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石黒武重

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1941年ごろ

石黒 武重(いしぐろ たけしげ、1897年明治30年〉5月13日 - 1995年平成7年〉1月23日[1])は、日本の官僚[2]政治家山形県知事[1]法制局長官[1]民主党初代幹事長[1]などを務めた。

経歴

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石川県金沢市出身。東京府立四中第一高等学校東京帝国大学法律学科卒業。山形県知事、農林次官[1]枢密院書記官長などを歴任。幣原内閣において、法制局長官(専任)、国務大臣兼法制局長官を務めた[3]。1946年(昭和21年)4月、第22回衆議院議員総選挙に山形県全県区から出馬し初当選。日本進歩党政務調査会長、民主党初代幹事長に就任し、戦後の混乱期の収拾に尽力した。また、日本生活協同組合連合会会長理事[1]、日本生活協同組合名誉顧問、日ソ協会会長[1]などの要職も歴任した。1953年(昭和28年)の第3回参議院議員通常選挙全国区から無所属で立候補したが落選した[4]

1967年(昭和42年)に勲一等瑞宝章受章、1982年(昭和57年)に世田谷区名誉区民となった。

1995年1月23日午後7時15分、急性肺炎のため東京都世田谷区の病院で逝去、97歳[1]。葬儀と告別式は26日正午から同区の寺院にて行われ喪主は長男が務めた[1]

栄典

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位階
勲章等

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i 朝日新聞大阪版 1995年1月25日 27面
  2. ^ 上田正昭ほか監修 著、三省堂編修所 編『コンサイス日本人名事典 第5版』三省堂、2009年、98頁。 
  3. ^ 『日本官僚制総合事典1868-2000』第2版、22頁。
  4. ^ 『国政選挙総覧 1947-2016』544頁。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l 石黒武重」 アジア歴史資料センター Ref.A06051183700 
  6. ^ 『官報』第4438号・付録「辞令二」1941年10月23日。

参考文献

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  • 新訂 政治家人名事典 明治~昭和』(2003年、編集・発行 - 日外アソシエーツ、44頁)
  • 秦郁彦編『日本官僚制総合事典1868-2000』第2版、東京大学出版会、2007年。
  • 『国政選挙総覧:1947-2016』日外アソシエーツ、2017年。
公職
先代
堀江季雄
日本の旗 枢密院書記官長
1945年
次代
諸橋襄
先代
(新設)
日本の旗 農商次官
1943年 - 1944年
次代
重政誠之
先代
三浦一雄
日本の旗 農林次官
1942年 - 1943年
次代
(廃止)
党職
先代
田中萬逸
日本進歩党幹事長 次代
(解散)
先代
(結成)
民主党幹事長 次代
地崎宇三郎