福岡貨物ターミナル駅
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福岡貨物ターミナル駅 | |
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歩道橋から構内を望む(2017年5月) | |
ふくおかかもつターミナル Fukuoka Kamotsu Terminal | |
◄千早(操) (2.2 km) | |
所在地 | 福岡市東区箱崎ふ頭二丁目3-2 |
所属事業者 | 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所属路線 | 鹿児島本線貨物支線(博多臨港線) |
キロ程 | 3.7 km(香椎起点) |
電報略号 | フレ |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1975年(昭和50年)3月10日 |
備考 | 貨物専用駅 |
福岡貨物ターミナル駅(ふくおかかもつターミナルえき)は、福岡県福岡市東区箱崎ふ頭二丁目に駅事務所を置く日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅である。鹿児島本線貨物支線(博多臨港線)の終着駅で、福岡県の鉄道貨物輸送の拠点駅の一つである。
歴史
[編集]- 1975年(昭和50年)3月10日:国鉄の駅として開業[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR貨物の駅となる。
- 1989年(平成元年)8月:香椎機関区が、香椎操車場から当駅構内に移転し、福岡機関区に改称[2]。検修庫が設置される。
- 1995年(平成7年)3月:福岡貨物ターミナル駅と福岡機関区を統合し、福岡総合鉄道部を設置[2]。
- 2011年(平成23年)3月:鹿児島本線の貨物輸送力増強事業が完了し、本州方面との間で1,300 t列車(コンテナ車26両編成)の運行を開始[4]。
駅構造
[編集]地上駅。コンテナホームは3面あり、島式2面、単式1面となるように荷役線が5本接している[5]。ホームは駅構内の北側にあり、南側は着発線となっている[5]。着発線は8本ある[5]。
ホーム上にはコンテナの検修庫、着発線の西側には貨車の検修庫が置かれている[5]。営業窓口であるJR貨物九州北部支店も駅構内にある[6]。
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構内(2022年11月)
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構内終端部(2022年11月)
取扱貨物の種別
[編集]- 鉄道コンテナ貨物
- 産業廃棄物・特別産業廃棄物の取扱許可を得ている。
貨物列車
[編集]2014年3月15日改正時点では、高速貨物列車のみ1日21往復発着するほか、臨時列車の設定もある[7]。
上り列車の行き先は、東京貨物ターミナル駅が最多で、大阪貨物ターミナル駅や名古屋貨物ターミナル駅、新潟貨物ターミナル駅、仙台貨物ターミナル駅、札幌貨物ターミナル駅などがある[7]。なお、鹿児島本線を当駅以南(熊本駅など)へ向かう貨車の多くは当駅を経由し継走されるが、その逆、本州方面へ向かう場合は直通列車で輸送されることが多い。
トラック集配エリア
[編集]福岡市を中心とする福岡県西部をエリアとしている。また新福岡郵便局への郵便物も当駅より運ばれている。
その他
[編集]- 当駅から北九州貨物ターミナル駅経由で名古屋貨物ターミナル駅まで福山通運専用貨物列車「福山レールエクスプレス号」、当駅から名古屋貨物ターミナル駅まで西濃運輸ブロックトレイン「カンガルーライナーNF64」が運行されている[8][9]。
駅周辺
[編集]駅は博多港箱崎埠頭に立地しており、周囲は日本通運など運送業者の施設が集まっている。駅の西側及び北側は福岡高速道路が通り、東側は国道3号、その東側を西鉄貝塚線・福岡市地下鉄箱崎線が通っている。最寄駅は貝塚駅や箱崎九大前駅である。駅の西側には福山通運福岡箱崎営業所、ヤマト運輸東福岡営業所、佐川急便福岡営業所などがある。
隣の駅
[編集]現存区間
[編集]- 日本貨物鉄道(JR貨物)
- 鹿児島本線(博多臨港線)
- 千早操車場 - 福岡貨物ターミナル駅
廃止区間
[編集]- 日本貨物鉄道(JR貨物)
- 鹿児島本線(博多臨港線)
- 福岡貨物ターミナル駅 - 博多港駅
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 「福岡貨物ターミナル 3月10日に開業」『交通新聞』交通協力会、1975年1月29日、1面。
- ^ a b 『鉄道ピクトリアル』2000年1月号(No.680)p.36
- ^ 『鉄道ピクトリアル』1992年3月臨時増刊号(No.557)p.46
- ^ “JR貨物、長編成列車の福岡延伸工事が竣工”. LOGISTICS TODAY (2011年2月16日). 2023年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月28日閲覧。
- ^ a b c d 『2007貨物時刻表』 鉄道貨物協会、p.305
- ^ 日本貨物鉄道(株)「エリア別サービス案内」(2021年2月17日閲覧)
- ^ a b 『貨物時刻表 平成26年3月ダイヤ改正』、鉄道貨物協会、2014年、74-81頁。
- ^ “東海道・山陽・鹿児島線における福山通運株式会社専用貨物列車 「福山レールエクスプレス号」の運転開始について” (PDF). 福山通運 (2017年5月8日). 2023年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月28日閲覧。
- ^ “混載ブロックトレインの運行が始まります”. 西濃運輸についてのお知らせ. 西濃運輸 (2021年3月29日). 2024年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月28日閲覧。