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第77回全国高等学校野球選手権大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第77回全国高等学校野球選手権大会
試合日程 1995年8月7日 - 8月21日
キャッチフレーズ 「君の勇気に会いに行く」
出場校 49校
参加校数 4,098校
優勝校 帝京東東京、6年ぶり2回目)
試合数 48試合
選手宣誓 坂本慎太郎(日田
始球式 与謝野馨文部大臣
総入場者数 約737,000人(1試合平均15,354人)
最高入場者数/1日 80,000人
大会本塁打 13本
 < 19941996 > 
全国高等学校野球選手権大会
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第77回全国高等学校野球選手権大会は、1995年8月7日から8月21日まで阪神甲子園球場で行われた全国高等学校野球選手権大会である。

概要

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  • 柳川(福岡)の高木功美子が甲子園大会では初めて、女性の野球部長(責任教師)としてベンチ入りした[1][2][3][4]
  • この大会より第1回抽選で1回戦から3回戦までの対戦校が決まるシステムに変更される。なお準々決勝及び準決勝はその都度抽選で決定された。ただし、準々決勝の抽選会においては、前年までと同じく3回戦最後の試合の勝者が準々決勝最初の試合に当たらないように配慮される[5]
  • また1日4試合開催の場合、第一試合の開始時刻が前年までの8:00から、この大会より30分繰り下げ8:30に試合開始へ変更となった。
    • 当初、この大会は8月8日から開催する方針で準備していたが、1月17日兵庫県南部地震阪神・淡路大震災)発生により交通機関のマヒ[注 1]や、復旧作業の影響を最小限に留めること、また代表校の保護者・関係者の地元からの移動スケジュールへの負担を減らす目的で、開会日を1日前倒して8月7日から実施となる。その上で、1回戦は従来の1日最多4試合から、この大会のみ1日最多3試合で行われる日程が組まれた(2・3回戦と準々決勝は従来通り1日最多4試合で開催)。なお、選手・応援団は選抜大会時同様に電車を利用して球場入りした[6]
  • この大会より両耳の打者ヘルメットの着用が義務化される。

日程

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  • 8月5日 - 組み合わせ抽選会。
  • 8月21日 -決勝戦。東東京代表の帝京が石川代表の星稜を3-1で下し1989年第71回)以来6年ぶり2回目の優勝。

代表校

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組み合わせ・試合結果

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1回戦 - 3回戦

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- 2回戦 3回戦
                   
 
8月12日(3)
 
 沖縄水産 1
 東海大山形 4
 
8月17日(1)
 
 東海大山形 6
 帝京 8
 
8月12日(4):延長10回
 
 帝京 2
 
 日南学園 1
      
      
- 2回戦 3回戦
                   
 
8月13日(1):延長13回
 
 尼崎北 6
 青森山田 7x
 
8月17日(2)
 
 青森山田 2
 智弁学園 5
 
8月13日(2)
 
 高岡商 0
 
 智弁学園 10
      
      
- 2回戦 3回戦
                   
 
8月13日(3)
 
 京都成章 2
 創価 4
 
8月17日(3)
 
 創価 6
 下関商 0
 
8月13日(4)
 
 三重 1
 
 下関商 3
      
      
1回戦 2回戦 3回戦
                   
 
8月14日(1)
 
 星稜 3
 県岐阜商 0
 
8月17日(4)
 
 星稜 4
 関西 2
 
8月14日(2)
 
 宮島工 0
8月7日(1)  
 関西 11
 関西 8x     
 仙台育英 7     
1回戦 2回戦 3回戦
                   
8月7日(2)
 六日町 2
8月14日(3)
 柳川 8
 柳川 4
8月7日(3)
 享栄 0
 日田 1
8月18日(1):延長15回
 享栄 9
 柳川 1
8月8日(1)
 敦賀気比 2x
 敦賀気比 6
8月14日(4)
 磐城 1
 敦賀気比 4
8月8日(2)  
 山梨学院大付 1
 山梨学院大付 7     
 鳴門 5     
1回戦 2回戦 3回戦
                   
8月8日(3)
 長崎日大 2
8月15日(1)
 佐久長聖 4
 佐久長聖 2
8月9日(1)
 金足農 4
 倉吉東 4
8月18日(2)
 金足農 11
 金足農 8
8月9日(2)
 韮山 6
 越谷西 7
8月15日(2)
 龍谷 1
 越谷西 1
8月9日(3)  
 韮山 6
 田辺 2     
 韮山 12     
1回戦 2回戦 3回戦
                   
8月10日(1)
 松山商 4
8月15日(3)
 旭川実 5
 旭川実 15
8月10日(2)
 鹿児島商 13
 水戸商 3
8月18日(3)
 鹿児島商 8
 旭川実 4
8月10日(3)
 銚子商 2
 高知商 7
8月16日(1)
 盛岡大付 5
 高知商 0
8月11日(1)  
 銚子商 3
 江の川 1     
 銚子商 7     
1回戦 2回戦 3回戦
                   
8月11日(2)
 日大藤沢 4
8月16日(2):延長11回
 比叡山 1
 日大藤沢 4x
8月11日(3)
 観音寺中央 3
 観音寺中央 8
8月18日(4)
 宇都宮学園 6
 日大藤沢 5
8月12日(1):延長11回
 PL学園 10
 城北 3
8月16日(3)
 桐生第一 2
 城北 1
8月12日(2)  
 PL学園 3
 北海道工 3     
 PL学園 12     

準々決勝

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦 試合時間
8月19日 第1試合 帝京 8 - 3 創価 2時間12分
第2試合 星稜 6 - 3 金足農 2時間13分
第3試合 智弁学園 8 - 6 PL学園 2時間23分
第4試合 敦賀気比 3 - 2 旭川実 1時間47分

準決勝

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦 試合時間
8月20日 第1試合 星稜 3 - 1 智弁学園 2時間26分
第2試合 帝京 2 - 0 敦賀気比 1時間53分

決勝

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8月21日
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
星稜 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 4 2
帝京 0 0 2 0 0 0 0 1 X 3 7 1
  1. (星):山本 - 三浦
  2. (帝):白木 - 坂本
  3. 審判
    [球審]田中
    [塁審]岡本・清水幹・鹿多
  4. 試合時間:2時間5分
星稜
打順守備選手
1[三]中川光雄(3年)
2[中]小坂友範(2年)
3[捕]三浦聡(3年)
4[一]信藤浩伸(3年)
5[遊]今井裕一(3年)
6[投]山本省吾(2年)
7[二]山崎高志(3年)
8[左]長津慶吾(2年)
9[右]石黒達也(3年)
帝京
打順守備選手
1[二]田村渉(3年)
2[捕]坂本直之(2年)
3[遊]吉野直樹(3年)
4[中]桝井功(2年)
5[右]本家穣太郎(3年)
6[三]西村吉弘(3年)
7[左]中村純(2年)
8[一]大山哲也(2年)
9[投]白木隆之(2年)

大会本塁打

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1回戦
  • 第1号:手島洋(柳川)
  • 第2号:徳山誠一郎(龍谷)
  • 第3号:寺田知弘(日大藤沢)
  • 第4号:渡辺浩司(宇都宮学園)
  • 第5号:福留孝介(PL学園)
  • 第6号:福留孝介(PL学園)
2回戦
  • 第7号:高森雅人(関西)
  • 第8号:飯田充喜(韮山)
  • 第9号:岡田隆紀(旭川実)
準々決勝
  • 第10号:吉野直樹(帝京)
  • 第11号:白木隆之(帝京)
  • 第12号:長津慶吾(星稜)
準決勝


その他の主な出場選手

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脚注

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注釈
  1. ^ 特に、阪神高速道路3号神戸線の一部区間の橋脚落下による通行止め規制が当時実施されていた。
出典
  1. ^ “ファンに焼きつく柳川高…名選手を輩出”. ZAKZAK by 夕刊フジ (株式会社産経デジタル / 株式会社産業経済新聞社). (2012年4月15日). https://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20120415/bbl1204150736001-n1.htm 2021年6月16日閲覧。 
  2. ^ 中島万季 (2016年8月3日). “大分の甲子園練習に女子マネ 15分後に関係者制止”. 日刊スポーツ (株式会社日刊スポーツ新聞社). https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/1688557.html 2022年8月8日閲覧。 
  3. ^ 隈部康弘 (2018年6月4日). “福岡の100回大会史 群雄割拠の福岡、公立出の逸材も”. 朝日新聞デジタル (株式会社朝日新聞社). https://www.asahi.com/articles/ASL576K3WL57TIPE02P.html 2022年8月8日閲覧。 
  4. ^ “「夢見心地だった」甲子園ベンチ入り女子マネ1号”. 日刊スポーツ (株式会社日刊スポーツ新聞社). (2018年9月12日). https://www.nikkansports.com/baseball/column/kunikarakoko/news/201809090000494.html 2022年8月8日閲覧。 
  5. ^ 過去に1982年第64回)、1984年第66回)、1988年第70回)、1991年第73回)と4例あり、当日全て延長戦が絡んでいた事と、延長戦絡みで後の試合開始時刻が大幅に遅れた事と雨天中断があった為。1982年(第64回)第11日・第4試合、津久見3-2佐賀商(延長14回)、1984年(第66回)第11日・第4試合、鎮西2-1法政一(延長10回)、1988年(第70回)第11日・第3試合、浦和市立2-1宇都宮学園(延長10回)、第4試合、沖縄水産4-1愛工大名電(雨天中断)、1991年(第73回)第11日・第2試合、松商学園4-3四日市工(延長16回)の影響で、第4試合、柳川6-2佐賀学園の試合終了が大きくズレ込んだ為。当該校の結果は、津久見は中京に敗れ、鎮西は岡山南、沖縄水産は浜松商に勝ち、柳川は沖縄水産に敗れている。
  6. ^ https://vk.sportsbull.jp/koshien/stats/summer/y1995.html

関連項目

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外部リンク

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