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高錦昭應

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
高錦 昭應
基礎情報
四股名 荒木山 → 高錦 昭應 → 高錦 照雄
本名 荒木 昭應
生年月日 (1934-02-12) 1934年2月12日(90歳)
出身 熊本県飽託郡北部村(現在の熊本市北区)
身長 168cm
体重 152kg
BMI 53.85
所属部屋 高砂部屋
得意技 右四つ、寄り
成績
現在の番付 引退
最高位 西前頭11枚目
生涯戦歴 419勝418敗32休 (68場所)
幕内戦歴 65勝70敗15休 (10場所)
優勝 十両優勝2回
データ
初土俵 1949年5月場所
入幕 1957年1月場所
引退 1963年11月場所
備考
2019年7月15日現在

高錦 昭應(たかにしき あきまさ、1934年2月12日 - )は、熊本県飽託郡北部村(※現役当時、現・同県熊本市北区)大字鹿子木出身で高砂部屋に所属した大相撲力士。本名は荒木 昭應(あらき あきまさ)。身長168cm、体重152kg。最高位は西前頭11枚目(1957年9月場所)。得意手は右四つ、寄り[1]

来歴

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地元の中学校を卒業後、高砂親方(横綱前田山(※この当時は現役、引退後の1949年10月より親方業に専念))の勧誘を受けて高砂部屋に入門。1949年5月場所にて、15歳で初土俵を踏んだ。当初は「荒木山」と名乗ったが、「高錦」に改名すると才能が開花した[1]

その後、1956年3月場所で新十両に昇進。同場所では12勝3敗という好成績を収め、十両優勝を果たしている。以降も勝ち越しを続け、翌年1月場所で新入幕を果たした。そして、この場所から3場所連続で幕内での勝ち越しを決めた[1]

当時としては大柄の部類に入った150㎏台の体格を活かした寄りが武器であったが、脇の甘さや無欲な性格であった事が災いして大成できず、前頭1桁台への進出は叶わなかった[1]

現役晩年は幕下44枚目まで番付を落とし、1963年11月場所後、29歳で廃業[1]

廃業後は東京都内の企業に勤めていたが、やがて帰郷した。その後は熊本市で相撲料理店「ちゃんこ高錦」を経営していたが、2020年現在閉店している。

主な成績・記録

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  • 通算成績:419勝418敗32休 勝率.501
  • 幕内成績:65勝70敗15休 勝率.481
  • 現役在位:68場所
  • 幕内在位:10場所
  • 各段優勝
    • 十両優勝:2回(1956年3月場所、1961年3月場所)

場所別成績

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高錦 昭應
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
1949年
(昭和24年)
x x (前相撲) x 西序ノ口2枚目
8–7 
x
1950年
(昭和25年)
西序二段10枚目
6–9 
x 東序二段11枚目
9–6 
x 西三段目32枚目
7–8 
x
1951年
(昭和26年)
西三段目32枚目
7–8 
x 西三段目31枚目
7–8 
x 西三段目33枚目
8–7 
x
1952年
(昭和27年)
東三段目19枚目
5–3 
x 東三段目8枚目
3–5 
x 西三段目12枚目
5–3 
x
1953年
(昭和28年)
東三段目7枚目
6–2 
東幕下30枚目
3–5 
東幕下34枚目
5–3 
x 東幕下25枚目
5–3 
x
1954年
(昭和29年)
東幕下19枚目
5–3 
東幕下9枚目
4–4 
東幕下8枚目
3–5 
x 西幕下12枚目
4–4 
x
1955年
(昭和30年)
西幕下11枚目
4–4 
西幕下10枚目
5–3 
西幕下5枚目
5–3 
x 西幕下筆頭
3–5 
x
1956年
(昭和31年)
東幕下4枚目
6–2 
東十両22枚目
優勝
12–3
西十両10枚目
10–5 
x 西十両3枚目
10–5 
x
1957年
(昭和32年)
西前頭20枚目
8–7 
東前頭19枚目
8–7 
東前頭15枚目
9–6 
x 西前頭11枚目
7–8 
東前頭12枚目
休場[2]
0–0–15
1958年
(昭和33年)
西前頭21枚目
9–6 
西前頭17枚目
6–9 
西前頭19枚目
7–8 
東前頭20枚目
5–10 
東十両2枚目
6–9 
東十両8枚目
8–7 
1959年
(昭和34年)
東十両5枚目
8–7 
東十両4枚目
10–5 
西十両筆頭
10–5 
東前頭16枚目
6–9 
西十両筆頭
5–10 
東十両7枚目
7–8 
1960年
(昭和35年)
東十両8枚目
8–7 
西十両6枚目
8–7 
西十両6枚目
4–11 
西十両15枚目
9–6 
東十両8枚目
7–8 
東十両9枚目
8–7 
1961年
(昭和36年)
東十両7枚目
4–11 
西十両13枚目
優勝
12–3
西十両3枚目
5–10 
東十両9枚目
7–8 
西十両9枚目
8–7 
西十両6枚目
7–8 
1962年
(昭和37年)
西十両7枚目
8–7 
東十両5枚目
7–8 
東十両6枚目
5–10 
西十両10枚目
10–5 
東十両4枚目
6–9 
西十両6枚目
4–7–4 
1963年
(昭和38年)
東十両14枚目
8–7 
西十両9枚目
4–11 
西十両16枚目
5–9–1 
東幕下筆頭
1–6 
東幕下14枚目
0–2–5 
西幕下44枚目
引退
0–0–7
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

幕内対戦成績

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力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数
青ノ里 1 0 東海 2 0  天津灘 1 1 泉洋 2 6
大瀬川 3 1 大起 2 0 大ノ浦 3 0 大晃 2 2
小城ノ花 1 4 小野錦 2 1 海山 0 2 金ノ花 1 2
神生山 1 1 神錦 2 0 起雲山 1 1 北ノ洋 0 1
清恵波 2 1 鬼竜川 2 2 鯉ノ勢 2 1 潮錦 4 0
信夫山 1 0 常錦 3 0 鶴ヶ嶺 0 1 出羽錦 1 0
出羽湊 0 1 時津山 0 2 時錦 3 1 鳴門海 3 1
成山 0 3 白龍山 1 1 羽嶋山 0 3 羽子錦 0 2
緋縅 1 0 平鹿川 1 0 広瀬川 2 2 福田山 0 1
福ノ海 3 4 福乃里 0 1 双ツ龍 2 0  星甲 1 3
三根山 0 1 明歩谷 0 1  八染 2 4 吉井山 0 1
芳野嶺 1 2 若杉山 0 1 若瀬川 0 2 若秩父 0 1
若ノ海 0 1 若葉山 5 2

改名歴

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  • 荒木山(あらきやま、1949年10月場所 - 1955年3月場所)
  • 高錦 昭應(たかにしき あきまさ、1955年5月場所 - 1961年1月場所)
  • 高錦 照雄(たかにしき てるお、1961年3月場所 - 1963年11月場所)

参考文献

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e ベースボールマガジン社『大相撲名門列伝シリーズ(3) 高砂部屋』p22
  2. ^ 虫垂炎により全休

関連項目

[編集]