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第27回国民体育大会バレーボール競技

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第27回 国民体育大会バレーボール競技
開始年 1946
主催 日本体育協会
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第27回国民体育大会バレーボール競技(だい27かい こくみんたいいくたいかい バレーボールきょうぎ)は、1972年10月に鹿児島県で開催された第27回国民体育大会(太陽国体)のバレーボール競技大会である。本年から沖縄県が本土復帰した。

概要

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No. 実施種目 参加チーム数 メイン会場 日程
1 一般男子 10 鹿屋市体育館
鹿児島県立鹿屋高校体育館
鹿児島県立鹿屋農業高校体育館
鹿屋市立鹿屋女子高校体育館
鹿屋市立鹿屋工業高校体育館
1972年10月23日 - 10月26日
2 教員男子 17
3 一般女子 9
4 高校男子 47
5 高校女子 11

すべて6人制である。 

一般男子

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出場チーム

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No. ブロック チーム名
1 北海道 新日鐵室蘭
2 東北 電電東北
3 関東 日本鋼管
4 北信越 福井県庁
5 東海 住友軽金属
6 近畿 松下電器
7 中国 旭化成旭陽会
8 四国 帝人松山
9 九州 住友金属
10 開催地 九電鹿児島クラブ

1回戦

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#101
福井県庁 3 - 0
(16-14)
(15-13)
(15-9)
電電東北
#102
住友金属 3 - 0
(15-0)
(15-9)
(15-11)
新日鐵室蘭

2回戦

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#103
松下電器 3 - 0
(15-2)
(15-2)
(15-2)
福井県庁
#104
住友軽金属 3 - 0
(15-4)
(15-9)
(15-9)
九電鹿児島クラブ
#105
旭化成旭陽会 3 - 0
(15-4)
(15-6)
(15-9)
帝人松山
#106
日本鋼管 3 - 1
(15-11)
(15-6)
(12-15)
(15-1)
住友金属

準決勝

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#107
松下電器 3 - 2
(12-15)
(15-10)
(14-16)
(15-7)
(15-4)
住友軽金属
#108
日本鋼管 3 - 1
(15-10)
(13-15)
(15-12)
(15-12)
旭化成旭陽会

決勝

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#109
日本鋼管 3 - 2
(17-15)
(15-11)
(10-15)
(5-15)
(16-14)
松下電器

試合時間3時間40分に及ぶ熱戦を日本鋼管が制した。

最終結果

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順位. チーム名 ブロック
優勝 日本鋼管 関東
準優勝 松下電器 近畿
3 住友軽金属 東海
旭化成旭陽会 中国

日本鋼管は6人制種目で7年ぶり3度目の優勝。

教員男子

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出場チーム

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No. ブロック チーム名
1 北海道 北海道教員
2 東北 山形教員
3 関東 埼玉教員
4 千葉教員
5 東京教員
6 北信越 金沢教員
7 長野教員
8 東海 岐阜教員
9 近畿 大阪教員
10 和歌山教員
11 中国 松江教員
12 広島教員
13 四国 高知教員
14 九州 長崎教員
15 熊本教員
16 沖縄 沖縄教員
17 開催地 鹿児島教師団

1回戦

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#201
長野教員 3 - 2
(9-15)
(15-10)
(10-15)
(15-6)
(15-12)
熊本教員

2回戦

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#202
千葉教員 3 - 0
(15-4)
(15-4)
(15-5)
長野教員
#203
松江教員 3 - 0
(15-7)
(15-8)
(16-14)
沖縄教員
#204
大阪教員 3 - 1
(13-15)
(15-7)
(16-14)
(15-10)
山形教員
#205
広島教員 3 - 0
(15-11)
(15-11)
(15-6)
和歌山教員
#206
鹿児島教師団 3 - 0
(15-7)
(15-7)
(15-13)
金沢教員
#207
埼玉教員 3 - 0
(15-5)
(15-10)
(15-8)
北海道教員
#208
長崎教員 3 - 0
(15-5)
(15-6)
(15-1)
高知教員
#209
岐阜教員 3 - 0
(15-0)
(15-6)
(15-3)
東京教員

準々決勝

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#210
千葉教員 3 - 0
(15-4)
(15-9)
(15-0)
松江教員
#211
大阪教員 3 - 0
(15-3)
(15-9)
(15-7)
広島教員
#212
鹿児島教師団 3 - 0
(15-12)
(15-6)
(15-9)
埼玉教員
#213
長崎教員 3 - 2
(15-12)
(4-15)
(5-15)
(15-9)
(15-5)
岐阜教員

準決勝

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#214
千葉教員 3 - 0
(15-10)
(15-7)
(15-12)
大阪教員
#215
鹿児島教師団 3 - 0
(15-8)
(15-8)
(15-13)
長崎教員

決勝

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#216
千葉教員 3 - 1
(16-14)
(9-15)
(15-7)
(15-2)
鹿児島教師団

最終結果

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順位. チーム名 ブロック
優勝 千葉教員 関東
準優勝 鹿児島教師団 開催地
3 大阪教員 近畿
長崎教員 九州

千葉教員は、翌年の千葉国体を控え初優勝。開催地の鹿児島教師団は三年連続の準優勝に留まった。

一般女子

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出場チーム

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No. ブロック チーム名
1 北海道 -
2 東北 日東紡富久山
3 関東 三洋電機
4 北信越 石川繊維
5 東海 全鐘紡
6 近畿 ユニチカ貝塚
7 中国 石川島播磨重工呉
8 四国 東レ愛媛
9 九州 久光製薬
10 開催地 鹿児島県庁クラブ

1回戦

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#301
日東紡富久山 3 - 0
(15-10)
(15-6)
(15-6)
東レ愛媛

2回戦

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#302
ユニチカ貝塚 3 - 0
(15-7)
(15-1)
(15-5)
日東紡富久山
#303
久光製薬 3 - 0
(15-4)
(15-2)
(15-8)
鹿児島県庁クラブ
#304
三洋電機 3 - 0
(15-5)
(15-6)
(15-4)
石川島播磨重工呉
#305
全鐘紡 3 - 0
(15-4)
(15-8)
(15-3)
石川繊維

準決勝

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#306
ユニチカ貝塚 3 - 0
(15-9)
(15-4)
(15-0)
久光製薬
#307
三洋電機 3 - 1
(15-10)
(3-15)
(15-10)
(15-2)
全鐘紡

決勝

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#308
ユニチカ貝塚 3 - 0
(15-11)
(15-5)
(15-8)
三洋電機

最終結果

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順位. チーム名 ブロック
優勝 ユニチカ貝塚 近畿
準優勝 三洋電機 関東
3 全鐘紡 東海
久光製薬 九州

ユニチカ貝塚は二連覇を果たした。

高校男子

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出場チーム

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No. ブロック チーム名 都道府県名
1 北海道 東海大四高 北海道
2 東北 五所川原農林高校 青森県
3 一関修紅高校 岩手県
4 古川工業高校 宮城県
5 秋田工業高校 秋田県
6 日大山形高校 山形県
7 保原高校 福島県
8 関東 水城高校 茨城県
9 國學院大學栃木高校 栃木県
10 前橋商業高校 群馬県
11 深谷商業高校 埼玉県
12 市立習志野高校 千葉県
13 中央大学附属高校 東京都
14 藤沢高校 神奈川県
15 韮崎工業高校 山梨県
16 北信越 長岡工業高校 新潟県
17 高岡工芸高校 富山県
18 金沢市立工業高校 石川県
19 福井高校 福井県
20 松商学園高校 長野県
21 東海 岐南工業高校 岐阜県
22 浜松西高校 静岡県
23 東山工業高校 愛知県
24 四日市工業高校 三重県
25 近畿 長浜商工高校 滋賀県
26 洛南高校 京都府
27 大阪商大附属高校 大阪府
28 神戸高校 兵庫県
29 添上高校 奈良県
30 和歌山商業高校 和歌山県
31 中国 鳥取工業高校 鳥取県
32 出雲農林高校 島根県
33 岡山東商業高校 岡山県
34 崇徳高校 広島県
35 宇部商業高校 山口県
36 四国 徳島商業高校 徳島県
37 坂出工業高校 香川県
38 丹原高校 愛媛県
39 高知商業高校 高知県
40 九州 博多高校 福岡県
41 佐賀商業高校 佐賀県
42 西海学園高校 長崎県
43 八代一高 熊本県
44 大分商業高校 大分県
45 都城工業高校 宮崎県
46 沖縄 前原高校 沖縄県
47 開催地 鹿児島商業高校 鹿児島県

1回戦

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#401
佐賀商 2 - 0
(15-6)
(15-4)
添上
#402
鹿児島商 2 - 0
(15-3)
(15-8)
前橋商
#403
一関修紅 2 - 0
(15-12)
(15-11)
金沢工業
#404
八代一 2 - 1
(15-11)
(7-15)
(15-12)
長浜商工
#405
習志野 2 - 1
(8-15)
(15-9)
(15-3)
福井
#406
東山工 2 - 1
(15-11)
(12-15)
(15-5)
國學院栃木
#407
保原 2 - 1
(17-15)
(13-15)
(15-12)
岡山東商
#408
出雲農林 2 - 0
(15-11)
(15-5)
韮崎工
#409
松商学園 2 - 1
(15-3)
(12-15)
(15-12)
水城
#410
洛南 2 - 0
(15-11)
(15-12)
徳島商
#411
鳥取工 2 - 0
(15-6)
(15-6)
古川工
#412
前原 2 - 1
(15-17)
(15-6)
(15-10)
中大附
#413
博多 2 - 0
(15-6)
(15-5)
高知商
#414
都城工 2 - 0
(15-10)
(15-12)
和歌山商
#415
宇部商 2 - 0
(15-12)
(15-8)
西海学園

2回戦

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#416
大商大附 2 - 0
(15-8)
(15-3)
佐賀商
#417
岐南工 2 - 0
(15-12)
(15-12)
丹原
#418
鹿児島商 2 - 0
(15-5)
(16-14)
浜松西
#419
一関修紅 2 - 1
(15-10)
(12-15)
(15-13)
秋田工
#420
東海大四 2 - 0
(15-9)
(15-12)
八代一
#421
習志野 2 - 1
(16-18)
(15-5)
(15-4)
神戸
#422
藤沢 2 - 0
(15-5)
(15-13)
東山工
#423
大分商 2 - 1
(15-12)
(11-15)
(15-13)
保原
#424
日大山形 2 - 0
(15-8)
(15-9)
出雲農林
#425
松商学園 2 - 0
(15-9)
(16-14)
四日市工
#426
洛南 2 - 0
(15-2)
(15-10)
高岡工芸
#427
坂出工 2 - 1
(15-12)
(9-15)
(15-5)
鳥取工
#428
長岡工 2 - 1
(16-14)
(11-15)
(15-8)
前原
#429
博多 2 - 0
(15-3)
(15-6)
五所川原農林
#430
都城工 2 - 0
(15-7)
(15-10)
深谷商
#431
崇徳 2 - 1
(15-9)
(12-15)
(15-10)
宇部商

3回戦

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#432
大商大附 2 - 0
(15-7)
(15-6)
岐南工
#433
鹿児島商 2 - 0
(15-8)
(15-2)
一関修紅
#434
習志野 2 - 1
(15-10)
(6-15)
(15-7)
東海大四
#435
大分商 2 - 0
(15-13)
(15-13)
藤沢
#436
松商学園 2 - 0
(15-8)
(15-13)
日大山形
#437
坂出工 2 - 0
(15-11)
(15-6)
洛南
#438
博多 2 - 0
(15-7)
(15-3)
長岡工
#439
崇徳 2 - 0
(15-2)
(15-8)
都城工

準々決勝

[編集]
#440
大商大附 2 - 0
(15-6)
(15-9)
鹿児島商
#441
習志野 2 - 1
(15-7)
(15-17)
(15-9)
大分商
#442
坂出工 2 - 0
(15-13)
(15-4)
松商学園
#443
崇徳 2 - 0
(15-10)
(15-3)
博多

準決勝

[編集]
#444
大商大附 2 - 0
(15-6)
(15-12)
習志野
#445
崇徳 2 - 0
(15-6)
(15-5)
坂出工

決勝

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#446
大商大附 2 - 0
(15-0)
(15-7)
崇徳

最終結果

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順位. チーム名 都道府県名
優勝 大阪商大附属高校 大阪府
準優勝 崇徳高校 広島県
3 市立習志野高校 千葉県
坂出工業高校 香川県

大阪商大附属高校は辻合真一郎水田和幸らを擁し、二連覇を果たした。

高校女子

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出場チーム

[編集]
No. ブロック チーム名
1 北海道 妹背牛商業高校
2 東北 山形城北高校
3 関東 中村高校
4 北信越 諏訪二葉高校
5 東海 岡崎女子高校
6 近畿 四天王寺高校
7 中国 就実高校
8 四国 聖カタリナ女子高校
9 九州 中津南高校
10 沖縄 コザ高校
11 開催地 照国高校

1回戦

[編集]
#501
山形城北 2 - 0
(18-16)
(17-15)
諏訪二葉
#502
就実 2 - 0
(15-12)
(15-8)
四天王寺
#503
妹背牛商 2 - 1
(9-15)
(15-8)
(15-6)
聖カタリナ女子

2回戦

[編集]
#504
中村 2 - 1
(15-11)
(15-17)
(15-9)
山形城北
#505
照国 2 - 0
(15-11)
(15-7)
コザ
#506
岡崎女子 2 - 1
(15-5)
(12-15)
(15-4)
就実
#507
中津南 2 - 0
(15-3)
(15-10)
妹背牛商

準決勝

[編集]
#508
中村 2 - 0
(15-13)
(15-13)
照国
#509
中津南 2 - 0
(15-9)
(15-9)
岡崎女子

決勝

[編集]
#510
中村 2 - 1
(15-8)
(8-15)
(15-9)
中津南

最終結果

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順位. チーム名 ブロック
優勝 中村高校 関東
準優勝 中津南高校 九州
3 岡崎女子高校 東海
照国高校 開催地

前田健コーチに率いられた中村高校が、6人制種目になってから初優勝。高柳昌子らを擁した中津南高校は初優勝ならず。

脚注

[編集]
  • 本記事のマッチナンバーは編集の便宜上付番したものです。

参考文献

[編集]
  • Volleyball 1972年12月号 112-113ページ 日本バレーボール協会機関誌
  • 『国民体育大会五十年のあゆみ』 競技記録編211ページ 1998年3月20日 編集・発行:日本体育協会

関連項目

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外部リンク

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