笹原駅
笹原駅 | |
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西口駅舎、後方に博多方面ホーム | |
ささばる Sasabaru | |
◄JB01 竹下 (2.4 km) (1.6 km) 南福岡 JB03► | |
所在地 | 福岡市南区井尻三丁目17 |
駅番号 | JB 02 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■鹿児島本線 |
キロ程 | 83.3 km(門司港起点) |
電報略号 | サル |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
5,310人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1987年(昭和62年)3月9日[2] |
備考 |
直営駅 なんでも私に聞いてください!「ど~ぞ」設置駅 福岡市内駅 |
笹原駅(ささばるえき)は、福岡県福岡市南区井尻三丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である。駅番号はJB02。当駅近辺では鹿児島本線上に博多区との境界があり、東口は博多区諸岡五丁目に所在する。
歴史
[編集]竹下 - 南福岡間は営業キロが4.0 kmあり、住宅地内の路線としては長いことから計画された。鹿児島本線では新駅が多く設置されたが、当駅は他の多くの新駅と異なり、民営化前に開業している。国鉄の駅だったのはわずか23日間だった。開業当初は駅舎も無い無人駅であったが[3]、乗降客が予想以上に多かったため、民営化後の10月に駅舎を設置した[4]。
年表
[編集]- 1987年(昭和62年)
- 1997年(平成9年)12月1日:駅舎改築のため、博多駅寄りに200mの位置に仮駅を設置して供用開始[6]。
- 1998年(平成10年)11月21日:駅舎改築。同時に地下道を設置し、構内踏切を廃止[7]。
- 2000年(平成12年)1月29日:自動改札機を設置し、供用開始[8]。
- 2005年(平成17年)3月1日:東口改札を設置[9]。
- 2009年(平成21年)3月1日:ICカードSUGOCAの利用を開始[10]。
- 2022年(令和4年)3月11日:きっぷうりばの営業を終了[11]。
駅名の由来
[編集]所在地は井尻だが、既に西鉄天神大牟田線に井尻駅が設けられていたため、かつてこの地が笹が繁茂していた「笹原」と呼ばれる原野だったことから「笹原駅」と命名された。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅[1]。改札口は東西口双方に設置されている。跨線橋はなく、地下通路で対面ホームへ行ける。博多方面のホームは、バリアフリー工事で改札口からホームまで階段がなくなった代わりにホームまで1両分遠くなっている。
ホーム有効長は9両分である。そのため、過去には竹下駅に停車し、笹原駅を通過する南福岡方面の12両編成(415系3編成併結)も見られたが、現在は竹下駅も待避線新設により9両編成までの対応となったことから、現在はこのような列車の設定はない。
2023年9月30日まではJR九州サービスサポートが駅業務を行う業務委託駅であった。サポート機能付き指定席券売機[12]のなんでも私に聞いてください!「ど~ぞ」、自動改札機などが設置されている。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 鹿児島本線 | 上り | 博多・小倉方面 |
2 | 下り | 鳥栖・久留米・大牟田方面 |
利用状況
[編集]2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は5,310人であり、JR九州の駅としては第35位である[13]。
近年の1日平均乗車人員は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2016年(平成28年) | 4,967 |
2017年(平成29年) | 5,210 |
2018年(平成30年) | 5,349 |
2019年(令和元年) | 5,531 |
2020年(令和 | 2年)4,449 |
2021年(令和 | 3年)4,689 |
2022年(令和 | 4年)5,003 |
2023年(令和 | 5年)5,310 |
駅周辺
[編集]福岡市の南部に立地している。当駅の南方約600 mの場所で鹿児島本線と西鉄天神大牟田線が交差している[1]。周辺地区は井尻駅にも近く、当駅新設前から住宅開発が進められていたが、当駅の開業によりさらにマンションなどの建設が進んだ。
- 井尻駅 - 西鉄天神大牟田線 西に約500 m[1]。
- バス停留所 - いずれも西鉄バス。井尻駅方面・博多駅方面に運行されており、駅前の踏切を経由して両停留所に停車する。
- 笹原 - 東側に位置。
- 笹原駅入口 - 西側に位置。
- 福岡外環状道路 - 駅南側でアンダーパスしている。
- 福岡市立三筑小学校
- 福岡市立三筑中学校
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 08号 博多駅・伊万里駅・西戸崎駅ほか81駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月30日、21頁。
- ^ a b c “4駅の名称決る 開業は3月9日 国鉄九州総局の臨時乗降場”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1986年12月26日)
- ^ a b “地域密着へ6新駅開業 九州総局管内 日豊本線の一部複線化も”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1986年3月10日)
- ^ 弓削信夫『福岡県JR全駅』葦書房 1993年 ISBN 4-7512-0529-3 P.77
- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、679頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “仮駅営業スタート JR笹原駅”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1997年12月3日)
- ^ 『鉄道ピクトリアル』第49巻第3号、電気車研究会、1999年3月、81頁。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '00年版』ジェー・アール・アール、2000年7月1日、190頁。ISBN 4-88283-121-X。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '05年版』ジェー・アール・アール、2005年7月1日、190頁。ISBN 4-88283-126-0。
- ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2009年3月3日)
- ^ “駅体制の見直しについて”. 九州旅客鉄道株式会社. 2021年12月23日閲覧。
- ^ “JR九州が「話せる券売機」”. 日本経済新聞 電子版. 2020年4月1日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2023年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年8月20日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 笹原駅(駅情報) - 九州旅客鉄道