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第57回全国高等学校野球選手権大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第57回全国高等学校野球選手権大会
試合日程 1975年8月8日 - 8月24日
出場校 38校
参加校数 2,798校
優勝校 習志野千葉、8年ぶり2回目)
試合数 37試合
選手宣誓 橋場滋(金沢桜丘
始球式 永井道雄文部大臣
大会本塁打 15本
 < 19741976 > 
全国高等学校野球選手権大会
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第57回全国高等学校野球選手権大会(だい57かいぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんたいかい)は、1975年8月8日から8月24日まで阪神甲子園球場で行われた全国高等学校野球選手権大会である。

概要

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この年も2年連続で地区割再編を実施し、西関東・三岐・東中国・西中国・南九州の各地区大会が廃止され、それに伴い埼玉・栃木・岐阜・三重・岡山・山口・宮崎・沖縄が1県1校の代表となった。そして北関東大会は群馬と山梨に再編され、新たに鳥取と島根が山陰大会を組むことになった。

この年は、台風5号6号の影響による[1]記録的な長雨が影響し、後述のとおり大会期間中5日間雨天順延(3日連続と2日連続の中止)が発生し、甲子園を主本拠地とする阪神タイガースの日程にまで影響を及ぼした。

日程

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  • 8月6日 - 組み合わせ抽選会。
  • 8月8日 - 開会式。
  • 8月16日・17日・18日・22日・23日は雨天中止。
  • 8月24日 - 決勝戦が行われ習志野が1967年(第49回大会)以来8年ぶり2回目の優勝。閉会式。

代表校

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試合結果

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1回戦

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦
8月8日 第1試合 日南 5 - 4 岡山東商
第2試合 興国 4 - 3 仙台育英
第3試合 石川 4 - 3 新潟商
8月9日 第1試合 柳井商 1 - 0 国府
第2試合 中京商 5 - 0 早稲田実
第3試合 浜松商 8 - 4 竜ヶ崎一

2回戦

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦 備考
8月9日 第4試合 新居浜商 3 - 1 九州学院
8月10日 第1試合 三国 6 - 0 江の川
第2試合 三重 3 - 1 巨摩
第3試合 土佐 8 - 1
第4試合 金沢桜丘 6x - 5 北海道日大 延長10回
8月11日 第1試合 上尾 5x - 4 小倉南 延長10回
第2試合 足利学園 1 - 0 鹿児島商
第3試合 広島商 11 - 0 盛岡商
第4試合 東海大相模 5 - 3 松商学園
8月12日 第1試合 磐城 4 - 1 諫早
第2試合 秋田商 9 - 0 洲本
第3試合 天理 9 - 0 堀越
8月13日 第1試合 習志野 8 - 5 旭川竜谷
第2試合 浜松商 6x - 5 石川
第3試合 日南 5 - 4 興国
8月14日 第1試合 中京商 7 - 2 柳井商

3回戦

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦
8月14日 第2試合 東海大相模 7 - 3 三重
第3試合 広島商 5 - 1 日南
8月15日 第1試合 新居浜商 1 - 0 三国
第2試合 習志野 2 - 0 足利学園
第3試合 上尾 4 - 3 土佐
8月19日 第1試合 中京商 7 - 1 金沢桜丘
第2試合 磐城 3 - 2 秋田商
第3試合 天理 9 - 2 浜松商

準々決勝

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦
8月20日 第1試合 新居浜商 5 - 1 天理
第2試合 上尾 5 - 4 東海大相模
第3試合 広島商 3 - 0 中京商
第4試合 習志野 16 - 0 磐城

準決勝

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦
8月21日 第1試合 習志野 4 - 0 広島商
第2試合 新居浜商 6 - 5 上尾

決勝

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8月24日
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
新居浜商 0 1 0 2 0 0 1 0 0 4 10 2
習志野 0 0 0 0 4 0 0 0 1x 5 13 2
  1. (新):村上 - 続木
  2. (習):小川 - 神子
  3. 審判
    [球審]郷司
    [塁審]山川・三宅・元橋
  4. 試合時間:2時間46分
新居浜商
打順守備選手
1[中]野口泰敬(3年)
2[二]大麻裕一(2年)
3[投]村上博昭(3年)
4[捕]続木敏之(2年)
5[右]竹場和範(3年)
6[一]岡本敏博(2年)
片岡大蔵(3年)
7[三]山内正(2年)
加藤浩通(3年)
青野泰昌(3年)
8[左]秋月健一(3年)
9[遊]近藤正人(3年)
習志野
打順守備選手
1[二]福田弘俊(3年)
2[右]越智修一(3年)
3[中]楠田康則(2年)
4[左]岩崎勝己(2年)
5[投]小川淳司(3年)
6[遊]下山田清(2年)
7[一]菱木大功(3年)
8[捕]神子文之(3年)
9[三]小林重信(3年)

大会本塁打

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1回戦
  • 第1号:清水信英(興国)
2回戦
  • 第2号:玉川寿(土佐)
  • 第3号:原利行(北海道日大)
  • 第4号:中村昭(上尾)
  • 第5号:塚原修(上尾)
  • 第6号:津末英明(東海大相模)
  • 第7号:中尾保(天理)
  • 第8号:籠谷啓史(天理)
  • 第9号:神子文之(習志野)
  • 第10号:高林基久(浜松商)[注釈 1]
  • 第11号:豊平晋一(中京商)
3回戦
  • 第12号:佐藤功(東海大相模)
  • 第13号:福島正治(広島商)
準決勝
  • 第14号:中村昭(上尾)
  • 第15号:竹場和範(新居浜商)


記録

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記録 選手名 対戦校 補足
サイクル安打 玉川寿(土佐) 2回戦・桂 大会史上2人目

その他の主な出場選手

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阪神戦への影響

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1975年8月23日、24日には甲子園球場でプロ野球阪神タイガースヤクルトスワローズ戦が開催される予定だったが、記録的な長雨の影響で日程消化が遅れたため、高校野球優先を理由に雨天中止に準じた扱いとして予備日に振替開催された。

脚注

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注釈

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  1. ^ 大会初の逆転サヨナラ本塁打

出典

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関連項目

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外部リンク

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