福禄州
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福禄州(ふくろくしゅう)は、ベトナムにかつて存在した州。唐代に現在のハティン省一帯に設置された。
663年(龍朔3年)、唐の智州刺史の謝法成が昆明・北楼などの獠族7000あまりの集落を帰順させた。669年(総章2年)、福禄州が置かれてかれらを住まわせた。742年(天宝元年)、福禄州は福禄郡と改称された。757年(至徳2載)、福禄郡は唐林郡と改称された。758年(乾元元年)、唐林郡は福禄州の称にもどされた。福禄州は嶺南道の安南都護府に属し、柔遠・唐林の2県を管轄した[1]。