西三荘駅
西三荘駅 | |
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駅舎(2006年9月) | |
にしさんそう Nishisanso | |
◄KH11 守口市 (1.1 km) (0.7 km) 門真市 KH13► | |
所在地 | 大阪府門真市元町 |
駅番号 | KH 12 |
所属事業者 | 京阪電気鉄道 |
所属路線 | ■京阪本線 |
キロ程 | 9.4 km(淀屋橋起点) |
電報略号 | 西(駅名略称方式) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線* |
乗降人員 -統計年度- |
15,833人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1975年(昭和50年)3月23日 |
* この間に通過線2本あり |
西三荘駅(にしさんそうえき)は、大阪府門真市元町にある、京阪電気鉄道京阪本線の駅。駅番号はKH12。
歴史
[編集]守口駅(現・守口市駅) - 寝屋川信号所間の連続立体交差化と複々線化工事が1972年(昭和47年)11月28日に着工され、同工事に伴い新設された駅である。
当駅が開設されるまで、当駅の京都寄り約200 m、現在の高架下商業施設「エル西三荘」の4 - 8区画付近に門真駅があった。
当駅は新駅の扱いである。この新駅の名称案には、当初「西門真駅」と「東守口駅」(仮称は「松下前駅」としているものもある[1])の2つがあったが、結局はどちらも採用されず、駅下を流れる西三荘川(現在は暗渠)を駅名に採用した[注釈 1]。
正式な開業は1975年(昭和50年)3月23日であるが、1974年(昭和49年)10月の下り線(大阪行き)高架化により門真駅として先行開業、上り線(京都行き)が複線高架化された際(現在の大阪行きA線を使用)に現在の駅名に改められた。その後も複々線化工事の進展に合わせ、1976年5月に現在の京都行きホームの使用を開始(この時は京都行・大阪行とも外側線のみを使用)、最後に京都行き仮ホームを撤去して、同年9月のダイヤ改正にあわせて複々線の使用を開始した[3]。
複々線高架化工事完成後、高架下に商業スペース「エル西三荘」がオープン[4]。そのほか駐輪場の設置、8連に対応するためのホーム延長工事、冷房待合室の設置がなされている。
年表
[編集]門真駅
[編集]- 1910年(明治43年)4月15日:京阪本線天満橋 - 五条間開通に伴い開業。
- 1943年(昭和18年)10月1日:会社合併により京阪神急行電鉄(現・阪急電鉄)の駅となる。
- 1944年(昭和19年)7月16日:急行および準急の停車駅になる。
- 1946年(昭和21年)2月15日:急行の通過駅になる。
- 1949年(昭和24年)12月1日:会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。
- 1974年(昭和49年)10月6日:複線のうち下り線のみ高架化。下りホームを門真駅のホームとして先行使用開始[3]。
- 1975年(昭和50年)3月23日:上り線高架化による西三荘駅開業に伴い廃止[3]。
西三荘駅
[編集]- 1975年(昭和50年)3月23日:上り線高架化と同時に開業[3]。
- 1976年(昭和51年)
- 1979年(昭和54年)10月6日:高架下に商業スペース「エル西三荘」がオープン[4]。
- 1988年(昭和63年)11月28日:有料駐輪場営業開始[7]。
- 1989年(平成元年)2月13日:上下線のホームを8両編成に対応させるために延伸[8]。
- 1993年(平成5年)8月2日:上下線のホーム待合室を冷房化[9]。
- 2001年(平成13年)5月:車椅子用階段昇降機をコンコースと地上の間に設置[10]。
- 2009年(平成21年)12月23日:身体障害者対応のエレベーター3基が設置、使用開始[11]。
- 2010年(平成22年)12月24日:上下線のホームに異常通報設置を設置[12]。
駅構造
[編集]通過線2本を挟んだ相対式2面2線のホームを持つ高架駅。改札・コンコースは2階、ホームは3階にある。改札口は1ヶ所のみ。改札外にはコンビニエンスストア(アンスリー)があるほか、高架下には「エル西三荘」と呼ばれる店舗群がある。なお、駅前広場・ロータリーなどは設けられていない。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■京阪本線 | 上り | 三条・出町柳方面[13] |
2 | 下り | 淀屋橋・中之島線方面[13] |
付記事項
- 両ホームとも有効長は8両。1・2番線の間に通過線(A線)があるが、ホームは設置されていない。ホームがあるのは複々線の外側2線(B線)のみである。
- 2008年4月より番線表示が行われるようになった。
- バリアフリー化の一環としてエレベーター設置工事が行われ、2009年12月23日に竣工した[11]。
-
改札口(2021年1月)
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ホーム(2013年10月)
-
駅名標(2024年8月)
利用状況
[編集]2022年(令和4年)度の特定日における1日乗降人員は15,833人である。新型コロナウイルス感染症の影響で2020年以降大きく乗降人員が減少している。
各年度の特定日における1日乗降・乗車人員は下表の通りである。
年度 | 特定日 | 出典 | |
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乗降人員 | 乗車人員 | ||
1995年 | 27,268 | 13,163 | [14] |
1996年 | - | [15] | |
1997年 | - | [16] | |
1998年 | 25,357 | 12,155 | [17] |
1999年 | - | ||
2000年 | 25,613 | 12,206 | [18] |
2001年 | - | ||
2002年 | 25,291 | 12,052 | [19] |
2003年 | 24,781 | 11,927 | [20] |
2004年 | 24,555 | 11,801 | [21] |
2005年 | 24,232 | 11,700 | [22] |
2006年 | 24,990 | 12,093 | [23] |
2007年 | 26,032 | 12,563 | [24] |
2008年 | 26,263 | 12,682 | [25] |
2009年 | 25,198 | 12,373 | [26] |
2010年 | 25,252 | 12,288 | [27] |
2011年 | 25,196 | 12,090 | [28] |
2012年 | 24,309 | 11,619 | [29] |
2013年 | 22,971 | 11,034 | [30] |
2014年 | 21,462 | 10,366 | [31] |
2015年 | 21,743 | 10,490 | [32] |
2016年 | 22,496 | 11,030 | [33] |
2017年 | 22,455 | 10,895 | [34] |
2018年 | 22,834 | 11,096 | [35] |
2019年 | 22,713 | 11,044 | [36] |
2020年 | 16,227 | 7,909 | [37] |
2021年 | 15,644 | 7,619 | [38] |
2022年 | 15,833 | 7,685 | [39] |
駅周辺
[編集]パナソニック関連の事業場、工場が多い。そのため2000年頃までは、車内放送の際「西三荘・松下前」と呼称していたこともあった。
企業
[編集]施設
[編集]- パナソニックミュージアム 松下幸之助歴史館/ものづくりイズム館
- さくら広場(約190本のソメイヨシノが植えられている)
- エル西三荘[42](高架下のショッピングモール)
- TOMO-NI[43](コワーキングスペース、イタリアン他)
- 守口市現代南画美術館(南画家の直原玉青より作品の寄贈を受け開館)
- 天乃神社(境内に「直原玉青」の歌碑が有る)
- 西三荘ゆとり道[44](天乃神社付近から花博記念公園へと続く約2kmの散歩道)
- 門真本町商店会組合
学校
[編集]隣の駅
[編集]- 京阪電気鉄道
- 京阪本線
- 括弧内は駅番号を示す。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 出典・『鉄道ピクトリアル』1973年7月臨時増刊号(鉄道図書刊行会)105頁
- ^ 松井宏員「わが町にも歴史あり 知られざる大阪 161 西三荘」『毎日新聞』2010年4月15日。
- ^ a b c d e 出典・『鉄道ピクトリアル』1980年8月号(鉄道図書刊行会)55頁「京阪電鉄複々線化工事完成とダイヤ改正」
- ^ a b 出典・『くらしの中の京阪』1979年10月号 / 京阪電気鉄道開業80周年記念誌『過去が咲いている今』146頁と巻末年表
- ^ 出典・京阪電気鉄道開業100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』資料編137頁
- ^ 出典・『鉄道ピクトリアル』1980年8月号(鉄道図書刊行会)33頁の写真と解説より
- ^ 出典・京阪電気鉄道開業80周年記念誌「過去が咲いている今」の巻末年表より
- ^ 出典・京阪電気鉄道開業100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』444頁より
- ^ 出典・『くらしの中の京阪』1993年9月号より
- ^ 出典・「K PRESS」2001年6月号12面『くらしのなかの京阪』より
- ^ a b 出典・「K PRESS」2010年1月号16面『くらしのなかの京阪』より
- ^ 出典・「K PRESS」2011年1月号16面の『くらしの中の京阪』より
- ^ a b “西三荘駅|駅構内図”. 京阪電気鉄道. 2022年9月20日閲覧。
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和3年)(PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和4年)(PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和5年)(PDF)
- ^ “移転:門真元町郵便局(大阪府)”. 日本郵便 (2024年2月1日). 2024年12月16日閲覧。
- ^ “門真元町郵便局(大阪府)”. 日本郵政グループ. 2024年12月16日閲覧。
- ^ “エル西三荘”. エル西三荘 - あなたの街のお気に入りスポット。. エル西三荘. 2022年11月10日閲覧。
- ^ “TOMO~NI(トモ~ニ)|人があつまり、つながり、ひろがっていく。”. TOMO~NI(トモ~ニ). 2022年11月10日閲覧。
- ^ “西三荘ゆとり道の紹介”. 西三荘ゆとり道. 守口市. 2021年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月10日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 西三荘駅 - 京阪電気鉄道
- おけいはん.ねっと|駅情報局:西三荘駅