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新田原基地

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新田原飛行場
新田原飛行場
新田原飛行場の空中写真(2020年) 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
新田原飛行場の空中写真(2020年)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
IATA: なし - ICAO: RJFN
概要
国・地域 日本の旗 日本
所在地 宮崎県児湯郡新富町大字新田19581
種類 軍用
所有者 防衛省
運営者 航空自衛隊
所在部隊 第5航空団
標高 79 m (259 ft)
座標 北緯32度05分01秒 東経131度27分05秒 / 北緯32.08361度 東経131.45139度 / 32.08361; 131.45139
地図
空港の位置
空港の位置
RJFN
空港の位置
滑走路
方向 長さ×幅 (m) 表面
10/28 2,701×46 コンクリート
リスト
空港の一覧
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新田原基地の位置
新田原基地の位置
RJFN
新田原基地の位置
新田原基地付近の空中写真。(1974年撮影の4枚を合成作成)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

新田原基地(にゅうたばるきち、Nyutabaru Airbase)は、宮崎県児湯郡新富町大字新田19581に所在する航空自衛隊の基地。第5航空団等が配備されている。基地司令は第5航空団司令が兼務。

また、国内最強の技量を持つパイロットらで編成された飛行教導群のかつての本拠地であったことでも知られる。基地面積は9,135平方キロメートル。日米共同訓練のために滑走路の改修や隊舎などの整備が行われている[1]ほか、米軍普天間飛行場の「有事展開拠点機能」の移設先の一つに選ばれている[2]。元々は帝国陸軍航空部隊新田原陸軍飛行場として建設されたもので、陸軍航空隊や落下傘部隊の教育施設であったが、大戦末期には特攻機の出撃基地として使われた[3]

沿革

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  1. 第3操縦学校分校(使用機:T-33)が設置
  2. 航空保安管制気象群新田原分遣隊が設置
  3. 新田原警務分遣隊が設置

配置部隊

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西部航空方面隊隷下
航空救難団隷下
航空支援集団隷下
航空教育集団直轄

陸上自衛隊西部方面総監直轄

防衛大臣直轄部隊

航空管制

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GND(地上) 275.8MHz
TWR(管制塔) 126.2MHz, 236.8MHz, 304.5MHz
APP(着陸) 120.1MHz, 120.9MHz
123.6MHz, 261.2MHz
362.3MHz
MET(気象) 344.6MHz
APPは、国土交通省大阪航空局鹿児島空港事務所が担当。運用時間は、7:00~22:00。
なお、2017年10月11日までは大阪航空局宮崎空港事務所が担当していた。(平成29年国土交通省告示第八百三十二号)
GND, TWR, METは、航空自衛隊新田原飛行場 新田原管制隊が担当
周辺空域には特別進入管制区が設定されている。

航空保安無線施設

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局名 種類 周波数 識別信号
新田原 TACAN 1184MHz NHT
新田原 ILS 111.3MHz INH
運用時間は、24時間である

交通

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航空祭

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ブルーインパルスの展示飛行(2008年)
  • 新田原基地所属機による機動飛行、模擬スクランブルおよび模擬対地攻撃、救難飛行展示が行われ、また、築城基地第6飛行隊所属のF-2Aが飛来し、機動飛行が行われる。また、かつて空挺部隊が駐屯していたことから、第1空挺団による空挺降下(降下隊員は、ほとんどが宮崎県出身者で構成される)も行われる[12]。かつては、岩国基地第1海兵航空団所属のF-16や、陸上自衛隊目達原駐屯地第3対戦車ヘリコプター隊所属のAH-1Sによる展示飛行が行われたことがある。また、災害展示では宮崎県警察航空隊のヘリコプターや宮崎県の防災ヘリ、宮崎大学のドクターヘリも参加したことがある。
  • 地上展示では陸海空自衛隊や米軍の航空機を主に展示しているが、第5航空団基地業務群隷下の第5基地防空隊によるVADSの模擬射撃訓練をはじめとした、防空火器や基地警備車両の展示も行われる。過去には、陸上自衛隊の74式戦車(第8戦車大隊)の展示も行われた年もあった。
  • 2014年には米軍のV-22"オスプレイ"が展示された。
  • また、2016年10月に第301飛行隊の移駐に伴い、地元への感謝のしるしとして、例年の航空祭に加え『"さらば、ファントム"F-4EJ Final Demo』が行なわれた。
  • 2021年には新型コロナウィルスで航空祭が中止となり、航空自衛隊への入隊に興味、関心がある人を対象とした新田原基地航空祭代替行事『ウィークエンド新田原』が行われた。

基地内駐車場は関係者・障害者のみで、事前に申し込む必要がある。なお、新田原航空祭名物の南側駐車場(他基地と比べ滑走路に極端に近い)は基地内工事の為2006年から使用中止となっている。

脚注

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  1. ^ 衆議院議員赤嶺政賢君提出航空自衛隊新田原基地における「米軍再編」に伴う日米共同訓練と施設整備に関する質問に対する答弁書 防衛省・自衛隊
  2. ^ “築城の米軍拠点化調査 福岡 田村・真島氏が現地入り”. しんぶん赤旗. (2018年10月13日). 2018-10-17. https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-10-13/2018101304_02_1.html 
  3. ^ 眠る特攻機 水深45メートルに65年 朝日新聞 平成22年8月15日
  4. ^ a b 「航空管制五十年史:航空交通の安全ひとすじに」, 航空管制五十年史編纂委員会, 航空交通管制協会刊, 2003年3月, P181 「5-15 宮崎空港」
  5. ^ 「離陸に失敗」『中國新聞』昭和46年7月26日 夕刊 7面
  6. ^ 昭和55年防衛施設庁告示第2号
  7. ^ 新田原基地に第305飛行隊を配備 - MRT宮崎放送(2015年8月31日)
  8. ^ 鹿児島・宮崎両空港 管制業務統合へ 地方空港どうしは初 - NHKニュース(2017年10月6日配信、10月9日現在のオリジナルをアーカイブ化)
  9. ^ “新田原基地に米軍の弾薬庫や駐機場整備へ 宮崎”. NHK. (2018年10月20日). https://web.archive.org/web/20181021151147/https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181020/k10011678671000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_126 2018年10月21日閲覧。 
  10. ^ “新田原基地に米軍弾薬庫や駐機場整備へ”. 西日本新聞. (2018年10月20日). https://www.nishinippon.co.jp/sp/flash/f_kyushu/article/459043/ 2018年10月21日閲覧。 
  11. ^ 安楽拓也「フランス航空宇宙軍展開部隊のラファール、A330 MRTT、A400M 航空自衛隊と国内で初共同訓練」『航空ファン』第72巻第10号、文林堂、2023年8月21日、1-9頁、JAN 4910037431035 
  12. ^ 空自関係行事では唯一、降下時に『空の神兵』が放送される。

関連項目

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外部リンク

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