コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

石見智翠館高等学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
石見智翠館高等学校
地図北緯35度1分20.1秒 東経132度14分8.2秒 / 北緯35.022250度 東経132.235611度 / 35.022250; 132.235611座標: 北緯35度1分20.1秒 東経132度14分8.2秒 / 北緯35.022250度 東経132.235611度 / 35.022250; 132.235611
過去の名称 江津女子高等学校
江の川高等学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人江の川学園
併合学校 川本家政高等学校
校訓 四心
1.「低い心」
2.「温かい心」
3.「優しい心」
4.「正しい心」
設立年月日 1907年4月15日
創立者 三上アイ
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
設置学科 普通科
学科内専門コース 智翠館特別コース
文理進学コースⅠ
文理進学コースⅡ
スポーツコース
学校コード D132320700446 ウィキデータを編集
高校コード 32508C
所在地 695-8502
島根県江津市渡津町1904番地1
外部リンク 公式ウェブサイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
テンプレートを表示

石見智翠館高等学校(いわみちすいかんこうとうがっこう)は、島根県江津市渡津町にある私立高等学校。創設者は三上アイ。設置者は学校法人江の川学園。かつては江の川高等学校(ごうのかわこうとうがっこう)という校名であったが、2009年(平成21年)4月に現校名に変更した。

部活動では、女子ラグビー部が歴代最多計7回(高校選抜女子セブンズ大会4回・サニックス・ワールド・ラグビー・ユース交流大会1回・全国U18女子セブンズ3回)のセブンズタイトルを獲得している。男子ラグビー部は全国高校ラグビー大会連続出場2位タイ(33回)の記録を持っている[注釈 1]

沿革

[編集]
  • 1907年明治40年)4月 - 島根県邑智郡川本町に邑智裁縫女学館を創設する(通称は川本女学館)。
  • 1945年昭和20年)3月 - 財団法人川本農業専修女学校設立。
  • 1948年(昭和23年)3月 - 学制改革に伴い、川本家政高等学校および川本和洋装学園の認可を受ける。
  • 1959年(昭和34年)3年 - 江津市大字郷田に姉妹校「江津女子高等学校」設置許可を受ける。
  • 1961年(昭和36年)4月 - 江津市大字渡津に両姉妹校を統合合併する。
  • 1963年(昭和38年)1月 - 男女共学制を実施し、江の川高等学校と校名変更の許可を受ける。
  • 1973年(昭和48年)10月 - 江の川の河川護岸工事により校地を現在地に移転。
  • 1990年平成2年)4月 - 川本町に創立記念碑を建立。
  • 1991年(平成3年)3月 - 柔剣道場落成。
  • 1993年(平成5年)2月 - 国際教育棟落成。
  • 1996年(平成8年)4月 - 通信制課程を新設する。
  • 2002年(平成14年)3月 - 智翠館棟落成。
  • 2008年(平成20年)6月 - 山口東京理科大学(現 山陽小野田市立山口東京理科大学)と交流協力協定。
  • 2009年(平成21年)4月 - 石見智翠館高等学校へ校名を変更。
  • 2010年(平成22年)6月 - 第2グラウンド芝生化。
  • 2011年(平成23年)3月 - 通信制課程閉課程[1]
  • 2020年(令和2年)10月 - 第2グラウンド人工芝化。

基礎データ

[編集]

所在地

[編集]
  • 島根県江津市渡津町1904番地1

設置学科

[編集]

2009年度以降の設置課程

[編集]
  • 全日制課程(普通科)
    • 智翠館特別コース
    • 文理進学コース
    • 理系特別コース
    • スポーツコース
  • 通信制課程 普通科(2011年閉課程)

2008年度以前の設置課程

[編集]
  • 全日制課程(普通科)
    • 智翠館
    • I類特別進学(大学進学コース)
    • II類総合(普通科コース)
    • III類(スポーツ強化コース)
  • 通信制課程

友好校・姉妹校提携

[編集]
  • 石家庄外国語学校
  • 大連東方外国語学校
  • 北京経済技術開発区実験学校

など

学校行事

[編集]

部活動

[編集]

運動系

[編集]
  • 硬式野球部
活動歴
活動歴
  • 女子ラグビー部
活動歴
  • 2011年、創部
  • 2013年、第2回全国高等学校選抜女子セブンズラグビーフットボール大会優勝
  • 2014年、第3回全国高等学校選抜女子セブンズラグビーフットボール大会優勝(2連覇)
  • 2014年、ラグビーフットボール女子種目平成26年度オリンピック候補競技校指定
  • 2015年、第4回全国高等学校選抜女子セブンズラグビーフットボール大会優勝(3連覇)
  • 2016年、第5回全国高等学校選抜女子セブンズラグビーフットボール大会優勝(4連覇)
  • 2018年、サニックス・ワールド・ラグビー・ユース交流大会優勝
  • 2018年、第1回全国U18女子セブンズラグビーフットボール大会優勝
  • 2019年、第2回全国U18女子セブンズラグビーフットボール大会優勝(2連覇)
  • 2022年、第5回全国U18女子セブンズラグビーフットボール大会優勝

文化系

[編集]

著名な出身者

[編集]

プロ野球

[編集]

サッカー

[編集]

ラグビー

[編集]

不祥事

[編集]

女子寮風呂盗撮事件

[編集]

2023年2月10日、石見智翠館は江津市内で記者会見を開き、女子寮の風呂場盗撮の被害を受けたことを公表した[3]。盗撮画像は少なくとも6枚あり、AirDrop機能を通じて生徒間で送受信されていた[4][5]

同年1月20日に女子寮生が女性教諭に相談したことで学校は問題を把握した。同日中に島根県警江津警察署に相談して捜査が開始され[4]、2023年9月に江津警察署は盗撮行為に関わった疑いで同校の生徒数人を書類送検した[5]

本事件を受け、1月24日から1月28日まで全ての部活動が停止された[3]。その後、男子ラグビー部が全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会の予選出場を辞退することが明らかになった[4]

なお、過去にも類似事件があったことが報道されている[6]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ もっとも、毎年単独で公式戦に出場できるチームが県内にはこのチームしかなく、後は県立出雲高校がシーズンによって単独チームを組めるかどうかである。出雲が単独チームを組めない場合は合同チームでの予選出場となるが、2022年シーズンまで合同チームは全国大会には出場できず、合同チームの全国大会種通常が認められた2023年以降も合同チームや出雲の予選突破が戦力的に見込めないため、事実上県大会が石見智翠館の壮行試合と化している。

出典

[編集]
  1. ^ 通信課程 最後の卒業式”. 石見智翠館高校 (2011年3月13日). 2020年9月4日閲覧。
  2. ^ 寺田幸司 選手プロフィール”. ジャパンラグビー トップリーグ公式サイト. 2023年5月31日閲覧。
  3. ^ a b 高校女子寮の浴場で盗撮被害、スマホ間で画像送受信 江津の石見智翠館”. 中国新聞 (2023年2月10日). 2023年2月16日閲覧。
  4. ^ a b c 石見智翠館高校ラグビー部 「全国高校選抜大会」予選出場辞退”. NHK (2023年2月13日). 2023年2月16日閲覧。
  5. ^ a b 石見智翠館高女子寮生の盗撮関与疑い、生徒数人を書類送検 島根県警”. 中国新聞 (2023年9月21日). 2023年9月22日閲覧。
  6. ^ 卒業生 泣き寝入り後悔 石見智翠館高”. 山陰中央新報 (2023年2月11日). 2023年2月16日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]