田代駅
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田代駅 | |
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駅舎(2017年4月) | |
たしろ Tashiro | |
◄JB13 弥生が丘 (2.1 km) (1.2 km) 鳥栖 JB15► | |
所在地 | 佐賀県鳥栖市桜町[2] |
駅番号 | JB 14 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州)[1] |
所属路線 | ■鹿児島本線[1] |
キロ程 | 105.6 km(門司港起点) |
電報略号 | タシ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[2] |
乗車人員 -統計年度- |
486人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1889年(明治22年)12月11日[2] |
備考 | 無人駅[1] |
田代駅(たしろえき)佐賀県鳥栖市桜町にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である[2]。駅番号はJB14。九州鉄道(初代)開業時より現存する九州最古の駅の一つでもある[注釈 1]。
駅裏に鳥栖貨物ターミナル駅を併設している[2]。
歴史
[編集]年表
[編集]- 1889年(明治22年)12月11日:九州鉄道(初代)が開設[2]。
- 1907年(明治40年)7月1日:九州鉄道(初代)が国有化され帝国鉄道庁所管[4]。
- 1927年(昭和2年)2月24日:中央軌道(後の朝倉軌道田代線)上田代(田代)- 上小郡間が開業。
- 1933年(昭和8年)頃:朝倉軌道田代線が運行休止。
- 1974年(昭和49年)3月5日:業務委託駅となる[5][6]。
- 1961年(昭和36年)6月1日:貨物取扱廃止[7]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[7]。無人駅化[8][9](その後、駅員再配置)。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承[10]。
- 2000年(平成12年)10月2日:自動改札機を設置し、供用開始[11]。
- 2009年(平成21年)3月1日:ICカードSUGOCAの利用を開始[12]。
- 2015年(平成27年)3月14日:無人駅化[1]。
かつては日清製粉鳥栖工場への専用線もあったが、1980年代に廃止した。
駅名の由来
[編集]開業時の地名(基肄郡田代村)が由来。「田代」の「田」は「田畑」、「代」は「小平坦地」を意味する言葉で、鎌倉時代に開墾された古い土地である。江戸時代には「田代領」となり、長崎街道の宿場町の一つである「田代宿」として大いに栄えた[2]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅[2]。1番ホームに上り列車、2番ホームに下り列車が発着する。駅舎は上りホームに接する形で設置され、二本のホーム間は一本の跨線橋で結ばれている。当駅でのオーバーランが多いため跨線橋はオレンジと青の蛍光塗料で塗られている。木造駅舎は2002年(平成14年)1月に解体され翌2月にとんがり屋根を持つ小さな駅舎が完成した[2]。
簡易SUGOCA改札機によりSUGOCAの利用が可能であるが、カード販売は行わずチャージのみ取扱う。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 鹿児島本線 | 上り | 博多・小倉方面 |
2 | 下り | 久留米・大牟田・佐賀方面 |
利用状況
[編集]2020年(令和2年)の1日平均乗車人員は503人である[13]。
近年の1日平均乗降・乗車人員は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
---|---|---|
1998年 | 322 | 656 |
1999年 | 316 | 631 |
2000年 | 301 | 603 |
2001年 | 300 | 614 |
2002年 | 277 | 571 |
2003年 | 253 | 520 |
2004年 | 260 | 535 |
2005年 | 309 | 636 |
2006年 | 314 | 648 |
2007年 | 314 | 647 |
2008年 | 305 | 633 |
2009年 | 314 | 644 |
2010年 | 346 | 712 |
2011年 | 388 | 781 |
2012年 | 430 | 859 |
2013年 | 438 | 877 |
2014年 | 442 | 885 |
2015年 | 487 | 967 |
2016年 | 511 | 1,014 |
2017年 | 525 | |
2018年 | 547 | |
2019年 | 582 | |
2020年 | 503 |
駅周辺
[編集]- 九州環境福祉医療専門学校
- 久光製薬九州本社・鳥栖工場
- 日清製粉鳥栖工場
- キユーピー鳥栖工場
- 佐賀県道205号鳥栖田代線
- 国道3号
- 長崎自動車道鳥栖インターチェンジ
隣の駅
[編集]- 九州旅客鉄道(JR九州)
- 鹿児島本線
- ■快速
- 通過
- ■区間快速(一部列車のみ停車)・■普通
- 弥生が丘駅 (JB13) - 田代駅 (JB14)(鳥栖貨物ターミナル駅) - 鳥栖駅 (JB15)
- ■快速
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 小原擁(2015年3月7日). “JR九州:無人化、新たに20駅発表”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ a b c d e f g h i 『週刊 JR全駅・全車両基地』 33号 熊本駅・嘉例川駅・大畑駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年3月31日、20頁。
- ^ 鳥栖市編『鳥栖市史』 国書刊行会、1982年、720-721頁
- ^ 九州鉄道百年祭実行委員会・百年史編纂部会 編『九州の鉄道100年記念誌 鉄輪の轟き』(初版)九州旅客鉄道、1988年、65頁。
- ^ “第五次「営近」交渉まとまる 門鉄、国鉄門司地本と”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1974年2月21日)
- ^ “きょうから第五次営近実施へ 門鉄”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1974年3月5日)
- ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、680頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “門鉄、来月から9線区で合理化 25駅無人化 委託化は5駅”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1984年1月24日)
- ^ 「通報 ●山口線大歳駅ほか76駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1984年1月30日、32面。
- ^ 九州鉄道百年祭実行委員会・百年史編纂部会 編『九州の鉄道100年記念誌 鉄輪の轟き』(初版)九州旅客鉄道、1988年、181頁。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '01年版』ジェー・アール・アール、2001年7月1日、190頁。ISBN 4-88283-122-8。
- ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2009年3月3日)
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年9月4日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 田代駅(駅情報) - 九州旅客鉄道