コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

第30回全国高等学校野球選手権大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第30回全国高等学校野球選手権大会
試合日程 1948年8月13日 - 8月20日
出場校 23校
参加校数 1,256校
優勝校 小倉福岡、2年連続2回目)
試合数 22試合
選手宣誓 石川喜一郎(石巻
大会本塁打 4本
 < 19471949 > 
全国高等学校野球選手権大会
テンプレートを表示

第30回全国高等学校野球選手権大会(だい30かいぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんたいかい)は、1948年8月13日から8月20日まで甲子園球場で行われた全国高等学校野球選手権大会である。

概要

[編集]

学制改革により旧制中等学校から新制高等学校となったことに合わせ、この大会より名称が「全国高等学校野球選手権大会」に改められた。また、これを記念した全国公募による新しい大会歌「栄冠は君に輝く」(作詞・加賀大介、作曲・古関裕而)が制定されている。

なお、今大会では地方大会の区分が変更され、四国が南北に分割されたほか、中国もそれまでの山陽・山陰から東西へ変更。さらに神奈川が南関東、愛知が東海、福岡が北九州からそれぞれ独立している[1]

前年の第29回大会で優勝した小倉(学制改革により小倉中から校名変更)が今大会でも優勝し、史上5例目となる大会連覇を達成。のちに野球殿堂入りを果たす福嶋一雄が5試合をすべて完封し、優勝の立役者となった。福嶋の打ち立てた5試合45イニング連続無失点記録は戦前の第25回大会海草中嶋清一による記録と並ぶ大会記録となっている[2]

代表校

[編集]

試合結果

[編集]

1回戦

[編集]
  • 関西 9 - 5 石巻
  • 桐蔭 6 - 4 芦屋
  • 西京商 12 - 5 金沢一
  • 小倉 1 - 0 丸亀
  • 函館工 5 - 3 前橋
  • 享栄商 2x - 1 浅野
  • 静岡一 6 - 3 成田

2回戦

[編集]
  • 高知商 8 - 4 柳井
  • 西京商 10 - 0 慶応
  • 関西 4 - 2 天王寺
  • 桐蔭 5 - 2 青森
  • 小倉 12 - 0 大分二
  • 函館工 4 - 2 穂高農
  • 享栄商 11 - 0 鹿島一
  • 岐阜一 3 - 1 静岡一

準々決勝

[編集]
  • 西京商 5 - 0 享栄商
  • 小倉 2 - 0 関西
  • 桐蔭 6 - 0 函館工
  • 岐阜一 8 - 6 高知商

準決勝

[編集]
  • 桐蔭 1 - 0 西京商
  • 小倉 4 - 0 岐阜一

決勝

[編集]
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
桐蔭 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0
小倉 0 0 0 0 0 1 0 0 X 1 3 0
  1. (桐):西村 - 広谷
  2. (小):福嶋 - 原
  3. 審判
    [球審]高瀬
    [塁審]伊達・牧野・布谷
  4. 試合時間:1時間21分
桐蔭
打順守備選手
1[遊]金丸勉
2[三]井関康近
3[中]松島正治
4[右]竹中美夫
5[一]新谷茂夫
6[捕]広谷勲
7[投]西村修
8[左]竹中駿介
9[二]垣内源次
小倉
打順守備選手
1[左]河野博幸
2[右]井生元固
3[捕]原勝彦
4[遊]松尾研
5[三]福田慶久
6[中]野々村雄幸
7[投]福嶋一雄
8[二]甲原康男
9[一]香野康彦

大会本塁打

[編集]
1回戦
  • 第1号:沖田信雄(金沢一)
  • 第2号:佐藤巻一(函館工)
2回戦
  • 第3号:種田吉富(西京商)
準々決勝

その他の主な出場選手

[編集]


脚注

[編集]
  1. ^ 第30回全国高校野球選手権大会”. バーチャル高校野球. 2019年11月29日閲覧。
  2. ^ 小倉高校野球部の歴史~甲子園球児が土を持ち帰るきっかけにも関係!?”. SPAIA (2017年3月29日). 2019年11月29日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]