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防衛大臣補佐官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本の旗 日本
防衛大臣補佐官
Senior Adviser to the Minister of Defense
防衛省ロゴマーク
現職者
若宮健嗣

就任日 2024年令和6年)11月19日
担当機関防衛省
根拠法令国家行政組織法
初代就任和田義明
創設2014年(平成26年)5月30日
ウェブサイト防衛省・自衛隊:
防衛大臣・副大臣・政務官等

防衛大臣補佐官(ぼうえいだいじんほさかん、英訳:Senior Adviser to the Minister of Defense[1])は、2014年(平成26年)5月30日に国家公務員法等の一部を改正する法律(平成26年法律第22号)が施行されたことにより、各府省に共通して設置される大臣補佐官制度に基づいて防衛省に設置されている必置ではない定数1人の官職

概要

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国家行政組織法第17条の2では、大臣補佐官の職務は

「その省の大臣の命を受け、特定の政策に係るその省の長である大臣の行う企画及び立案並びに政務に関し、その省の長である大臣を補佐する。」

と定められている[2]

新しい大臣補佐官制度に基づいた防衛大臣補佐官(定数1人)の新設に伴い、既存の同名の防衛大臣補佐官(定数3人)は防衛大臣政策参与と改称された。改正防衛省設置法第19条の2第4項に記載の序列によると、防衛大臣補佐官は防衛大臣政務官の下、防衛大臣政策参与の上に位置する[3]

防衛大臣補佐官の新設から2015年2月時点までの間、防衛大臣補佐官のポストは空席のままであり、防衛大臣の相談役としての役務は、旧防衛大臣補佐官から引き続いて防衛大臣政策参与が担っている。

2023年10月10日、衆議院議員の和田義明が防衛大臣補佐官に就任した。国による防衛産業への幅広い支援を可能にする生産基盤強化法施行を受け、防衛生産・技術基盤の強化を担当する[4]。同年12月14日、政治資金パーティー収入の裏金問題で辞任[5]

2024年1月12日、衆議院議員の高見康裕が防衛大臣補佐官に就任した。防衛生産・技術基盤の強化を担当する[6]

2024年11月19日、前衆議院議員の若宮健嗣が防衛大臣補佐官に就任した。防衛生産・技術基盤の強化を担当する[7]

一覧

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防衛大臣補佐官の一覧
肖像 氏名 在任期間 担当 防衛大臣
和田義明 2023年10月10日 - 2023年12月14日 防衛生産・技術基盤の強化 木原稔
第2次岸田第2次改造内閣
高見康裕 2024年1月12日 - 2024年10月1日
若宮健嗣 2024年11月19日 - 現職 中谷元
第2次石破内閣

脚注

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  1. ^ Japan Ministry of Defense”. www.mod.go.jp. 2019年12月27日閲覧。
  2. ^ 国家行政組織法(昭和二十三年法律第百二十号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局 (2018年12月14日). 2019年12月27日閲覧。 “2019年4月1日施行分”
  3. ^ 防衛省設置法(昭和二十九年法律第百六十四号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局 (2019年4月26日). 2019年12月27日閲覧。 “2019年3月26日施行分”
  4. ^ “防衛相補佐官に和田氏 生産・技術基盤強化担当”. 産経新聞. (2023年10月10日). https://www.sankei.com/article/20231010-LY4ED25RFVPNVOPAD7FAQEJUNY/ 2023年10月10日閲覧。 
  5. ^ 佐藤瑞季 (2023年12月14日). “上野首相補佐官、和田防衛相補佐官も交代へ 安倍派の裏金疑惑受け”. 朝日新聞. https://www.asahi.com/articles/ASRDF7XHBRDFUTFK033.html 2024年2月14日閲覧。 
  6. ^ 防衛大臣補佐官に自民・高見康裕氏 防衛生産・技術基盤強化を担当 木原防衛大臣「幅広い知見を有している」”. TBS NEWS DIG (2024年1月12日). 2021年1月27日閲覧。
  7. ^ 政府、防衛大臣補佐官に若宮元万博担当大臣の起用を決定 外務・防衛副大臣を歴任も10月の衆院選では落選”. TBS NEWS DIG (2024年11月19日). 2024年11月19日閲覧。

関連項目

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