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2005年東京都議会議員選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2005年東京都議会議員選挙
東京都
2001年 ←
2005年7月3日
→ 2009年

公示日 2005年平成17年)6月24日
改選数 127
選挙制度 中選挙区制
有権者数 10,082,864
選挙後の党派別勢力図

投票率 43.99% (減少 6.09%)
  第1党 第2党 第3党
 
党首 八代英太 海江田万里 山口那津男
政党 自由民主党 民主党 公明党
前回選挙 53 22 22
獲得議席 48 35 23
議席増減 減少5 増加13 増加1
得票数 1,339,548 1,070,893 786,292
得票率 30.7% 24.5% 18.0%

  第4党 第5党
 
党首 若林義春 山口文江
政党 日本共産党 東京・生活者ネットワーク
前回選挙 15 6
獲得議席 13 3
議席増減 減少2 減少3
得票数 680,200 181,020
得票率 15.6% 4.1%

各選挙区における最多得票の党派と議席獲得状況

選挙前都議会議長

内田茂
自由民主党

選出都議会議長

川島忠一
自由民主党

2005年東京都議会議員選挙(2005ねんとうきょうとぎかいぎいんせんきょ)は、2005年平成17年)7月3日に投開票が行われた東京都議会の議員を選出するための選挙である。

概要

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東京都議会議員選挙は、1965年の東京都議会自主解散で時期がずれたため、統一地方選挙で行われない3つの都道府県議会選挙の1つである(他の2つは茨城県沖縄県の議員選挙)。自民党と民主党による2大政党化が進むなか、無所属候補が半減し、政党間の対決構図が鮮明となる選挙であった。特に2003年の衆院選2004年の参院選で躍進した民主党は候補者を前回より大幅に増やして選挙に挑んだ。この都議会議員選挙の二ヶ月後に衆院選(郵政選挙)が行われたので、この選挙は衆院選(郵政選挙)の前哨戦になった。

選挙結果

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選挙の結果、自民党は第1党を維持したものの、現有議席を守れずやや後退した。民主党は現有19議席から議席を大幅に増やし、都議会で初めて第2党となった。公明党は候補者23名全員が当選したものの第3党に後退。共産党は2議席減、生活者ネットも3議席減など、2大政党化の流れが定着しつつあることが示される結果となった。

  • 投票日:2005年7月3日
  • 投票率:43.99%(投票者数:4,435,435名)[2]・・・前回(2001年)より6.09%減で1997年の選挙に次ぐ過去2番目の低さとなった。
党派別当選者数及び得票数[3][4]
党派 得票数 得票率 議席数 女性 新旧内訳
自由民主党 1,339,548 30.7% 48 3 38 0 0 10
民主党 1,070,893 24.5% 35 6 14 0 1 20
公明党 786,292 18.0% 23 2 14 o 0 9
日本共産党 680,200 15.6% 13 6 9 4 0 0
東京・生活者ネットワーク 181,020 4.1% 3 3 2 0 0 1
社会民主党 10,165 0.2% 0 0 0 0 0 0
  諸派 1 0 1 0 0 0
  無所属 4 2 2 0 0 2
合計 127 22 80 4 1 42

当選した議員

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 自民党   民主党   公明党   共産党   生活者ネット   無所属 

千代田区 内田茂 中央区 立石晴康
港区 来代勝彦 大塚隆朗 新宿区 秋田一郎 吉倉正美 大山とも子 猪爪まさみ
文京区 小竹紘子 増子博樹 台東区 服部征夫 中村明彦
墨田区 石井義修 桜井武 小沢昌也 江東区 山崎孝明[辞職 1] 木内良明 柿沢未途[辞職 2] 大沢昇
品川区 伊藤興一 田中豪 馬場裕子 佐藤裕彦 目黒区 伊藤悠 東野秀平 鈴木隆道
大田区 藤井一 遠藤守 松原忠義[辞職 3] 岡崎幸夫 世田谷区 桜井良之助[死去 1] 中嶋義雄 田代博嗣 三宅茂樹
鈴木晶雅 名取憲彦 神林茂 可知佳代子 田副民夫 後藤雄一 花輪智史 山口拓
渋谷区 大津浩子 村上英子 中野区 高倉良生 吉田康一郎 植木紘二 川井重勇
杉並区 松葉多美子 田中良 早坂義弘 吉田信夫 豊島区 長橋桂一 泉谷剛 矢島千秋
門脇文良 福士敬子
北区 大松成 曽根肇 高木啓 原田大 荒川区 鈴木貫太郎 崎山知尚
板橋区 橘正剛 古館和憲 坂本健[辞職 4] 土屋敬之 練馬区 石川芳昭 野上幸絵 高橋和実 松村友昭
熊木美奈子 山加朱美 山口文江
足立区 近藤弥生[辞職 5] 中山信行 友利春久 渡辺康信 葛飾区 野上純子 伊藤正樹 鈴木一光 樺山卓司
大西智 高島直樹
江戸川区 上野和彦 大西英男[辞職 6] 初鹿明博 河野百合恵 八王子市 東村邦浩 相川博 清水秀子 石森孝志
宇田川聡史 串田克巳
立川市 宮崎章 酒井大史 武蔵野市 松下玲子
三鷹市 吉野利明 伊沢桂子 青梅市 野村有信
府中市 比留間敏夫 備邦彦 昭島市 新藤義彦
町田市 真木茂[辞職 7] 小磯善彦 吉原修 小金井市 西岡真一郎
小平市 斉藤敦 高橋信博 日野市 古賀俊昭 村松美枝子
西東京市 石毛茂 山田忠昭 西多摩 臼井孝[辞職 8] 林田武
南多摩 小礒明 原田恭子 北多摩1 谷村孝彦 佐藤広典 倉林辰雄
北多摩2 大西由紀子 三田敏哉 北多摩3 遠藤衛 尾崎大介
北多摩4 山下太郎 野島善司 島部 川島忠一

補欠選挙

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2007年4月の補欠選挙は2007年東京都知事選挙に便乗する形で施行。

月日 選挙区 当選者 当選政党 欠員 欠員政党 欠員事由
2007年 4月8日 足立区選挙区 三原将嗣 自由民主党 近藤弥生 自由民主党 足立区長選挙立候補準備のため辞職
江東区選挙区 米沢正和 自由民主党 山崎孝明 自由民主党 江東区長選挙立候補準備のため辞職
江戸川区選挙区 田島和明 自由民主党 大西英男 自由民主党 第21回参議院議員通常選挙立候補準備のため辞職
大田区選挙区 鈴木章浩 自由民主党 松原忠義 自由民主党 大田区長選挙立候補準備のため辞職
板橋区選挙区 菅東一 自由民主党 坂本健 自由民主党 板橋区長選挙立候補準備のため辞職
世田谷区選挙区 西崎光子 生活者ネット 桜井良之助 公明党 死去
町田市選挙区 今村路加 民主党 真木茂 民主党 町田市長選挙立候補準備のため辞職

脚注

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注釈

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議員辞職
  1. ^ 江東区長選挙立候補準備のため、2007年3月19日付で辞職。
  2. ^ 不祥事引責のため、2008年2月12日付で辞職。
  3. ^ 大田区長選挙立候補準備のため、2007年3月19日付で辞職。
  4. ^ 板橋区長選挙立候補準備のため、2007年3月19日付で辞職。
  5. ^ 足立区長選挙立候補準備のため、2007年3月15日付で辞職。
  6. ^ 第21回参議院議員通常選挙立候補準備(比例区)のため、2007年3月15日付で辞職。
  7. ^ 町田市長選挙立候補準備のため、2006年2月10日付で辞職。
  8. ^ あきる野市長選挙立候補準備のため、2007年9月14日付で辞職。
議員死去
  1. ^ 2006年7月16日、死去。
注釈

出典

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  1. ^ 朝日新聞2005年6月24日付夕刊1面「都議選の立候補数」より
  2. ^ a b 都議会-投票結果 - ウェイバックマシン(2006年7月15日アーカイブ分)
  3. ^ 朝日新聞2005年7月4日付1面「党派別当選者」
  4. ^ 主要政党はどれだけ票を集めた(朝日新聞)