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縁起法頌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

縁起法頌(えんぎほうじゅ)とは、仏教において古くから真言(マントラ)として広く用いられる仏典の章句である。 縁起偈(えんぎげ)、法身偈(ほっしんげ)とも呼ばれる。[1][2]

仏弟子舎利弗阿説示からこの偈を聞き、預流果を得たとされる。

テキスト

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デーヴァナーガリー表記

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ये धर्मा हेतुप्रभवा हेतुं तेषां तथागतो ह्यवदत्।

तेषां च यो निरोध एवंवादी महाश्रमणः॥

IAST表記

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ye dharmā hetuprabhavā hetuṃ teṣāṃ tathāgato hy avadat, teṣāṃ ca yo nirodha evaṃvādī mahāśramaṇaḥ.[3]

日本語訳

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諸法[注釈 1]は原因より生ずる。じつに如来はそれらの原因を説く。それらの消滅もまた。これが大沙門(ゴータマ・ブッダ)の教えである。

脚注

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注釈

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  1. ^ 諸々のものごと、現象、あるいは森羅万象を指す。

出典

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  1. ^ Pal, Pratapaditya (Oct 1965). “A New Document of Indian Painting”. The Journal of the Royal Asiatic Society of Great Britain and Ireland (Royal Asiatic Society of Great Britain and Ireland) (No. 3/4): 103–111. JSTOR 25202861. 
  2. ^ 風間, 敏夫 (1985-1986). “縁起法頌の一考察”. 印度學佛教學研究 (法政大学) (No. 34): 177–186. https://doi.org/10.4259/ibk.34.177. 
  3. ^ Oskar von HINÜBER. “An Inscribed Avalokiteśvara from the Hemis Monastery, Ladakh”. 創価大学国際仏教学高等研究所年報 18: 3. http://iriab.soka.ac.jp/content/pdf/aririab/Vol.%20XVIII%20(2015).pdf. 

関連項目

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