コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「馬場皐輔」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
福岡若鷹棒球団 (会話) による ID:92944766 の版を取り消し
タグ: 取り消し
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: セントラル・リーグ分のTemplateについて (Template:阪神タイガースの選手・スタッフ) - log
145行目: 145行目:
* {{Instagram|baaaaaaba1515|馬場 皐輔}}
* {{Instagram|baaaaaaba1515|馬場 皐輔}}


{{阪神タイガース}}
{{阪神タイガースの選手・スタッフ}}
{{阪神タイガース2017年ドラフト指名選手}}
{{阪神タイガース2017年ドラフト指名選手}}



2023年1月27日 (金) 05:18時点における版

馬場 皐輔
阪神タイガース #18
2019年5月25日、ナゴヤ球場にて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 宮城県塩竈市
生年月日 (1995-05-18) 1995年5月18日(29歳)
身長
体重
180 cm
92 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2017年 ドラフト1位
年俸 2950万円(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

馬場 皐輔(ばば こうすけ、1995年5月18日 - )は、宮城県塩竈市出身のプロ野球選手投手)。右投右打。阪神タイガース所属。

経歴

プロ入り前

塩竈市立第三小学校で3年生のときに塩竈ドラゴンズで野球を始める。塩竈市立第三中学校では七ヶ浜シニアに所属した[2]

仙台育英高校への進学後には、2年秋からベンチ入り。鈴木天斗との2枚看板で秋季東北大会、第43回明治神宮野球大会を制した。3年春の第85回記念選抜高等学校野球大会では、3回戦の早稲田実業高校戦に先発。7回1失点の好投でチームを勝利に導いた[3]和田恋を擁する高知高校との準々決勝では、6回からリリーフでマウンドに上がり、4回1安打無失点に抑えたが、0-2で敗れた[4]。3年夏に出場した第95回全国高等学校野球選手権全国大会では、浦和学院高校との初戦に3回途中から救援で登板。小島和哉との投げ合いになり、5回1/3を2失点に抑えると、チームは熊谷敬宥の安打でサヨナラ勝ちを収めた[5][6]。しかし、2回戦では、内田靖人擁する常総学院高校に1-4のスコアで敗れた。阪神甲子園球場での全国大会では、春夏を通じて4試合の登板で、通算投球回数21イニング、21奪三振、防御率2.14を記録。同期には熊谷と上林誠知がいる。

仙台大学へ進学。1年時から仙台六大学野球の春季リーグ戦に登板。救援投手として防御率0.93を記録する一方で、2学年先輩でエースの熊原健人とともに、チームの67季振りリーグ優勝に貢献した。2年時からは先発投手として活躍。エースとして臨んだ4年時の秋季リーグ戦では、通算投球イニング37回で、5勝0敗、60奪三振、防御率0.49、奪三振率14.59という好成績を残し、チームをリーグ優勝へ導いた[7]。リーグ戦通算で32試合167回2/3に登板、15勝6敗、206奪三振、防御率1.34を記録した。

2017年のNPBドラフト会議では、阪神タイガース福岡ソフトバンクホークスから1巡目で指名。両球団とも清宮幸太郎安田尚憲を1巡目で指名しながら他球団との指名重複による抽選で独占交渉権を逃しており、3回目の抽選に臨んだ結果、阪神が馬場との独占交渉権を獲得した。後に契約金1億円、年俸1500万円(金額は推定)という条件で契約した[8]。背番号は18[9]。なお、高校時代のチームメイトである立教大学の熊谷も阪神からの3巡目指名を経て入団している[10]。担当スカウト葛西稔[11]

阪神時代

2018年には、同期入団の熊谷敬宥島田海吏と共に、沖縄県宜野座村で行われる一軍春季キャンプに参加。新人投手から唯一の抜擢であった[12]が、キャンプ中の実戦登板での結果が芳しくなかったため、キャンプの終了後から二軍へ合流[13]。また、シーズン開幕前の3月中旬には練習中に右足を負傷し、別メニューでの調整となった[14][15]。4月29日のウエスタン・リーグ公式戦対広島東洋カープ戦(甲子園)でプロ入り後初めて公式戦に登板し[15]、二軍で5試合に登板し3勝1敗、防御率1.89[16]。春季キャンプ中に一軍監督・金本知憲から課題と指摘されていたストレートは最速152km/hを記録した[13][17]。6月21日に初めて出場選手登録され、同日の対オリックス・バファローズ戦で一軍公式戦にプロ入り後初登板。6回を5安打1失点に抑えるが、勝ち投手とはならなかった[18]。プロ2戦目となった8月12日の横浜DeNAベイスターズ戦では、2回2/3を7安打3四死球4失点で、負け投手となった。また、同年7月1日に甲子園で開催されたウエスタン・リーグ公式戦(対オリックス)において、K-鈴木から2点本塁打を打つ[19]

2019年は主にファームで先発投手として起用され、中田賢一に次ぐウエスタン・リーグ防御率2位の結果を残す。一方で一軍ではいずれもリリーフで2試合の登板にとどまった。

2020年は開幕一軍こそ逃したものの6月30日に中継ぎ投手として一軍登録。プロ入り後初めて年間を通じて一軍に定着し、32試合の登板で防御率2.08、9ホールド。先発が早期に降板した場合や接戦のビハインドでの登板を中心としながら、藤川球児の不調や岩崎優の故障離脱などを背景に7月半ばには一時的に勝ちパターンの一角としても起用された[20]。8月2日のDeNA戦では1点ビハインドの6回から登板し1イニングを無失点に抑え、その裏の攻撃でチームが逆転したことにより自身プロ初勝利を記録した[21]

2021年も年間を通じて一軍の中継ぎとして44試合に登板、防御率3.80、3勝10ホールドを記録。オフには推定年俸1300万円増の3400万円で契約更改した[22]

選手としての特徴

コンパクトなテークバックによって球の出どころを見えにくくするオーバースローの投球フォームが特徴で、制球力への評価が高い[23]

最速155km/hのストレートに加え、カットボールスライダー縦スライダーカーブチェンジアップフォークボールを投げ、仙台大学で馬場を指導した森本吉謙監督は「(1つの球種をそれぞれ2通りに使い分けられる)『×2』で事実上14種の球種を持っている」と評している[7]

身長180cm・体重90kgという体格から、メディア上では「豪腕(剛腕)投手」と表現されることもあるが[24]、実戦では変化球が全体のおよそ7割を占め、馬場本人も「自分は変化球投手」と語る[25]

人物

プロ野球選手としての目標に田中将大を挙げている。阪神への入団発表会見では、楽天時代の2013年レギュラーシーズンで田中が残した「一軍公式戦24勝無敗」というNPB記録を引き合いに出しながら、「勝てる投手という意味で尊敬している」と語った[26]

お笑い好きで、「トークが面白い」という理由から、好きな芸人に小籔千豊を挙げている[27][28]。これに対して、小籔は「光栄です。『コヤぶるッ!SPORTS』(自身がMCを務めるカンテレ制作のスポーツ情報番組)なら、すぐ来て下さい。いっそう応援させていただきます」とエールを送った[28]

2020年1月10日、一般女性との結婚を発表した[29]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2018 阪神 2 2 0 0 0 0 1 0 0 .000 41 8.2 12 2 4 0 1 7 0 0 5 5 5.19 1.85
2019 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 17 3.1 7 3 1 0 0 4 0 1 4 4 10.80 2.40
2020 32 0 0 0 0 2 1 0 9 .667 136 30.1 28 1 16 1 1 27 4 0 12 7 2.08 1.45
2021 44 0 0 0 0 3 0 0 10 1.000 198 47.1 43 5 17 1 0 39 0 0 23 20 3.80 1.27
2022 7 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 36 7.0 12 1 3 2 0 7 2 0 4 4 5.14 2.14
通算:5年 87 2 0 0 0 5 3 0 19 .625 428 96.2 102 12 41 4 2 84 6 1 48 40 3.72 1.48
  • 2022年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績



投手












2018 阪神 2 0 0 0 0 ----
2019 2 0 0 0 0 ----
2020 32 0 3 2 1 .600
2021 44 3 1 1 0 .800
2022 7 4 1 0 0 1.000
通算 87 7 5 3 1 .800
  • 2022年度シーズン終了時

記録

初記録
投手記録
打撃記録
  • 初打席:2018年6月21日、対オリックス・バファローズ3回戦(阪神甲子園球場)、3回裏に山﨑福也から空振り三振

背番号

  • 18(2018年 - )

登場曲

脚注

  1. ^ 阪神 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2022年11月19日閲覧。
  2. ^ 仙台大・馬場皐輔「1位で、くらいの気持ちで」指揮官の言葉胸に速球勝負 スポーツ報知 2017年10月26日配信
  3. ^ 仙台育英 対 早実
  4. ^ 高知 対 仙台育英
  5. ^ 浦和学院 対 仙台育英
  6. ^ ドラ3熊谷、ミスターに勇姿見せる 母校大先輩の前で伝統の一戦に デイリースポーツ 2017年11月27日閲覧
  7. ^ a b 阪神ドラ1・馬場、14魔球+最速155キロの東北NO.1右腕/ドラフト サンケイスポーツ 2017年10月27日
  8. ^ 阪神1位馬場1億円で仮契約「来年1軍で」準備する 日刊スポーツ 2017年11月9日配信
  9. ^ ドラフト1位馬場は「18」 2位高橋は「29」 新入団会見で背番号発表 デイリースポーツ 2017年12月4日閲覧
  10. ^ ドラ3・熊谷が仮契約、金本監督印象は「熱い方だな」 デイリースポーツ 2017年11月27日閲覧
  11. ^ 硬式野球部 馬場皐輔投手が阪神タイガースと仮契約 | 仙台大学
  12. ^ 2018年春季一軍キャンプメンバーについて 阪神タイガース公式サイト 2018年2月2日閲覧
  13. ^ a b 阪神ドラフト1位馬場が二軍降格「パワーや技術、いろんなところが足りなかった」 東京スポーツ 2018年3月7日閲覧
  14. ^ 阪神ドラ1馬場のこだわりは伸びのあるストレート 日刊スポーツ 2018年5月7日
  15. ^ a b 阪神・馬場、「勇気」初星で届けます!20日に1軍初登板初先発 SANSPO.COM 2018年6月19日
  16. ^ 阪神・馬場、20日プロ先発「集中したい」 SANSPO.COM 2018年6月20日
  17. ^ ドラ1馬場 5回0封9K 最速152キロ、圧巻5連続K!矢野2軍監督絶賛 デイリースポーツ 2018年5月21日
  18. ^ 阪神ドラ1馬場、プロ初登板初先発は6回1失点 日刊スポーツ 2018年6月21日
  19. ^ 阪神ドラ1馬場「二刀流」衝撃プロ1号&7回2失点”. 日刊スポーツ (2018年7月2日). 2021年10月19日閲覧。
  20. ^ 阪神「新・勝利の方程式」上々船出 馬場初ホールド”. 日刊スポーツ (2020年7月14日). 2020年8月2日閲覧。
  21. ^ 阪神・矢野監督、初勝利の馬場に苦笑い「自作自演ではありましたけど」”. デイリースポーツ online (2020年8月2日). 2020年8月2日閲覧。
  22. ^ “阪神馬場皐輔1300万円増「実力をつけて」絶対的セットアッパー名乗り”. 日刊スポーツ. (2021年12月8日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202112080000928.html 2021年12月18日閲覧。 
  23. ^ 阪神ドラフト1位馬場、初ブルペン高評価 一軍キャンプだ 日刊スポーツ 2018年1月19日。阪神ドラ1馬場初ブルペン/他球団スコアラー評 日刊スポーツ 2018年2月3日
  24. ^ 阪神ドラ1馬場 無名から仙台大4年間で培った体技心 Baseball Gate 2017年11月1日
  25. ^ 阪神1位は仙台大・馬場、155キロと7種類変化球 日刊スポーツ 2017年12月4日閲覧
  26. ^ ドラ1馬場“虎のマー君”になる 強烈に残る中3で生観戦の記憶スポニチアネックス 2017年12月4日
  27. ^ お笑い好き阪神ドラ1馬場、新人王で小籔と共演狙う 日刊スポーツ 2017年12月4日閲覧
  28. ^ a b 新喜劇トレすんのか~い!阪神D1・馬場、最初の課題は「関西」 サンケイスポーツ 2017年12月4日閲覧
  29. ^ 阪神馬場が23歳一般女性と結婚「結果を残す年に」”. 日刊スポーツ (2020年1月10日). 2020年1月10日閲覧。

関連項目

外部リンク