竹下駅
竹下駅 | |
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東口(2020年11月) | |
たけした Takeshita | |
◄00 博多 (2.7 km) (2.4 km) 笹原 JB02► | |
所在地 | 福岡市博多区竹下四丁目16-16 |
駅番号 | JB 01 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■鹿児島本線 |
キロ程 | 80.9 km(門司港起点) |
電報略号 | タケ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
9,470人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1913年(大正2年)9月21日 |
備考 |
直営駅 みどりの窓口 有 福岡市内駅 |
竹下駅(たけしたえき)は、福岡県福岡市博多区竹下四丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である。駅番号はJB01。
歴史
[編集]年表
[編集]- 1913年(大正2年)9月21日:鉄道院の駅として開設[2]。
- 1968年(昭和43年)3月2日:午前6時、駅構内に600人の国労組合員と1400人の支援労働組合員が集結。ジグザグデモを行い鉄道公安職員や機動隊と衝突[3]。
- 1973年(昭和48年)3月:2代目現駅本屋完成。
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物及び荷物扱い廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR九州が継承[2]。
- 2000年(平成12年)1月29日:自動改札機を設置し、供用開始[4]。
- 2005年(平成17年)
- 2009年(平成21年)3月1日:ICカードSUGOCAの利用を開始[7]。
- 2011年(平成23年)8月21日:駅ホームの南側を竜巻が通過し、西口通路(建設中)の足場が倒れ上り通過線を支障、ホーム屋根の一部が飛ばされる等の被害を受ける。列車・利用客への被害は無し。
- 2011年(平成23年)11月15日:西口通路が開通[8]。
- 2013年(平成25年):西口前に駅前広場と駐輪場を新設(駅前広場は3月15日、駐輪場は4月1日供用開始)[9]。
駅名の由来
[編集]開業当時の地名(筑紫郡那珂村字竹下)が由来。
「竹下」は古くは「岳下」と書き、駅西方にある丘陵(岳)地帯の高宮地区の麓(下)に築かれたことが由来である。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地上駅で橋上駅舎を備える。駅舎は駅構内東側の九州新幹線・博多南線高架下に設けられ、橋上駅であるが駅舎は駅の東側に位置している。かつては駅への出入りも駅東側からしか出来なかったが、2011年に駅西側と駅舎を結ぶ通路を新設し、西側からの出入りも可能となった。また2013年には駅西口前に駅前広場等を整備している。
2005年(平成17年)10月1日ダイヤ改正より上下線外側に通過用線路が敷設され、そちらが本線となった。駅構内西側は博多運転区(旧竹下気動車区・現南福岡車両区竹下車両派出)であり[1]多数の車両が出入りしている。駅横には博多南線が鹿児島本線に並行し、駅のすぐ南側で鹿児島本線を跨ぎ越す。駅入口のスピーカーからは毎日午前8時(『エーデルワイス』)・正午(『線路は続くよどこまでも』)・午後6時(『夕焼小焼』)に音楽が流れ、時を告げている。
ホーム有効長はかつては12両分あったが、前述の通過線敷設の関係で、現在は9両編成までとなっている。
直営駅であり[10]、みどりの窓口及び自動改札機が設置されている。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 鹿児島本線 | 下り | 久留米・大牟田・佐賀方面 |
2 | 上り | 博多・小倉方面 |
利用状況
[編集]2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は9,470人であり、JR九州の駅としては第14位である[11]。
近年の1日平均乗車人員は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1987年(昭和62年) | 3,408 |
1988年(昭和63年) | 3,986 |
2011年(平成23年) | 5,656 |
2012年(平成24年) | 5,948 |
2013年(平成25年) | 6,656 |
2014年(平成26年) | 6,999 |
2015年(平成27年) | 7,540 |
2016年(平成28年) | 7,897 |
2017年(平成29年) | 8,350 |
2018年(平成30年) | 8,580 |
2019年(令和元年) | 8,693 |
2020年(令和 | 2年)6,861 |
2021年(令和 | 3年)7,441 |
2022年(令和 | 4年)9,234 |
2023年(令和 | 5年)9,470 |
駅周辺
[編集]博多区南西端であり、博多区と南区の区境に近い。
- 東口側 - 鹿児島本線と並行して竹下通りが通る。駅前の竹下通り沿いには商店街があり、その周辺は住宅地となっている。
- アサヒビール博多工場・アサヒビール園博多店 - 駅北側。かつては当駅と工場を結ぶ専用線があったが、現在はトラック輸送に転換され消滅した。
- にしてつストア 竹下店
- 沖学園中学校・高等学校
- 那珂八幡宮・那珂八幡古墳
- 沖学園玉水幼稚園
- ロイヤルホールディングス本社
- 博多松栄軒 - 駅南側の踏切付近(新幹線高架下 / 旧・北九州駅弁当博多工房跡)
- 山口油屋福太郎本社工場 - 駅南側(南区側)
- 福岡空港 - 国際線ターミナルビルは北東約2.5km。福岡空港(板付基地)に米空軍が常駐していた頃には、当駅と基地を結ぶ専用線があった。
- コマーシャルモール博多
- フォレオ博多
- 三井ショッピングパークららぽーと福岡
- 西日本鉄道竹下自動車営業所
- 西口側 - 鹿児島本線と並行して那珂川が流れており、西口向かいに架かる橋を渡ると南区に入る。西口周辺部は住宅地のみ[13]。西鉄大橋駅や南区役所などの南区中心部は西口から約1km前後の場所にある。
- 福岡市南区役所
- 福岡県南警察署
- 福岡市消防局南消防署
- 公立学校共済組合九州中央病院
- 九州大学大橋キャンパス
- 第一薬科大学
- 福岡第一高等学校・第一薬科大学付属高等学校
- 西鉄天神大牟田線 大橋駅
バス路線
[編集]東口前に西日本鉄道(西鉄バス)「竹下」停留所、西口前に同「竹下駅西口」停留所がある(路線は2024年3月16日現在)。
- 竹下
- 西日本鉄道
- 竹下駅西口
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 08号 博多駅・伊万里駅・西戸崎駅ほか81駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月30日、21頁。
- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、678-679頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 機動隊と揉み合う『朝日新聞』1968年(昭和43年)3月2日夕刊 3版 11面
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '00年版』ジェー・アール・アール、2000年7月1日、190頁。ISBN 4-88283-121-X。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '05年版』ジェー・アール・アール、2005年7月1日、190頁。ISBN 4-88283-126-0。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '06年版』ジェー・アール・アール、2006年6月20日、190頁。ISBN 4-88283-127-9。
- ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2009年3月3日)
- ^ 竹下駅西口通路の開通のお知らせ (PDF) - 福岡市道路下水道局、2011年11月22日
- ^ 竹下駅西口広場・駐輪場が完成します! (PDF) - 福岡市道路下水道局、2013年3月1日
- ^ 2023年10月1日より直営化。2023年9月30日までJR九州サービスサポートによる業務委託駅であった。(2024年3月期第2四半期決算説明会(JR九州),p.16 2024年1月31日閲覧)
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2023年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年8月20日閲覧。
- ^ ふくおかデータウェブ 九州旅客鉄道駅別乗車人員 - 福岡県
- ^ 都市計画上の用途地域は「準工業地域」となっている“福岡市 都市計画閲覧システム”. 2017年7月10日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 竹下駅(駅情報) - 九州旅客鉄道