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伏見桃山駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
伏見桃山駅*
東側駅入口
右奥は商店街のアーケード(2021年4月)
ふしみももやま
Fushimi-momoyama
KH28 中書島 (0.9 km)
(0.7 km) 丹波橋 KH30
地図
所在地 京都市伏見区京町3丁目173番地
北緯34度55分57.56秒 東経135度45分51.44秒 / 北緯34.9326556度 東経135.7642889度 / 34.9326556; 135.7642889座標: 北緯34度55分57.56秒 東経135度45分51.44秒 / 北緯34.9326556度 東経135.7642889度 / 34.9326556; 135.7642889
駅番号 KH  29
所属事業者 京阪電気鉄道
所属路線 京阪本線
キロ程 40.6 km(淀屋橋起点)
電報略号 伏桃(駅名略称形式)
駅構造 地上駅(地下駅舎)
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
7,266人/日
-2022年-
開業年月日 1910年明治43年)4月15日
乗換 桃山御陵前駅**(近鉄京都線
* 1915年に伏見駅から改称
** 公式な乗換駅ではない。
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伏見桃山駅
配線図

中書島駅

STRg STRf
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丹波橋駅

西側出入口。伏見大手筋商店街に直結している(2021年4月)

伏見桃山駅(ふしみももやまえき)は、京都府京都市伏見区京町三丁目にある、京阪電気鉄道京阪本線。駅番号はKH29

概要

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伏見の中心部、大手筋滋賀県道・京都府道35号大津淀線京都府道79号伏見柳谷高槻線)に面している。隣接する駅ビルの建て替え工事が終了し、2021年3月から改札外エレベーターが利用できるようになった。また駅の北側だけでなく南側も踏切に挟まれてホームの8両対応化が不可能で、高架化計画も1970年代から存在する[1]が、いまだに着工の見込みがたたない事から、通勤準急を超える格の優等列車は通過している。

歴史

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伏見の街の中心地の駅として急行設定時に急行停車駅になったが、両隣に宇治線の分岐駅中書島駅[2]近鉄京都線との接続駅丹波橋駅を抱え、前述の通り8両編成の列車が入線できないため1949年昭和24年)以来優等列車の設定がない。

駅名にちなんでホーム屋根の柱や梁を桃色(ピンク)に塗られていた時期もあった[3]が、現在は京阪三条駅が「うすあけ(ピンク)色」を採用している。

年表

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  • 1910年明治43年)4月15日:京阪本線開通と同時に伏見駅として開業[4]
  • 1915年大正4年)11月11日伏見桃山駅に改称[4]
  • 1916年(大正5年)4月1日:急行停車駅となる[5]
  • 1943年昭和18年)10月1日:会社合併により京阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)の駅となる。
  • 1946年(昭和21年)2月15日:大戦末期に廃止されていた急行の運転が再開[6]
  • 1949年(昭和24年)
    • 8月1日:急行通過駅となる[6]
    • 12月1日:会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。
  • 1962年(昭和37年)4月1日:駅東側に京阪スーパーマーケット桃山店開業。
  • 1973年(昭和48年)12月9日:駅舎が地下化され京阪スーパー地階と直結される[4]
  • 1991年平成3年)10月5日:京阪スーパーマーケット「京阪ザ・ストア桃山店」としてリニューアルオープン[7]
  • 1999年(平成11年)
    • 3月5日:「京阪ザ・ストア桃山店」閉店。
    • 12月23日:京阪ザ・ストア跡が「京阪伏見桃山駅前ビル」としてリニューアルオープン[7]
  • 2008年(平成20年)1月:エレベーター2基新設、多目的トイレの設置などバリアフリー化工事が完了[8]
  • 2009年(平成21年)12月:ホームに異常通報装置設置[9]
  • 2016年(平成28年)
    • 3月19日:ダイヤ改正で日中の普通電車の運用が無くなり、準急のみ停車する時間帯が生まれた。
    • 10月31日:コンコースに旅客案内ディスプレーを設置[10]
  • 2019年(平成31年・令和元年):京阪伏見桃山駅前ビルが建替に伴い、解体に着手[11]
  • 2021年(令和3年)
    • 3月12日:改築された駅ビル(京阪伏見桃山ビル)がオープン[12]。 
    • 3月19日:丹波橋行ホームの一部拡幅完成使用開始[13]

駅構造

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相対式2面2線のホームを持つ地上駅で、改札とコンコースは地下に設けられている。なお、駅南側を通る油掛通側からの入場はできない。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 京阪本線 上り 三条出町柳方面[14]
2 下り 淀屋橋中之島線方面[14]
付記事項
  • ホーム有効長は7両。ホームの両端を大手筋通と油掛通の踏切に挟まれており、8両編成対応へのホーム延長は不可能となっている。
  • 出町柳行きホームを南側に延伸する際、狭隘な敷地内に設置したためホーム幅が狭くなっており、比較的広い丹波橋側を利用するよう喚起する看板が設置されている。

利用状況

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2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は7,266人である。

近年の1日あたり利用客数の推移は下記の通り[15][16]

年度 乗降人員 乗車人員
2007年 11,474 5,519
2008年 11,191 5,474
2009年 11,655 5,732
2010年 11,477 5,688
2011年 11,375 5,541
2012年 11,728 5,726
2013年 11,315 5,732
2014年 10,927 5,578
2015年 11,737 5,784
2016年 9,862 4,879
2017年 10,074 4,940
2018年 9,910 4,926
2019年 9,344 4,653
2020年 6,581 3,260
2021年 6,586 3,258
2022年 7,266 3,647

駅周辺

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100 mほど東方には近鉄京都線の桃山御陵前駅がある。なお、両線の公式な連絡駅は隣の丹波橋駅となっている。

バス路線

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京阪伏見桃山駅には、現在バス路線は乗り入れていない。かつては駅付近(近鉄桃山御陵前駅前)に京阪宇治交通が京阪桃山バス停を設置していたが、1997年7月26日に廃止されている。なお京阪バスの発祥は当駅前と桃山御陵の間を結ぶ路線(のち廃止)で、当駅横の桃山京阪ビル前に「京阪バス発祥の地」の記念碑が建てられている。

御香宮前
バス停は駅前ではなく、駅から徒歩3分の国道24号沿いにある。
桃山
京都市営バスの御香宮前と同位置である。
西大手筋
  • 京都市営バス
    • 19系統:(京阪国道経由)京都駅前 / 横大路車庫前ゆき
    • 20系統:京阪淀駅ゆき(免許試験場前経由・南横大路経由) / 京阪中書島・伏見港公園、横大路車庫前ゆき
    • 22系統:南工業団地前 / 京阪中書島・伏見港公園、横大路車庫前ゆき
    • 81系統:(竹田街道経由)京都駅前 / 京阪中書島・伏見港公園、横大路車庫前ゆき
    • 特81系統:(竹田街道・竹田駅東口経由)竹田駅東口、京都駅前 / 京阪中書島・伏見港公園、横大路車庫前ゆき
    • 南3系統:竹田駅西口 / 京阪中書島・伏見港公園 横大路車庫前ゆき
    • 南8系統:(藤森神社経由)竹田駅東口 / 横大路車庫前ゆき
  • 京阪バス
    • 6号経路:竹田駅西口行 / 醍醐バスターミナル行
  • 京都京阪バス
    • 24A号経路:竹田駅西口行 / 京阪淀駅行
    • 25号経路:京阪中書島行 / 近鉄大久保

その他

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  • 1945年に丹波橋駅での相互乗り入れが開始される以前は、この駅と桃山御陵前駅が京阪と奈良電気鉄道(→近鉄京都線)の連絡駅になっていた。また、当時は京阪線の急行は当駅に停車し、丹波橋は通過していた(丹波橋は1944年7月16日より急行停車を開始)。
  • 京阪ザ・ストアの営業当時は、車内放送による到着駅案内放送のさい「京阪ザ・ストア前」と呼称していた。
  • 中書島 - 丹波橋(1.4 km)の立体交差の計画があるが具体化はしていない[1]
  • 伏見稲荷駅と混同しての誤下車があるため、改札口付近には注意喚起の表示がある。同様の表示は近鉄伏見駅にもある。

隣の駅

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京阪電気鉄道
京阪本線
快速特急「洛楽」・ライナー・特急・通勤快急・快速急行・急行
通過
通勤準急(平日朝下りのみ運転)・準急・普通
中書島駅 (KH28) - 伏見桃山駅 (KH29) - 丹波橋駅 (KH30)
  • 括弧内は駅番号を示す。

脚注

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  1. ^ a b 出典・「鉄道ピクトリアル」1973年7月増刊号6頁の「京阪電鉄の計画と展望」に鴨東線の建設、1500ボルトへの昇圧と共に「中書島 - 丹波橋(1.4 km)の立体交差の具体化」が書かれている。
  2. ^ 出典・高橋修著「京阪電鉄、叡山電鉄、京福電鉄(嵐電) 1世紀の写真記録」ISBN978-4-86598-826-0 の 59頁「『宇治市史』に登場する宇治線」
  3. ^ 出典・鉄道ピクトリアル1984年1月増刊号P118「京阪電車と私(1)」当時{鉄道友の会理事・鉄道友の会京都支部長}の宍戸圭一京都大学名誉教授の寄稿文より
  4. ^ a b c 出典・京阪開業100周年記念誌「京阪百年のあゆみ」(2011年3月24日刊)資料編141頁
  5. ^ 出典・「鉄道ピクトリアル」1984年1月増刊号 98~107頁「輸送面から見た京阪の魅力」の中99頁より
  6. ^ a b 出典・「鉄道ピクトリアル」1984年1月増刊号 98頁からの「輸送面から見た京阪の魅力」の中『車両事情好転で急行列車も復活』103~104頁より
  7. ^ a b 出典・開業90周年記念誌『街をつなぐ 心をむすぶ』の巻末年表より
  8. ^ 出典・駅置きの沿線情報誌『K PRESS』2008年2月号16面「くらしのなかの京阪」より
  9. ^ 出典・駅置き沿線情報誌『K PRESS』2009年12月号16面「くらしのなかの京阪」より
  10. ^ 出典・駅置き沿線情報誌『K PRESS』2016年11月号16面「くらしのなかの京阪」
  11. ^ “伏見区でテナントビルの建て替えに向けて解体進む/20年4月末までに完了/京阪ホールディングス”. 建設ニュース. (2019年5月8日). https://www.constnews.com/?p=66023 2020年1月27日閲覧。 
  12. ^ “京阪伏見桃山駅に商業ビル開業へ コメダ珈琲やマツキヨなど入居”. 京都新聞. (2021年3月6日). https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/523194?fbclid=IwAR3ik5kd-UrKSQnrMg-hnCITGvr3rML7jX3npEzZZBwGdvrmBZFto7cjzn4 2021年3月7日閲覧。 
  13. ^ 駅置き沿線情報誌「K PRESS」2021年4月号16面「くらしのなかの京阪」
  14. ^ a b 伏見桃山駅|駅構内図”. 京阪電気鉄道. 2022年9月20日閲覧。
  15. ^ 京都市統計ポータル/京都市統計書”. 2017年4月7日閲覧。1日平均乗降人員は暦年数値を日数で除したものであり、統計表は年1回実施される流動調査の実績を基礎として、京阪の提示する数値を基に京都市が作成している。
  16. ^ 京都府統計書「鉄道乗車人員」”. 2021年4月13日閲覧。1日平均乗車人員は年度数値を日数で除して算出。

関連項目

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外部リンク

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