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第77回日本選手権競輪

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
競輪 > 競輪の競走格付け#GI (G1) > 日本選手権競輪 > 第77回日本選手権競輪
第77回日本選手権競輪
平塚競輪場・GI
周長:400m みなし直線:54.2m
周長:400m みなし直線:54.2m
レース詳細
開催日 2023年5月2日(火)- 7日(日)
レース結果
優勝 [4] 山口拳矢 (岐阜)
2位 [3] 清水裕友 (山口)
3位 [2] 佐藤慎太郎 (福島)
2022
2024

第77回日本選手権競輪(だい77かい にほんせんしゅけんけいりん)は、 2023年5月2日から7日まで、平塚競輪場にて開催された競輪のGI競走である。優勝賞金は8,600万円(副賞含む)[1][2][3]

決勝戦

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競走成績

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・各項目について
選手名 府県 期別 着差 上り 決ま
り手
S/J
H/B
個人
状況
1  4  山口拳矢  27  21岐阜 117  1  11.6 差し
2  3  しみ清水裕友  28  35山口 105  1  1/8輪 11.9 捲り
3  2  佐藤慎太郎  46  07福島 78  S  1/2身 11.5 走注(押上げ)
3.5
4  8  香川雄介  48  37香川 76  1  1/8輪 11.8
5  9  古性優作  32  27大阪 100  S  1/2輪 11.0
6  5  しん新山響平  29  02青森 107  S  1身 11.7
7  1  わき脇本雄太  34  24福井 94  S  3/4身 11.3
8  6  わた和田圭  37  04宮城 92  1  4身 11.9
9  7  犬伏湧也  27  36徳島 119  1  大差 - JHB

配当金額

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  • 上段:複式 / 下段単式
2枠連
2車連 3連勝 ワイド
61,026票 194,220票 894,539票 94,144票
3=4 820円 (2) 3=4 1,870円0 (6) 2=3=4 3,460円 (11) 3=4
2=4
2=3
730円 (11)
1,140円 (16)
560円0 (6)
4-3 2,100円 (8) 4-3 4,640円 (17) 4-3-2 20,640円 (69)
97,116票 1,354,055票 [5] 12,525,148票 計 15,220,248票

レース概略

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前受けから誘導員との車間を大きく空けすんなり8番手まで下げた、脇本の捲りは不発。中四国ライン犬伏の先行で、最終バック手前から清水が番手捲りし、香川そして単騎の山口が続く。山口は、インから潜ってきた佐藤に最終第2センターで張られるも、イエローライン内側を踏み進みゴール前で清水を差した。[2][9][10][11][12]

特記事項

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  • 今開催は日本選手権競輪としては、4年ぶりに入場制限が組まれなかった[13][注 1]。なお、読売新聞社杯全日本選抜競輪以外の競輪のGI開催で入場制限が設けられなかったのは2019年第61回朝日新聞社杯競輪祭以来となった。また、特別観覧席とロイヤル席に関しては、6日間共に事前にインターネットで発売し、会員登録の上クレジットカード決済で購入した人のみ入場可能とした[注 2]
  • 今開催も賞金が前年に続き大幅に拡充され、優勝賞金も前回より763万円増額され過去最高の8,600万円(副賞込み)となった。
  • シリーズ全体での目標額は155億円[16]であったが、6日間の総売上は前年比94.2%となる142億6391万0600円に留まり、目標額を大きく下回った[17]。なお、各日ごとの売上額は、初日21億3534万円[18]、2日目20億4195万7900円[19]、3日目22億6541万1200円[20]、4日目21億402万7900円[21]、5日目24億1140万1700円[22]、最終日33億577万1900円[23]。また、3日目に行われたガールズケイリンコレクションは2億8073万6000円[24]だった。
    • 4億9873万6200円 - 本場
    • 57億4206万0200円 - 場外
    • 80億2311万4200円 - 電話・インターネット投票
    • 142億6391万0600円 - 計

競走データ

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  • S級S班の9選手においては、4月28日に平原康多が負傷欠場となったため全選手が揃うことはなかった。平原は直前の武雄記念3日目12R準決勝で落車し、右肩甲骨骨折の大怪我を負った影響で、欠場を決めた。平原の欠場に伴い、初日特選には岩本俊介が繰り上がった[25]。なお、出場した8選手のうち、松浦悠士新田祐大は二次予選で[26][27]郡司浩平守澤太志は準決勝で[28]、それぞれ敗退となった。決勝戦に勝ち上がった4選手のうち佐藤慎太郎には松本整が持つGI最年長優勝記録(45歳と0か月)の更新に期待がかかったが3着であった。
  • 今開催では、小倉竜二が日本選手権競輪連続26回出場を果たし(前回大会で連続25回出場を達成[29])、鈴木誠西川親幸伏見俊昭と並び日本選手権競輪における連続出場タイ記録を樹立した。一方、前回で連続出場タイ記録(26回)を樹立した伏見俊昭は今回出場を果たせず、記録は途切れた[30][31]
  • 今開催では、諸橋愛中村浩士が日本選手権競輪連続20回出場を果たし、開会式において表彰式が行われ、記念品が贈呈された[32]
  • 決勝戦の選手入場時の選手名読み上げは伊津野亮が担当。選手入場曲は、ガールズケイリンコレクションは『FLY』(ALLY&DIAZ feat.MINMI&SATOSHI from 山嵐)を使用。

脚注

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注釈

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  1. ^ 実際には、3日目の5,178人が最高だった。
  2. ^ 但し、特別観覧席は最終日を除き・ロイヤル席は初日のみ完売しなかった席を当日発売した。
  3. ^ 今回は、SPEEDチャンネルとネット配信以外の中継が組まれなかった3日目のガールズケイリンコレクションも発走時間を16:40に設定した。

出典

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  1. ^ “【競輪】ニコニコ超会議に日本選手権PRブース 優勝賞金8000万円のダミー札束に人だかり”. デイリースポーツ (デイリースポーツ). (2023年4月29日). https://www.daily.co.jp/horse/2023/04/29/0016297875.shtml 2023年5月1日閲覧。 
  2. ^ a b “【犬伏湧也が主導権奪取、清水裕友は最終2角から番手まくりも山口拳矢が外強襲/平塚G1”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ). (2023年5月8日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202305080000316.html 
  3. ^ a b “山口拳矢「勝てそうな予感あった」父ヤマコウの前でダービー王!史上初親子SS班誕生/平塚G1”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ). (2023年5月8日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202305080000319.html 
  4. ^ 無料WEB予想紙「ニッカンPDF新聞」 最終日
  5. ^ a b 広島競輪pdf
  6. ^ 別府競輪pdf
  7. ^ 結果 - 日刊プロスポーツ新聞社 プロスポーツWeb
  8. ^ 出走表 6日目 平塚競輪
  9. ^ 脇本雄太まくり不発で7着 中四国勢が飛ばす展開に「あれ以上の策は厳しい」/平塚G11 - 日刊スポーツ、2023年5月8日
  10. ^ 【結果詳細】山口拳矢が優勝!日本選手権・最終日11R決勝など全レースのリプレー/平塚G1 - 日刊スポーツ 競輪ライブ速報、2023年5月7日
  11. ^ 『第77回日本選手権競輪(GI)レポート』 最終日編 - KEIRIN.JP
  12. ^ http://wm.st.keirin.jp/wm-keirin35/20230507-35-05-11-01-00.mp4
  13. ^ 入場制限の解除について
  14. ^ テレビ放送予定 - KEIRIN.JP
  15. ^ 坂上忍の勝たせてあげたいTV~第77回 日本選手権競輪[字] 番組表 日本テレビ
  16. ^ “5月2日からG1日本選手権競輪が開催「ゴールデンウイークを盛り上げたい」/平塚競輪来社”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2023年4月25日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202304250000575.html 2023年4月28日閲覧。 
  17. ^ “山口拳矢がG1初決勝&初制覇でダービー王に輝くも6日間の総売り上げは目標に届かず/平塚G1”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2023年5月7日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202305070001391.html 2023年5月7日閲覧。 
  18. ^ KEIRINスポニチ [@sponichikeirin] (2023年5月2日). "【売上情報】". X(旧Twitter)より2023年5月4日閲覧
  19. ^ KEIRINスポニチ [@sponichikeirin] (2023年5月3日). "【売上情報】". X(旧Twitter)より2023年5月4日閲覧
  20. ^ KEIRINスポニチ [@sponichikeirin] (2023年5月4日). "【売上情報】". X(旧Twitter)より2023年5月4日閲覧
  21. ^ KEIRINスポニチ [@sponichikeirin] (2023年5月5日). "【売上情報】". X(旧Twitter)より2023年5月5日閲覧
  22. ^ KEIRINスポニチ [@sponichikeirin] (2023年5月6日). "【売上情報】". X(旧Twitter)より2023年5月6日閲覧
  23. ^ KEIRINスポニチ [@sponichikeirin] (2023年5月7日). "【売上情報】". X(旧Twitter)より2023年5月7日閲覧
  24. ^ 平塚競輪第4日内定表” (PDF). 別府競輪 (2023年5月4日). 2023年5月4日閲覧。
  25. ^ “平原康多が平塚G1日本選手権競輪を欠場…特選には岩本俊介が繰り上がり”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2023年4月28日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202304280000813.html 2023年4月29日閲覧。 
  26. ^ 【日本選手権競輪】松浦悠士は渡邉雄太の直線強襲に屈し2着「想像以上に加速すごかった」”. netkeirin (2023年5月6日). 2023年5月7日閲覧。
  27. ^ “新田祐大が2予で敗退 逃げ切った犬伏湧也は完勝を喜ぶ「たまには褒めてもらいたい」/平塚G1”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2023年5月5日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202305050000184.html 2023年5月7日閲覧。 
  28. ^ “準決11Rで落車したS班・郡司浩平&守沢太志がともに骨折…/平塚G1”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2023年5月6日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202305060001519.html 2023年5月7日閲覧。 
  29. ^ 日本選手権競輪(GI)連続出場選手の表彰について”. Keirin.jp(JKA) (2022年5月3日). 2022年5月3日閲覧。
  30. ^ 第77回日本選手権競輪 出場予定選手選考順位表” (PDF). KEIRIN.JP (2023年3月1日). 2023年4月29日閲覧。
  31. ^ 【伏見俊昭と競輪ダービー】兄弟愛を感じた村上兄弟のワンツー、そして有坂直樹のヤジ「伏見がまくり不発で散々だったなぁ」”. netkeirin (2023年4月29日). 2023年4月29日閲覧。
  32. ^ 日本選手権競輪(GI)連続出場選手の表彰について”. KEIRIN.JP (2023年5月2日). 2023年5月2日閲覧。
  33. ^ “山口拳矢がダービー王! 父ヤマコウと3組目の親子G1制覇 インタビューで直接祝福/平塚G1”. 日刊スポーツ. (2023年5月7日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202305070000983.html 
  34. ^ “感激のインタビューを再録!ダービー王・山口拳矢と父ヤマコウが表彰式で固いハグ/平塚G1”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2023年5月7日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202305070001164.html 2023年5月7日閲覧。 

外部リンク

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