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大野城駅

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白木原駅 (JR九州)から転送)
大野城駅[* 1]
駅舎(2017年1月)
おおのじょう
Ōnojō
JB04 春日 (1.3 km)
(1.4 km) 水城 JB06
地図
所在地 福岡県大野城市白木原一丁目17-12
北緯33度32分7.53秒 東経130度28分6.6秒 / 北緯33.5354250度 東経130.468500度 / 33.5354250; 130.468500座標: 北緯33度32分7.53秒 東経130度28分6.6秒 / 北緯33.5354250度 東経130.468500度 / 33.5354250; 130.468500
駅番号 JB  05 
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 鹿児島本線
キロ程 87.4 km(門司港起点)
電報略号 オノ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線[2]
乗車人員
-統計年度-
7,823人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1961年昭和36年)10月1日
備考 直営駅
みどりの窓口
  1. ^ 1989年に白木原駅から改称[1]
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大野城駅(おおのじょうえき)は、福岡県大野城市白木原一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線である。駅番号はJB05

駅自体は大野城市にあるが、駅の西側は春日市である。

国鉄時代には、博多 - 鳥栖間で当駅だけ通過する普通列車が存在したが、その後利用客が急増し、現在は快速列車も停車する。

歴史

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年表

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東口(2016年6月)
南福岡駅駅名標。かすが(春日駅)の表記の下に薄っすらと「しらきばる」の表記が残っている。

駅名の由来

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1961年(昭和36年)10月1日に春日信号場から駅に昇格し白木原駅となる。一方西日本鉄道大牟田線(現:天神大牟田線)には既に白木原駅が存在していたが、西鉄側の駅は改称しなかったため、2つの「白木原駅」が存在し、利用者を混同させていた(両駅は約750m程離れている)。やがて国鉄側の白木原駅は、1987年(昭和62年)4月1日の国鉄分割民営化の後の1989年(平成元年)3月11日に大野城駅に改称し現在に至る[1]

「春日」は近隣の春日神社に因んだ地名、「白木原」は朝鮮半島にあった新羅(しらぎ)の国に由来し、かつてこの地に朝鮮半島から渡来した新羅人の集落があったことから付いた地名、「大野城」は古代山城大野城が由来の地名である。

駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する[2]地上駅橋上駅舎を備える[6]

2023年9月30日までJR九州サービスサポートJR九州鉄道営業)が駅業務を行う業務委託駅であった。みどりの窓口及び自動改札機が設置されている。

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 JB 鹿児島本線 下り 二日市鳥栖方面
2 上り 博多小倉方面

利用状況

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2020年令和2年)度の1日平均乗車人員6,554人であり、JR九州の駅としては第18位である[12]。増加傾向が続いており、2004年度には乗降人員が1万人を越えた。

近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表のとおりである。出典は以下の通り。

年度 1日平均
乗降人員
1日平均
乗車人員
1980年(昭和55年) 1,165(暦年)
1985年(昭和60年) 1,653(暦年)
1990年(平成02年) 2,301(暦年)
1991年(平成03年) 2,658(暦年)
1992年(平成04年) 2,943(暦年)
1993年(平成05年) 3,269(暦年)
1994年(平成06年) 3,584(暦年)
1995年(平成07年) 7,511 3,783(暦年)
1996年(平成08年) 7,732 3,847(暦年)
1997年(平成09年) 7,755 3,891(暦年)
1998年(平成10年) 7,884 3,949(暦年)
1999年(平成11年) 8,072 4,052(暦年)
2000年(平成12年) 8,088 4,049(暦年)
2001年(平成13年) 8,149 4,073(暦年)
2002年(平成14年) 8,221 4,127(暦年)
2003年(平成15年) 9,449 4,824(暦年)
2004年(平成16年) 10,526 5,291(暦年)
2005年(平成17年) 11,169 5,599(暦年)
2006年(平成18年) 11,760 5,912(暦年)
2007年(平成19年) 12,212
2008年(平成20年) 12,573 6,311
2009年(平成21年) 12,631 6,328
2010年(平成22年) 12,950 6,508
2011年(平成23年) 13,763 6,907
2012年(平成24年) 14,447 7,235
2013年(平成25年) 15,112 7,577
2014年(平成26年) 15,328 7,678
2015年(平成27年) 15,805 7,919
2016年(平成28年) 8,139
2017年(平成29年) 8,277
2018年(平成30年) 8,353
2019年(令和元年) 8,370
2020年(令和02年) 6,554
2021年(令和03年) 6,935
2022年(令和04年) 7,605
2023年(令和05年) 7,823

駅周辺

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九州大学筑紫キャンパス

東口周辺は民家やマンションが多く閑散としている。一方、西口周辺は九州大学筑紫キャンパスや福岡県立春日高等学校など教育機関が多い。西鉄天神大牟田線白木原駅とは東側に約450m離れており、大野城市コミュニティバスでも連絡している。

名所・旧跡

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バス路線

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東口
西口

かつては、東口ロータリーから西鉄バス二日市白木原線があったが、2000年頃に廃止された。現在は、ほぼ同じルートを「まどか号」(大城ルート)が通る。

かつて存在した米軍基地との関係

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駅の隣にある米軍貨物ホーム跡。ホームだけ残っていて廃墟化している。近年、すぐ横に遊歩道が出来たためフェンス越しに間近で見ることが出来た。当地の米軍の施設の名残として大変貴重であったが、2012年9月現在では駐輪場となり撤去。

当駅の歴史は1946年昭和21年)6月10日に設置された春日信号場にまで遡ることが出来る。当時は太平洋戦争終結直後であり、当信号場は近くに設置された米軍春日基地専用線を分岐[注釈 1]させるためのものであった。専用線には貨物列車のホームが設置され主に貨物の積下ろし等に使用された。基地は当時の国鉄鹿児島線の本線の線路を境に西側の当時の春日市の前身である春日町と大野城市の前身である大野町の一部の広範囲にわたって広がり、日本人の立入は原則出来なかった。その後1961年(昭和36年)10月1日に駅に昇格し白木原駅となるも、当時の駅舎は前述した背景があることから、西口は設置されなかった。基地は1972年(昭和47年)6月に日本側に返還され、跡地には九州大学や福岡県立春日高校等が設置された。だが専用線にあった貨物用のホーム等の周囲は基地の返還後に国有地となり、ホームを残して更地化される。僅かな基地の名残を近年まで残すも、2010年平成22年)までにホームの横には遊歩道が整備され2012年(平成24年)現在では、駅前駐輪場や国家公務員大野城宿舎が出来る等、当時の基地があった頃の名残は殆ど見られなくなっている[注釈 2]

隣の駅

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九州旅客鉄道(JR九州)
JB 鹿児島本線
快速・区間快速
南福岡駅 (JB03) - 大野城駅 (JB05) - 二日市駅 (JB08)
普通
春日駅 (JB04) - 大野城駅 (JB05) - 水城駅 (JB06)

脚注

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注釈

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  1. ^ 分岐地点のポイントと思われる場所に設置されていたフェンスが近年まで存在した。現在は遊歩道の整備などで撤去されている。
  2. ^ 博多方面の隣駅である春日駅に向かう線路沿いに当時の金網等一部が残っている。駅施設に限らなければ米軍兵用に作られた民家等周辺地域に残っている

出典

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  1. ^ a b c “白木原駅を大野城駅に改称へ”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1989年1月31日) 
  2. ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 08号 博多駅・伊万里駅・西戸崎駅ほか81駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月30日、22頁。 
  3. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、679頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ “第五次「営近」交渉まとまる 門鉄、国鉄門司地本と”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1974年2月21日) 
  5. ^ “きょうから第五次営近実施へ 門鉄”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1974年3月5日) 
  6. ^ a b “大野城駅の新駅舎 20日から使用開始”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1990年8月16日) 
  7. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '00年版』ジェー・アール・アール、2000年7月1日、190頁。ISBN 4-88283-121-X 
  8. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '03年版』ジェー・アール・アール、2003年7月1日、191頁。ISBN 4-88283-124-4 
  9. ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2009年3月3日) 
  10. ^ 北九州事業所”. JR九州サービスサポート. 2021年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月25日閲覧。
  11. ^ 鉄道駅業務”. JR九州サービスサポート. 2023年10月2日閲覧。
  12. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年9月4日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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