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生きちゃった

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
生きちゃった
All the Things We Never Said
監督 石井裕也
脚本 石井裕也
製作総指揮 石井裕也
出演者 仲野太賀
大島優子
パク・ジョンボム
毎熊克哉
太田結乃
柳生みゆ
TOBIレ・ロマネスク
MIYA(レ・ロマネスク
芹澤興人
北村有起哉
原日出子
鶴見辰吾
伊佐山ひろ子
嶋田久作
若葉竜也
音楽 河野丈洋
主題歌 仲野太賀若葉竜也「夏の花」
撮影 加藤哲宏
編集 普嶋信一
制作会社 RIKIプロジェクト
ビッグアーチ
製作会社 『生きちゃった』製作委員会
配給 フィルムランド
公開 日本の旗 2020年10月3日
上映時間 91分
製作国 日本の旗
言語 日本語
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生きちゃった』(いきちゃった、英題:All the Things We Never Said)は、映画製作の原点回帰をコンセプトにアジアの監督が集結し「B2B(Back to Basics)A Love Supreme」=「原点回帰。至上の愛」の一環として制作された石井裕也によるオリジナル脚本・監督の日本の映画作品[1]。2020年10月3日公開。

概要

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舟を編む』、『バンクーバーの朝日』、『町田くんの世界』などで知られる石井裕也監督がプロデュース・脚本・監督を務めた作品である。2019年6月に上海国際映画祭にて発表されたプロジェクト「B2B(Back to Basics)A Love Supreme(原点回帰。至上の愛)」は、香港国際映画祭(HKIFFS)と中国のHeaven Picturesが共同出資し、各映画製作者に同じ予算が割り当てられ、「映画製作の原点回帰」を探求するというコンセプトのもとで製作された。本作は日本のほか、中国および香港台湾マカオ韓国[2]など、世界各国の劇場での公開が決まっている[3]。主演に仲野太賀が抜擢された[4]。音楽はGOING UNDER GROUNDの元メンバーであり作曲家の河野丈洋が担当[5]、仲野太賀と若葉竜也が歌う主題歌「夏の花」の作詞・作曲も手がけた[6]レイティングR15+となっている。第42回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)招待作品部門に出品、世界最速上映された[7]。さらに、第25回釜山国際映画祭「アジアの窓」部門への出品が決定した[8]

「原点回帰。至上の愛」作品タイトル・監督一覧

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  • 「河」ツァイ・ミンリャン[9]/台湾[10]
  • 「慶州(キョンジュ)ヒョンとユニ」チャン・リュル/韓国中国
  • 「ホメられないかも」ヤン・ジン/中国
  • 「Love Conquers All(原題)」タン・チュイムイ/マレーシア
  • 「九龍猟奇殺人事件」フィリップ・ユン/香港
  • 「生きちゃった」石井裕也/日本

あらすじ

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幼なじみの妻・奈津美と5歳の娘・鈴と暮らす山田厚久は平凡だがそれなりの生活をおくっていた。厚久には幼なじみの武田がいる。ある日、会社を早退して帰宅すると、妻と見知らぬ男が情事にふけっているところを目撃する。あまりにも急な出来事に戸惑いを隠せない厚久は自らの感情に蓋をするしかできなかった。その日を境に厚久と奈津美、武田の関係は歪んでいき、予期せぬ方向へと向かっていく…。

登場人物

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妻と5歳の娘がいる。
厚久の妻。
厚久の兄。
奈津美の不倫相手。
厚久と奈津美の娘。
厚久の元恋人。
  • レ・ロマネスクTOBI - TOBI
レ・ロマネスク
  • レ・ロマネスクMIYA - MIYA
レ・ロマネスク
“ある事件”に関わる男。
“ある事件”に関わる男。
奈津美の母。
奈津美の運命を左右する男。
厚久と透の母。
厚久と透の父。
厚久と奈津美の幼なじみ。

スタッフ

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  • 監督・脚本 - 石井裕也
  • プロデューサー - 石井裕也
  • 共同プロデューサー - 永井拓郎、北島直明(日本テレビ
  • ラインプロデューサー - 榊田茂樹
  • 撮影 - 加藤哲宏
  • 照明 - 上嶋ゆきお
  • 録音 - 小松将人
  • 美術 - 高橋努
  • 装飾 - 池田亮平
  • 音楽 - 河野丈洋
  • 助監督 - 石井純
  • ヘアメイク - 須賀元子
  • 衣装 - 立花文乃
  • 編集 - 普嶋信一
  • 効果 - 柴崎憲治
  • キャスティング - おおずさわこ
  • 制作 - RIKIプロジェクト、ビッグアーチ
  • 製作 - 『生きちゃった』製作委員会
  • 宣伝 - FINOR
  • 配給 - フィルムランド
  • Presented by Heaven Pictures Hong Kong
  • Co produced by The Hong Kong International Film Festival Society
  • Presented by LUO FANG
  • Producer YANG JIN
  • Project Director JACOB WONG
  • Executive Producer JING LEE

上映

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2020年9月12日、第42回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)招待作品部門オープニング作品ワールドプレミア[12]。2020年10月3日ユーロスペースほか、全国順次公開。

出品

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脚注

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出典

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  1. ^ “映画『生きちゃった』石井裕也監督によるオリジナル脚本、男女3人のもつれた人間関係を描く”. Fashion Press (株式会社カーリン). (2019年12月17日). https://www.fashion-press.net/news/56593 2019年12月17日閲覧。 
  2. ^ “Good Move Finds Early Response to Yuya Ishii’s ‘Things We Never Said’”. Variety (Variety). (2020年6月23日). https://variety.com/2020/film/asia/good-move-finds-early-response-to-yuya-ishiis-things-we-never-said-1234646314/ 2020年6月23日閲覧。 
  3. ^ “仲野太賀&若葉竜也、石井裕也監督最新作で共演「忖度や制約ゼロ」”. cinemacafe.net (株式会社イード). (2019年12月17日). https://www.cinemacafe.net/article/2019/12/17/65001.html 2019年12月17日閲覧。 
  4. ^ 石井裕也の新作「生きちゃった」新キャスト10人発表、仲野太賀がむせび泣く特報も”. 映画ナタリー. 株式会社ナターシャ (20-07-25). 20-07-25閲覧。
  5. ^ “仲野太賀×若葉竜也 石井裕也監督の新作映画『生きちゃった』来年公開”. CINRA.NET (株式会社CINRA). (2019年12月17日). https://www.cinra.net/news/20191217-ikichatta 2019年12月17日閲覧。 
  6. ^ “仲野太賀&若葉竜也、主題歌「夏の花」を熱唱! 石井裕也監督作「生きちゃった」特報第2弾”. 映画.com (カカクコム). (2020年8月18日). https://eiga.com/news/20200818/8/ 2020年8月18日閲覧。 
  7. ^ “【招待作品部門】オープニング作品『生きちゃった』”. 2020年:第42回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)公式サイト. https://pff.jp/42nd/lineup/opening.html 2020年9月29日閲覧。 
  8. ^ “生きちゃった公式Twitter”. https://twitter.com/i/web/status/1305698392383746048 2020年9月15日閲覧。 
  9. ^ “仲野太賀と若葉竜也が共演、石井裕也の最新作「生きちゃった」2020年公開”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2019年12月17日). https://natalie.mu/eiga/news/359717 2019年12月17日閲覧。 
  10. ^ “仲野太賀と若葉竜也が共演 石井裕也監督最新作『生きちゃった』日本&世界公開決定”. Real Sound (株式会社blueprint). (2019年12月17日). https://realsound.jp/movie/2019/12/post-463127.html 2019年12月17日閲覧。 
  11. ^ “大島優子「裸で向き合う」石井監督も驚く初不倫妻役”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2020年5月14日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202005130000417.html 2020年5月14日閲覧。 
  12. ^ “大島優子「一人で家で叫んでます」と告白 仲野太賀「かなり心配…」<生きちゃった>”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2020年9月12日). https://mdpr.jp/cinema/detail/2221484 2020年9月12日閲覧。 

外部リンク

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