を取った(優勝はまどか達のバンドだったが、まどかが代役だった為に本来のバンドの形ではないと賞が発表される前に自ら帰ってしまい、優勝はなしとなった)。勉強はあまり出来ず、くるみと同程度。二人で追試を受けたことも。絵は上手なようでまどかの顔を描いてまどかにプレゼントしたことがある。
- 恭介、まどか、ひかるの微妙な三角関係に気づいている人たち(アバカブのマスター、まなみ)は恭介やまどかの本当の気持ちについてひかるを傷つけることになるためひかるには内緒にしていた。劇中終盤でさゆりの些細な一言がきっかけで、まなみの口から街に来て恭介が好きになった娘が「赤い麦わら帽子をくれた女の子」(=まどか)であることと、まどかが初恋の人から貰った大切な赤い麦藁帽子が、ずっと恭介のところにあったという事実に打ちのめされる。その後、泥酔したまどかがマスターに本音を語るのを聞いてしまったり、恭介へかけた無言電話で、一言目で「鮎川なんだろ」と恭介に言われたことで失恋を確信して泣き崩れる。火野と原田がひかるを巡る7度目の決闘を終えた場面に遭遇し、自分が失恋したことを告げるが「こうやって喧嘩して待ってるから、少しでも俺たちの方を向いてくれよ」と返される。まどかが自分を思うあまり思い詰め、留学のため渡米することを知って見送りのため空港に駆けつけ、同じく見送りに来ていた恭介から土下座して謝罪される。恭介に平手打ちをし、まどかに対してもこれまでの事を「水くさいじゃないですか」と怒るように話すも、赤い麦わら帽子をまどかに返して自分と恭介のために早く帰国するよう云った。
恭介の家族
- 春日 まなみ(かすが まなみ)
- 声 - 富沢美智恵 / なし / 宮村優子
- 恭介の2学年下の妹の1人で超能力者。くるみとは双子で姉の方。髪型はポニーテールで眼鏡をかけている(ただし、一度だけ眼鏡を外して髪型を変えたことがある)。
- 稀に双子のくるみとミーハーに騒ぐこともあるが、基本的に性格は正反対で、常識人でしっかりもの。誰にでも優しく、母親のいない春日家の母親代わりで家事は全部一人でこなしている。夏休みは早めに夏休みの宿題を終わらせて、残った日に遊ぶタイプ。
- 原作では一時まどか派になり、恭介の相手にひかるを推すくるみと言い争いをした[注 3]。
- 恭介とまどかが相思相愛の関係だという事実には原作終盤には薄々気づいていた。広瀬さゆりが恭介とまどかの関係をひかるとまなみ達の前で暴露したが、ひかるとくるみはありえない話だと爆笑し、まどかにもこの事を教えようと言い出したことで、涙ながらに「それだけはやめて」と発言、意を決してひかるに恭介が持っている赤い麦わら帽子に纏わる秘密を明かし、その後恭介にもひかるに全て話したことを伝えた。
- 春日 くるみ(かすが くるみ)
- 声 - 本多知恵子 / なし / 本井英美
- 恭介の2学年下の妹の1人で超能力者。まなみとは双子で妹の方。髪型はセミロング。
- 性格上、すぐに超能力を使ってしまう。双子だが性格は正反対で、おてんばで性格は小学生並に子供っぽく、好奇心旺盛。春日家の問題児で、何度も恭介やまなみを振り回しトラブルを起こした。春日家の引越しの要因を作った張本人でもある。催眠術も使う(主に恭介にかける)。家事炊事の腕前は壊滅的で、シチューを作る時に野菜を切らずにそのまま入れてしまうほど。勉強も非常に苦手でひかると共に追試を受けている。夏休みは、遊びまくって30日になって夏休みの宿題を焦ってやるタイプ。
- 原作では一時ひかる派になり、恭介の相手にまどかを推すまなみと言い争いをした(ラジオドラマ版のまなみとのデュエットソングでも、まどかとひかるの魅力を言い合う内容の歌になっており、くるみはひかる派になっている)。
- ヴォーカル・バンドのオーディション大会が開催された際に一人で出場しており、可愛らしいと好評だったもののインタビュアーから小学生と勘違いされ、激怒。同じくオーディションに出たひかると共に二等賞を取った。
- 原作終盤でも恭介とまどかの気持ちは全く気付いておらず、恭介とひかるがカップルだと信じて疑っていなかった。
- 春日 隆(かすが たかし)
- 声 - 富山敬
- 恭介の父で写真家。初登場時40歳。まなみ、くるみが産まれた直後に妻のあけみを亡くし、男手1つで3兄妹を育てた。一家の超能力はあけみから遺伝したものであり、隆にはその能力はない。非常に温和な性格。ただし、子供が見過ごせないやんちゃをした時には叱咤するなど、叱る時は厳に叱るタイプ。仕事は風景専門のカメラマンであり、特に女性は被写体にしない主義だが、まどかやひかるにモデルを頼んだことも。
- おじいちゃん
- 声 - 緒方賢一
- 恭介の母方の祖父で田舎で暮らしている。性格はおちゃめ。恭介がまどか達を連れて遊びに行くことが時々ある。田舎でくらしているせいか、超能力を日常茶飯事に使うことに慣れてしまっているため、うっかりまどか達の前でも使ってしまい恭介は苦労する。使える超能力の種類はほぼ全能で、力も強力、恭介がコントロール出来ない時間移動も自由に使いこなす。
- おばあちゃん
- 声 - 鈴木れい子
- 恭介の母方の祖母で、おじいちゃんの妻でやはり超能力者。はめを外しやすいおじいちゃんのブレーキ役でもある。住んでいる田舎の村の近くに超能力一族の全ての秘密が隠された先祖代々の島があり、超能力一族以外の侵入者に近づかせないように島を守る番人で、恭介と共に島に渡ろうとしたまどかを超能力で雷を操り襲った。
- 一弥(かずや)
- 声 - 坂本千夏 / 三田ゆう子 / なし
- 恭介のいとこであかねの弟。超能力者。顔、髪型は恭介と瓜二つであり、外見は子供の時の恭介と言われても通用するほどである。しかし性格はマセていて小生意気な少年。恭介には本来のマセた態度で接するが、まどか達の前では猫をかぶり年相応のキャラを演じる。恭介の超能力に加え(原作ではテレポーテーションは使えないことを想起させる描写あり)、恭介には使えないテレパシーの能力を持ち、その他の超能力の威力も恭介よりかなり強く、恭介いわく『大超能力者』。恭介と頭をぶつけて人格が入れ替わったことが何度もある。登場する度にトラブルを起こすトラブルメーカーでもあり、テレパシーによって恭介やまどかの気持ちをある程度わかっているため、その仲を進展させようと余計な世話を焼いたり、自分勝手な都合でトラブルを起こす要因になることが殆どである。あかねとは長らく関わりはなく、お互い単独で登場するのみだったが、原作終盤で姉弟と判明する。
- テレビアニメでは春日家と同じマンションの隣の部屋に住んでいるが、原作では別の場所に住んでいる。テレビアニメ版では準レギュラーで登場しているが、OVA版には登場しないため、原作以外ではあかねとの姉弟描写はない。
- あかね
- 声 - 松井菜桜子
- 原作、OVAに登場するキャラクター。原作では一弥より遅れて初登場。
- 恭介のいとこで一弥の姉。男勝りな性格。見た目もボーイッシュ寄りであり制服の時以外は殆どズボンを穿いていることが多い。超能力者で、変身能力を持つ。変身能力は、任意のターゲット一人に催眠術をかけ自分を別の人間に見せる(ターゲット以外の周辺の人達には影響しない)という独特の能力である。(原作ではターゲットが一人に限られるのだが、OVAでは小松、八田の2人に同時に使うシーンがある)。一弥と同じく登場する度にトラブルを起こすトラブルメーカー。ただし一弥と違いテレパシー能力は無いため、恭介やまどかの気持ちを知らず、勝手に恭介とひかるをくっつけようとしたり、余計な世話を焼いたりしてトラブルの要因になる。同性愛の気があり、同性のまどかに惚れている。一弥とは長らく関わりはなく、お互い単独で登場するのみだったが、原作終盤で姉弟と判明する。
- アニメではテレビシリーズには登場せず、OVA『ハリケーン!変身少女あかね』『思いがけないシチュエーション』のみに登場。原作とアニメでは髪型が異なっている。原作ではセミロングの髪だが、アニメではサイドが短く一人称は『僕』になっていて、ボーイッシュさが強調されている。
- ジンゴロ
- 声 - 緒方賢一
- アニメと続編小説のみに登場するオリジナルキャラクター。春日家の飼い猫。一家(大抵はくるみ)の超能力の被害に遭うことが多い。外見は太った白地に茶色のブチ。好物はフライドフィッシュ。寝る時は恭介のベッドで寝ている。別れた母猫を恋しく思っている。
高陵学園
- 小松 整司(こまつ せいじ)
- 声 - 難波圭一 / なし / 岩田光央
- 恭介のクラスメイトで悪友。ニキビ顔で天然パーマ。非常に明るい性格。スケベで、学園の女子生徒の情報にやたら詳しい。悪友である八田とともに度々くるみやまなみにアプローチをかけるが、ほとんど相手にされない。まどかを不良と見て嫌っている。学校の昼食時に販売される「幻のカツサンド」が大好物。幼少期は成績優秀であり、同年代の女の子にももてていたが、あるきっかけが元で序々に今の性格になってしまった。
- 恭介と一緒にいてもまどかのことは現在も不良と誤解して嫌っており、まどかには余所余所しい態度で接する。終盤になってもまどかが代役でオーディションに出場したことで一人だけ停学処分になったことも「不良」という言葉で済まそうとするが、八田に「鮎川が最近不良と思えない、もっといいやつなんじゃないか」という発言を聞き考えを改め、まどかの停学処分を解くよう職員室で教師に訴えた。
- 八田 一也(はった かずや)
- 声 - 龍田直樹 / なし / 山崎たくみ
- 恭介のクラスメイトで悪友。眼鏡をかけて体系はポッチャリしている。小松とつるんでおり、小松同様にスケベ。ちなみにジャンプ連載時には同姓同名のアシスタントがいた。『新きまぐれオレンジ☆ロード』では八田"和也"の名で人気漫画家になっている。
- 小松ほど描写はないものの、まどかに対して余所余所しい態度で接していたが、終盤は、「最近鮎川が不良と思えない、もっといいやつなんじゃないか」「鮎川は春日が転向してきて以来なんか変わった」等発言しており、小松と一緒にまどかの停学処分を解くよう職員室で教師に訴えた。
- 火野 勇作(ひの ゆうさく)
- 声 - 菊池正美 / 山田栄子 / 上田祐司
- 初登場時、高陵学園中等部1年。空手2段。天然パーマ。まどかとひかるの幼馴染でありひかるの同級生。その当時自分がいじめられると助けてくれたひかるに好意を抱いている。ひかるが熱をあげる恭介をやたらとライバル視する。恭介より年下だが彼に対する先輩意識はなく、呼び捨てしている。恭介を追い回すうちに恭介がまどかとも親しくしている事実を知るが、ひかるの前では小心者になってしまうため打ち明けられない。恭介とまどか、ひかる達と出かける時はよく一緒について来る。男と女の関係についてはほとんど知らないウブな一面もある。終盤に原田真一とひかるを巡って争っている時に、ひかるが恭介への失恋を二人の前で報告し泣き崩れたが、「そのあとでもいいから、俺達の方を向いておくれよ」とひかるに告白した。
- 松岡(まつおか)先生
- 声 - 塩沢兼人
- 高陵学園の教師。恭介たちの中学3年時の担任を務めた。非常に穏やかそうな教師。
- 広瀬 さゆり(ひろせ さゆり)
- 原作のみに登場するキャラクター。ツインテールの美少女で、自分の外見に誇りをもっている。趣味は美男子ハンティング。男の目が全員自分に向いていないと気がすまない性格。裏ではタバコを吸い、舎弟を自分の都合で利用したりと不良で腹黒い性格をしているが、男の前だと本来の性格を隠し猫をかぶってぶりっ子を演じるため、ほとんどの人間には本性を知られておらず男達からモテている。校内で偶々まどかの噂を聞いて一方的にライバル視し、まどかばかり見ていて自分に目を向けない恭介をハンティングのターゲットにする。登場する度に必ずトラブルを起こすトラブルメーカーであり、能動的にトラブルを起こすタイプである。
- 鳥羽 達郎(とば たつろう)
- 原作のみに登場するキャラクター。恭介達の学校に赴任してきた、学校出たての若い保健体育の先生。ひかるのいとこであるが、性格は何かとそそっかしく優柔不断のせいかひかるやまどかには嫌われている。女生徒に人気がある容姿(いわゆるイケメン)だが、お坊ちゃん育ちで世間知らずの奥手。幼少より両親に卑猥なものから遠ざけられ、男女の営みのことも知らない程。授業で使う保健体育の教科書の生殖に関する項目は、両親によって「赤ちゃんはコウノトリが運んできます」と書かれたページに差し替えられている。足はまどかよりも速く100mを10秒台で走るなどスポーツは万能。そそっかしく間の抜けてる所はあるものの性格は悪くはなく、停学処分になったまどかを、恭介達と一緒にフォローする発言をした。
- 原田 真一(はらだ しんいち)
- 原作のみ登場するキャラクター。ひかると同じ年で同じクラス。リーゼントヘアで不良っぽい外見であり、女生徒から人気がある。ひかるからは苦手にされているが、ひかるのことが好きで、勇作とはライバル。勇作に対しはったりで虚勢を張ったりもしたが、結局男らしくタイマン。終盤に火野とひかるを巡って争っていた時に、恭介への失恋で落ち込んだひかるが二人の前で泣き崩れることになった。
- 杉 ひろみ(すぎ ひろみ)
- 原作のみ登場するキャラクター。高校1年生の秋、恭介たちのクラスに転校してきたクラスメイト。ショートカットの活発な女の子。恭介とは転校する前にいた中学校でも一緒だった(その頃の髪は長かったらしい)。恭介の過去のエピソードをクラスで暴露した。初登校時は前の学校の制服と思われる服装でその後はセーラー服を着用している。
その他
- マスター
- 声 - 屋良有作 / なし / 三陽五郎
- まどかのバイト先である喫茶店「abcb(あばかぶ)」のマスター。恭介とまどかの気持ちを察していて、二人を陰ながら応援している。まどかにとっては、父親代わりな面もある頼れる大人の男性。天然パーマで口髭と顎鬚をたくわえている。
- 早川 みつる(はやかわ みつる)
- 声 - 松本保典
- 漫画、OVA、続編小説に登場するキャラクター。本名は早川和人。女性に人気抜群のアイドル。かなりナンパな、女ったらしで知られているが、根は真面目。高校の時は放送部に在籍しており、その頃からの同級生で恋人のしおりがいるが、自身がアイドルになってからは自然消滅の状態になっていた。
- 恭介が一弥以外と頭をぶつけて人格が入れ替わったことがある数少ない人物。その時偶然にも「abcb」に入り恭介の身体でまどかと出会う。一目でまどかの容姿を気に入り狙っていた。しかしその後、しおりに再会しヨリを戻した。
- 原作終盤でオーディションの代役で出場したまどかに音楽才能を見出し芸能界に誘う。
- しおり
- 声 - 水谷優子
- みつる(和人)の同級生で自然消滅の状態であった恋人。会えばみつるのスキャンダルに繋がるので、会いたくても会えずにいる日々に寂しさを募らせていた。
地理・品物
作中、いくつかの持ち物や場所が、それぞれの出会いや思い出に影響している。ここではその中でも特に象徴的なものを記述する。
- 真っ赤な麦わら帽子
- 全編を通じ、恭介とまどかの思い出となる、麦わら帽子。まどかにとって、初恋の人にもらった大切なものであり、恭介にとって、まどかとの出会いを象徴する。この存在を知っていたのは二人以外ではひかるとまなみだけ。ひかるはまどかが初恋の人に貰った大事なものとして、まなみには帽子をくれた子に「ホレちゃった」と引越しの初日に恭介が言ったことを話している。
- 実は過去へのタイムリープで小学生のまどかに恭介がプレゼントしたもの。それが奇しくも第一話で恭介にプレゼントされた(返された)。最終話でひかるの手を経てまどかに返され、帰国したまどかがかぶって現れた。
- 100段階段
- 本シリーズの最初と、最後に描かれた階段。モデルは富山県高岡市にある高岡古城公園の階段であるが[3]、段数についてはファンにより富山県氷見市の朝日山公園の97段あるとされる階段もモデルであるとする説や、OVA第2話ラストで鮎川家の住所は神奈川県横浜市という描写があるため、横浜市の階段もモデルと推測されいくつかの候補が挙げられているが関連は不明である。
- 竹山南公園 35.49301,139.561、なかよし坂 35.467042, 139.586607、35.447768, 139.602084、35.467696, 139.586339
- 高陵学園
- 恭介らが転校してきた学校。ここで鮎川やひかると出会う。
- モデルは富山県高岡市にある高陵中学とされる。
- Abcb - アバカブ -
- 鮎川がアルバイトをしている喫茶店。店のマスターを含め恭介、鮎川、ひかるらの様々な物語が繰り広げられる。
- モデルは富山県高岡市にあるレストランABABである[4]。
- 中川駅
- 恭介や鮎川やひかるらが使う最寄りの駅。
- モデルは富山県高岡市にあるJR西日本氷見線の越中中川駅とされる。
- 想い出の樹
- 公園にある樹。「6年後にまたここで・・・まどかへ」と刻まれている。過去にタイムリープした恭介が小学生時代のまどかと出会った場所で、ここから落ちそうになったまどかを助けた。その後、元の時代に戻れず、樹にもたれて途方に暮れる恭介にまどかからキスした。祖父と合流して事情を整理した恭介がメッセージを刻み、再会の約束を果たした。
- アニメ版最終話では二人の口づけはこの樹の下になっている。
書誌情報
単行本
- まつもと泉 『きまぐれオレンジ☆ロード』 集英社〈ジャンプ・コミックス〉、全18巻
- 「まっ赤な麦わら帽子」1984年10月9日発売[5]、ISBN 4-08-851711-3
- 「ジェラシー・レイン」1985年2月8日発売[6]、ISBN 4-08-851712-1
- 「禁じられた恋の島」1985年5月10日発売[7]、ISBN 4-08-851713-X
- 「星空に
予知夢 」1985年8月9日発売[8]、ISBN 4-08-851714-8 - 「ゆれてララバイ」1985年11月8日発売[9]、ISBN 4-08-851715-6
- 「ルージュの伝言」1986年2月10日発売[10]、ISBN 4-08-851716-4
- 「天使の誘惑」1986年5月9日発売[11]、ISBN 4-08-851717-2
- 「恋の逃亡者」1986年8月8日発売[12]、ISBN 4-08-851718-0
- 「予知夢でチャンス!」1986年10月9日発売[13]、ISBN 4-08-851719-9
- 「恋の思春期」1986年12月5日発売[14]、ISBN 4-08-851720-2
- 「初夢KISS!」1987年2月10日発売[15]、ISBN 4-08-851721-0
- 「危険なふたり」1987年4月10日発売[16]、ISBN 4-08-851722-9
- 「感情表現100%!」1987年6月10日発売[17]、ISBN 4-08-851723-7
- 「あぶない
教師 」1987年8月10日発売[18]、ISBN 4-08-851724-5 - 「夜の
口紅 」1987年10月9日発売[19]、ISBN 4-08-851725-3 - 「春はアイドル」1987年12月4日発売[20]、ISBN 4-08-851726-1
- 「片思いグラフティ!」1988年2月10日発売[21]、ISBN 4-08-851727-X
- 「永遠の夏」1988年7月8日発売[22]、ISBN 4-08-851728-8
小説
- まつもと泉・寺田憲史・後藤隆幸(後藤は『III』のみ) 『新きまぐれオレンジ☆ロード』 集英社〈ジャンプ ジェイ ブックス〉、全3巻
- 「そして、あの夏のはじまり」1994年7月4日発売、ISBN 4-08-703023-7
- 「ピラミッド殺人ミステリー」1995年7月3日発売、ISBN 4-08-703035-0
- 「まどかのシークレットメモリー」1997年4月24日発売、ISBN 4-08-703057-1
- まつもと泉(原作・イラスト) / 寺田憲史(文) 『新きまぐれオレンジ・ロード2002』 集英社〈集英社スーパーダッシュ文庫〉、全2巻
- 「そして、あの夏のはじまり」2001年12月30日発売、ISBN 4-08-630064-8
- 「ピラミッド殺人ミステリー」2002年1月30日発売、ISBN 4-08-630068-0
テレビアニメ
1987年4月6日から1988年3月7日まで、毎週月曜日19:30 - 20:00で日本テレビおよびその系列局にて放送された[23]。
エピソードのほとんどが原作同様、一話完結型のストーリー構成である。各ストーリーは原作をなぞっている回が多いが、個々のエピソードを大きくアレンジしたもの、二つのエピソードを組み合わせた回もある。アニメと原作で、大筋にはあまり影響しないが異なった設定がいくつかある。
本作のヒロイン鮎川まどかは『アニメージュ』誌主催、読者人気投票により決定する「第10回(1988年)アニメグランプリ」女性キャラクター部門で1位、1987年の『アニメディア』(学研)の女性キャラ人気投票でも1位に輝いている。さらに『アニメージュ』では放送終了後も何回もランクインしていた。
主役を演じた声優の古谷徹は常々、今まで演じた中で最も気に入っている作品とキャラクターに、本作と春日恭介を上げている[24][25]。まどか役の鶴ひろみも同様に鮎川まどかに入れ込んで、同じ髪型にするほどのお気に入りだったという[26]。
『キャッツ♥アイ』(原作北条司。同名の主題歌は杏里の代表曲)の成功で本格的なアーチストを主題歌に起用し、いかにもアニメソングといった雰囲気ではなく、原作を知らない人からも支持される楽曲を使う流れにより、この作品と全く同じ日に放送開始となった北条司原作の『シティーハンター』(エンディングはTMネットワークの代表曲「Get Wild」)と同様に「NIGHT OF SUMMERSIDE」、「鏡の中のアクトレス」といった一連の主題歌も好評で80年代後半を代表するアニメ主題歌として根強いファンも多い[要出典]。その後も日本テレビ系列制作のアニメはこの傾向を継承し、他誌の作品だが現在も続く『名探偵コナン』にまで受け継がれている。これとは逆でフジテレビ系列でのアニメ化となった少年ジャンプ原作の『ハイスクール!奇面組』、『ついでにとんちんかん』は当時人気を博したおニャン子クラブを起用し、秋元康の手がけたいわゆる「アイドルソング」を主題歌とした。
放送中には、毎月1日と15日に内容が更新されるテレホンサービスがNTTによって実施されていた[27]。
日本国外でも放送が行われ、フランスではアニメが『Max et Compagnie』のタイトルで放送された。吹き替えに伴い登場人物は現地の名前に置き換えられている(恭介→Maxime、まどか→Sabrina、ひかる→Pamela、など)[28]。
2021年11月13日から28日まで東京都の有楽町マルイにて、Blu-ray BOXが10月20日に発売したことを記念し、アニメの企画展「『きまぐれオレンジ★ロード』Blu-ray BOX発売記念展」が開催された[23]。
原作とアニメ版の主な相違点
アニメではいくつかの設定が原作と異なる。以下、主なものを列挙する。
- 原作の春日一家は超能力を「
能力 」と呼び、アニメ版では「パワー」と呼ぶ。 - 恭介が心情表現として、心苦しく「…な訳で」とナレーションするシーンがある。
- ひかるは恭介に対して常に「ダーリン」と呼んでいる。
- アニメではマスコット的キャラにもなっている、ジンゴロという太ったネコが春日家に飼われている。
- 物語が描かれる時間は、原作では恭介が中学3年生から大学合格後までの間に対し、アニメでは中学3年生約一年間の青春となっている(OVAは高校時代)。
- 原作では時折見られたコメディ要素はアニメではオミットされた。そのため、エピソードによっては終盤が原作と異なる展開を見せる。
- アニメでは恭介らの初登校時にひかるが男のバイクの後ろに2人乗りで登場し、ひかるがその男と揉めたシーンを見ていた恭介らに文句を言うシーンがある。
- アニメでは放課後に、ひかるが登校時に揉めたバイクの男とその仲間数人に河原で襲われ、ひかるの悲鳴を聞いて駆けつけた鮎川がそれを助けるシーンがある。
- 原作では学校の体育館裏でタバコを吸っている鮎川とひかるに恭介が会い、超能力で鮎川のタバコの火を消し喫煙を窘めるが、アニメではひかるを襲った男らを河原で倒した鮎川が吸うタバコの火を恭介が超能力で消し、鮎川が吸っていたタバコを取り上げ、喫煙を窘めている。
- 原作ではたまに登場するサブレギュラーのキャラクター達の一部は登場しない。原作でサブレギュラーであった、あかね、早川みつる、しおりはOVAのみの登場。
- まどかがケンカの時にピックを投げて武器にする事があり、ピックを収納するベルトを持っている。なお、昔のまどかを知っている不良から「ピックのまどか」と呼ばれることがある。
- 序盤はまどかがサックスを吹くシーンが度々登場した。それはまどかの心情を描いていたものだったが、24話を最後に見られなくなった。寺田憲史いわく「サックスを吹いているシーンで視聴率が明確に下がる」ことが理由[29]。
- まどかの自宅は、原作では大きな洋館だが、アニメでは普通の洋風の家になっている。
長らくLDとビデオソフトのみの発売であったが、2007年2月23日にテレビシリーズをニュープリント・ニューマスターし、全話収録したDVD-BOX『きまぐれオレンジ☆ロード The Series テレビシリーズ』が発売された。
スタッフ
- 原作 - まつもと泉
- 企画 - 布川ゆうじ、藤原正道
- プロデューサー - 堀越徹、河野秀雄、深草礼子
- シリーズ構成 - 寺田憲史
- 総作画監督 - 後藤真砂子
- キャラクターデザイン - 高田明美
- 美術監督 - 小林七郎(第1話 - 第9話)、中村光毅、三浦智(第10話 - 第48話)
- 撮影監督 - 金子仁
- 音響監督 - 松浦典良
- 音楽 - 鷺巣詩郎
- 監督 - 小林治
- タイトルデザイン - 杉澤秀樹
- 企画制作 - 日本テレビ ※「日本テレビ」が「企画制作」という形でクレジットされたのは初。
- 製作 - 東宝、スタジオぴえろ
主題歌
オープニングテーマ
曲名 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌手 | レーベル | タイトルアニメーション | 放送話数 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | NIGHT OF SUMMERSIDE | 売野雅勇 | NOBODY | 新川博 | 池田政典 | 東芝EMI | 望月智充 | 第1話 - 第19話 | 放送時タイトルは『ナイトオブサマーサイド』と表記されている。カット数が245もある。一部のカットには、劇中でも使用されている。(主に第1話のカット) |
2 | オレンジ・ミステリー | 鷺巣詩郎 | 長島秀幸 | 望月智充 森川滋 |
第20話 - 第36話 | オープニングテーマとして起用される前に、第18話と第19話にて挿入歌として起用されている。エフェクトを除く、全編モノクロのアニメーション。一部、初代のオープニングアニメーションが歌詞テロップが付いたまま流用されている。恭介達らが楽器を持って演奏をしているシーンが特徴。 | |||
3 | 鏡の中のアクトレス | 中原めいこ | 西平彰 | 中原めいこ | 望月智充 | 第37話 - 第48話 | 1カットしかない、しりとりアニメーション。 |
エンディングテーマ
アニメ第1話から6話まではエンディングでは、まどか役の鶴がトップクレジットになっており、主人公である恭介役の古谷は2番目だった。第7話よりトップクレジットは古谷となった。
曲名 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌手 | レーベル | タイトルアニメーション | 放送話数 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 夏のミラージュ | 湯川れい子 | TSUKASA | 鷺巣詩郎 | 和田加奈子 | 東芝EMI | 平野俊弘 垣野内成美 |
第1話 - 第19話 | 第6話までは「夏の |
2 | 悲しいハートは燃えている | 松本一起 | 井上大輔 | 新川博 | 飯面雅子 三原武憲 下田正美 |
第20話 - 第36話 | 21話まで『fire love 悲しいハートは燃えている』と表記されている。全編、砂絵アニメである。 | ||
3 | ダンス・イン・ザ・メモリーズ
(Dance in the memories) |
中原めいこ | 西平彰 | 中原めいこ | 後藤真砂子 後藤隆幸 |
第37話 - 第48話 |
挿入歌
曲名 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌手 | 放送話数 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 危険なトライアングル | 売野雅勇 | 和泉常寛 | 新川博 | 池田政典 | 第11話 第17話 |
|
2 | ジェニーナ | 湯川れい子 | 鷺巣詩郎 | 和田加奈子 | 第12話 | ||
3 | ブレイキングハート | SHOW | 坪倉唯子 | 第13話 第20話 第25話 |
ボーカルがインストに差し替えて使われたこともある。 | ||
4 | サルビアの花のように | 湯川れい子 | 小田裕一郎 | 入江純 | 和田加奈子 | 第22話 | 作詞が鮎川まどかの「スイングトップの新曲」として演奏する。 |
5 | ふり向いてマイ・ダーリン | 澤地隆 | 鷺巣詩郎 | 藤代美奈子 | 第23話 第29話 |
||
6 | Again (アゲイン) | 第30話 | |||||
7 | NIGHT & DAY | 片山圭司 | BLUEW | 第35話 第38話 第46話 |
CD・CT・LP
- 「きまぐれオレンジ☆ロード」サウンド・カラー1
- 「きまぐれオレンジ☆ロード」サウンド・カラー2
- 「きまぐれオレンジ☆ロード」サウンド・カラー3
- 「きまぐれオレンジ☆ロード」シンギング・ハート
- 「きまぐれオレンジ☆ロード」Loving Heart(CD・CTのみ)
- 「きまぐれオレンジ☆ロード」Orange☆Station
- 「きまぐれオレンジ☆ロード」カセットテープの伝言
- 「きまぐれオレンジ☆ロード」あの日にかえりたい
- 「きまぐれオレンジ☆ロード」もぎたてスペシャル(CD・CTのみ)
各話リスト
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | コンテ | 演出 | 作画監督 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1987年 4月6日 |
転校生! 恥ずかしながら初恋します | 寺田憲史 | 小林治 | 小林和彦 | 重国勇二 | |
第2話 | 4月13日 | あの娘にちょっぴり レモンのキスを | 須田裕美子 | 柳田義明 | |||
第3話 | 4月20日 | 気分はゆれて ローリング初デート | 郷満 | 杉山東夜美 | |||
第4話 | 4月27日 | ひかるちゃん!? お騒がせのC体験 | 富田祐弘 | 池上和彦 | 玉野陽美 | 深大寺三十郎 | この放送話から次回予告のBGMが前話と比べて半音下がる。 |
第5話 | 5月4日 | 2人のひみつ、とまどいアルバイト | 寺田憲史 | 松園公 | 八幡正 | ||
第6話 | 5月11日 | あいつがライバル、恋の中間試験 | 大橋志吉 | 中村孝一郎 | 重国勇二 | ||
第7話 | 5月18日 | まどかの私生活!? 口づけスパーク色 | 富田祐弘 | 森川滋 | 高倉佳彦 | ||
第8話 | 5月25日 | 君は笑顔! 渚のシャッターチャンス | 寺田憲史 | 新林実 | 貴志夫美子 | ||
第9話 | 6月1日 | くるみちゃん デートの仕方教えます | 富田祐弘 | 須田裕美子 | 柳田義明 | ||
第10話 | 6月8日 | 予知夢!? ひかるちゃんが 死んじゃう | 寺田憲史 | 松園公 | 杉山東夜美 | ||
第11話 | 6月15日 | 鳴らさないで! ウエディングベル | 静谷伊佐夫 | 森川滋 | 渡辺真由美 | ||
第12話 | 6月22日 | アメリカ留学! サヨナラまどか | 寺田憲史 | 中村孝一郎 | 林桂子 | ||
第13話 | 6月29日 | 視線集中! ひかるちゃん大変身 | 大橋志吉 | 池上和彦 | 新林実 | 高倉佳彦 | |
第14話 | 7月6日 | 予知夢! まどかと恭介ついに破局! | 寺田憲史 | 松園公 | 貴志夫美子 | ||
第15話 | 7月13日 | まどかの決心! 三角関係にピリオド | 富田祐弘 | 石井文子 | 佐々木和宏 | 柳田義明 | |
第16話 | 7月20日 | 信じる信じない UFOを見たまどか | 大橋志吉 | 森川滋 | 後藤隆幸 | アニメオリジナル | |
第17話 | 7月27日 | 夏の誘惑! いきなりダブルデート | 静谷伊佐夫 | 新林実 | 林隆文 | ||
第18話 | 8月3日 | まどか挑戦! 幽霊海岸の大波伝説 | 寺田憲史 | 須田裕美子 | 林桂子 | ||
第19話 | 8月10日 | 二人の体験! 禁じられた恋の島 | 安濃高志 | 高倉佳彦 | |||
第20話 | 8月17日 | ひかる目撃! 合宿は危険がいっぱい | 富田祐弘 | 松園公 | 貴志夫美子 | ||
第21話 | 8月24日 | 恭介ピンチ! 嵐が丘の甘いささやき | 中村孝一郎 | 柳田義明 | |||
第22話 | 8月31日 | 大人の関係!? まどか秘密の朝帰り | 寺田憲史 | 池上和彦 | 八幡正 | ||
第23話 | 9月7日 | 恭介まどか大ゲンカ! 恋の二人三脚 | 大橋志吉 | 森川滋 | 林隆文 | ||
第24話 | 9月14日 | 一弥登場! パニックキッドにご用心 | 富田祐弘 | 飛羽たかゆき | 林桂子 | ||
第25話 | 9月21日 | あぶない自己暗示! 恭介くん変身す | 静谷伊佐夫 | 新林実 | 高倉佳彦 | ||
第26話 | 9月28日 | 子供になった恭介! まどかに大接近 | 寺田憲史 | 中村孝一郎 | 柳田義明 | ||
第27話 | 10月5日 | ねらわれたまどか! 恭介男の証明 | 大橋志吉 | 松園公 | 貴志夫美子 | ||
第28話 | 10月12日 | 危険な決心! まなみちゃんの大冒険 | 富田祐弘 | 飛羽たかゆき | 林桂子 | ||
第29話 | 10月19日 | 泣くなジンゴロ! 愛と青春の発情期 | 寺田憲史 | 森川滋 | 林隆文 | アニメオリジナル | |
第30話 | 10月26日 | 木の葉物語! くるみの初恋・地獄編 | 大橋志吉 | 中村孝一郎 | 柳田義明 | ||
第31話 | 11月2日 | まどかと勇作! 青春かけおち行進曲 | 富田祐弘 | 横山広行 | 貴志夫美子 | ||
第32話 | 11月9日 | 誕生日は二度来る!? 時をかける恭介 | 新林実 | 山本哲也 | |||
第33話 | 11月16日 | 妖しのまどか! キノコで本音120% | 大橋志吉 | 飛羽たかゆき | 小林和彦 | 林桂子 | |
第34話 | 11月23日 | ルーツパニック 不思議の里のまどか | 寺田憲史 | 安濃高志 | 林隆文 | ||
第35話 | 11月30日 | カメラでエッチ! ロボット恭ちゃん | 森川滋 | 貴志夫美子 | |||
第36話 | 12月7日 | さらば恭介! ビデオに写った超能力 | 静谷伊佐夫 寺田憲史 |
中村孝一郎 | 柳田義明 | アニメオリジナル | |
第37話 | 12月14日 | オレンジ任侠伝! まどか吹雪の対決 | 富田祐弘 | 松園公 | 渡辺真由美 | ||
第38話 | 12月21日 | 恭介時間旅行! 3度目のクリスマス | 大橋志吉 | 須田裕美子 | 林桂子 | ||
第39話 | 1988年 1月4日 |
まどかに催眠術! 恭介あぶない正月 | 寺田憲史 | 横山広行 | 山本哲也 | ||
第40話 | 1月11日 | 初夢だよ! 大怪獣ジンゴロの逆襲 | 新林実 | 千明孝一 | アニメオリジナル | ||
第41話 | 1月18日 | 動けないまどか! 恭介のフシギ時計 | 静谷伊佐夫 | 中村孝一郎 | 柳田義明 | ||
第42話 | 1月25日 | モテモテのまどか! 恭介ついに告白 | 大橋志吉 | 上村修 | 鈴木吉男 | 林隆文 | |
第43話 | 2月1日 | 傷心のひかる! 追いかけて冬海岸 | 富田祐弘 | 森川滋 | 山本哲也 | アニメオリジナル | |
第44話 | 2月8日 | 恋のお味? 恭介地獄のバレンタイン | 寺田憲史 | 松園公 | 貴志夫美子 | ||
第45話 | 2月15日 | ひかる死す そして誰もいなくなった | 大橋志吉 | 須田裕美子 | 小林和彦 | 林桂子 | |
第46話 | 2月22日 | 白銀の一夜! 二人ぼっちでゴンドラ | 富田祐弘 | 上村修 | 新林実 | 林隆文 | |
第47話 | 2月29日 | さよならの予感 まどかの初恋を探せ | 寺田憲史 | 森川滋 | 山本哲也 | ||
第48話 | 3月7日 | 恋つかまえた そしてダ・カーポ | 望月智充 | 後藤隆幸 |
放送局
※放送日時は1988年2月中旬 - 3月終了時点(沖縄テレビについては1987年9月中旬 - 10月上旬時点[30])、放送系列は放送当時のものとする[31]。
放送地域 | 放送局 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
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関東広域圏 | 日本テレビ | 月曜 19:30 - 20:00 | 日本テレビ系列 | 制作局 |
北海道 | 札幌テレビ | |||
青森県 | 青森放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
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岩手県 | テレビ岩手 | 日本テレビ系列 | ||
宮城県 | ミヤギテレビ | |||
秋田県 | 秋田放送 | |||
山形県 | 山形放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
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福島県 | 福島中央テレビ | 日本テレビ系列 | ||
山梨県 | 山梨放送 | |||
新潟県 | テレビ新潟 | |||
静岡県 | 静岡第一テレビ | |||
富山県 | 北日本放送 | |||
福井県 | 福井放送 | |||
中京広域圏 | 中京テレビ | |||
近畿広域圏 | 読売テレビ | |||
鳥取県・島根県 | 日本海テレビ | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
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広島県 | 広島テレビ | 日本テレビ系列 | ||
山口県 | 山口放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
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徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列 | ||
香川県・岡山県 | 西日本放送 | |||
愛媛県 | 南海放送 | |||
高知県 | 高知放送 | |||
福岡県 | 福岡放送 | |||
熊本県 | 熊本県民テレビ | |||
長野県 | テレビ信州 | 木曜 17:00 - 17:30 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
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長崎県 | テレビ長崎 | 水曜 19:30 - 20:00 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 |
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大分県 | テレビ大分 | 金曜 16:00 - 16:30 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
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宮崎県 | 宮崎放送 | 金曜 17:30 - 18:00 | TBS系列 | |
鹿児島県 | 鹿児島テレビ | 水曜 19:30 - 20:00 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 |
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沖縄県 | 沖縄テレビ | 月曜 16:00 - 16:30 | フジテレビ系列 | 途中で放映打ち切り 1988年2月中旬 - 3月終了時点では放映なし |
OVA
テレビシリーズのビデオ版は放送した日本テレビの関連会社であるバップから発売元となっていたが、OVA版は製作の東宝の関連会社である東宝ビデオが発売元になった。テレビアニメ版の最終回で中学3年生15歳の鮎川まどかは春日恭介が超能力者である事を知ってしまうが、高校生の世界を描いたOVA版では鮎川まどかは春日恭介が超能力者である事を認知しているかははっきりしてしない。 TV版が原作の1話完結型の作品が多めだったのに対し、OVA版は原作の長編(原作で1話で完結しないエピソード)を映像化している。また、二つの原作の長編エピソードをOVA版では一つにした作品もある。
なお、第2期の4本の作品は、『きまぐれオレンジ☆ロード もぎたてスペシャル』としてビデオリリース前の1989年12月16日より劇場で先行公開されており、『アニメージュ』誌のパーフェクトデータでは第2期がOVAではなく劇場公開のアニメ映画として扱っている[32]。
1989年まではベータマックス方式でも発売されていたが、1990年からはベータマックスでの発売はなくなり、VHS方式とレーザーディスクだけの発売となった[33]。
2007年3月27日に第1期〜第3期OVA版をニュープリント・ニューマスターしたDVD-BOX『きまぐれオレンジ☆ロード The O.V.A』が発売された。
第1期(1989年)
- 白い恋人たち(1989年2月15日レンタル開始、3月1日セル開始)
- ハワイアン・サスペンス(1989年3月15日レンタル開始、4月1日セル開始)
- 主題歌
-
- オープニングテーマ「鏡の中のアクトレス」
- 作詞・作曲 - 中原めいこ / 編曲 - 西平彰 / 歌 - 中原めいこ
- エンディングテーマ「Dance in the memories」
- 作詞・作曲 - 中原めいこ / 編曲 - 西平彰 / 歌 - 中原めいこ
第2期(1989年)
- 吾輩は猫であったり おサカナであったり(1989年12月27日)
- ハリケーン! 変身少女あ・か・ね(1990年2月1日)
- 恋のステージ=HEART ON FIRE! 〈春はアイドル!〉(1990年5月1日)
- 恋のステージ=HEART ON FIRE! 〈スタア誕生!〉(1990年7月1日)
- ※日付はいずれもビデオリリース日
- 主題歌
第3期(1991年)
- 思いがけないシチュエーション(1991年1月18日)
- ルージュの伝言(1991年1月18日)
- 主題歌
-
- オープニングテーマ「チューズ・ミー」
- 作詞 - SHOW / 作曲 - 和泉一弥 / 編曲 - 鷺巣詩郎 / 歌 - 坪倉唯子
- エンディングテーマ「もうひとつのイエスタデイ」
- 作詞 - 湯川れい子 / 作曲 - 小田裕一郎 / 編曲 - 入江純 / 歌 - 和田加奈子
劇場版
きまぐれオレンジ☆ロード あの日にかえりたい
1988年10月1日に東宝系で公開。 恭介、まどかの大学受験の時期を中心に描かれたストーリーであり、作風が原作ともテレビアニメ版とも異なる。監督の望月によると「原作者は映画化の事を知らず、会ったのはアフレコ直前の一度だけ」、また「アフレコ台本を見ながら、「この映画の内容は全然違う」と言った」という[34]。
テレビアニメ版で描かれた軽いラブコメタッチな作風が無い、シリアスな三角関係の模様が描かれている。作品の開始から既に三角関係が微妙に破綻を見せており、まどかはひかるの心情をあまり考慮していない。恭介も原作で見せる優柔不断な姿が薄く、ひかるを突き離す内容は、原作に無いものだった。 また、この作品中には回顧シーンを含めて超能力を使ったり話題になる描写が全く無い。
原作者のまつもと泉は本作を酷評しており[注 4]、自らのウェブサイトでも「原作から離れたパラレルワールドと考えてほしい」と記述している[注 5]。一方、恭介役の古谷徹にとっては一番好きなエピソードで、恭介の行動にも共感したと述べている[24]。
VHS、LDは発売されたが、DVD化はなされていない。ただし、日本国外では既にDVD化済みであり、英語版やフランス版などが発売されている。 2021年10月20日にTVシリーズやOVAと共にBlu-rayが発売された[35]。
作中、恭介とまどかが映画館で鑑賞する映画として『タッチ 背番号のないエース』(1986年公開)の一部の映像が二次使用されている。
ストーリー(あの日にかえりたい)
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高校の卒業も迫り、恭介、まどかは受験勉強に、ひかるは、卒業イベントのための稽古に明け暮れていた頃、ふとしたきっかけで、恭介とひかるは、初めての事故ではないキスを交わす。そのときから、三人でいることが当たり前だった恭介、まどか、ひかるの間に変化が訪れていく。
スタッフ(あの日にかえりたい)
- 脚本 - 寺田憲史
- 監督 - 望月智充
- 作画監督 - 後藤真砂子
- 美術監督 - 三浦智
- 撮影監督 - 金子仁
- 音楽 - 鷺巣詩郎
- 音響監督 - 松浦典良
- 製作 - 東宝、スタジオぴえろ
- 主題歌
- 『あの空を抱きしめて』
- 作詞 - 和田加奈子 / 作曲 - 伊豆田洋之 / 編曲 - 白井良明 / 歌 - 和田加奈子
- 『あの空を抱きしめて』
- 挿入歌
きまぐれオレンジ☆ロード もぎたてスペシャル
OVA第2期の「吾輩は猫であったりおサカナであったり」「ハリケーン!変身少女あかね」「恋のステージHEART ON FIRE!春はアイドル」「恋のステージHEART ON FIRE!スター誕生」の短編4作品を劇場公開したもの。ビデオリリースに先駆けて、1989年12月16日より、東京のテアトル池袋、大阪の玉造東宝の2館で興行が行われた。
新きまぐれオレンジ☆ロード そして、あの夏のはじまり
小説『新きまぐれオレンジ☆ロード』を映画化した作品。鮎川まどかは、春日恭介が超能力者である事を知っており、既に恋人関係にある。前作『あの日にかえりたい』の続編とも言える時間経緯が作品の冒頭にあり、ひかるは北海道へ引越しし更に舞台勉強の為、渡米している。まどかは恭介と同じ大学へ進学している。
キャラクターデザインは後藤隆幸が担当。テレビシリーズ、OVAシリーズ、劇場版を担当してきた高田明美のデザインではない為、キャラクターデザインが大幅に異なる。
この作品のひかるはこれまでのショートヘアから髪型が大きく変わっており、前髪のないワンレングスのロングヘアになっている。
ストーリー(新)
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1994年22歳になった恭介は学生カメラマンとしてボスニア内戦の現場に行っていた。そこで事故に遭ってしまう。同じ時、3年前の19歳の恭介が交通事故に遭ってしまいその衝撃で19歳の恭介の魂が22歳の恭介を時の無い空間へと飛ばしてしまい、19歳の恭介も3年後の世界へタイムワープしてしまう。その3年後の世界で20歳になったひかると再会。まどか、恭介、ひかるの三角関係が再び…。
スタッフ(新)
- 原作 - まつもと泉
- 脚本 - 寺田憲史
- 監督 - 湯山邦彦
- 演出 - 石原立也
- キャラクターデザイン - 後藤隆幸
- 作画監督 - 木上益治
- 美術監督 - 小林七郎
- 撮影監督 - 福島敏行
- 音楽 - 梶浦由記
- 製作 - きまぐれオレンジ☆ロード製作委員会
- 主題歌
- 『DAY DREAM〜そばにいるよ』
- 作詞 - 松井五郎 / 作曲 - IKUKO / 編曲 - 前島康明 / 歌 - Agua
- 挿入歌
- 『LOVE IS POWER』
- 作詞 - 工藤亜紀 / 作曲 - 梶浦由記 / 編曲 - 木村賢一・工藤亜紀 / 歌 - 工藤亜紀
- 『DON'T BE AFRAID』
- 作詞 - 松井五郎 / 作曲 - IKUKO / 編曲 - 前島康明 / 歌 - Agua
- 『LOVE IS POWER』
その他映像作品
VHS・Beta、またはVHS・Beta・LDで発売された映像作品。
- ベストセレクション(1988年2月21日)
テレビシリーズから人気の高かった3作品をセレクトしたVHS・Beta化された作品。 収録話
- 第1話「転校生! 恥ずかしながら初恋します」
- 第12話「アメリカ留学! さよならまどか」
- 第19話「二人の体験! 禁じられた恋の島」
- 七夕スペシャル(1987年11月21日)
1987年7月6日に放送された特番(これまでの総集編)をVHS・Beta化した作品。
- ふたりの恋のレパートリー(1988年9月10日)
きまぐれオレンジ☆ロードのミュージッククリップ集。それぞれの曲のイメージに近いアニメの名場面に、複数のボーカル入りの曲のせたミュージッククリップが12曲が入った作品。 LD・VHS・Beta化された作品。この作品でしか聞けない、恭介とまどかの独白の声も挿入されている。2007年のDVD-BOX『きまぐれオレンジ☆ロード The O.V.A』において、この作品はDVD化された。
少年ジャンプスペシャルアニメ
1985年、「ジャンプ・スペシャルアニメ・大行進イベント」用として製作された、『きまぐれオレンジ・ロード』の初のアニメーション。その後のテレビ版、OVA版、劇場版とはキャストと一部スタッフが異なっているが、キャラクターデザインは後のシリーズも担当した高田明美が行っているため、両者間のキャラクターの絵柄の差異はほとんどない(明確な違いとして、メインキャラクターの瞳の色がテレビ・OVA等では青系の色であるのに対して、こちらのアニメでは茶系の色になっている。また、ひかるの前髪がTV等では縦線でぼやかしているのに対して、こちらのアニメでは明確に描かれている。髪の毛の色は一弥以外のキャラクターはその後のテレビ作品とあまり変わらない)。
イベントは全国を行脚する形で行われ、イベント後には各地の放送局で放送され、後にレーザーディスクやビデオの発売も行われた。同時上映は『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。また、このアニメのサントラ盤で原作者のまつもと泉がドラムを実際に演奏している曲がある。
1989年8月16日にVHSがビクター音楽産業より、LDはパイオニアLDCより発売された。 本編の後に特典映像が入っており、原作者のペン入れなどの仕事風景、鮎川まどかをイメージしたであろう実写の女性の映像と漫画原稿の恭介がリンクした映像が挿入されたイメージビデオが収録されている。
ストーリー(スペシャルアニメ)
原作のエピソードの中の一話をアニメ化したもので、恭介、まどか、ひかる、一弥、勇作が主な登場人物。ストーリーの内容はほぼ原作のエピソードを踏襲しているが、原作では「冬にスキーに行く」話なのに対して、このアニメでは「夏に海に行く」話に変更された。また、季節感の変更によって、物語の細部も一部原作と異なる部分がある。この原作のエピソードは後のOVAシリーズでも映像化され、そちらでは原作通り「冬にスキーに行く」話として作られた。
スタッフ(スペシャルアニメ)
- 原作 - まつもと泉
- プロデューサー - 大野実(読売広告社)、伏川政明(スタジオぴえろ)
- 監修 - 小林治
- 監督 - 望月智充
- 脚本 - 伊藤和典
- キャラクター・デザイン - 高田明美
- 作画監督 - 後藤真砂子
- 美術監督 - 中村光毅
- 音響監督 - 藤山房延
- 音響製作 - ザック・プロモーション
- 製作 - スタジオぴえろ
- 音楽 - 米光亮、斉藤毅[要曖昧さ回避]
- サウンドトラック盤 - ビクター音楽産業
ラジオドラマ
1995年10月8日から1996年4月6日にかけ、會川昇脚本によって『きまぐれオレンジロードOriginal』がラジオドラマ化された。1995年から1996年にビクターエンタテインメントによって全5巻のCDとして発売された。ラジオメインパーソナリティは岩田光央と宮村優子。ラジオのゲストでは、原作者のまつもと泉がゲストで登場したこともある。
ゲームソフト
- きまぐれオレンジロード〜夏のミラージュ〜
- 1988年、マイクロキャビンより発売。PC-9801シリーズ、PC-8801シリーズ、MSX2。アドベンチャーゲーム。
- ゲームのために新たに用意されたストーリーだが、原作の有名な場面もふんだんに盛り込まれている。ゲームの難易度は高くないが、広瀬さゆりのデートの誘いを2度断らずに受けると、「二人でジェットコースターに乗っているシーン」でゲームが終了する。
エピソード
- 平井和正がファンとして愛読していた。90年代中盤、まつもとの仕事場に平井本人から「『きまぐれオレンジ☆ロード』のアニメと漫画を読んで、とても感銘を受けた」とのファクスが届いた。『きまぐれオレンジ☆ロード』へのオマージュとして『ボヘミアンガラス・ストリート』を書いたとの事[36][37]。
- 主役はあくまで恭介で話も彼中心に動くが、まどかはこの作品での顔と言ってもいい役割をしており、漫画では殆どの表紙を、アニメではオープニング、エンディング、売られる殆どの商品のビジュアルを飾った。
- まつもと泉がCOMIC ON vol.1で、ジャンプ連載前の初期設定でひかるの兄がいたという事を発表していた。名前は「檜山研二」。恭介より一つ年上で、恭介が転校してきたとき(中3)高陵学園高等部1年で、暴走族のリーダーであったとのこと。しかもまどかの恋人という設定であった。
- アニメの第3期エンディングテーマである「Dance in the memories」が、TBS系ドラマ『パパは年中苦労する』の中で流れている。なお、ドラマの内容と本作の内容に関連性はない。
- ジャンプ創刊40周年記念となった2008年 No.43号に付録の大判ポスターには歴代ジャンプの主役キャラが描かれているが、本作からは、春日恭介ではなく、鮎川まどかが描かれている。
脚注
注釈
- ^ 数あるエピソードの中でファンの人気が高く、監督もお気に入りだったことからアニメ版では最終話に描かれた。
- ^ コミックス10巻「パラレル・ブギ!」、「パラレル・ナイト!」、「パラレル・ヒーロー!」、コミックス15巻「想い出の樹の下で!」、「のぞいてジェラシー!」、コミックス16巻「ハプニング・キッス!」、「帰れない男!」、「そしてダ・カーポ!」の話を取り入れている。
- ^ ラジオドラマ版のくるみとのデュエットソングでも、まどかとひかるの魅力をくるみと言い合う内容の歌になっており、まなみはまどか派になっている[2]。
- ^ 自身のwebサイトの隠しページに「まどかならひかるをたてて去るはず」とコメント
- ^ ただし元々まつもと泉は、原作、アニメ、映画、ラジオアニメなどは一つ一つ個別の世界であり共有はしておらず、基本的には全てパラレルワールドというスタンスもとっている。
出典
- ^ “「きまぐれオレンジ☆ロード」まつもと泉さん死去”. 日刊スポーツ. (2020年10月13日) 2021年1月25日閲覧。
- ^ きまぐれオレンジ☆ロードOriginal CDシネマ 「真剣にもっと」(歌:宮村優子・本井英美)
- ^ "きまぐれオレンジ★ロード 高岡古城公園と作品構想". とやま観光ナビ. 2021年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月8日閲覧。
- ^ "ヒロインと出会う運命の石段【とやま聖地巡礼】8". 北日本新聞. 2021年11月2日. 2021年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月8日閲覧。
- ^ “きまぐれオレンジ☆ロード 1”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
- ^ “きまぐれオレンジ☆ロード 2”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
- ^ “きまぐれオレンジ☆ロード 3”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
- ^ “きまぐれオレンジ☆ロード 4”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
- ^ “きまぐれオレンジ☆ロード 5”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
- ^ “きまぐれオレンジ☆ロード 6”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
- ^ “きまぐれオレンジ☆ロード 7”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
- ^ “きまぐれオレンジ☆ロード 8”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
- ^ “きまぐれオレンジ☆ロード 9”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
- ^ “きまぐれオレンジ☆ロード 10”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
- ^ “きまぐれオレンジ☆ロード 11”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
- ^ “きまぐれオレンジ☆ロード 12”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
- ^ “きまぐれオレンジ☆ロード 13”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
- ^ “きまぐれオレンジ☆ロード 14”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
- ^ “きまぐれオレンジ☆ロード 15”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
- ^ “きまぐれオレンジ☆ロード 16”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
- ^ “きまぐれオレンジ☆ロード 17”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
- ^ “きまぐれオレンジ☆ロード 18”. 集英社. 2022年3月3日閲覧。
- ^ a b “アニメ「きまぐれオレンジ★ロード」企画展が今週末から開催、BD-BOXの発売記念し”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年11月11日) 2021年11月11日閲覧。
- ^ a b 古谷徹「第三章 「人生にムダな経験なんてひとつもない」---究極のヒーロー・星矢と、飾らない良さのヤムチャ 青春時代をもう一度体験させてくれた春日恭介」『ヒーローの声 飛雄馬とアムロと僕の声優人生』角川書店、2009年7月25日、ISBN 978-4-04-715275-5、100・103頁。
- ^ 「声優古谷徹氏、北京で日本アニメの魅力を語る」 日本新華僑通信社 2007年10月17日
- ^ 古谷徹「第四章 「できないと思っているのは自分だけだ」---"アニキ"との別れ、そして再婚 鶴ひろみさんから学んだ、声優としての在り方」『ヒーローの声 飛雄馬とアムロと僕の声優人生』139頁。
- ^ 「『ジリオン』『きまオレ』テレホンサービス大好評」『アニメージュ』1987年12月号、p.48
- ^ →仏WikipediaのMax et Compagnieのページ
- ^ 寺田憲史『ルーカスを超える アニメ・ゲームビジネス創作術』小学館、2000年
- ^ 『アニメディア 1987年10月号』 1987年、学研パブリッシング、テレビ局ネットワーク p.81
- ^ 『アニメディア 1988年3月号』 1988年、学研パブリッシング、テレビ局ネットワーク pp.80 - 82
- ^ リスト制作委員会編『アニメポケットデータ2000』徳間書店、2000年、p.65
- ^ 「OVA DATA BOOK 1993」『アニメV』1994年2月号第1付録、学研
- ^ “「オレンジロード」劇場版は原作者が知らずに製作決定 監督が告白”. デイリースポーツ. (2020年10月14日) 2020年10月16日閲覧。
- ^ [1]
- ^ サイキンのまつもと 「平井和正先生死去」 2015年01月18日付
- ^ COMIC-ON SPECIAL対談~平井和正の世界~
外部リンク
- WAVE STUDIO Homepage - 原作者 まつもと泉の公式サイト
- きまぐれオレンジ☆ロード - ぴえろ - アニメ制作会社公式サイト
- きまぐれオレンジ☆ロード DVD-BOX発売! - 【東宝サイト】
- きまぐれオレンジ☆ロード - ABEMAビデオ
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- 新きまぐれオレンジロード そして、あの夏のはじまり - allcinema
- 新きまぐれオレンジロード そして、あの夏のはじまり - KINENOTE
- 新きまぐれオレンジロード そして、あの夏のはじまり - MOVIE WALKER PRESS
- 新きまぐれオレンジロード そして、あの夏のはじまり - 映画.com
日本テレビ系列 月曜19:30 - 20:00 【本番組よりアニメ枠】 |
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
きまぐれオレンジ☆ロード
(1987年4月6日 - 1988年3月7日) |
燃える!お兄さん
(1988年3月14日 - 9月19日) |