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第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会
開催国 日本の旗 日本
開催期間 2015年8月29日-2016年1月1日
参加チーム数 88
優勝 ガンバ大阪
準優勝 浦和レッズ
ACL2016出場 ガンバ大阪[注 1]
試合総数 87
2014
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第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会(だい95かい てんのうはいぜんにほんサッカーせんしゅけんたいかい)は、2015年平成27年)8月29日から2016年(平成28年)1月1日まで開催された天皇杯全日本サッカー選手権大会

ガンバ大阪が2大会連続5回目の優勝を果たした。

概要

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2014年11月13日に開催された日本サッカー協会 (JFA) 理事会においてレギュレーションが正式決定した[1]。参加チームは前回第94回大会までと同じ88チームであるが、開催規程が一部変更され、レギュレーションに複数の大きな変更があった。2015年7月2日に大会実施概要が公表された[2]

日本サッカー後援会創立40年を記念し、この回から優勝チームには後援会が記念事業として寄贈した、「JFA杯」が贈られる。

決勝については、2016年1月1日味の素スタジアムで行われることが決まり、2年ぶりの『元日決勝』が復活することになった。決勝会場については、記者会見したJFA専務理事の原博実が「3ヶ所が開催に立候補した。条件を鑑みて味スタに決まった」と説明している[5]。3ヶ所が具体的にどこかは明らかにされていないが、日刊スポーツはJFA関係者の話として「今回は、味スタと吹田市の新しいスタジアムから申請があった」と報じている[7]。原は「 (2016年以降は)新国立競技場が完成するまでは色々なところでやりたい。関西の可能性もある」と言及している[5]

本大会では、NHKが「テレビ放送の同時配信の試験的な提供 (試験的提供A)」の一環として、決勝戦の模様をNHKスポーツオンライン天皇杯サイトおよびiOS/Androidスマートフォンタブレット向けアプリ「NHK SPORTS」で総合テレビと同内容の同時無料配信を行った[8] ほか、準決勝以降の3試合については同サイト・アプリで試合中のハイライトシーンを好みのアングルから再生できる「マルチアングルクリップ動画」や試合中のスタッツデータ・走行ランキングなどの「リアルタイム競技データ」を提供している。

本大会ではポスター等に用いるメインビジュアルに、サッカー漫画「GIANT KILLING」 (ツジトモ)の登場人物である達海猛を起用している[9]

日程

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日程としては第93回大会に近い形となり、前述の通り2年ぶりに『元日決勝』が復活する。原は「スケジュールについては色々議論している。来年については大幅に変えることはできない」とした上で、「第97回大会 (3年後)以降から大きく変わる可能性がある」と説明しており、第96回大会までは現在の日程が大きく変わらないものの、以後は日程の抜本的見直しがあり得ることを示唆している[5]

試合 開催日 参加チーム数変動 備考
1回戦 8月29日、30日 72(2+22+1+47) → 36 2014年のJ2リーグ2位以下[† 1]、JFLシード、都道府県代表の参加
2回戦 9月5日、6日、9日[† 2] 48(36+12) → 24 2014年のJ2リーグ1位以上[† 3] (シードチーム[† 4]除く)の参加
3回戦 10月10日、11日、14日 24 → 12
4回戦 11月11日、14日、15日 16(12+4) → 8 J1シードチーム[† 4]の参加
準々決勝 12月26日 8 → 4
準決勝 12月29日 4 → 2
決勝 1月1日 2 → 1
  1. ^ 2014年のJ2リーグ2位 (松本山雅FC)、J1昇格プレーオフ勝者 (モンテディオ山形)、および2015年のJ2リーグチーム。
  2. ^ Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝に進出し、シードとなっていないJ1チーム (鹿島アントラーズヴィッセル神戸名古屋グランパスアルビレックス新潟の4チーム)の試合、および1回戦に勝利したJ3チームの試合が対象。
  3. ^ 2014年のJ1リーグ残留チーム (15位以上)および2014年のJ2リーグ1位チーム (湘南ベルマーレ)。
  4. ^ a b AFCチャンピオンズリーグ2015準々決勝に進出したガンバ大阪柏レイソル、およびJリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝進出かつJ1リーグ1stステージ上位チームでJリーグから推薦された浦和レッズFC東京[2][6] の4チーム。

出場チーム

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以下の「出場回数」についてはJFAの公式記録に基づくが、基本的には「前身となるチーム (クラブ化前の実業団チーム、など)からの通算回数」としている。ただし、一部に例外もある。

J1リーグ

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2015年のJ1リーグ所属の全18チーム。

チーム 出場回数
ベガルタ仙台 21年連続22回目
モンテディオ山形 20年連続24回目
鹿島アントラーズ 24年連続32回目
浦和レッズ 50年連続51回目
柏レイソル 21年連続48回目
FC東京 22年連続22回目
川崎フロンターレ 21年連続32回目
横浜F・マリノス 37年連続38回目[備考 1]
湘南ベルマーレ 44年連続44回目
チーム 出場回数
ヴァンフォーレ甲府 20年連続24回目
松本山雅FC 8年連続10回目
アルビレックス新潟 20年連続24回目
清水エスパルス 24年連続24回目
名古屋グランパス 25年連続39回目
ガンバ大阪 35年連続35回目
ヴィッセル神戸 25年連続29回目
サンフレッチェ広島 44年連続64回目
サガン鳥栖 22年連続24回目[備考 2]

J2リーグ

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2015年のJ2リーグ所属の全22チーム。

チーム 出場回数
コンサドーレ札幌 34年連続35回目
水戸ホーリーホック 20年連続20回目
栃木SC 18年連続18回目
ザスパクサツ群馬 13年連続13回目
大宮アルディージャ 20年連続21回目
ジェフユナイテッド千葉 29年連続51回目
東京ヴェルディ 40年連続41回目
横浜FC 17年連続17回目
ツエーゲン金沢 9年連続12回目
ジュビロ磐田 36年連続39回目
FC岐阜 10年連続10回目
チーム 出場回数
京都サンガF.C. 22年連続33回目
セレッソ大阪 22年連続47回目
ファジアーノ岡山 8年連続8回目
カマタマーレ讃岐 11年連続17回目
徳島ヴォルティス 25年連続27回目
愛媛FC 17年連続17回目
アビスパ福岡 22年連続24回目
ギラヴァンツ北九州 8年連続8回目[備考 3]
V・ファーレン長崎 7年連続9回目
ロアッソ熊本 16年連続16回目
大分トリニータ 20年連続20回目

JFLシードチーム

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第17回日本フットボールリーグファーストステージ勝者。

チーム 出場回数
ヴァンラーレ八戸 4年連続5回目

都道府県代表

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長崎・熊本・大分・鹿児島の4県代表は6月28日[10] に、福岡県代表は7月5日[11] に、島根・広島の2県代表は7月12日[12] に、香川県代表は8月1日[13] に、山梨・徳島・愛媛の3県代表は8月2日[14] に、岡山県代表は8月9日[15] に、沖縄県代表は8月12日[16] に、佐賀・宮崎の2県代表は8月16日[17] に、栃木・千葉・神奈川・愛知・三重・京都の6県代表は8月22日[18] に、それ以外の26都道府県代表は8月23日[19] に決定した。

都道府県 チーム 所属リーグ 出場回数
北海道 札幌大学 北海道学生1部 03年ぶり23回目
青森県 ラインメール青森FC 東北1部 初出場
岩手県 グルージャ盛岡 J3 08年連続09回目
宮城県 仙台大学 東北大学1部 10年ぶり02回目
秋田県 ブラウブリッツ秋田 J3 14年連続22回目
山形県 山形大学医学部 東北大学2部B 04年ぶり02回目
福島県 福島ユナイテッドFC J3 08年連続08回目
茨城県 流通経済大学 関東大学1部 05年ぶり08回目
栃木県 栃木ウーヴァFC JFL 03年連続07回目
群馬県 tonan前橋 関東1部 03年ぶり03回目
埼玉県 東京国際大学 関東大学2部 02年ぶり03回目
千葉県 順天堂大学 関東大学1部 05年ぶり15回目
東京都 FC町田ゼルビア J3 03年ぶり04回目
神奈川県 桐蔭横浜大学 関東大学1部 02年ぶり02回目
山梨県 韮崎アストロス 山梨県SPL 08年ぶり13回目
長野県 AC長野パルセイロ J3 04年連続05回目
新潟県 JAPANサッカーカレッジ 北信越1部 02年連続13回目
富山県 富山新庄クラブ 06年連続06回目
石川県 北陸大学 北信越大学1部 初出場
福井県 サウルコス福井 北信越1部 04年連続07回目
静岡県 藤枝MYFC J3 03年連続03回目[備考 4]
愛知県 FCマルヤス岡崎 JFL 12年ぶり02回目
三重県 四日市大学 東海学生1部 05年ぶり05回目
岐阜県 FC岐阜SECOND 東海1部 02年ぶり07回目
滋賀県 MIOびわこ滋賀 JFL 02年ぶり04回目
京都府 立命館大学 関西学生1部 09年ぶり07回目
大阪府 FC大阪 JFL 02年連続02回目
兵庫県 関西学院大学 関西学生1部 04年連続24回目[備考 5]
奈良県 奈良クラブ JFL 07年連続07回目
和歌山県 アルテリーヴォ和歌山 関西1部 07年連続07回目
鳥取県 ガイナーレ鳥取 J3 16年連続18回目
島根県 松江シティFC 中国 03年ぶり02回目
岡山県 ファジアーノ岡山ネクスト JFL 05年連続05回目
広島県 広島経済大学 中国大学1部 04年ぶり04回目
山口県 レノファ山口FC J3 02年ぶり12回目
香川県 多度津FC 四国 02年連続02回目
徳島県 徳島大学ヒポクラテス 徳島県2部 初出場
愛媛県 FC今治 四国 07年連続07回目
高知県 高知大学 四国大学1部 13年連続20回目
福岡県 福岡大学 九州大学1部 05年連続30回目
佐賀県 佐賀LIXIL FC 九州 04年ぶり07回目
長崎県 三菱重工長崎SC 03年連続09回目
熊本県 東海大学熊本 九州大学1部 初出場
大分県 ヴェルスパ大分 JFL 06年連続06回目
宮崎県 J.FC MIYAZAKI 九州 初出場[備考 6]
鹿児島県 鹿児島ユナイテッドFC JFL 02年連続02回目[備考 7]
沖縄県 FC琉球 J3 06年連続09回目
  • 出場回数に関する備考
  1. ^ 日産自動車サッカー部→横浜マリノスからの出場回数を含む。なお、横浜フリューゲルス (1999年に統合)の出場回数 (13回)は含まない。
  2. ^ 鳥栖フューチャーズの出場回数 (5回)を含む (なお、鳥栖と鳥栖Fには組織としての連続性はない。当該項参照)。
  3. ^ 前身の三菱化成黒崎サッカー部の出場回数 (4回)を含まない。
  4. ^ 前身の静岡FC (2回出場)の出場回数は含まない。
  5. ^ 関学クラブ (10回出場)および全関学 (4回出場)の出場回数は含まない。
  6. ^ 登録上の前々身にあたるプロフェソール宮崎FC→サン宮崎FC(3回出場)の出場回数は含まない。
  7. ^ 前身のヴォルカ鹿児島 (6回出場)およびFC KAGOSHIMA (1回出場、別に前身の鹿屋体育大学クラブで1回出場)の出場回数は含まない。

試合結果

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1回戦

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2015年8月29日 No.1 FCマルヤス岡崎 1 - 4 桐蔭横浜大学 名古屋市
13:00 公式記録 (PDF)
競技場: 名古屋市港サッカー場
観客数: 613人
主審: 金次雄之介
2015年8月29日 No.2 松本山雅FC 3 - 0 サウルコス福井 松本市
16:00
公式記録 (PDF) 競技場: 松本平広域運動公園総合球技場アルウィン
観客数: 5,960人
主審: 池内明彦
2015年8月30日 No.3 ツエーゲン金沢 6 - 3 (延長) FC今治 金沢市
16:00
公式記録 (PDF)
競技場: 石川県西部緑地公園陸上競技場
観客数: 1,241人
主審: 塚田健太
2015年8月29日 No.4 大分トリニータ 2 - 0 佐賀LIXIL FC 大分市
19:00
公式記録 (PDF) 競技場: 大分銀行ドーム
観客数: 2,004人
主審: 上田益也
2015年8月29日 No.5 V・ファーレン長崎 7 - 0 三菱重工長崎SC 諫早市
18:00
公式記録 (PDF) 競技場: 長崎県立総合運動公園陸上競技場
観客数: 1,259人
主審: 藤田和也
2015年8月29日 No.6 MIOびわこ滋賀 3 - 2 (延長) アルテリーヴォ和歌山 東近江市
13:00
公式記録 (PDF)
競技場: 東近江市布引運動公園陸上競技場 (布引グリーンスタジアム)
観客数: 329人
主審: 李尚起
2015年8月30日 No.7 富山新庄クラブ 0 - 5 FC琉球 富山市
17:00 公式記録 (PDF)
競技場: 富山県総合運動公園陸上競技場
観客数: 780人
主審: 俵元希
2015年8月29日 No.8 水戸ホーリーホック 4 - 2 ラインメール青森 水戸市
18:00
公式記録 (PDF)
競技場: ケーズデンキスタジアム水戸
観客数: 1,327人
主審: 河合英治
2015年8月29日 No.9 ギラヴァンツ北九州 2 - 1 J.FC MIYAZAKI 北九州市
16:00
公式記録 (PDF)
競技場: 北九州市立本城陸上競技場
観客数: 712人
主審: 飯田淳平
2015年8月29日 No.10 韮崎アストロス 0 - 3 順天堂大学 甲府市
13:00 公式記録 (PDF)
競技場: 山梨中銀スタジアム
観客数: 339人
主審: 須谷雄三
2015年8月29日 No.11 セレッソ大阪 1 - 2 FC大阪 大阪市
18:00
公式記録 (PDF)
競技場: キンチョウスタジアム
観客数: 4,467人
主審: 大坪博和
2015年8月30日 No.12 愛媛FC 1 - 0 多度津FC 松山市
19:00 公式記録 (PDF) 競技場: ニンジニアスタジアム
観客数: 1,039人
主審: 廣瀬格
2015年8月29日 No.13 四日市大学 1 - 6 ヴェルスパ大分 鈴鹿市
13:00
公式記録 (PDF)
競技場: 三重交通Gスポーツの杜鈴鹿サッカー・ラグビー場メインG
観客数: 313人
主審: 加藤 正和
2015年8月29日 No.14 コンサドーレ札幌 5 - 1 札幌大学 札幌市
13:03
公式記録 (PDF)
競技場: 札幌厚別公園競技場
観客数: 2,489人
主審: 家本政明
2015年8月30日 No.15 横浜FC 3 - 0 tonan前橋 横浜市
18:00
公式記録 (PDF) 競技場: ニッパツ三ツ沢球技場
観客数: 1,256人
主審: 荒木友輔
2015年8月30日 No.16 ブラウブリッツ秋田 3 - 0 福島ユナイテッドFC 秋田市
13:00
公式記録 (PDF) 競技場: あきぎんスタジアム
観客数: 468人
主審: 笠原寛貴
2015年8月29日 No.17 徳島ヴォルティス 7 - 0 ファジアーノ岡山ネクスト 鳴門市
15:00
公式記録 (PDF) 競技場: 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム
観客数: 1,224人
主審: 窪田陽輔
2015年8月29日 No.18 ザスパクサツ群馬 1 - 2 FC岐阜SECOND 前橋市
15:00
公式記録 (PDF)
競技場: 群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場
観客数: 1,008人
主審: 小屋幸栄
2015年8月29日 No.19 奈良クラブ 0 - 0 (延長)
(5 - 6 PK戦)
藤枝MYFC 橿原市
13:00 公式記録 (PDF) 競技場: 奈良県立橿原公苑陸上競技場
観客数: 540人
主審: 国吉真樹
PK戦
2015年8月29日 No.20 モンテディオ山形 7 - 1 山形大学医学部 天童市
19:04
公式記録 (PDF)
競技場: NDソフトスタジアム山形
観客数: 2,159人
主審: 今村義朗
2015年8月30日 No.21 カマタマーレ讃岐 1 - 0 高知大学 丸亀市
19:00
公式記録 (PDF) 競技場: 香川県立丸亀競技場
観客数: 1,505人
主審: 岡部拓人
2015年8月30日 No.22 広島経済大学 2 - 0 徳島大学ヒポクラテス 広島市
16:00
公式記録 (PDF) 競技場: 広島広域公園第一球技場
観客数: 344人
主審: 竹長泰彦
2015年8月29日 No.23 ロアッソ熊本 1 - 0 福岡大学 熊本市
16:00
公式記録 (PDF) 競技場: 熊本市水前寺競技場
観客数: 1,524人
主審: 松尾一
2015年8月29日 No.24 ガイナーレ鳥取 2 - 1 (延長) ファジアーノ岡山 鳥取市
18:00
公式記録 (PDF)
競技場: とりぎんバードスタジアム
観客数: 2,490人
主審: 井上知大
2015年8月30日 No.25 グルージャ盛岡 0 - 3 FC町田ゼルビア 盛岡市
13:00 公式記録 (PDF)
競技場: 岩手県営運動公園陸上競技場
観客数: 476人
主審: 松澤慶和
2015年8月29日 No.26 ジュビロ磐田 1 - 0 北陸大学 磐田市
18:00
公式記録 (PDF) 競技場: ヤマハスタジアム
観客数: 2,240人
主審: 福島孝一郎
2015年8月30日 No.27 アビスパ福岡 3 - 0 東海大学熊本 福岡市
16:00
公式記録 (PDF) 競技場: レベルファイブスタジアム
観客数: 1,574人
主審: 東城穣
2015年8月30日 No.28 ヴァンラーレ八戸 0 - 1 仙台大学 八戸市
13:00 公式記録 (PDF)
競技場: 八戸東陸上競技場
観客数: 881人
主審: 浜本祐介
2015年8月29日 No.29 大宮アルディージャ 4 - 0 栃木ウーヴァFC さいたま市
18:00
公式記録 (PDF) 競技場: NACK5スタジアム大宮
観客数: 2,997人
主審: 清水修平
2015年8月29日 No.30 東京ヴェルディ 5 - 1 JAPANサッカーカレッジ 北区
18:00 公式記録 (PDF)
競技場: 味の素フィールド西が丘
観客数: 1,173人
主審: 柿沼亨
2015年8月29日 No.31 松江シティFC 1 - 0 鹿児島ユナイテッドFC 松江市
13:00
公式記録 (PDF) 競技場: 松江市営陸上競技場
観客数: 1,124人
主審: 阿部将茂
2015年8月30日 No.32 京都サンガF.C. 2 - 2 (延長)
(5 - 3 PK戦)
立命館大学 京都市
18:00
公式記録 (PDF) 競技場: 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場
観客数: 1,668人
主審: 野田祐樹
PK戦
2015年8月29日 No.33 栃木SC 0 - 0 (延長)
(3 - 4 PK戦)
流通経済大学 宇都宮市
16:00 公式記録 (PDF) 競技場: 栃木県グリーンスタジアム
観客数: 1,521人
主審: 岡宏道
PK戦
2015年8月30日 No.34 AC長野パルセイロ 1 - 0 レノファ山口FC 長野市
16:00
公式記録 (PDF) 競技場: 南長野運動公園総合球技場
観客数: 2,870人
主審: 松本大
2015年8月29日 No.35 ジェフユナイテッド千葉 3 - 0 東京国際大学 千葉市
18:00
公式記録 (PDF) 競技場: フクダ電子アリーナ
観客数: 3,156人
主審: 吉田哲朗
2015年8月30日 No.36 FC岐阜 2 - 1 (延長) 関西学院大学 岐阜市
13:00
公式記録 (PDF)
競技場: 岐阜メモリアルセンター長良川球技メドウ
観客数: 1,152人
主審: 高山啓義

2回戦

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2015年9月5日 No.37 湘南ベルマーレ 4 - 3 桐蔭横浜大学 平塚市
18:00
公式記録 (PDF)
競技場: Shonan BMWスタジアム平塚
観客数: 2,266人
主審: 今村義朗
2015年9月5日 No.38 松本山雅FC 2 - 1 ツエーゲン金沢 松本市
16:03
公式記録 (PDF)
競技場: 松本平広域運動公園総合球技場アルウィン
観客数: 6,613人
主審: 木村博之
2015年9月5日 No.39 大分トリニータ 3 - 0 V・ファーレン長崎 大分市
19:00
公式記録 (PDF) 競技場: 大分銀行ドーム
観客数: 2,285人
主審: 河合英治
2015年9月6日
(2015年10月11日)[A]
No.40
横浜F・マリノス 3 - 1 (延長) MIOびわこ滋賀 横浜市
19:00
(13:00)
公式記録 (PDF)
  • 村上聖弥 2分にゴール 2分
競技場: ニッパツ三ツ沢球技場
2015年9月9日 No.41 鹿島アントラーズ 3 - 1 FC琉球 鹿嶋市
19:04
公式記録 (PDF)
競技場: 茨城県立カシマサッカースタジアム
観客数: 2,069人
主審: 岡宏道
2015年9月5日 No.42 水戸ホーリーホック 2 - 1 ギラヴァンツ北九州 水戸市
18:00
公式記録 (PDF)
競技場: ケーズデンキスタジアム水戸
観客数: 1,451人
主審: 塚田智宏
2015年9月5日 No.43 ヴァンフォーレ甲府 3 - 2 順天堂大学 甲府市
15:04
公式記録 (PDF)
競技場: 山梨中銀スタジアム
観客数: 1,995人
主審: 吉田寿光
2015年9月5日 No.44 FC大阪 2 - 3 (延長) 愛媛FC 大阪市
18:00 公式記録 (PDF)
競技場: キンチョウスタジアム
観客数: 1,186人
主審: 村上伸次
2015年9月5日 No.45 サガン鳥栖 4 - 0 ヴェルスパ大分 鳥栖市
19:00
公式記録 (PDF) 競技場: ベストアメニティスタジアム
観客数: 3,014人
主審: 榎本一慶
2015年9月5日 No.46 コンサドーレ札幌 1 - 0 横浜FC 札幌市
13:00
公式記録 (PDF) 競技場: 札幌厚別公園競技場
観客数: 2,970人
主審: 岡部拓人
2015年9月9日 No.47 アルビレックス新潟 4 - 0 ブラウブリッツ秋田 新潟市
19:03
公式記録 (PDF) 競技場: デンカビッグスワンスタジアム
観客数: 3,365人
主審: 三上正一郎
2015年9月5日 No.48 徳島ヴォルティス 1 - 0 FC岐阜SECOND 鳴門市
18:00
公式記録 (PDF) 競技場: 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム
観客数: 1,442人
主審: 井上知大
2015年9月9日 No.49 清水エスパルス 2 - 4 藤枝MYFC 静岡市
19:04
公式記録 (PDF)
競技場: IAIスタジアム日本平
観客数: 2,218人
主審: 荒木友輔
2015年9月5日 No.50 モンテディオ山形 3 - 1 カマタマーレ讃岐 天童市
19:01
公式記録 (PDF)
競技場: NDソフトスタジアム山形
観客数: 2,834人
主審: 山本雄大
2015年9月5日 No.51 サンフレッチェ広島 8 - 0 広島経済大学 福山市
15:00
公式記録 (PDF) 競技場: 福山市竹ヶ端運動公園陸上競技場
観客数: 4,529人
主審: 西村雄一
2015年9月9日 No.52 ロアッソ熊本 1 - 0 ガイナーレ鳥取 熊本市
19:00 公式記録 (PDF) 競技場: うまかな・よかなスタジアム
観客数: 1,520人
主審: 吉田哲朗
2015年9月9日 No.53 名古屋グランパス 0 - 1 FC町田ゼルビア 名古屋市
19:00 公式記録 (PDF)
競技場: 名古屋市港サッカー場
観客数: 1,481人
主審: 福島孝一郎
2015年9月5日 No.54 ジュビロ磐田 0 - 1 アビスパ福岡 磐田市
18:00 公式記録 (PDF)
競技場: ヤマハスタジアム
観客数: 3,368人
主審: 清水修平
2015年9月6日 No.55 ベガルタ仙台 3 - 2 仙台大学 仙台市
15:03
公式記録 (PDF)
競技場: ユアテックスタジアム仙台
観客数: 3,351人
主審: 廣瀬格
2015年9月6日 No.56 大宮アルディージャ 3 - 1 東京ヴェルディ さいたま市
18:00
公式記録 (PDF) 競技場: NACK5スタジアム大宮
観客数: 3,851人
主審: 小屋幸栄
2015年9月5日 No.57 川崎フロンターレ 3 - 0 松江シティFC 川崎市
19:04 公式記録 (PDF) 競技場: 等々力陸上競技場
観客数: 4,505人
主審: 高山啓義
2015年9月6日 No.58 京都サンガF.C. 4 - 0 流通経済大学 京都市
19:04
公式記録 (PDF) 競技場: 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場
観客数: 1,195人
主審: 吉田哲朗
2015年9月9日 No.59 ヴィッセル神戸 5 - 0 AC長野パルセイロ 神戸市
19:04
公式記録 (PDF) 競技場: 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
観客数: 1,720人
主審: 今村義朗
2015年9月6日 No.60 ジェフユナイテッド千葉 1 - 0 FC岐阜 千葉市
18:00
公式記録 (PDF) 競技場: フクダ電子アリーナ
観客数: 3,133人
主審: 荒木友輔
注釈
  1. ^ 荒天のため73分16秒で中断し、そのまま中止となった (中断時点では1 - 1であった)。試合再開方法等について、JFAと主管サッカー協会が協議した結果、試合を中断した時点 (73分16秒)からの再開とし、試合記録も引き継がれることに決定した。また、交代人数も中断時点での残りの人数を適用し、出場選手も怪我等の理由がない限り中断時と同じメンバーで行うことになった。再開試合は2015年10月11日の13:00から、会場をニッパツ三ツ沢球技場から日産スタジアムに変更して行われた[20]

3回戦

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2015年10月10日 No.61 湘南ベルマーレ 2 - 3 松本山雅FC 平塚市
14:04
公式記録 (PDF)
競技場: Shonan BMWスタジアム平塚
観客数: 3,646人
主審: 吉田寿光
2015年10月14日 No.62 大分トリニータ 0 - 1 (延長) 横浜F・マリノス 大分市
19:00 公式記録 (PDF)
競技場: 大分銀行ドーム
観客数: 2,847人
主審: 今村義朗
2015年10月14日 No.63 鹿島アントラーズ 0 - 0 (延長)
(2 - 3 PK戦)
水戸ホーリーホック 鹿嶋市
19:00 公式記録 (PDF) 競技場: 茨城県立カシマサッカースタジアム
観客数: 4,492人
主審: 松尾一
PK戦
2015年10月14日 No.64 ヴァンフォーレ甲府 1 - 0 愛媛FC 甲府市
19:01
公式記録 (PDF) 競技場: 山梨中銀スタジアム
観客数: 2,056人
主審: 岡部拓人
2015年10月14日 No.65 サガン鳥栖 0 - 0 (延長)
(2 - 1 PK戦)
コンサドーレ札幌 鳥栖市
19:04 公式記録 (PDF) 競技場: ベストアメニティスタジアム
観客数: 2,895人
主審: 村上伸次
PK戦
2015年10月14日 No.66 アルビレックス新潟 1 - 2 徳島ヴォルティス 新潟市
19:03 公式記録 (PDF)
競技場: デンカビッグスワンスタジアム
観客数: 3,499人
主審: 西村雄一
2015年10月14日 No.67 藤枝MYFC 1 - 2 モンテディオ山形 天童市
19:00
公式記録 (PDF)
競技場: NDソフトスタジアム山形
観客数: 2,281人
主審: 木村博之
2015年10月14日 No.68 サンフレッチェ広島 1 - 0 ロアッソ熊本 広島市
19:01
公式記録 (PDF) 競技場: エディオンスタジアム広島
観客数: 3,179人
主審: 家本政明
2015年10月14日 No.69 FC町田ゼルビア 2 - 0 アビスパ福岡 福岡市
19:04 公式記録 (PDF) 競技場: レベルファイブスタジアム
観客数: 1,611人
主審: 扇谷健司
2015年10月14日 No.70 ベガルタ仙台 0 - 0 (延長)
(4 - 3 PK戦)
大宮アルディージャ 仙台市
19:03 公式記録 (PDF) 競技場: ユアテックスタジアム仙台
観客数: 3,276人
主審: 東城穣
PK戦
2015年10月14日 No.71 川崎フロンターレ 3 - 0 京都サンガF.C. 川崎市
19:03
公式記録 (PDF) 競技場: 等々力陸上競技場
観客数: 5,124人
主審: 山本雄大
2015年10月14日 No.72 ヴィッセル神戸 1 - 0 ジェフユナイテッド千葉 神戸市
19:00
公式記録 (PDF) 競技場: 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
観客数: 2,277人
主審: 飯田淳平

ラウンド16 (4回戦)

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ラウンド16 (4回戦)の抽選は2015年10月22日日本サッカー協会ビル (JFAハウス)にて行われた[21]。今回の抽選では、これまでと異なりポットを2つ用いる方法で行われた。具体的には以下の方法で抽選が行われた。

  1. №73ホーム→№73アウェー→№74ホーム→…の順にトーナメントポジションに1から16の番号を割り当て、この番号の書かれたポット (A) を用意する。
  2. 3回戦勝者の12チーム+シード4チームの計16チームのチーム名の書かれたポット (B) の2つを用意する。
  3. まずAのポットを抽選し、続いてBのポットを抽選して、その時点でチーム名とトーナメントポジションを紐付ける。
  4. これを16回繰り返し、トーナメントの組み合わせを決定する。

試合日時・試合会場については抽選会翌日の2015年10月23日に発表された[22]

ドロワーは日本サッカー協会 (JFA) 副会長の田嶋幸三、JFA専務理事の原博実、元日本代表でNHKサッカー中継解説者の福西崇史の3人。立会人はJFA会長の大仁邦彌、天皇杯実施委員会委員長の佐々木一樹[23]

なお、今回の抽選会の模様の中継は2年ぶりにNHK BS1で生放送された[23]。中継のゲストは釜本邦茂、解説は宮澤ミシェル、進行役は一橋忠之宮崎瑠依[24]。番組にはFC町田ゼルビア監督の相馬直樹とゲームキャプテンの平智広がマスコットの「ゼルビー」と共に中継にて出演、また前回優勝のガンバ大阪監督の長谷川健太が電話出演した。

2015年11月14日 No.73 ヴィッセル神戸 1 - 0 横浜F・マリノス 神戸市
15:34
公式記録 (PDF) 競技場: ノエビアスタジアム神戸
観客数: 5,135人
主審: 松尾一
2015年11月11日 No.74 FC町田ゼルビア 1 - 7 浦和レッズ 熊谷市
19:04
公式記録 (PDF)
競技場: 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
観客数: 5,505人
主審: 飯田淳平
2015年11月14日 No.75 ベガルタ仙台 2 - 1 松本山雅FC 仙台市
13:04
公式記録 (PDF) 86分にゴール 86分 (OG) 競技場: ユアテックスタジアム仙台
観客数: 5,802人
主審: 扇谷健司
2015年11月15日 No.76 柏レイソル 2 - 1 (延長) ヴァンフォーレ甲府 柏市
13:04 公式記録 (PDF)
競技場: 日立柏サッカー場
観客数: 4,755人
主審: 山本雄大
2015年11月15日 No.77 川崎フロンターレ 0 - 2 ガンバ大阪 吹田市
15:34 公式記録 (PDF)
競技場: 万博記念競技場
観客数: 7,345人
主審: 佐藤隆治
2015年11月14日 No.78 サガン鳥栖 4 - 3 モンテディオ山形 鳥栖市
17:04
公式記録 (PDF)
競技場: ベストアメニティスタジアム
観客数: 4,762人
主審: 西村雄一
2015年11月11日 No.79 FC東京 2 - 0 水戸ホーリーホック 調布市
19:00
公式記録 (PDF) 競技場: 味の素スタジアム
観客数: 7,294人
主審: 村上伸次
2015年11月11日 No.80 徳島ヴォルティス 1 - 2 サンフレッチェ広島 鳴門市
19:04
公式記録 (PDF) 競技場: 鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム
観客数: 3,154人
主審: 木村博之

準々決勝

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準々決勝以降のマッチスケジュールは2015年11月18日に発表された[25]

2015年12月26日 No.81 ヴィッセル神戸 0 - 3 浦和レッズ 大阪市
13:04 公式記録 (PDF)
競技場: ヤンマースタジアム長居
観客数: 10,488人
主審: 扇谷健司
2015年12月26日 No.82 ベガルタ仙台 3 - 3 (延長)
(3 - 5 PK戦)
柏レイソル 仙台市
13:05
公式記録 (PDF)
競技場: ユアテックスタジアム仙台
観客数: 11,388人
主審: 飯田淳平
PK戦
2015年12月26日 No.83 ガンバ大阪 3 - 1 サガン鳥栖 吹田市
15:04
公式記録 (PDF)
競技場: 万博陸上競技場
観客数: 12,132人
主審: 松尾一
2015年12月26日 No.84 FC東京 1 - 2 (延長) サンフレッチェ広島 諫早市
15:00
公式記録 (PDF)
競技場: 長崎県立総合運動公園陸上競技場
観客数: 9,933人
主審: 東城穣

準決勝

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2015年12月29日 No.85 浦和レッズ 1 - 0 (延長) 柏レイソル 調布市
13:05
公式記録 (PDF) 競技場: 味の素スタジアム
観客数: 22,462人
主審: 吉田寿光
2015年12月29日 No.86 ガンバ大阪 3 - 0 サンフレッチェ広島 大阪市
15:06
公式記録 (PDF) 競技場: ヤンマースタジアム長居
観客数: 17,027人
主審: 佐藤隆治

決勝

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決勝に駒を進めたのは、準決勝で柏に延長で勝利し9大会ぶりの優勝を狙う浦和と、準決勝でリーグ覇者の広島を破り連覇を目指すG大阪の顔合わせ。両者が天皇杯で顔を合わせるのは2010年の第90回大会準々決勝 (G大阪が延長で勝利)以来5大会ぶりで、決勝での対戦は第86回大会 (2007年元日、浦和が勝利)以来9大会ぶり。[26]。浦和とG大阪の両者は2015年シーズン5度目の対決で、ここまでG大阪の3勝1敗[注 2] であった[27]。浦和監督のミハイロ・ペトロヴィッチにとっては、未だ手にしたことのない年間タイトル獲得のチャンスとなる試合であり[28]、一方のG大阪にとっても前年は三冠を達成しながらこのシーズンはナビスコカップ・リーグ戦とも準優勝に終わっており、最後の「1冠」にかける試合となっていた[29]。また、G大阪監督の長谷川健太は現役時代を含めて7度目の元日天皇杯決勝で、過去の戦績は3勝3敗[注 3] ながらも監督となってからは元日の決勝に勝利したことがなく、自身の「元日勝ち越し」を願う試合ともなった[29]。また、この年のJ1リーグの結果によりG大阪のAFCチャンピオンズリーグ2016 (ACL2016) グループステージ進出と浦和のACL2016プレーオフ進出が決まっていたため、勝った方が天皇杯枠での出場権に振り替わり、浦和は天皇杯決勝の結果如何にかかわらずACL2016グループステージ出場に繰り上がって、リーグ戦4位のFC東京がACL2016プレーオフ進出になることが決定した[30]

この試合には日本代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチが異例の視察に訪れた[31]。準決勝での負傷でMF柏木陽介を欠く浦和は試合開始早々にDF槙野智章がGK西川周作と接触し右手を負傷 (試合後に20針縫う重症と判明)[32]。一方リーグ戦レギュラーのDF岩下敬輔とMF大森晃太郎を欠くG大阪も12分にDF米倉恒貴が足の負傷でMF井手口陽介と交代を余儀なくされる[33] など、お互いに満身創痍の中での立ち上がりとなった。前半32分、G大阪MF倉田秋がセンターライン付近から浦和DF陣の背後に浮き球を送ると、これにG大阪FWパトリックが反応して抜け出し、右サイドを快足を飛ばしてドリブル。最後は浦和DF森脇良太を振り切って右足でゴールを決め、G大阪が先制する[34]。しかし浦和もその4分後、MF梅崎司が上げたクロスボールを浦和FW李忠成が頭で合わせるも左ポストに嫌われるが、そのこぼれ球を浦和FW興梠慎三が決めて同点に追いつき[35]、前半は1-1で終える。

後半も一進一退の攻防が続く中、迎えた後半8分のコーナーキック。G大阪MF遠藤保仁のキックにファーサイドにいたFWパトリックが浦和DF槙野智章のマークを一瞬の動きで振り切り、ゴール正面でフリーとなって右足で合わせてG大阪が再び勝ち越す[34]。浦和はこの後関根貴大ズラタン高木俊幸と攻撃的な選手を立て続けに投入して何とか反撃を試みる[35] が、G大阪は勝ち越し直後に4-4-2にシステムを変えてGK東口順昭を中心に強固なブロックを敷いてこれを守り抜き、G大阪が2-1で連覇を達成した。

No.87
浦和レッズ1 - 2ガンバ大阪
公式記録 (PDF)
味の素スタジアム (調布市)
観客数: 43,809人
主審: 村上伸次
浦和レッズ
GK 01 日本の旗 西川周作
DF 46 日本の旗 森脇良太
DF 02 日本の旗 那須大亮
DF 05 日本の旗 槙野智章
MF 07 日本の旗 梅崎司 57分に交代退場 57分
MF 16 日本の旗 青木拓矢
MF 22 日本の旗 阿部勇樹 キャプテン
MF 03 日本の旗 宇賀神友弥 69分に交代退場 69分
MF 30 日本の旗 興梠慎三
MF 19 日本の旗 武藤雄樹 57分に交代退場 57分
FW 20 日本の旗 李忠成
控え:
GK 15 日本の旗 大谷幸輝
DF 02 日本の旗 加賀健一
DF 27 日本の旗 茂木力也
DF 33 日本の旗 橋本和
MF 24 日本の旗 関根貴大 57分に交代出場 57分
FW 21 スロベニアの旗 ズラタン 57分に交代出場 57分
FW 31 日本の旗 高木俊幸 69分に交代出場 69分
   
監督
オーストリアの旗 ペトロヴィッチ
ガンバ大阪
GK 01 日本の旗 東口順昭
DF 14 日本の旗 米倉恒貴 12分に交代退場 12分
DF 05 日本の旗 丹羽大輝 90+5分に警告 90+5分
DF 06 大韓民国の旗 金正也
DF 04 日本の旗 藤春廣輝
MF 15 日本の旗 今野泰幸
MF 07 日本の旗 遠藤保仁 キャプテン
MF 13 日本の旗 阿部浩之
MF 39 日本の旗 宇佐美貴史 35分に警告 35分 76分に交代退場 76分
MF 11 日本の旗 倉田秋 71分に警告 71分
FW 29 ブラジルの旗 パトリック 88分に交代退場 88分
控え:
GK 18 日本の旗 藤ヶ谷陽介
DF 35 日本の旗 初瀬亮
MF 10 日本の旗 二川孝広
MF 21 日本の旗 井手口陽介 12分に交代出場 12分
MF 27 日本の旗 内田達也 76分に交代出場 76分
FW 09 ブラジルの旗 リンス
FW 20 日本の旗 長沢駿 88分に交代出場 88分
   
監督
日本の旗 長谷川健太
第95回天皇杯 優勝
ガンバ大阪
2大会連続5回目

トーナメント表

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ラウンド16 (4回戦)準々決勝準決勝決勝
 
              
 
2015年11月14日
 
 
ヴィッセル神戸1
 
2015年12月26日
 
横浜F・マリノス0
 
ヴィッセル神戸0
 
2015年11月11日
 
浦和レッズ3
 
FC町田ゼルビア1
 
2015年12月29日
 
浦和レッズ7
 
浦和レッズ (延長)1
 
2015年11月14日
 
柏レイソル0
 
ベガルタ仙台2
 
2015年12月26日
 
松本山雅FC1
 
ベガルタ仙台3 (3)
 
2015年11月15日
 
柏レイソル (p)3 (5)
 
柏レイソル (延長)2
 
2016年1月1日
 
ヴァンフォーレ甲府1
 
浦和レッズ1
 
2015年11月15日
 
ガンバ大阪2
 
川崎フロンターレ0
 
2015年12月26日
 
ガンバ大阪2
 
ガンバ大阪3
 
2015年11月14日
 
サガン鳥栖1
 
サガン鳥栖4
 
2015年12月29日
 
モンテディオ山形3
 
ガンバ大阪3
 
2015年11月11日
 
サンフレッチェ広島0
 
FC東京2
 
2015年12月26日
 
水戸ホーリーホック0
 
FC東京1
 
2015年11月11日
 
サンフレッチェ広島 (延長)2
 
徳島ヴォルティス1
 
 
サンフレッチェ広島2
 

脚注

[編集]

注記

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  1. ^ 優勝したガンバ大阪はJ1・2位でACL出場権を獲得していたため、J1・4位のFC東京が繰上げでACLプレーオフ出場権を獲得。
  2. ^ ゼロックス杯でG大阪が勝利、リーグ戦は1勝1敗、チャンピオンシップ準決勝でG大阪が延長戦勝利。
  3. ^ 「元日決勝」ではなかった前回大会を含めると4勝3敗。

出典

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  1. ^ 天皇杯全日本サッカー選手権大会 大会形式等の変更について』(プレスリリース)日本サッカー協会、2014年11月13日https://www.jfa.jp/news/00002582/2014年11月13日閲覧 
  2. ^ a b c 第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 大会要項”. 日本サッカー協会 (2015年7月2日). 2015年7月2日閲覧。
  3. ^ 日本サッカー協会 2014年度第11回理事会 関連資料No.10 (PDF)
  4. ^ “15年度決勝、味スタで元日開催=天皇杯サッカー”. 時事通信社. (2014年11月13日). http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2014111300903 2014年11月13日閲覧。 
  5. ^ a b c d “来年度の天皇杯は元日決戦に…会場は味スタ、今後は関西での開催案も”. SOCCER KING. (2014年11月13日). https://www.soccer-king.jp/news/japan/emperorcup/20141113/249970.html 2014年11月13日閲覧。 
  6. ^ a b 日本サッカー協会 2015年度 第7回理事会 (PDF)
  7. ^ “味スタで天皇杯決勝 来年度は元日復活へ”. 日刊スポーツ. (2014年11月13日). https://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20141113-1395491.html 2014年11月13日閲覧。 
  8. ^ テレビ放送の同時配信の試験的な提供 (試験的提供A)の実施について』(PDF)(プレスリリース)日本放送協会、2015年11月5日http://www.nhk.or.jp/mediaplan/pdf/netriyou27_1105jisshi.pdf2016年1月3日閲覧 
  9. ^ “第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 メインビジュアルに、「GIANT KILLING」の達海猛監督を起用”. 日本サッカー協会. (2015年7月24日). https://www.jfa.jp/news/00006871/ 2015年8月29日閲覧。 
  10. ^ “第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 長崎県など4県で代表決まる”. 日本サッカー協会. (2015年6月28日). https://www.jfa.jp/match/news/00006574/ 2015年6月29日閲覧。 
  11. ^ “第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 福岡県代表に福岡大学が決定”. 日本サッカー協会. (2015年7月5日). https://www.jfa.jp/match/news/00006653/ 2015年7月5日閲覧。 
  12. ^ “第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 島根県と広島県で代表決まる”. 日本サッカー協会. (2015年7月12日). https://www.jfa.jp/match/emperorscup_2015/news/00006748/ 2015年7月13日閲覧。 
  13. ^ “第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 香川県代表に多度津FCが決定”. 日本サッカー協会. (2015年8月1日). https://www.jfa.jp/match/news/00006944/ 2015年8月1日閲覧。 
  14. ^ “第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 山梨県、徳島県、愛媛県で代表決まる”. 日本サッカー協会. (2015年8月2日). https://www.jfa.jp/match/news/00006947/ 2015年8月2日閲覧。 
  15. ^ “第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 岡山県代表にファジアーノ岡山ネクストが決定”. 日本サッカー協会. (2015年8月9日). https://www.jfa.jp/match/news/00007026/ 2015年8月9日閲覧。 
  16. ^ “第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 沖縄県代表にFC琉球が決定”. 日本サッカー協会. (2015年8月12日). https://www.jfa.jp/match/news/00007061/ 2015年8月12日閲覧。 
  17. ^ “第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 佐賀県、宮崎県で代表決まる”. 日本サッカー協会. (2015年8月16日). https://www.jfa.jp/match/news/00007096/ 2015年8月16日閲覧。 
  18. ^ “第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 栃木県など1府5県で代表決まる”. 日本サッカー協会. (2015年8月22日). https://www.jfa.jp/match/news/00007180/ 2015年8月22日閲覧。 
  19. ^ “第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 47都道府県代表全て決定”. 日本サッカー協会. (2015年8月23日). https://www.jfa.jp/match/news/00007188/ 2015年8月23日閲覧。 
  20. ^ “第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦 横浜F・マリノス vs MIOびわこ滋賀 (マッチナンバー【40】) 試合の取り扱いについて”. 日本サッカー協会. (2015年9月9日). https://www.jfa.jp/match/news/00007362/ 2015年9月9日閲覧。 
  21. ^ “天皇杯4回戦組み合わせが決定!!J3町田は浦和と激突”. ゲキサカ (講談社). (2015年10月22日). http://web.gekisaka.jp/news/detail/?174653-174653-fl 2015年10月22日閲覧。 
  22. ^ “天皇杯ラウンド16の試合日時と会場が決定…浦和とJ3町田は熊谷陸で対戦”. サッカーキング. (2015年10月23日). https://www.soccer-king.jp/news/japan/emperorcup/20151023/362763.html 2015年10月23日閲覧。 
  23. ^ a b “第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 ラウンド16抽選会テレビ放送のお知らせ”. 日本サッカー協会. (2015年10月14日). https://www.jfa.jp/match/news/00007648/ 2015年10月14日閲覧。 
  24. ^ 第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 ベスト16組合せ抽選会を生中継!!”. NHKスポーツオンライン. 2015年10月15日閲覧。
  25. ^ 第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 準々決勝~決勝 マッチスケジュール (キックオフ時間、試合会場)決定』(プレスリリース)日本サッカー協会、2015年11月18日https://www.jfa.jp/news/00008019/2015年11月18日閲覧 
  26. ^ ガンバの連覇か、浦和の9年ぶり優勝か ~第95回天皇杯決勝へ~』(プレスリリース)日本サッカー協会、2015年12月31日https://www.jfa.jp/news/00008494/2016年1月1日閲覧 
  27. ^ “カギ握る先制点=G大阪-浦和で元日決勝-天皇杯サッカー”. 時事ドットコム. (2015年12月31日). http://www.jiji.com/jc/zc?k=201512/2015123000357 2016年1月1日閲覧。 
  28. ^ 浅田真樹 (2015年12月30日). “来季のためにも天皇杯を。無冠の浦和・ペトロビッチ監督が燃やす執念”. Sportiva. 集英社. 2016年1月1日閲覧。
  29. ^ a b “G大阪 長谷川監督“元日に戦える幸せ”最後の1冠奪取へ”. スポーツニッポン. (2015年12月31日). https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/12/31/kiji/K20151231011781180.html 2016年1月1日閲覧。 
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  31. ^ “ハリル監督が天皇杯視察「ガンバは勝つ資格あった」”. 日刊スポーツ. (2016年1月1日). https://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/1586787.html 2016年1月1日閲覧。 
  32. ^ “20針縫っても執念フル出場 流血の槙野が衝撃シーン振り返る「肉が見えていた」”. スポーツニッポン. (2016年1月2日). https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/01/02/kiji/K20160102011792660.html 2016年1月3日閲覧。 
  33. ^ “連覇のG大阪、「3度目の正直」で今季初タイトル”. 産経新聞. (2016年1月1日). https://www.sankei.com/article/20160101-ZKQCWKMNNVJCDEDGTMQQ4FCR7A/ 2016年1月3日閲覧。 
  34. ^ a b “G大阪、天皇杯連覇! パトリック2発でCS準決勝から浦和を連続撃破”. スポーツニッポン. (2016年1月1日). https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/01/01/kiji/K20160101011791520.html 2016年1月1日閲覧。 
  35. ^ a b “G大阪、パトリックの2発で連覇達成! 浦和との元日決戦を制す/天皇杯”. サンケイスポーツ. (2016年1月1日). https://www.sanspo.com/article/20160101-F3WPK34DFRLR7JH3KPIBNLZ6QM/ 2016年1月1日閲覧。 

外部リンク

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