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阿部浩之

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
阿部 浩之
名前
愛称 あべっち、アベちゃん
カタカナ アベ ヒロユキ
ラテン文字 ABE Hiroyuki
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1989-07-05) 1989年7月5日(35歳)
出身地 奈良県北葛城郡上牧町
身長 170cm
体重 67kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 湘南ベルマーレ
ポジション MF(SH)/ FW(ST)
背番号 7
利き足 右足
ユース
2005-2007 日本の旗 大阪桐蔭高校
2008-2011 日本の旗 関西学院大学
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2012-2016 日本の旗 ガンバ大阪 138 (21)
2017-2019 日本の旗 川崎フロンターレ 80 (22)
2020-2022 日本の旗 名古屋グランパス 51 (5)
2022 日本の旗 湘南ベルマーレloan 13 (3)
2023- 日本の旗 湘南ベルマーレ 29 (1)
通算 308 (52)
代表歴2
2011  日本 U-21
2017 日本の旗 日本 3 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2023年12月3日現在。
2. 2017年12月16日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

阿部 浩之(あべ ひろゆき、1989年7月5日 - )は、奈良県北葛城郡上牧町出身のプロサッカー選手Jリーグ湘南ベルマーレ所属。ポジションはミッドフィールダーフォワード。元日本代表

妻はモデルの王子咲希[1]。1児の父[2]

来歴

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プロ入り前

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奈良県北葛城郡上牧町出身。小学1年生の頃から地元の少年団でサッカーを始める。中学時代は県下の強豪クラブである高田FCのジュニアユースチームでプレーし、高校は新たにサッカー部が創部したばかりの大阪府大阪桐蔭高校に進学。創部3年目の2007年には主将としてチームを初のインターハイ出場(ベスト8)に導いた。

高校卒業後は加茂周が監督を務める関西学院大学に進学。司令塔、ストライカーとして活躍し、個人としても関西大学選抜、全日本大学選抜、U-21日本代表などに選出され、2010年にはトゥーロン国際大会に日本代表メンバーとして出場した[3]2011年関西学生サッカーリーグでは通算19得点を挙げて1部リーグ得点王に輝き、同じくプロ入りが決まっている同期の梶川諒太と共にベストイレブンに関学大から2名が選出され[4]。リーグMVPにも選ばれた。

ガンバ大阪

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2012年、前年にJリーグの4クラブの練習に参加し、ヴィッセル神戸など他のクラブからもオファーがあったが[5]、最終的に「自分を成長させられる環境」としてJリーグガンバ大阪に入団[6][7]。3月10日、J1開幕戦の神戸戦でJリーグ初出場を果たす。4月14日、J1第6節川崎フロンターレ戦でJリーグ初ゴールを決め、このゴールがガンバの2012年リーグ戦初勝利の決勝点となった。その後も主にスーパーサブとして起用された。

2013年は開幕スタメンに抜擢されチーム初ゴールを決めた。その後は前年同様、スーパーサブでの起用が多かったものの、日本人チーム3位タイの5得点を記録した。

2014年は開幕こそ怪我で出遅れるも復帰後はシーズン通してレギュラーとして活躍し、Jリーグ優秀選手賞を初受賞。セレッソ大阪との大阪ダービーでは2試合3得点の「ダービー男」ぶりを発揮するなど、リーグ戦はチーム3位の7得点を記録する。また、中盤の2列目からの積極的なハードワークで攻守両面にわたり奮闘し[8]、ガンバの国内三冠に大きく貢献した。

2015年もシーズン通してハードワークを惜しまず攻守両面で存在感を発揮。フォーメーションが4-2-3-1になった後半戦は右サイドハーフのレギュラーに定着した。 2015年の公式戦出場はチーム3位の58試合にのぼった[9]

川崎フロンターレ

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2017年1月4日、川崎フロンターレに完全移籍で加入することが発表された。3月10日、第3節の柏レイソル戦では自身初の1トップに入った。4月24日、第8節の清水エスパルス戦で移籍後初得点を決めた。5月5日、第10節のアルビレックス新潟戦では全得点に絡む活躍で勝利に貢献した。7月1日、第17節のヴィッセル神戸戦でも2得点2アシストの活躍で勝利に貢献した[10]。第13節の振替が行われた7月5日の浦和レッズ戦では、キャリアハイの8得点目をきめて自身の誕生日を勝利で飾った[11]。9月3日、ルヴァンカップ準々決勝・2ndレグのFC東京戦ではプロ入り初めてかつ川崎の日本人選手で史上初の多摩川クラシコハットトリックを達成し準決勝進出に貢献した[12]。11月29日、EAFF E-1フットボールチャンピオンシップ2017に挑む日本代表に初選出され[13]、12月9日の北朝鮮戦で国際Aマッチ初出場。 2019年のJリーグYBCルヴァンカップ決勝はG大阪時代から通算で5回目の出場。ヤマザキナビスコカップ時代から続いていた川崎のJリーグカップ決勝連続ノーゴールを405分で止める同点ゴールを挙げ、初優勝に貢献した。

名古屋グランパス

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2020年、名古屋グランパスに完全移籍で加入[14]。2月23日、開幕戦のベガルタ仙台戦で移籍後初得点を決めた。

湘南ベルマーレ

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2022年7月、湘南ベルマーレ期限付き移籍で加入[15]。2023年からは完全移籍に移行[16]

プレースタイル・評価

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170cm前後の小柄な体格ながら、左右両足を問わずに蹴れるシュートの精度と重心の低い積極的なドリブルが武器のアタッカー。得意のキックはプレースキッカーとしても効果を発揮する。本職のサイドハーフ以外に、ボランチフォワードなどの様々な攻撃的なポジションで起用され、得点力も高い[5][6][17]

所属クラブ

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個人成績

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2009 関学大 19 - - - 1 0 1 0
2012 G大阪 25 J1 18 2 1 0 3 1 22 3
2013 13 J2 30 5 - 2 0 32 5
2014 J1 30 7 9 3 4 0 43 10
2015 33 4 4 1 4 0 41 5
2016 24 3 2 1 1 0 27 4
2017 川崎 8 28 10 3 3 1 0 32 13
2018 29 5 2 1 1 0 32 6
2019 23 7 5 2 3 0 31 9
2020 名古屋 11 27 4 2 0 - 29 4
2021 7 8 0 0 0 2 0 10 0
2022 16 1 6 1 3 2 25 4
湘南 49 13 3 - - 13 3
2023 7 29 1 4 0 4 1 37 2
通算 日本 J1 278 47 38 12 26 4 342 63
日本 J2 30 5 - 2 0 32 5
日本 - - 1 0 1 0
総通算 308 52 38 12 29 4 375 68

その他の公式戦

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 期間通算
出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 期間通算
2016 G大23 13 J3 2 0 2 0
通算 日本 J3 2 0 2 0
総通算 2 0 2 0
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2012 G大阪 25 2 1
2015 13 12 3
2016 3 0
2017 川崎 8 8 1
2018 4 0
2019 2 0
2021 名古屋 7 4 2
通算 AFC 35 7

その他の国際公式戦

出場歴

タイトル

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クラブ

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関西学院大学
ガンバ大阪
川崎フロンターレ
名古屋グランパス
  • Jリーグカップ:1回 (2021年)

個人

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  • 関西サッカーリーグ最優秀選手賞:1回(2011年)
  • 関西サッカーリーグ得点王:1回(2011年)
  • Jリーグ優秀選手賞:1回(2014年)

代表歴

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出場大会

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試合数

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  • 国際Aマッチ 3試合 0得点(2017年)


日本代表国際Aマッチ
出場得点
2017 3 0
通算 3 0

出場

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No. 開催日 開催都市 スタジアム 対戦国 結果 監督 大会
1. 2017年12月9日 日本の旗 調布 味の素スタジアム 朝鮮民主主義人民共和国の旗 北朝鮮 ○1-0 ハリルホジッチ EAFF E-1サッカー選手権2017
2. 2017年12月12日 中華人民共和国の旗 中国 ○2-1
3. 2017年12月16日 大韓民国の旗 韓国 ●1-4

脚注

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出典

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  1. ^ “川崎F阿部浩之が王子咲希と結婚「これまで以上に」”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2019年6月24日). https://www.nikkansports.com/soccer/news/201906240000979.html 2021年8月28日閲覧。 
  2. ^ “モデルの王子咲希、第1子男児を出産 2023年には第2子女児を出産 サッカー元日本代表・阿部浩之選手がパパに”. ORICON NEWS (oricon ME). (2021年8月28日). https://www.oricon.co.jp/news/2205093/full/ 2021年8月28日閲覧。 
  3. ^ (2010-05-12)U-21日本代表 フランス遠征メンバー(第38回トゥーロン国際大会) 日本サッカー協会
  4. ^ “得点王”関学大・阿部がMVP…関西学生・表彰式 スポーツ報知、2011年12月12日
  5. ^ a b “関学大のU-21代表MF阿部獲得へ…神戸”. スポーツ報知. (2011年3月11日). オリジナルの2011年3月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110314194327/https://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20110310-OHT1T00314.htm 2023年11月23日閲覧。 
  6. ^ a b 関西学院大学 MF阿部浩之選手 2012年ガンバ大阪新加入選手として仮契約 ガンバ大阪オフィシャルサイト、2011年8月6日
  7. ^ C☆voice46 関西学院大MF阿部浩之「ガンバにとって必要なこと、今できないことをやってチームの力になる」 ゲキサカ、2011年8月8日
  8. ^ “ガンバ遠藤保仁が語るV2「2005年のチームと違う強さ」”. sportiva. (2014年12月7日). http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/jfootball/2014/12/07/2005/index2.php 2014年12月19日閲覧。 
  9. ^ “【15年J1リーグ】「公式戦出場数Top30」&「公式戦プレー時間Top30」――最多出場は宇佐美の「66試合」、最長プレー時間は遠藤の「5505分」”. soccerdigestweb. (2016年1月7日). http://www.soccerdigestweb.com/news/detail3/id=13459 2016年1月16日閲覧。 
  10. ^ 鮮やかすぎる崩しにカウンター…川崎Fが阿部の2G2Aなど全5得点に絡む活躍で神戸を一蹴 ゲキサカ(2017年7月1日)
  11. ^ 川崎F阿部“バースデー弾”に笑顔「周りから言われたんで」 スポニチ(2017年7月6日)
  12. ^ 川崎F阿部がプロ初ハット「2点目を取って意識」 日刊スポーツ(2017年9月4日)
  13. ^ 川崎F阿部浩之、28歳のA代表初選出は「うれしいけど…」 ゲキサカ(2017年11月30日)
  14. ^ 阿部 浩之選手、移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)名古屋グランパスエイト、2019年12月30日https://nagoya-grampus.jp/news/pressrelease/2019/1230post-1384.php2020年1月30日閲覧 
  15. ^ 名古屋グランパス 阿部浩之選手 期限付き移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)湘南ベルマーレ、2022年7月7日https://www.bellmare.co.jp/2911702022年7月8日閲覧 
  16. ^ 阿部浩之選手 名古屋グランパスより完全移籍のお知らせ”. 湘南ベルマーレ (2022年11月30日). 2022年11月30日閲覧。
  17. ^ 関西学院大FW阿部浩之(4年)_4ゴール!進化証明した関西の逸材”. ゲキサカ (2011年9月24日). 2012年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月23日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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