第305飛行隊 (航空自衛隊)
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(第305飛行隊から転送)
第305飛行隊 | |
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部隊創設20周年記念塗装を施したF-15J | |
創設 | 1978年12月1日 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 航空自衛隊 |
所在地 | 宮崎県新田原基地 |
編成地 | 茨城県百里基地 |
通称号/略称 | 305SQ |
愛称 | 梅組 |
標語 | 強 速 美 誠実 |
上級単位 | 第5航空団 |
最終上級単位 | 西部航空方面隊 |
担当地域 | 西部防衛区域 |
第305飛行隊(だい305ひこうたい、JASDF 305th Tactical Fighter Squadron)は、航空自衛隊第5航空団隷下の戦闘機部隊である。戦闘機にF-15J/DJ、連絡機にT-4を運用する。
概要
[編集]第305飛行隊は1978年(昭和53年)12月1日に、F-4EJ戦闘機の5番目の部隊として百里基地第7航空団隷下部隊として新編された[1]。
第305飛行隊の新編に伴い、それまで同基地でF-104J/DJを運用していた第206飛行隊は閉隊された。1993年(平成 5年)8月2日に航空自衛隊F-15戦闘機7番目の部隊としてに運用機種をF-15J/DJへ機種更新している。
航空自衛隊F-15飛行隊中の最多戦競優勝を記録するなど、F-4EJ時代から戦競での優勝経験を多数持っており、航空自衛隊においても高い戦闘性を有する部隊となっている[2]。
2016年(平成28年)8月に新田原基地に移駐し第5航空団隷下に編入、F-4EJ改を運用する第301飛行隊との配置交代が行われた(第301飛行隊は31年ぶりに古巣・百里に戻る形となった。)。
部隊マークである「梅花」は、百里基地が所在する茨城県にある偕楽園にちなんでデザインされたと言われている。前任部隊の第206飛行隊の部隊マークも同じ梅だが、デザインが若干異なる。なお、新田原基地に移駐後は所在する宮崎県新富町の天然記念物「座論梅(湯之宮座論梅)」にちなむとされている。
沿革
[編集]- 1978年(昭和53年)12月1日 - F-4EJ戦闘機部隊として百里基地の第7航空団隷下にて部隊編成[1]。
- 1979年(昭和54年)9月1日 - F-4EJでの対領空侵犯措置任務付与[3]。
- 1985年(昭和60年)3月29日 - 小松基地での日米共同演習コープノース参加[3]。
- 1986年(昭和61年)11月4日 - 航空総隊戦技競技会F-4部門優勝[3]。
- 1987年(昭和62年)7月10日 - 小松基地での日米共同演習コープノース参加[3]。
- 1988年(昭和63年)11月7日 - 三沢基地での日米共同演習コープノース参加[3]。
- 1989年(平成元年)[3]。 5月30日 - 日米共同演習コープノース参加
- 1990年(平成[3]。 2年) 9月10日 - 航空総隊戦技競技会F-4部門優勝
- 1992年(平成[3]。
- 11月[3]。 7日 - 日米共同訓練参加
4年) 7月20日 - 航空総隊戦技競技会F-4部門優勝 - 1993年(平成[3]。 5年) 7月 1日 - F-4EJでの対領空侵犯措置任務終了
- 1994年(平成[3]。 6年) 4月 1日 - F-15Jでの対領空侵犯措置任務付与
- 1995年(平成[3]。 7年)12月11日 - 小松基地での日米共同訓練参加
- 1997年(平成[3]。 9年) 5月23日 - 航空総隊戦技競技会F-15部門優勝
- 1998年(平成10年)10月30日 - 日米共同統合演習参加[3]。
- 1999年(平成11年)[5]。 3月12日 - 部隊創立20周年記念式典を実施
- 2001年(平成13年)[3]。 5月28日 - 航空総隊戦技競技会F-15部門優勝
- 2003年(平成15年)[3]。 7月18日 - 航空総隊戦技競技会F-15部門優勝
- 2004年(平成16年)[3]。 6月 7日 - 那覇基地での日米共同演習コープノース参加
- 2009年(平成21年)[6]。 3月 7日 - 部隊創立30周年記念式典を実施
- 2016年(平成28年)[7]。 8月31日 - 新田原基地に移駐し、第5航空団隷下に編入
- 2017年(平成29年)[8]。 6月20日 - 九州周辺空域での日米共同訓練に参加
- 2018年(平成30年)松島美紗)が配属[11]。
- 10月10日 - 日本周辺空域でのアメリカ海軍との共同訓練に参加[12]。
8月24日 - 日本(自衛隊)で初の女性戦闘機パイロット( - 2019年(平成31年)[13]。 3月 9日 - 部隊創立40周年記念式典を実施
歴代運用機
[編集]脚注
[編集]- ^ a b イカロス出版 Jwing No.194 2014年10月号 36頁-41頁 「特集 空自創設60周年記念シリーズ企画第3弾!! 日本を守る主力戦闘機 やっぱり、F-15 航空自衛隊F-15部隊ガイド」松崎豊一
- ^ a b イカロス出版 Jwing No.214 2016年6月号 44頁 「日本の戦闘機部隊2016 保存版!空自の全15個戦闘機部隊ヒストリー」松崎豊一
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x イカロス出版 JWing No.81 2005年5月号 3頁-12頁 「精強飛行隊が守る首都圏の空 航空自衛隊百里基地第7航空団<第204・第305飛行隊>レポート」
- ^ 大日本絵画 月刊モデルグラフィックス2月号別冊 戦競1988 航空自衛隊昭和63年度航空総隊戦技競技会 71頁 「昭和63年度戦技競技会参加部隊史」
- ^ イカロス出版 Jwing No.10 1999年6月号 67頁 「百里基地第305飛行隊創設20周年」秋葉清隆
- ^ イカロス出版 Jwing No.129 2009年5月号 28頁-29頁 「第305飛行隊創隊30周年記念行事」大石真裕
- ^ “新田原基地に第305飛行隊を配備”. MRT宮崎放送. (2015年8月31日)
- ^ 航空幕僚監部報道発表資料 29.6.20米空軍との共同訓練の実施について
- ^ 航空幕僚監部報道発表資料 29.8.31米軍との共同訓練の実施について
- ^ 航空幕僚監部報道発表資料 29.10.11米軍との共同訓練の実施について
- ^ “初の女性戦闘機パイロット 松島2空尉”. 朝雲新聞. (2018年8月23日)
- ^ “米海軍との共同訓練実施について” (PDF). 航空幕僚監部報道発表資料 (2018年10月10日). 2018年11月7日閲覧。
- ^ イカロス出版 Jwing No.250 2019年6月号 10頁-19頁 「梅組イーグル、大空を舞う!」赤塚聡