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ブラック・ジャック創作秘話〜手塚治虫の仕事場から〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
神様のベレー帽から転送)
ブラック・ジャック創作秘話
〜手塚治虫の仕事場から〜
ジャンル 実録漫画
漫画
原作・原案など 宮崎克
作画 吉本浩二
出版社 秋田書店
掲載誌 週刊少年チャンピオン
別冊少年チャンピオン
レーベル 少年チャンピオン・コミックス・エクストラ
発表号 2009年 No.48 - 2012年 No.08
(週刊少年チャンピオン)
2012年7月号 - 2013年6月号
(別冊少年チャンピオン)
2013年 No.42・No.43、2014年 No.27・No.28
(週刊少年チャンピオン)
巻数 全5巻
話数 全24話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画手塚治虫

ブラック・ジャック創作秘話〜手塚治虫の仕事場から〜』(ブラック・ジャックそうさくひわ てづかおさむのしごとばから、The Untold Story: How Tezuka created his "Black Jack")は、宮崎克(原作)、吉本浩二(作画)による日本漫画秋田書店の『週刊少年チャンピオン』および『別冊少年チャンピオン』に掲載された。

概要

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副題のとおり、漫画家手塚治虫の制作現場の舞台裏を描いた実録漫画である。主題にある『ブラック・ジャック』に限らず、手塚の様々な漫画、アニメの制作エピソードを題材にしている。手塚の当時の担当編集者やアシスタント、家族等関係者にインタビューを行い、その内容を回想として漫画化という構成を取っている。編集者は秋田書店に限らず他の出版社にも及び、アシスタント経験者にはその後漫画家として活躍している者も多い。

かつて『ブラック・ジャック』の掲載誌であった『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)の2009年No.48、ブラック・ジャック特集号に手塚治虫生誕80周年記念として前後編が掲載された。その後、2012年No.08まで不定期で掲載されてから、『別冊少年チャンピオン』(同社)に移籍し、2012年7月号(創刊号)から2013年6月号まで連載された。後述のテレビドラマ放送に合わせ『週刊少年チャンピオン』2013年No.42、No.43で新作が掲載された後、2014年No.27、No.28(最終話)の2話で完結した。

宮崎原作の『松田優作物語』(『ヤングチャンピオン』連載)の作画を担当した高岩ヨシヒロの作画で計画されていたが、高岩と連絡が取れなかったため、編集部の推薦する吉本による作画となった[1]

宝島社の『このマンガがすごい!』2012年オトコ編1位を受賞した[2]

第1巻・第1話「壁の穴」において、“昭和27年(1952年)4月 練馬区 トキワ荘”と記されているが、正しい所在地は豊島区である。

登場人物

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斜体はインタビューを受けた人物。

漫画家・アシスタント

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虫プロ・手塚プロ関係者

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  • 松谷孝征(手塚治虫マネージャー、現・手塚プロダクション社長)
  • 清水義裕(アニメ部制作進行、現・手塚プロダクション著作権事務局局長)
  • 坂口尚(チーフディレクター・キャラクターデザイン・美術構成)[注 1]
  • 柴山達雄(虫プロダクション制作進行)
  • 河井竜(虫プロダクション制作進行)
  • 永島慎二(助っ人として『鉄腕アトム』原画に参加)[注 1]
  • 手塚眞(手塚治虫の長男、ヴィジュアリスト)
  • 今井義章(手塚治虫マネージャー、後に虫プロ商事初代社長)

編集者

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その他

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書誌情報

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  • 宮崎克(原作)、吉本浩二(作画) 『ブラック・ジャック創作秘話〜手塚治虫の仕事場から〜』 秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス・エクストラ〉、全5巻
    1. 2011年7月20日初版発行(7月8日発売[3])、ISBN 978-4-253-13239-8
    2. 2013年1月20日初版発行(1月8日発売[4])、ISBN 978-4-253-13240-4
    3. 2013年4月20日初版発行(4月8日発売[5])、ISBN 978-4-253-13241-1
    4. 2013年9月20日初版発行(9月6日発売[6])、ISBN 978-4-253-13242-8
    5. 2014年8月20日初版発行(8月8日発売[7])、ISBN 978-4-253-13244-2

テレビドラマ

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神様のベレー帽
〜手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話〜
ジャンル テレビドラマ
脚本 古家和尚
演出 三宅喜重
出演者 草彅剛
大島優子AKB48
佐藤浩市
時代設定 1973年 - 1977年・2013年
製作
プロデューサー 安藤和久
制作 関西テレビ
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2013年9月24日
放送時間21:00 - 22:48
放送分108分
回数1
公式サイト
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神様のベレー帽〜手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話〜』のタイトルでテレビドラマ化され、2013年9月24日21:00 - 22:48の時間帯で関西テレビ制作によりフジテレビ系列で放送された。関西テレビ放送開局55周年記念ドラマである。視聴率は12.7%[8]

テレビドラマ化されフジテレビ系で放送されることは、2013年4月に発表された[9]。手塚治虫役は草彅剛、『週刊少年チャンピオン』編集長の壁村耐三佐藤浩市が演じ、監督は三宅喜重、脚本は古家和尚が担当した[10]

あらすじ

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手塚治虫と彼の作品を知らない『週刊少年チャンピオン』の女性新人編集者が、謎の男により、1973年当時の週刊少年チャンピオン編集部にタイムスリップしてしまう。編集者の仕事に適当な姿勢だった彼女を待ち受けていたものは、手塚治虫本人と、新連載漫画『ブラック・ジャック』誕生の瞬間だった。

キャスト

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2013年現代

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秋田書店漫画編集部

1973年 - 1977年時代

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秋田書店漫画編集部
手塚プロダクション
  • 梅谷 幸隆(マネージャー) - 眞島秀和
  • 福山 義一(チーフアシスタント) - マギー
  • 水島 裕樹(アニメ部制作進行・大学生アルバイト) - 浅利陽介
  • 坪田 茂雄(中学館編集者・手塚番) - 松尾諭
  • 穴井 浩二(講英社編集者・手塚番) - 大竹浩一

その他(テレビドラマ)

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スタッフ

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ネット局

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放送対象地域 放送局 系列 放送日時 備考
近畿広域圏 関西テレビ(KTV) フジテレビ系列 2013年9月24日 21:00 - 22:48 制作局
北海道 北海道文化放送(uhb) 同時ネット
岩手県 岩手めんこいテレビ(mit)
宮城県 仙台放送(OX)
秋田県 秋田テレビ(AKT)
山形県 さくらんぼテレビ(SAY)
福島県 福島テレビ(FTV)
関東広域圏 フジテレビ(CX)
新潟県 新潟総合テレビ(NST)
長野県 長野放送(NBS)
静岡県 テレビ静岡(SUT)
富山県 富山テレビ(BBT)
石川県 石川テレビ(ITC)
福井県 福井テレビ(FTB)
中京広域圏 東海テレビ(THK)
島根県鳥取県 山陰中央テレビ(TSK)
岡山県・香川県 岡山放送(OHK)
広島県 テレビ新広島(TSS)
愛媛県 テレビ愛媛(EBC)
高知県 高知さんさんテレビ(KSS)
福岡県 テレビ西日本(TNC)
佐賀県 サガテレビ(STS)
長崎県 テレビ長崎(KTN)
熊本県 テレビくまもと(TKU)
大分県 テレビ大分(TOS) フジテレビ系列
日本テレビ系列
宮崎県 テレビ宮崎(UMK) フジテレビ系列
日本テレビ系列
テレビ朝日系列
鹿児島県 鹿児島テレビ(KTS) フジテレビ系列
沖縄県 沖縄テレビ(OTV)
山口県 テレビ山口(tys) TBS系列 2013年12月31日 12:00 - 13:50 98日遅れ
山梨県 テレビ山梨(UTY) 2014年1月3日 11:55 - 13:54 101日遅れ
青森県 青森テレビ(ATV) 2014年3月2日 13:00 - 14:50 159日遅れ

脚注

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注釈

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l 本作品連載時には故人
  2. ^ 本作品連載中の2010年に死去

出典

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外部リンク

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