辻 (さいたま市)
表示
■辻 | |
---|---|
さいたま市立浦和南高等学校 | |
北緯35度50分07.64秒 東経139度39分26.48秒 / 北緯35.8354556度 東経139.6573556度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 埼玉県 |
市町村 | さいたま市 |
区 | 南区 |
人口 | |
• 合計 | 16,341人 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
336-0026[2] |
市外局番 | 048[3] |
ナンバープレート | 大宮 |
辻(つじ)は、埼玉県さいたま市南区の町丁。現行行政地名は辻一丁目から辻八丁目。住居表示実施地区。郵便番号は336-0026[2]。
地理
[編集]さいたま市南区最南端に位置する。北西から南東にかけて国道17号が、南西から北東に東京外環自動車道が走り、町域内の南東で交差している。河川や水路を境界とする場所が多く見られる。東日本旅客鉄道(JR東日本)の南浦和駅、北戸田駅、武蔵浦和駅、蕨駅の4駅が利用可能である。住宅地の開発が進み、現在ではほぼ全域が住宅地として利用されている。
河川
[編集]地価
[編集]住宅地の地価は、2022年(令和4年)1月1日の公示地価によれば、辻1-30-5の地点で27万円/m2となっている[4]。
歴史
[編集]沿革
[編集]もとは江戸期より存在した武蔵国足立郡浦和領に属する辻村であった[5]。『新編武蔵風土記稿』では民戸110余[6]。
- 発足時は幕府領、正保年間(1645年 - 1648年)より知行が旗本安西甚兵衛氏、および幕府領。後に幕府領は一時的に下総多古藩が治めていた時期があった[5]。
- 幕末時点では足立郡辻村であった。明治初年の『旧高旧領取調帳』の記載によると、幕府領(代官・大竹左馬太郎支配所)、および旗本安西太郎の知行[7]。
- 1868年(慶応4年)6月19日 - 武蔵知県事・山田政則(忍藩士)の管轄となる。
- 1869年(明治2年)
- 1871年(明治4年)11月13日 - 第1次府県統合により埼玉県の管轄となる。
- 1874年(明治7年) - 和光院の境内に仮校舎を設けて辻学校(現・さいたま市立南浦和小学校)が開校する[5]。
- 1879年(明治12年)3月17日 - 郡区町村編制法により成立した北足立郡に属す。郡役所は浦和宿に設置。それに伴い、郡内に同名の村が4ヶ所存在(現・さいたま市緑区南部領辻、さいたま市西区指扇領辻、川口市辻)したことから浦和領を冠称して浦和領辻村となる。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制により北足立郡「浦和領辻村」が周辺の白幡、根岸、沼影、別所、文蔵の村々と合併し、六辻村が成立[8][9]。六辻村の大字浦和領辻となる。
- 時期不明(明治末頃[5]) - 大字浦和領辻から浦和領が取れ、大字辻となる。(周辺の大字別所と同様)
- 1924年(大正13年) - この年以降、浦和耕地整理の一環で現在の道路区画が整備される。
- 1938年7月1日 - 六辻村が町制施行し、六辻町になる[10][8]。六辻町の大字となる。
- 1942年(昭和17年)4月1日 - 六辻町が浦和市に編入合併され[10][8]、浦和市の大字となる。
- 1961年(昭和36年) - 戸田町大字新曽、下笹目に一部を編入し[5]、大字新曽の一部を大字辻へ編入する[11][5]。
- 1966年(昭和41年) - 浦和辻郵便局を開局する[5]。
- 1968年(昭和43年) - 戸田市大字新曽、下笹目に一部を編入、大字文蔵から一部を編入する[12][11][5](のちに三・四丁目を構成)。
- 1976年(昭和51年)3月17日 - 区画整理完了により、国道17号より東の大字辻を辻町一丁目に町名変更[13]。(現在の辻一丁目の3番 - 7番を除く地域が辻町一丁目)
- 1980年(昭和55年)11月1日 - 住居表示が実施され、大字辻、大字根岸、辻町一丁目の各一部から辻一丁目〜八丁目が成立[14]。また、同日辻町一丁目の残部が根岸一丁目〜五丁目の一部となる。これにより大字辻および辻町一丁目は消滅する[14]。
- 2001年(平成13年)5月1日 - 浦和市・大宮市・与野市が合併し、さいたま市が発足。同市の町名となる。
- 2003年(平成15年)4月1日 - さいたま市が政令指定都市に移行し、同市南区の町名となる。
史跡
[編集]世帯数と人口
[編集]2017年(平成29年)9月1日時点の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
辻一丁目 | 1,217世帯 | 2,872人 |
辻二丁目 | 1,057世帯 | 2,318人 |
辻三丁目 | 857世帯 | 1,810人 |
辻四丁目 | 1,062世帯 | 2,454人 |
辻五丁目 | 728世帯 | 1,726人 |
辻六丁目 | 297世帯 | 685人 |
辻七丁目 | 892世帯 | 1,881人 |
辻八丁目 | 1,365世帯 | 2,595人 |
計 | 7,475世帯 | 16,341人 |
小・中学校の学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[15]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
辻一丁目 | 全域 | さいたま市立辻南小学校 | さいたま市立南浦和中学校 |
辻二丁目 | 全域 | ||
辻三丁目 | 全域 | ||
辻四丁目 | 全域 | さいたま市立辻小学校 | |
辻五丁目 | 全域 | ||
辻六丁目 | 全域 | ||
辻七丁目 | 全域 | さいたま市立辻南小学校 | |
辻八丁目 | 全域 |
交通
[編集]鉄道
[編集]町域内には鉄道は通っていない。最寄駅はJR埼京線北戸田駅となる。場所によっては南浦和駅、武蔵浦和駅、蕨駅が利用できる。
バス
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- 国際興業バス
- 六辻
- 辻五反田
- 辻島田
- 浦和南高校
- 水深団地
- 北戸田駅入口
- 東谷田甫
- さいたま市コミュニティバス
- 六辻
- 辻五反田
道路
[編集]地域
[編集]寺社・史跡
[編集]- 熊野神社(二丁目)
- 吉祥院(二丁目)
- 万蔵寺(二丁目)
- 真言宗豊山派和光院(三丁目)
公園・緑地
[編集]- 一丁目
- 辻児童公園
- 辻一丁目公園
- 三丁目
- 辻鉢木公園
- 山口第一公園
- 山口第二公園
- 四丁目
- 五丁目
- 辻中道公園
- 辻五丁目第一公園
- 七丁目
- 辻一里塚公園
- 辻くすのき公園
- 八丁目
- 辻水深公園
- 辻八丁目緑道
- スカイフラワーパーク
施設
[編集]- 一丁目
- 辻記念会館
- 二丁目
- 辻公会堂
- 辻2分団(消防団)
- 三丁目
- 六辻交番
- 浦和辻郵便局
- 辻保育園
- 六丁目
- 市営辻水深団地(11・12号棟)
- 七丁目
- 市営辻団地
- 八丁目
- 南部中継ポンプ場
- 市営辻水深団地(1 - 8号棟・13 - 15号棟)
教育機関
[編集]- さいたま市立浦和南高等学校(六丁目)
- さいたま市立南浦和中学校(六丁目)
- さいたま市立辻小学校(六丁目)
- さいたま市立辻南小学校(八丁目)
- 浦和つくし幼稚園(四丁目)
ホームタウンチーム
[編集]- 浦和辻サッカー少年団
- 浦和辻ジュニアバレーボールクラブ
- さいたま辻ミニバスケットスポーツ少年団
- 浦和辻イーグルス
脚注
[編集]- ^ a b “さいたま市の人口・世帯(時系列結果)”. さいたま市 (2017年9月5日). 2017年9月20日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2017年10月2日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
- ^ “土地総合情報システム”. 国土交通省. 2020年7月31日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』565頁。
- ^ 新編武蔵風土記稿 辻村.
- ^ 「旧高旧領取調帳データベース」の検索結果も参照。
- ^ a b c 『わがまち浦和』付録。
- ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』848頁。
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』1420頁。
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』647頁。
- ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』449頁。
- ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』919頁。
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』増補4-5頁。
- ^ “さいたま市立小・中学校通学区域一覧”. さいたま市 (2017年8月23日). 2017年9月20日閲覧。
参考文献
[編集]- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県(増補版)』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104。
- 浦和市総務部市史編さん室『わがまち浦和―地域別案内』浦和市、1982年11月30日。全国書誌番号:83024476、NCID BN10203371。
- 「辻村」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ142足立郡ノ8、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763998/40。
- 旧高旧領取調帳データベース
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- さいたま市地図情報 - さいたま市
- さいたま市南区ガイドマップ - さいたま市
白幡 | 根岸 | 文蔵 | ||
戸田市美女木北 | 蕨市錦町 | |||
辻 | ||||
戸田市下笹目 | 戸田市新曽 |