コンテンツにスキップ

「神山繁」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m →‎映画: 内部リンクを加筆。
Cewbot (会話 | 投稿記録)
518行目: 518行目:
{{デフォルトソート:こうやま しける}}
{{デフォルトソート:こうやま しける}}
[[Category:日本の男優]]
[[Category:日本の男優]]
[[Category:日本の悪役俳優]]
[[Category:ヤクザ映画の俳優]]
[[Category:ヤクザ映画の俳優]]
[[Category:日本の舞台俳優]]
[[Category:日本の舞台俳優]]

2022年10月19日 (水) 20:34時点における版

こうやま しげる
神山 繁
神山 繁
平凡出版『週刊平凡』第8巻第42号(1966)より
本名 神山 繁
生年月日 (1929-01-16) 1929年1月16日
没年月日 (2017-01-03) 2017年1月3日(87歳没)
出生地 日本の旗 日本広島県呉市
死没地 日本の旗 日本京都府京都市
血液型 A型
職業 俳優
ジャンル 映画テレビドラマ舞台
活動期間 1952年 - 2017年
配偶者 文野朋子1956年 - 1987年、死別)
一般人女性(1992年 - )
事務所 神山繁
主な作品
映画
金環蝕
不毛地帯
八甲田山
二百三高地
連合艦隊
ブラック・レイン
踊る大捜査線 THE MOVIE
沈まぬ太陽
アウトレイジ ビヨンド
テレビドラマ
ザ・ガードマン
シークレット部隊
ベイシティ刑事
独眼竜政宗
翔ぶが如く
葵 徳川三代
CHANGE
テンプレートを表示

神山 繁(こうやま しげる、1929年[1]1月16日 - 2017年1月3日)は、日本俳優。本名は同じ[1]

広島県[1]呉市出身。海軍経理学校卒業[1]文学座[1]劇団雲[1]演劇集団 円[1]を経て、オフィス佐々木に所属していた。

元妻は女優の文野朋子1987年に死別)。晩年は京都府に在住していた。

来歴・人物

海軍経理学校時代の神山

旧制麻布中学校卒業後、1945年4月10日火曜日)海軍経理学校第38期に入学[2]、戦後山王ホテル勤務、進駐軍通訳などを経て、1952年文学座に演出部研究生として入座。後に俳優に転じる。

1956年、文野と結婚。

1963年芥川比呂志小池朝雄高木均仲谷昇岸田今日子らとともに同座を脱退し、劇作家・福田恆存を代表とする現代演劇協会劇団雲を結成する。『夏の夜の夢』『リア王』『コリオレイナス』『テムペスト』などのシェイクスピア劇や、遠藤周作の『黄金の国』、『罪と罰』『スカパンの悪だくみ』などの舞台で活躍するが、1975年、芥川と福田との対立が決定的になると、芥川と行動を共にし、雲(現代演劇協会)を脱退して演劇集団 円の結成に参加した。円では、『ペリクリーズ』『から騒ぎ』などに出演し、『ママに捧げる鎮魂歌』『山の巨人たち』『ほんとうのハウンド警部』では演出を務めた。

1987年、文野と死別。以後はしばらく仕事からも離れていたが、1990年に仕事で訪れていた京都で一般人女性と知り合い、これを契機に京都へ移住。1992年にこの女性と再婚し、逝去まで連れ添った。

1991年に演劇集団 円を退団。

舞台の傍ら、冷徹な悪役や知的な役柄で多数出演。

市川崑岡本喜八森谷司郎山本薩夫など、非日常性の強い娯楽作品を得意とする監督らに好んで起用されていた。

テレビドラマでは『ザ・ガードマン』での役柄が当たり役となったほか、サントリーのCMでも馴染みの顔となった。

進駐軍の通訳をしていたことで培われた巧みな英語力を買われ、『ブラック・レイン』にも出演した。

高倉健宇津井健いかりや長介仲代達矢児玉清木村拓哉との共演が数多かった。

2012年には、『アウトレイジ ビヨンド』に重要な役どころで出演した(北野映画は初出演)。

いかりや長介とは『独眼竜政宗』での共演以来、プライベートでも親交が深かったという[3]

2016年1月に肺炎と診断され療養していたが、妻に看取られながら2017年1月3日に京都の自宅で亡くなった[4]。87歳没。また、「葬式無用、戒名不要」という神山の強い遺志により無戒名となり、葬儀・告別式も行われなかった[5][6]。生前から自分で用意した骨壺に入った。

出演作品

映画

テレビドラマ

舞台

演出

  • ママに捧げる鎮魂歌(1978年、演劇集団 円)
  • 山の巨人たち(1982年、演劇集団 円)
  • ほんとうのハウンド警部(1987年、演劇集団 円)

バラエティ

CM

脚注

  1. ^ a b c d e f g 日本タレント名鑑'82』VIPタイムズ社、1981年、82頁。 
  2. ^ 秋元書房刊『海軍兵学校 海軍機関学校 海軍経理学校』、1971年、269頁。
  3. ^ 「現代日本映画人名事典 男優篇」、キネマ旬報社、神山繁の項より[要ページ番号]
  4. ^ “「ザ・ガードマン」神山繁さん死去 87歳 米寿目前、肺炎で”. Sponichi ANNEX (スポーツニッポン新聞社). (2017年1月16日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/01/16/kiji/20170116s00041000178000c.html 2017年1月16日閲覧。 
  5. ^ 「葬式無用、戒名不要」87歳死去神山繁さんの遺志 日刊スポーツ(2017年1月17日) 2017年1月17日閲覧。
  6. ^ “神山繁さん託した遺志「ただのカルシウムだよ。葬式無用」…3日に急逝”. デイリースポーツ. (2017年1月16日). https://www.daily.co.jp/gossip/2017/01/16/0009834867.shtml 2017年5月11日閲覧。 
  7. ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 91, 「『怪談』作品解説/俳優名鑑」
  8. ^ a b c 東宝特撮映画全史 1983, p. 537, 「主要特撮作品配役リスト」
  9. ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 249, 「『ゴジラVSデストロイア』作品解説/俳優名鑑」

参考文献

  • 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5 
  • 『東宝特撮映画大全集』執筆:元山掌 松野本和弘 浅井和康 鈴木宣孝 加藤まさし、ヴィレッジブックス、2012年9月28日。ISBN 978-4-86491-013-2 

外部リンク