赤﨑暁
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2024年パリオリンピックで走る赤﨑暁 | ||||
選手情報 | ||||
フルネーム | あかさき あきら | |||
ラテン文字 | Akira AKASAKI | |||
国籍 | 日本 | |||
競技 | 長距離走 | |||
所属 | 九電工 | |||
大学 | 拓殖大学 | |||
生年月日 | 1998年1月21日(26歳) | |||
出身地 | 熊本県菊池郡大津町 | |||
成績 | ||||
オリンピック | マラソン:6位(2024年) | |||
自己ベスト | ||||
5000m | 13分27秒79 | |||
10000m | 27分43秒84 | |||
ハーフマラソン | 1時間01分46秒 | |||
マラソン | 2時間07分32秒 | |||
編集 |
赤﨑 暁(あかさき あきら、1998年1月21日 - )は、日本の陸上競技選手。九電工所属。専門種目は長距離走。熊本県菊池郡大津町出身[1]。
経歴
[編集]大津町立大津中学校時代はバレーボール部に所属していたが、地元のマラソン大会では陸上部の選手よりも速かったこともあり、開新高校入学後に本格的に陸上を始める[2]。中学校の1年先輩に古賀紗理那(女子バレー日本代表)がいる[3]。熊本出身の岡田正裕に誘われる形で拓殖大学に入学する[4]と、陸上競技部で急速に力をつけ、箱根駅伝には1年時から4年連続出場(第93回:10区12位、第94回:3区10位、第95回:1区18位、第96回:3区9位)[5]。主将となった大学4年時の上尾シティハーフマラソンでは1時間01分46秒のタイムで、同僚のジョセフ・ラジニ・レメティキに次ぐ大学男子の部2位(日本人学生トップ)に入った[6]。
卒業後は2019年のマラソングランドチャンピオンシップで4位に入った大塚祥平の走りに感銘を受けて九電工に入社[2]。初年度からニューイヤー駅伝に出場する一方で、社会人2年目からマラソンに挑戦[5]。デビュー戦となった別府大分毎日マラソンで早くもサブテンを達成すると、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)チャレンジ対象レースとなった同年12月の福岡国際マラソンでは2時間09分01秒の自己新を更新し[5]8位入賞(日本人2位)、MGCへの挑戦権を獲得する。
2023年のMGCではレース終盤の小山直城のスパートにはついて行けなかったものの、最後の坂で大迫傑・川内優輝といった実力者を振り切ってゴール、2位(2時間09分06秒)に入り、パリ五輪代表選手に内定した[7]。
2024年8月に開催されたパリオリンピックのマラソンでは30km手前までは先頭集団に付き、その後も大きく遅れることなく走り5位をキープし続けた。フィニッシュ直前で抜かれて順位を一つ落としたが、自身初のオリンピックで6位入賞を果たした[8][9]。
人物
[編集]戦績・記録
[編集]大学三大駅伝
[編集]学年 | 出雲駅伝 | 全日本大学駅伝 | 箱根駅伝 |
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1年生 (2016年度) |
第28回 拓殖大学 不参加 |
第48回 5区-区間11位 35分55秒 |
第93回 10区-区間12位 1時間13分05秒 |
2年生 (2017年度) |
第29回 拓殖大学 不参加 |
第49回 拓殖大学 不参加 |
第94回 3区-区間10位 1時間04分08秒 |
3年生 (2018年度) |
第30回 6区-区間9位 30分52秒 |
第50回 拓殖大学 不参加 |
第95回 1区-区間18位 1時間04分26秒 |
4年生 (2019年度) |
第31回 1区-区間3位 24分26秒 |
第51回 3区-区間3位 33分57秒 (区間新記録) |
第96回 3区-区間9位 1時間02分53秒 |
全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)
[編集]年 | 区間 | 順位 | 記録 | 備考 |
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2021年(第65回) | 7区 | 6位 | 47分26秒 | |
2022年(第66回) | 7区 | 24位 | 48分57秒 | |
2023年(第67回) | 4区 | 29位 | 1時間06分58秒 | |
2024年(第68回) | 2区 | 22位 | 1時間03分59秒 |
その他の駅伝戦績
[編集]年 | 大会 | 区間 | 区間順位 | 記録 | 備考 |
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2020 | 第57回九州実業団毎日駅伝競走大会 | 5区(13.0km) | 5位 | 38分39秒 | |
2021 | 第58回九州実業団毎日駅伝競走大会 | 5区(13.0km) | 9位 | 38分50秒 | |
2022 | 第59回九州実業団毎日駅伝競走大会 | 6区(10.9km) | 5位 | 32分11秒 | |
2023 | 第28回天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 | 7区(13.0km) | 29位 | 38分42秒 | |
2024 | 第29回天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 | 7区(13.0km) | 37位 | 39分13秒 |
マラソン全成績
[編集]年月 | 大会 | 順位 | 記録 | 備考 |
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2022年2月 | 別府大分毎日マラソン | 7位 | 2時間09分17秒 | 初マラソン |
2022年12月 | 福岡国際マラソン | 8位 | 2時間09分01秒 | 自己新・MGC出場権獲得 |
2023年10月 | マラソングランドチャンピオンシップ | 2位 | 2時間09分06秒 | パリ五輪出場権獲得 |
2024年8月 | パリオリンピック | 6位 | 2時間07分32秒 | 自己新・日本人トップ |
脚注
[編集]- ^ “【男子マラソン】大津町出身・赤﨑暁選手 MGC2位で“パリ五輪内定”「勝気な性格で負けず嫌い」開新高校の恩師と父親が心境を語る 熊本へのメッセージも”. TBS NEWS DIG(熊本放送取材) (2023年10月16日). 2023年10月17日閲覧。
- ^ a b 佐藤俊 (2023年10月18日). “赤﨑暁がMGCに向けて克服した課題とは?「このままではパリ五輪はコテンパンにやられる」”. Sportiva. 2023年10月18日閲覧。
- ^ 「メダルを目指していきたい」マラソン界の新星が選んだ10カ月刻みの法則 赤崎暁、弱小バレーボール部員からパリ五輪への道
- ^ “「中学時代にケニア人のような走り」本格的に陸上始めたのは高校から パリ五輪内定赤﨑選手の恩師が語る”. 熊本県民テレビ (2023年10月16日). 2023年10月18日閲覧。
- ^ a b c d “MGC2位の赤﨑暁ってどんな選手? 急成長を遂げる拓大出身・25歳の新鋭!”. THE DIGEST. 日本スポーツ企画出版社 (2023年10月16日). 2023年10月17日閲覧。
- ^ “箱根駅伝迫る 調布で最終調整の拓殖大、3年連続シード権獲得目指す”. 調布経済新聞 (2019年12月27日). 2023年10月17日閲覧。
- ^ “【速報】赤﨑暁(開新高出)が男子マラソンの代表権 パリ五輪”. 熊本日日新聞 (2023年10月15日). 2023年10月18日閲覧。
- ^ “赤﨑暁が6位入賞…優勝はタミラト・トラ/パリ2024男子マラソン”. Olympics (2024年8月10日). 2024年8月19日閲覧。
- ^ “【詳しく】男子マラソン 赤崎暁が6位入賞 パリオリンピック”. NHK (2024年8月10日). 2024年8月19日閲覧。
- ^ 「第95回箱根駅伝 出場全23チーム 徹底分析&選手名鑑」『箱根駅伝ガイド決定版2019』 118巻、読売新聞社、東京〈YOMIURI SPECIAL〉、2018年11月29日、43-93頁。ASIN 4643180102。ISBN 9784643180107。全国書誌番号:23193500。
- ^ 「第96回箱根駅伝 出場全21チーム 徹底分析&選手名鑑」『箱根駅伝ガイド決定版2020』 127巻、読売新聞社、東京〈YOMIURI SPECIAL〉、2019年12月6日、41-88頁。ASIN 4643190116。ISBN 9784643190113。全国書誌番号:23193500。
外部リンク
[編集]- 公式サイト
- 赤﨑暁 (@akira_run0121) - X(旧Twitter)
- 赤﨑暁 (@akira_run0121) - Instagram