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1959年熊本県議会議員選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1959年熊本県会議員選挙
熊本県
1955年 ←
1959年4月23日
→ 1963年

改選数 58
選挙制度 中選挙区制
有権者数 1,056,839
選挙後の党派別勢力図

投票率 83.84%
  第1党 第2党
 
政党 自由民主党 日本社会党
獲得議席 44 5
得票数 499,230 60,504
得票率 70.42% 8.53%

選挙前熊本県知事

寺本広作
自由民主党

選出熊本県知事

寺本広作
自由民主党

1959年熊本県会議員選挙(1959ねんくまもとけんかいぎいんせんきょ)は、熊本県議決機関である熊本県議会を構成する議員を全面改選するために行われる選挙で、第4回統一地方選挙の前半戦投票日である4月23日投票が行われた。

概要

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熊本県議会議員の任期(4年)が満了したことによる選挙である。定数58議席に対し91人が立候補し、特に人吉市(定数1)では4倍の激戦となった。ただ一方で、6選挙区では定数と同じ候補者しか立候補せず、戦後の県議選では初となる無投票での当選者が生まれた[1]

55年体制の成立後に実施された初の県議選となったが、自社の二大政党制という構図だけでなく、県政レベルでは以下の3点にも関心が集まった[2]

  • 寺本知事与党の自民党県連派が過半数となる30議席を獲得できるか
  • 社会党が現有7議席を超えるか
  • 共産党が1議席を獲得できるか

基礎データ

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  • 選挙事由:任期満了
  • 告示日:1959年4月8日
  • 投票日:1959年4月23日
  • 議員定数:58名
  • 選挙区:24選挙区
  • 候補者数:91名

選挙結果

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党派別議席数と得票
党派 獲得議席 得票
得票数 得票率
自由民主党 44 499,230 70.42%
日本社会党 5 60,504 8.53%
日本共産党 0 1,755 0.25%
  無所属 9 147,463 20.80%
総計 57 708,952 100.00%
投票者数(投票率) 718,083 83.84%
有権者数 1,056,839 100.0%

出典:『熊本県の選挙50年の歩み』[3]

当選した議員

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 自由民主党   日本社会党   無所属 

熊本市 野上進 中村晋 沢田治男 櫛山弘
斉藤忠雄 西島春雄 倉重末喜 井上睦朗
瀬口龍之介 黒田博之 藤崎久男
八代市 柳田静雄 橋本盈雄 橋本清四郎
人吉市 吉鶴重吉
荒尾市 酒井善為 弥山貢
水俣市[4] 深水平 長野春利
玉名市 杉谷方茂 沼田一
山鹿市[4] 戸上第一郎
菊池市 隈田研吾 魚住一海
宇土市[4] 村田亮一
本渡市 松岡義昌
牛深市 西岡勝次
飽託郡 林田茂 岡本篤
宇土郡[4] 山田順基
下益城郡 園田清充 水田続 岩永雅敏
玉名郡 矢野幸雄 平川千吉 浦田勝
鹿本郡 堤吉之助 堀川光記
菊池郡 工藤誠一 江藤武彦
阿蘇郡 赤井俊政 北里栄雄 岩代晃 井農夫男
上益城郡 島田學 河端正誠 堀照雄 下田唯彦
八代郡 岩尾豊 増田英夫
葦北郡[4] 荒木富雄 田中典次
球磨郡 恒松良一郎 金子龍 岩本人志
天草郡上島[5] 小谷久爾夫 二神勇雄 蓮田敬介 岩崎秀之助
天草郡下島[4] 井上國男 田代由紀男

脚注

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  1. ^ 熊本県議会事務局 編 1979, p. 353
  2. ^ 熊本県議会事務局 編 1983, p. 354
  3. ^ 熊本県選挙管理委員会 1999, p. 443
  4. ^ a b c d e f 立候補者が定数内のため無投票
  5. ^ 4月16日に候補者1名が辞退したため無投票

参考文献

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  • 熊本県議会事務局 編『熊本県議会史 第六巻』熊本県議会、1983年。 
  • 熊本県選挙管理委員会『熊本県の選挙50年の歩み』熊本県選挙管理委員会、1999年。