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阿毘達磨順正理論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

阿毘達磨順正理論』(あびだつまじゅんしょうりろん、: Nyāyānusāriṇī[1][2])、略して『順正理論』とは、衆賢の著作とされる仏教論書。『倶舎雹論』(くしゃばくろん)とも。

漢訳のみ現存し、大正蔵では第29巻毘曇部No.1562に収録。

世親によって説一切有部の教理が批判的に書かれた『倶舎論』に対して、それに反論し、説一切有部の教理を擁護するために、12年を費やして書かれたとされる[3]

脚注・出典

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  1. ^ 箕浦暁雄 "説一切有部における倶有因の定義", 大谷大学研究年報 56, 2004-03 p.59
  2. ^ 一色大悟 "『順正理論』における引果と取果", インド哲学仏教学研究 (19), 2012-03, p.135
  3. ^ 阿毘達磨順正理論 - 世界大百科事典

関連項目

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